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›2008年07月13日

破壊王メモリアルで大地君がプロレスラーになる宣言!FMWも1試合限定復活

Posted by TEAM-angle at 18:56 / Category: 【プ】ZERO1-MAX(ZERO-ONE) / 0 TrackBack

080713_Zero1Max-1.jpg 13日、ディファ有明で行われたZERO1・MAX『ZERO1☆生LIVE あつい 煩悩0 それがゼロワン』。田中将斗のデビュー15周年記念試合と、橋本真也さんの追悼メモリアル大会であったこの大会。全試合、全イベントの詳細はナイガイモバイル☆バトルをご覧下さい。
 ZERO1・MAXの前身ZERO-ONEの創始者である橋本真也さんが亡くなって、早3年。第2部で行われた橋本真也メモリアルイベントのメインはZERO1スペシャルバトルロイヤル『爆笑宣言』。田中似のマスクマン・ダダンガンや大谷似のザ・グレート・オオタニシンジロウほか、ZERO-ONEの歴史には欠かせない白覆面やゼブラーマンら14選手が参加した時間差バトルロイヤル。
 途中で出てきた、愛と美と格闘の女神Y様は「暇でモテないプロレスファンの諸君、ワタシが愛と美と格闘の女神Y様こと唯我様よ」と、アッサリ正体を明かしたり、『ザ・スコアー』に乗って入ってきたグラサーモンケリーなる背広姿のマスクマンは金で選手に負けるよう買収したりと、何だかワケわからない展開へとなっていき、最後はG・オオタニシンジロウがグレート・フジタ2号をスパイラルボムで下し、バトルロイヤルに優勝。
 そして大谷晋二郎に替わり、このG・オオタニシンジロウが「橋本さんは本当に子供のような無邪気な人だったと、大谷晋二郎から聞いています。そんな橋本さんがこのバトルロイヤルを見たらどう思っているでしょうか。バカなことやりやがってと笑っていると思います」と挨拶すると、橋本さんのお子さんたちと、かつて引退寸前だった橋本さんに復帰を決意させた、あの“折り鶴兄弟”をリングに上げ、「なんだかバタバタしていますが、このバタバタ感がゼロワンらしくて橋本さんも喜んでいると思います」と言ってから、3、2、1、ゼロワン! ウ~マックス!を唱和した。

080713_Zero1Max-2.jpg このほかにも橋本さんと縁のある人物を招いてのトークショーも行われたのだが、三田キャスターが司会を務めたこのトークショーに出演したのは、橋本さんが「オヤジ」と呼んで慕った永島勝司氏、橋本さんの長男である橋本大地君、そして橋本さんの入場テーマ『爆勝宣言』を作曲した鈴木修氏の3人。
 「あんなにも豪放磊落な奴がこんなに早く逝くとはねぇ」としみじみ語った永島氏は、時には激しくやり合った橋本さんとの数々のエピソードを明かした上で「アイツは口でプロレスやるタイプなんで、腹で思っていることは全然違うんですよ。腹の中ではすごい優しい奴なんだ」と嬉しそうに語った。
 さらにこの日が初対面となった大地君には、「やっぱり似てるなぁ。太るなよ(笑)」と声をかけると、橋本さんがトニー・ホームに勝つため中国修行に向かった際、すぐに寂しくなって当時の彼女だった大地君のお母さんを呼び寄せたのだが、その飛行機代の領収書を会社(新日本)で切ったという、何とも橋本さんらしい話を大地君に聞かせた。
 続いてスクリーンでZERO-ONE時代に行われた記者会見映像を上映。当時UFO所属だった村上が、ZERO-ONE道場に殴り込んで大谷を血ダルマにし、小川直也と思われる白覆面と共に逃走すると、なぜか橋本さんが東スポの記者に八つ当たりしたり、伝説となった長州力との“コラコラ問答”がノーカットで流れると、会場は大爆笑! 決して笑わせるつもりでやっているわけではないのだが、いま見ても橋本さんが何とも言えないいいキャラクターで、ついつい笑ってしまうのだ。

080713_Zero1Max-3.jpg プライベートでも橋本さんと親交があった鈴木氏は、人一倍入場曲にこだわりがあったという橋本さんと衝突しながら、ようやく完成させた『爆勝宣言』に関して、生前の橋本さんとアントニオ猪木の『炎のファイター』を超えるようにパワーアップさせる約束をしていたという。だが、約束を果たせぬまま橋本さんは亡くなってしまったため、鈴木氏はその無念さで1年間くらい楽器に触れることも出来なかったそうだ。鈴木氏は橋本さんが亡くなって3年経ったいま、その時の約束を果たすために『爆勝宣言』のオーケストラバージョンを制作。
 完成したこの曲を大地君に贈呈すると、「いずれはこの曲で入場してきてほしい思いはある」と声をかけた。大地君は偉大なるレスラーだった父が愛用してきたテーマ曲だけに、「これを使っていいのかなと」と戸惑っていたが、三田キャスターから「でも将来はプロレスラーになりたんですよね?」と聞かれると、力強く「もちろん!」と答えた。あと何年後かには『爆勝宣言 -活-[オーケストラバージョン]』に乗って、リングに立つ破壊王二世の姿が見られそうだ!

080713_Zero1Max-4.jpg 第1部のメインでは田中将斗デビュー15周年記念試合として、田中とリッキー・フジがタッグを組み、黒田と今年いっぱいで引退を表明しているミスター雁之助がタッグを組み、ストリートファイトマッチで対戦するFMWメモリアルマッチが行われた。
 煽りVでは田中へのインタビューを挟みながら、大仁田厚が旗揚げしたFMWという団体を改めて振り返る。「大仁田さんの引退後は、FMWは潰れると思っていた」という田中だが、ハヤブサらと共に新生FMWを支えた。しかし、その後無念の崩壊。それでも苦楽を共にした仲間たちとはいまでもつながっているという田中が、今回のメモリアルマッチ実現にこぎつけた。
 ストリートファイトマッチというFMWの象徴的ルールで激突した4選手。雁之助だけはいつも通り、鬼神道パンタロンにチーム・ノーリスペクトTシャツ姿だったが、Gパン&Tシャツの選手たちが戦う場はリング上だけではない。雁之助が田中を場外に出て田中を引きずり回していけば、田中も花道に出てイスを持ち、雁之助にもイスを渡してチャンバラを始める。黒田もステージにリッキーを連れて行って、ステージダッシュラリアット。
 そしてテーブルを場外にセットし、その上に雁之助を乗せた田中は、コーナーからのスーパーフライで雁之助もろともテーブルを真っ二つに。そのテーブルの鉄枠の部分を使って、黒田がリッキーに急所攻撃を見舞えば、田中がテーブルの破片で殴打していき救出。そして同時カミカゼをお見舞いした田中が雁之助と場外にやり合っていると、その間に黒田がラリアットを叩き込んでリッキーをフォールして勝利した。

080713_Zero1Max-5.jpg 試合後、田中が「今日はどうもありがとうございました。FMWで今まで生きてきた人間というか、FMWがなくなってからは袂を分かった4人ですけど、ミスター雁之助が今年で引退するみたいなので、また1人俺たちの仲間が去ろうとしています。今日やってみて、まだまだ出来ると思うから、引退するまでにまだまだ俺とやってください」と雁之助に向かって語りかける。
 これを聞いた雁之助は「田中、素直にありがとう。そして15周年おめでとう。見ての通り付いていくのがやっとです。FMWからは田中みたいな素晴らしいレスラーが出てきたのが誇りです。メジャーもインディーもないぞ。これからも頑張って! 今日はどうもありがとうございました」と応え、最後は4選手が全員で腕をあげて観客に声援に応えると、それぞれ握手をかわして健闘を称え合った。1試合だったが、ZERO1・MAXのリングで“あの頃”のFMWが蘇った。

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