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›2008年07月19日

試合数、盛り上がり、動員、乱闘がパワーアップしたTHE OUTSIDER第弐戦!

Posted by TEAM-angle at 22:27 / Category: 【格】RINGS・THE OUTSIDER / 0 TrackBack

080719_Outsider2-1.jpg 19日、ディファ有明で行われたリングス主催の『THE OUTSIDER第弐戦』。好評だった前回大会以上に盛り上がった今大会の詳細は、ナイガイモバイル☆バトルでご覧下さい。
 現役引退後のリングスではトレードマークになっていた赤いブレザーを、久しぶりに復活させた前田日明リングスCEO。今大会はマッチメークなどの部分で多少トラブったようで、いきなり第1試合から友人であり、練習仲間同士の“瓜田の右腕参上”高橋選手と“薬物からの生還”トオル選手が対戦することに。いざ試合になると両者全力でぶつかり合い、その結果判定で高橋選手が勝利。試合後、高橋選手は「今までのいきさつを知っている人はアレですけど、自分たちは仲間同士です。でも魂のぶつかり合いのような試合が出来たと思います」と挨拶した。
 また、その2人とも練習を共にし、前回大会は瓜田選手と激しい打撃戦を展開したaym-jet選手が、試合前のドクターチェックで「試合が出来る健康状態ではない」と診断され、急遽試合が中止になるトラブルに。“関東最強ホスト”の肩書き通り、ホストに先導され、ドンペリ片手に入場してきたアユム選手との対戦という興味深いカードだっただけに残念だったが、aym選手は「次は宇宙で戦います」と悔しそうに挨拶した。

080719_Outsider2-2.jpg 前回大会では第1試合からきなり乱闘が起こったが、今大会でも乱闘が発生! 第4試合で“関東襲撃 駿河の鉄板”増田選手と対戦した、“横濱ギャング連合 ハマの狂犬”黒石選手は試合前から肩で風を切り、拳を振り回しながらゴングを待つ。そしてゴングが鳴った瞬間、増田選手に向かってダッシュ。奇襲攻撃を仕掛けていったわけだが、これを受け流した増田選手はカウンターのパンチを叩き込む。これがクリーンヒットし、黒石選手は失神KO負け!
 黒石選手がまさかの秒殺負けを喫した瞬間、応援に来ていた横濱ギャング連合のメンバーが一気にリング上に乗り込んできた! すぐに立会人の村上やエンセンもリングに上がって事態を収拾しようとするが、なかなか収まらず。ついに前田CEOもリングに上がってくると、ようやく乱闘は収まった。人数が多かったこともあって、乱闘の規模や迫力も前回から大幅パワーアップした感じだった。
 このほかにも応援団が熱くなるシーンは何度かあったが、乱闘に発展するようなことはなかった。大会終了後、前田CEOは赤いブレザーを着てきた理由を「揉めた時に目立って、赤いのが主催者でコラッって言われたら退場させられるって分かるからね」と説明。早くもその効果が証明されたわけだ。

080719_Outsider2-3.jpg 前回大会でそのキャラクターと予想外の強さで観客のハートを掴んだ“リアルサラリーマン”酒井選手が再び登場。今回は背広姿ではなく、ブルース・リーの格好で登場。試合前ズボンを脱いだ酒井選手は、何と白いステテコ姿で試合に挑む。
 今回の相手は“闇伝説今宵復活 池袋弐双龍の龍帝”SHIN選手。いきなり腕十字を狙っていき、秒殺勝利かと思われたが、SHIN選手も必死に防ぐ。すると酒井選手は下から足を取ってヒールホールドを狙う。だが、SHIN選手もヒールホールドを極め返し、酒井選手はアンクルホールドに移行。だが、それでも決まらない。酒井選手はその後もレッグスプリットや胴絞めスリーパーを狙っていくが、これでも決まらず、挙げ句の果てにはローキックをSHIN選手の股間に叩き込んでしまう。悶絶したSHIN選手だが、インターバルを取って何とか試合再開。結局時間切れに終わり、判定の結果3-0で酒井選手が勝利した。
 酒井選手のほかにも、“富山のデンジャラス軍鶏 ブリッジマン”ピロシ選手は、赤いランドセルを背負い、『踊るポンポコリン』に乗って入場する濃いキャラクターの持ち主。“掲示板のカリスマ 成り上がりマン”原田選手と対戦したピロシ選手は見事なグラウンドテクニックを駆使し、腕十字からのオモプラッタなどを極めていったが、高校生活最後の夏の原田選手は脱出。だが、ピロシ選手は再び腕十字を極めていき、今度こそ一本勝ちを収めた。試合後、再びランドセルを背負ったピロシ選手は、前田CEO、エンセン、さらにラウンドガールに囲まれて記念撮影に応じてみせた。

080719_Outsider2-4.jpg 前回以上の盛り上がりを見せたTHE OUTSIDERだが、休憩明けには小栗旬主演の大人気不良映画の第2弾『クローズ ZERO II』とのコラボを発表。リング上には三池崇監督とプロデューサーも登場し、観客や選手に向かって映画への協力を呼びかけた。プロデューサーは「THE OUTSIDERを格闘技界の“カラスの学校(=クローズに出てくる鈴蘭高校の別名)”にしてください!」と力強く叫んだ。
 また前回同様、FEGの谷川代表や出版プロデューサーの高須氏もリングサイドから観戦。さらにこの日のラウンドガールは最初のうちは普通に水着で登場していたのだが、試合が進むにつれ、6人のラウンドガールが2人ずつ水着に特攻服、ミリタリースタイル、水着に革ジャンのパンクロッカー風、ミニスカポリス風、SMボンテージ風と、次々に衣装チャンジして観客の目を楽しませた。
 そして前回大会から注目度&期待度が高かった“アウトローのカリスマ”瓜田選手は、“北海の頑固一徹”大谷選手と対戦。道着を着て試合をした前回と違い、今回はそのビッシリと入れ墨の入った上半身を露わにして試合に挑んだものの、大谷選手はかつてランデルマンがミルコに勝ったときのような鉄槌の連打を浴びせていき、わずか28秒で勝利。試合後、大谷選手は「ネットとかでゴチャゴチャいう人がたくさんいたんですけど、そういうことを言う奴に言ってやりたいと思います。見たか、コラ!」と怒りを爆発させていた。

080719_Outsider2-5.jpg 今大会のベストバウト賞に輝いたのは、“喧嘩所茨城制圧 ザ・WORST”加藤選手と“近畿のケンカ柔道一直線”高田選手の一戦。両者ノーガードで激しく殴り合い、一度のダウンを奪い合った末、2Rは双方にダメージがあるということで、両者あと一度のダウンで負けとなるアナウンス。そして壮絶な殴り合いの末、加藤選手が殴り勝ちした。
 そしてMVPに輝いたのは、“青森ストリートの番人 死神グラップラー”神風選手と対戦した、“杉並の黒い三連星 大嶽ブラザース”の大嶽選手。前回大会のメインに出場した与国選手を見てTHE OUTSIDER出場を決めたという大嶽選手は、開始早々神風選手のタックルを切ってフロントネックロックに捕らえる。応援団から「落とせ!」コールが起こると、大嶽はニヤリと笑って自ら技を解いて挑発していく。
 その後も再三タックルを仕掛けていった神風選手だが、2Rで再びフロントネックロックに捕らえた大嶽選手がついにギブアップを奪って勝利。試合後、ほかの2人の兄弟もリングに上がり、3兄弟揃って記念撮影に応じた大嶽選手は大応援団の声援を浴びたが、前田CEOはMVPの選出理由を「ピンチになっても慌てずに、着実に勝負所で出て行くところが良かった」と語った。

080719_Outsider2-6.jpg 大会終了後、前田リングスCEOは「選手が安全に試合を終えたことで、まずはひと安心ですね。選手たちは皆、スタミナもなにも考えずに、特攻精神で突っ込んでいく面白い試合でしたね。横濱ギャング連合の子たちがワッとなったけど、まぁアレはアレでね。でも会場全体に広まらなくて良かったね。いまの子は自分らの時代の不良と違って、強くなりたかったら努力するんですよね。これだけ日本中に格闘技ブームが浸透して、街中でケンカしたらそういう奴(=格闘技経験者)とも出会う。それで、やったりやられたりする。実際に習うのか、本とかビデオを買って見よう見まねでやるのか、まぁそういうのは別にして、基本的な素質の平均値が高いですね。そういうのは魅力的で、何人かこのまま伸びていってくれたらっていう子もいましたね。いまの格闘技の選手、ボクサーでもキックでも総合でも、高い技術を持っていて、ちょっとここで勝負したらKO出来るのにって場面でも、勝負にいかずに判定で濁してしまう選手が多い。そういう中では(THE OUTSIDERの中には)勝負所が分かっていて、カリスマ性のある選手が多いですね」と感想を述べた上で、判定を嫌いあくまでも相手を倒しにいく特攻精神を高く評価した。
 さらに次回大会が10月19日に決定したが、「今回も全体の応募者が60名くらいいたが、その中で新規が50名くらい。その中で素質のある子を残しつつ、浅く広くするために新規参入を多くしながらね。勝った子同士をやらせたほうが効果的なんだけど、いまは浅く広くやって素質を探すほうがいい」と次回大会に向けた展望を語った。
 また、表彰式後、マイクを使わずに全選手に向かって声をかけていた前田CEOだが、その時は「試合をすると一晩か二晩興奮状態で寝られないから、酒飲んだりとか、姉ちゃんとしちゃったりとかするんだけど、それをやると細かい血管が切れちゃうんだよね。ボクサーブレインって言うんだけど。それが積もり積もっていくと、パンチ度ランカーみたいになっちゃうんでね」ということで、3日間は氷枕で寝て大人しくするように指示をしたと明かした。
 ルールの規定にはないが、2Rからはあと1回のダウンをしたら負けなど、急遽ルールを変えたことに関しては「彼らに酒飲むなとか、Hするなって言ってもやっちゃうんですよ。それを見越した上で、(あまりダメージが)残らないようにね。相対的にプロと違って、評価をするために試合をトコトンやらすっていうのはアマチュアの本意じゃないから」と、THE OUTSIDERはアマチュアの試合だからこそ、選手の体調管理を最優先し、早めのストップやその場に臨機応変にルールを変えることが必要だと力説した。

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