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›2008年05月24日

愛息ボノちゃんの巨体と思いを正面から受け止めたインリン様が、涙の引退!

Posted by TEAM-angle at 22:00 / Category: 【プ】ハッスル / 0 TrackBack

080524_Hustle-1.gif 24日、有明コロシアムで行われたハッスル・エンターテインメントの『ハッスル・エイド2008』。ハッスル上半期の天王山&新シリーズを迎える前の集大成となった今大会の詳細は、ナイガイモバイル☆バトルをご覧下さい。
 この日、3年半ものあいだハッスルで活躍し、高田総統からも「ハッスル最大の功労者」と最上級の評価を受けたインリン様が引退試合を行うことに。しかも相手は21万5000gの息子・ボノちゃん。にっくき男とのあいだに宿った子ながら、「子供には罪はない」と1人で産み育てることを決めたインリン様。しかし父のいない寂しさから、ボノちゃんは母とのあいだに確執が生まれてしまう。いつの間にか「可愛さ余って憎さ100倍」とばかりに憎しみ合うことになったこの親子に、いかなる結末が待っているのか……。
 チェーンとスワロフスキーで装飾された女王様風コスチュームで登場したインリン様は、突進してくるボノちゃんを気合いで止めてみせると、容赦ないMチ責め(=ムチ攻撃)を顔面に食らわしていく。さらに火事場のM字パワーを解禁し、何と上手投げでブン投げ、さらにキラー永田ばりのM字腕固め。
 すると会場に「ボノ、これで終わりなの? お前はこんなに意気地なしだったの?」というインリン様の心の声が響き渡る。ボノちゃんもベアハッグで反撃し、さらに串刺しボディプレス一発でインリン様はフラフラに。だが、懸命に立ち上がったインリン様は両手を広げて「ボノーッ!」と絶叫。
 ボノちゃんはまるで母に抱きつく子供のように、インリン様に突進していき、2発目の串刺しボディプレス! 大の字に倒れたインリン様から、再び「来なさい……ボノ。ワタシを超えてみなさい。今こそハッスルするのよ」という心の声が……。するとボノちゃんは号泣しながらも、その言葉に応えるように“ママ超えプレス”を落として3カウント!

080524_Hustle-2.gif 泣きながらインリン様を抱き起こし、「ママ、しっかりして。お願いだから目を開けて」と訴えるボノちゃんに対し、インリン様は弱々しい声で辛く当たったことを謝った上で「分かってね」と告げる。それを聞いたボノちゃんも涙ながらに母に謝る。だが、母は最後に「いい子よ。私の大事な宝物。ママはパパといつまでも見守っているわ。ボノちゃん、生まれてきてくれて……ありがとう……」と言って瞳を閉じた。
 「1人にしないで!」と号泣したボノちゃんは、そのまま母を抱きかかえて静かに退場。するとスクリーンでは3年半に渡るインリン様(&ニューリン様)の活躍が次々に映し出される。その中には恐らく出番前と思われる試合用コスチューム姿で緊張している感じのインリン様が、最後にカメラを見てニコッと微笑む姿も映し出された。
 VTRが終わると、場内からは“アンコール”を望むようなインリンコール&手拍子が起こる。すると、インリン様……ではなく、インリン様という大役を演じきったインリン・オブ・ジョイトイさんがフラフラになりながら客前に登場。泣きながらムチを振り回して観客の声援に応えたインリンさんは、最後深々と一礼してバックステージへと消えていった。インリンさんは最後の最後まで、素晴らしいハッスラーぶりを見せてくれた。

080524_Hustle-3.gif セミでは店(=居酒屋わたる)の権利書を賭けて坂田とサップが激突。腰へのハンマー攻撃やカナディアンバックブリーカー、BBBオメガなどで坂田が爆弾を抱えている腰を集中的に攻撃していったサップ。
 しかし坂田はドロップキックで吹っ飛ばされても、ビーストボムで叩き付けられても、カウント2でキックアウトしてみせる。さすがに焦りだしたサップが闇雲に突進すると、坂田はカウンターのスーパーキック。さらにサップの巨体をボディスラムで見事に投げていった坂田は、渾身のスーパーキックで大逆転勝利!
 すると試合後、スクリーン下に高田総統がご光臨。サップを倒した坂田が「次は高田、お前だ。お前に勝って必ず天下獲ってやる!」と叫ぶと、総統は「お前にとって天下を獲るって何だよ? 一夫多妻かよ? だからアホの坂田って言われるんだよ。まぁいい。かねてからハッスルのナンバー1を決めるトーナメントを考えている。これを見ると、そろそろ機が熟してきたようだな。言っておくが、このトーナメントはそんじょそこらのトーナメントとはワケが違うぞ。アホの坂田、そこまで言うのならまずこのトーナメントを勝ち上がってきたらどうだ?」と言い出す。
 何でもこのトーナメントに優勝した者には、総統が望みを何でも叶えてくれるという副賞がつくとう。「栃木でのハッスル開催」が望みの川田、「Tシャツ&軍パンではなくもっと司令長官らしい新コスチュームが欲しい」という望みのアン・ジョー(これは総統が6月の後楽園大会で叶えてくれるらしい)、「二等兵から三等兵に昇格したい」という望みの島田らが、次々にトーナメント参戦を表明。
 初めはハッスル軍同士も対戦する可能性があるということで渋っていたハッスル軍だったが、「イケメンの彼氏が欲しい」という望みのチエ、「冠番組が欲しいなどなど」が望みのRG、「誰が一番強いのか決めればいい」と言いながらも、RG曰く本音は「ノア参戦」が望みのKUSHIDA、そして「モンスター軍解散」が望みの天龍もトーナメント参戦を決意。坂田も「高田との対戦」という望みを叶えるためトーナメント出場を表明した上で、総統に向かってベルトを用意するように要求。
 「私が用意する以上、アルファベットが3つ、4つ付いたようなベルトとは違うぞ」とニヤリと笑った総統は、「チャンピオンと言っても、強いだけじゃダメ。面白いだけじゃダメ。もちろん、歌えるだけでもダメ。総合的な力を必要とされる“ハッスラーNo.1”を決める」このトーナメントを『ハッスルGP 2008』と名付けた。

080524_Hustle-4.gif 川田をプロレスラーとして超えるため、川田からの刺客である鬼怒川三人衆を撃破し、ようやく川田とのシングル戦までこぎつけたHG。戦前は「芸人としてなら勝負してやる」と言っていた川田だったが、HGが「負けたらハッスル追放」という条件を飲んだこともあり、試合前に改めてHGの覚悟を確認する。
 HGは「覚悟がなかったらこんなとこにいませんよ!」と言って突進したが、川田はフロントキックで迎撃。さらにスピンキックを叩き込むと、一気に抱え上げてラストライド気味にデンジャラス・パワーボムで叩き付けてアッサリと3カウント。
 まさかの秒殺負けを食らったHGに対し、川田が「お前、芸人としてもプロレスラーとしても終わったな。ハッスルにはRGがいればいいんだよ」と屈辱的な言葉を吐きかける。すると一旦はマイクを手にしたHGだが、何も言わずにマイクを投げ捨て、何と自らマスクをはぎ取っていった! プロレスラーのHGでも、芸人のレイザーラモンHGでもなく、素顔の住谷正樹となって川田を睨み付ける。
 場内騒然とする中、厳しい表情で無言のまま立ち去る住谷。すると総統がスクリーンに登場し、「腰フリよ、残念だったな。追放だ、追放。芸人としては1mmも認めていないが、洗脳能力は少しは評価しているんだよ。……ちょっといいことを考えついたぞ。これをやればいいことが起こりそうだ」と謎の予告。HGがどうなってしまうか気になるところだが、リング上では5・13後楽園大会のエンディングで突如乱入し、ハッスル軍と乱闘を繰り広げた大阪プロレスのゼウスが再び現れ、今度は川田を襲撃! フライパンで川田を殴り飛ばし、鬼怒川三人衆を蹴散らしたゼウスはフライパンをひん曲げると、「このゼウス様がハッスルの世界を全部破壊したるわ! これがホンマのバッドラックや」と捨て台詞を残して去っていった。
 インリン様引退、銀河軍団も一時解散、HG追放、ハッスルGP 2008開催決定と、新シリーズ突入に向けて大きく動き出したハッスル。まさにこの『ハッスル・エイド2008』は、今後のハッスルにとって大きな分岐点となる大会だった。

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