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›2008年06月17日

鈴木と縁のあるレスラー総登場の20周年記念大会。「すべての人にありがとう」

Posted by TEAM-angle at 23:34 / Category: 【プ】サミットシリーズ・合同興行 / 0 TrackBack

080617_Suzuki-1.jpg 17日、後楽園ホールで行われた鈴木みのるデビュー20周年記念大会『風になれ ~SUZUKI MINORU 20×2th Birthday Party~』。この日が40歳の誕生日でもある鈴木の記念大会には、超豪華メンバーが終結! その全試合の一部始終&試合後のコメントはナイガイモバイル☆バトルをご覧下さい。
 鈴木が40歳&レスラー生活20年の節目に戦う相手として選んだのは、盟友の高山。高山も脳梗塞による長期欠場から復帰して以来、この試合でついにトップ選手とのシングル戦を解禁。中村あゆみさんの生演奏&生歌による『風になれ』で入場してきた鈴木と、南側客席の中腹からのっしのっしと堂々入場してきた高山。
 約5年ぶりの一騎打ちは、いかにもこの2人らしい蹴りや関節技のUWFスタイルから、思い切り張り手を見舞ったり、エルボーを叩き込んだり、グーパンチで殴ったりといった痛みの伝わるスタイルまで。何度も鈴木の頭を殴られた高山だが、そこは帝王らしく逃げることになく正面から受け止めた。最後は鈴木がロープ越しのスリーパーを決めて、高山の巨体をリング内に引きずり込むと、そこから逆落としで叩き付けてのスリーパーで勝利。
 試合後、鈴木は「高山、イテーよ。高山、この試合を受けてくれて本当によかったと思う。本当にありがとう。いまさ世の中にいろんな種類のプロレスがあるじゃねぇか。でも俺とアイツにしか出来ないプロレス、これがプロレスだっていうのが出せたんじゃないかなって、ちょっとだけ思う。アイツと最初組み始めたとき、倒さなければいけない、本当にムカつく奴がいたから、組み始めたんだけど、これから先まだぶっ飛ばしたい奴とか、ムカつく奴とか、共通の敵が現れたら、一緒にぶっ飛ばしにいこうぜ! なぁ高山!」と高山に向かって語りかけた。さらに鈴木は……

 「20年ってあっという間だよ。何か色々カッコイイこと言おうと思ったけどさ、あのこの20年の中でいろんな人と出会って、いろんな人と別れて、それから金丸、長谷川っていう仲間の死もあって、そういう色々なものの上に、今立って生きてるんだっていうのは感じます。20年は終わったちゃったから、21年目の鈴木みのるっていうのは、まだまだムカつく奴もいるし、まだまだぶっ飛ばしたい奴もいるし、勝ってない奴もいるし、戦ってない奴もいるから、片っ端からブン殴りに行こうかなと思います。
 あと最後に1個だけ。アゴが痛いから帰りたいんだよ。ガラじゃないし、普段こんなこと言わないし、今日は勝って後楽園のお前らの顔を見てると、そっから思うことが1つあります。今日という日を迎えることが出来て、すべての人にありがとうございました! また会おう。バイバイ」と、何とも鈴木らしいマイクアピールで締めくくった。

080617_Suzuki-2.jpg 高山に殴られた左頬をさすり、「イテーよぉ」と言いながらインタビュースペースに現れた鈴木は、本格的に戻ってきた高山を肌で感じた感想を「(完全復活を)見せつけ過ぎだよ。十分わかりました。ハイ、強いです。痛いです(笑)」と言って苦笑い。
 また、鈴木みのるのレスラー&格闘家生活の歴史の中で、絶対に外すことの出来ないモーリス・スミスと行った5分間のエキシビジョンマッチでは、エキシビジョンにもかかわらず、大一番の時にしか着用しない白装束(全身白のコスチューム)で登場。元はといえばこれもスミス戦がキッカケ。お互い笑顔を交えながら、軽く打ち合っていtが、残り1分のところで鈴木が突如スミスを蹴って「来いよ!」と挑発。
 これでスミスの表情もさっと変わり、わずか1分ほどだったが、かつての死闘の一端を垣間見るような攻防を見せてくれた。エキシビジョンが終わると、また両者笑顔で握手。メイン終了後、鈴木は「(感慨深いものは)最初はなかったんだよ。でもやりながら『あ~、そうそう。こんな感じ』って思い出した」と笑顔で語った。
 ひと通りコメントを終えた鈴木は、観客から受け取った花束を手にして「似合わないだろ?」と報道陣に問いかけると、「痛いのに気持ちいいって、やっぱりプロレスラーって変態だな」と言って、一旦控室に。その後、愛娘が誕生日ケーキを持って現れると、再び報道陣の前に戻ってきて、愛娘に頬にキスするようにお願い。照れながら娘さんが鈴木にキスをすると、ケーキのロウソクを一気に吹き消し、指で生クリームをすくってペロリ。そして「もういいでしょ。アゴが痛いんだよぉ」と殴られた頬をさすりながら、満足そうな表情で再び控室へと入っていった。

080617_Suzuki-3.jpg セミでは現在鈴木とのユニット『GURENTAI』として全日本マットで暴れているNOSAWA&MAZADAが、鈴木がノア参戦時にパートナーを務めていた丸藤がタッグを組み、サスケ&TAKA&カズという初期みちのくプロレストリオと対戦。この試合は田中リングアナがリングアナを務め、会場を沸かせた。
 丸藤&東京愚連隊は驚くほどスムーズな連携を披露。しかも鈴木の舎弟分である論外は、この日大人気! 論外コールにご機嫌な様子で応える論外はカズを捕まえて、丸藤を加えた抜群の連携技で追い込んでいく。
 何とかカズも脱出し、サスケにタッチ。サスケはサスケスペシャルVer.2.5やサスケスペシャルX Ver.10.2(ものまね禁止)などで反撃。さらに次々い選手たちがプランチャを発射する中、サスケをケブラーダを発射。さらに論外が丸藤を使って攻撃するもカウント2だったことに腹を立て、あわや仲間割れかとなると、カズが丸藤の目の前で論外に不知火を決めていく。
 これに怒った丸藤はカズに掟破りのファイナルカット。さらに論外もTAKAにROD(論外・オブ・ドライバー=みちドラII)を決めていくと、続いて丸藤が本家・不知火を決め、そこに論外がちゃっかり超高校級ラ・マヒストラでTAKAを丸め込んでフォール。
 なんだかんだ言って最後も連携といえば連携攻撃で勝利した丸藤+愚連隊。試合後論外とMAZADAは丸藤に「Tシャツ送るから」とGURENTAIに勧誘。丸藤もまんざらじゃない様子で、最後は「鈴木みのる様様だね。長いモノには巻かれろで」と言って3人で控室へと消えていった。

080617_Suzuki-4.jpg 第4試合のバトルロイヤルには鈴木が格闘家から再びプロレスラーとなって暴れ回ってきた各団体のレスラーが総出演! 最初は新日本、全日本、ノア、ハッスルの若手対決だったのだが、鈴木との対戦が話題を呼んだ女子レスラー・風香、風香を狙って現れた佐藤光留(メイドバージョン)、そして鈴木の登場がマッスル史上最大の衝撃だったマッスル坂井。さらに鈴木の後輩である冨宅、全日本マットでのつながりがあるTKEMURAとYASSHI。
 そしてディーノと蝶野……ではなく、蝶野三四郎(高木三四郎)。さらに鈴木にはあまり関係ないがジャンボ鶴田……ではなくジャンボ菊(菊タロー)、そして鈴木とはある意味因縁深い前田日明……ではなく荒谷日明(荒谷望誉)といったメンバーが次々に登場!
 股間を触ってあるものがないということで、風香がディーノにオーバー・ザ・トップルールで落とされたり、禁断のマッスル(坂井)とハッスル(KUSHIDA)の初遭遇があったり、24歳の誕生日を控えた内藤が胴上げで落とされたり、ディーノのキスで太田が失神TKOしたり、荒谷さんが目をセロハンテープで止めて前田のタレ目を再現したりと爆笑の連続の中、最後に残ったのは坂井とYASSHI。
 YASSHIがイスを坂井に振り下ろそうとした瞬間、場内が暗転し葉加瀬太郎の『エトピリカ』が流れ出す! まさかの“マッスルの世界”へ突入! スローモーションでイスを振り下ろされた坂井だが、スクリーンには「成長した姿を鈴木さんに見てもらうんだ」という坂井の“心の声”が流れ、坂井はキックアウト! 逆に坂井がイスで攻撃し、YASSHIを押さえ込むと、今度は「プロレスを続けていく上で俺の体は小さすぎる。このバトルロイヤルの賞金で無敵の体を手に入れるんだ!」というYASSHIの“心の声”が聞こえ、キックアウト。そこからYASSHIが玉砕(=股間掴み)を決めると、普段のマッスルでは趙雲が担当する刀を持って乱入する役目を、何とUWF出身の冨宅が担当!
 YASSHIを斬ったあとに、坂井を斬り、さらに自ら切腹して自害した冨宅。これぞ趙雲の奥の手である“泣いて馬謖を斬る”ならぬ、“冨宅の泣いてbrotherを斬る”! マッスルを知らない人には分かりにくいフィニッシュだったかもしれないが、マッスルを知っている人には爆笑モノの大オチだった。この結果、YASSHIの上に覆い被さっていた坂井が優勝。
 優勝した坂井には100万円分の商品券に値する“鈴木みのると対戦できる券”(どちらかが死ぬまで有効)がプレゼントされた。坂井は試合後「冗談抜きで、これは自分の宝物。またレスラーとしての壁にぶつかった時は鈴木さんと戦わなくてはいけない時が来ると思うんで、じっくりタイミングを考えて、鈴木さんに真っ向からぶつかっていけるような時に使いたいと思います」と語り、鈴木は「(マッスルでの一騎打ちは)相談には乗ります。出るか出ないか決めるのは俺。面白かったら出るし、面白くなかったら出ない」と語った。

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