プロレス、格闘技、IT、デジタル、iPod、Macなどの情報をお伝えするウェブマガジン[angle JAPAN]

›2008年07月08日

佐藤がブアカーオに完全KO勝ち!10・1準決勝でついに魔裟斗vs佐藤が実現

Posted by TEAM-angle at 03:00 / Category: 【格】K-1 MAX / 0 TrackBack

080707_K1MAX-1.jpg 7日、日本武道館で行われた『K-1 WORLD MAX 2008 -World Championship Tournament- FINAL8』。MAX世界トーナメント準々決勝4試合に加え、新設されたライト級(60kg)やYOUTHの試合なども組まれた今大会全試合の詳細と、試合後のコメントはナイガイモバイル☆バトルをご覧下さい。
 試合前の紹介VTRでは、1回戦の試合後魔裟斗が「次は佐藤かな。ぶっ倒してやるよ」と言い放ったシーンが映し出される。さらにその様子を佐藤がリングサイドから見ていたにもかかわらず、背後の女性ファンが「魔裟斗が勝つよ」と叫ぶと、佐藤が「俺が勝つよ」と言い返したシーンに場内がどっと沸いた。
 打倒魔裟斗&世界トーナメント制覇を掲げている佐藤としては、昨年魔裟斗が勝ったブアカーオにここで負けるわけにはいかない。佐藤は前半ブアカーオのパンチを防御するシーンが目立った。だが、表情はまったく焦りや戸惑いは見られない。
 2Rに入ると佐藤が得意のローキックを軸に、パンチの連打やヒザを出しながら前へ前へと出て行く。これまでは下がる場面が多く、ひたすらローしか出さないことが多かった佐藤だが、この日の佐藤はブアカーオと互角以上のパンチの打ち合いを展開。この予想外の展開にブアカーオは2Rで力を出し切ってしまったのか、3Rに入り珍しく表情にまったく余裕がない。
 佐藤がガンガンパンチとローを打っていくと、徐々にブアカーオの手数が減っていく。そしてローでブアカーオが棒立ちになったところへ右ストレートを叩き込むと、何とあのブアカーオが前のめりに倒れ、初のKO負け! 魔裟斗ですら判定でしか勝てなかったブアカーオに佐藤が完全勝利した瞬間、場内は一気に沸き上がった。

 そのままメインの魔裟斗の試合をリングサイドから見つめていた佐藤だが、インタビュースペースでは勝因を「作戦がうまくいったのと、ついていたのと両方です。ついてる、ついてると言っているとそのうち奇跡が起きるんですよ。最近もらったCDにそういうのがあって、僕単純なので、そういうのを信じちゃうんです」と笑顔で語った。
 メインでは魔裟斗がドラゴのハイキックやスピンキックをことごとくかわしてみせた上、3Rの最後までスピードのあるパンチのコンビネーションを打ち続け、仮想サワーのドラゴを封じ込めて勝利。佐藤はその魔裟斗を「速いし、コンビネーションもいい。トータルバランスがよくて、まさにK-1のために生まれてきたような戦い方ですね。でも僕は魔裟斗という選手じゃないので。佐藤嘉洋のK-1に適応するスタイルで精度を上げていきます」と語った。
080707_K1MAX-2.jpg 一方、ドラゴを下した後、リング上から佐藤に向かって「いやいや、ついに来たね。10月1日、佐藤選手。ガチガチ倒し合いでいきましょう。そしてその後に俺はまたアンディ・サワーに勝ってチャンピオンになる。ガチガチ打ち合って盛り上げようよ、MAX」と語りかけた魔裟斗は、インタビュースペースでも「盛り上がるでしょ、日本人対決は。(リング上では佐藤に)ガチガチにいくからよろしくって(言いました)。お互いのプライドを賭けた戦いにしようと。でも俺は2試合絶対やらなきゃいけないんで」と語り、魔裟斗の中では佐藤ときっちりと決着をつけた上で、サワーに雪辱して優勝という青写真が出来上がっているようだ。目指すは、その先にあるアメリカ進出か。

 谷川EPは「10月はものすごいチケットが売れる気がします。嬉しいです(笑)。僕は魔裟斗選手と佐藤選手は五分五分だと思う。魔裟斗選手にとってはアンディ(サワー)よりやりづらいんじゃないかな。精神的には魔裟斗選手が上だけど、魔裟斗君にとっては一番異種格闘技戦になるんじゃないかなという試合。今日の佐藤なら(魔裟斗は)危ない。魔裟斗君にとって(佐藤は)背が高い、リーチ、懐が違うし、リズムが違う。ドラゴやサワー、クラウスとは噛み合うし、その中から魔裟斗君の技術と実力は世界レベルだけど、佐藤は異色なファイター。魔裟斗君にとってはセーム・シュルトと戦うような感覚ににるんじゃないかな。決してやりやすくないと思いますよ」と魔裟斗の苦戦を予想。佐藤がこの日のブアカーオ戦のような強さをみせれば、魔裟斗超えの可能性も十分あることを示唆。
 昨年までは準々決勝~決勝までを1日で行ってきたが、今年から<準々決勝>と<準決勝&決勝>を2大会に分けた。そのため10・1魔裟斗vs佐藤の初対決は、(調整に失敗さえしなければ)お互いノーダメージの状態で行われるわけだ。史上初のスリータイムチャンピオンを目指すサワーも、この日の試合を見る限りは磐石の備え。ファンにとってはもちろん、主催者サイドにとっても嬉しい悲鳴をあげちゃうくらいの好展開になってきた。

080707_K1MAX-3.jpg また、新設されたライト級(60kg)は、確かにMAX(ミドル級)以上のスピードは見せたものの、3試合とも爆発することなく終わってしまった感じ。ライト級のエースである大月も入場パフォーマンスやノーガードでの挑発などで、何とか試合を盛り上げようとしたが、得意の爆腕で仕留めるまでにかなり時間がかかってしまった。
 試合後、リング上では「20点くらい」と納得いかない様子で語っていた大月は、インタビュースペースで「手応えはメチャクチャありましたけど、(ドゥージャは)頑丈な奴というか、精神的に強い。軽量級とはいえK-1。倒さないと盛り上がらないと思うので、防御よりも攻撃重視のスタイルの人間が集まれば」と、軽量級らしいスピードで動いて、K-1らしくキッチリKOというのが、ライト級を定着させる要因だと分析。
 そのことに関して谷川EPは「すごく可能性は感じたけど、反省すべきは私。いま60kg級っていうのは、対戦相手のデータが入らなくて、プロモーターの話と身長、体重、戦績で選んでしまった。もっと勝った、負けたじゃなくて、噛み合うような、彼らのいいところを出せるような相手を選ばなきゃいけないと反省しています」と、マッチメークのせいでライト級の魅力を最大限にアピールできなかったことを反省しきりだった。

【angle JAPANは休刊中。プロレス・格闘技のニュースや試合リポートは下記のサイトで!】
btln-banner_468-60.gif