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›2008年08月15日

近藤がGGリーグ優勝で大団円と思いきや、悪冠一色の重大発表で場内騒然!

Posted by TEAM-angle at 23:31 / Category: 【プ】ElDorado(dragondoor)・カスイチ / 0 TrackBack

080815_ElDorado-1.jpg 15日、後楽園ホールで行われたElDorado『THE WONDER YEARS~Greatest Golden League FINAL~』。旗揚げ2周年記念大会ということもあって、大きな分岐点となった今大会の全容はナイガイモバイル☆バトルをご覧下さい。
 好評だった新宿FACEでの定期戦『FACE Basta』でも熱戦を繰り広げたElDoradoのNo.1を決める闘いグレイテストゴールデンリーグ(以下GGリーグ)もこの日ついに準決勝・決勝が行われた。決勝はKAGETORAを下した岸和田と大鷲を下した近藤。近藤としては一度岸和田には負けているだけに、ここは是が非でもリベンジしたいところ。
 試合前、決勝ということでセコンドのヘルデモンズのメンバーに下がるように指示した岸和田だったが、これはブラフ。開始序盤から場外戦になると、すぐさまバラモン兄弟やKen45°、豪が近藤を竹刀で袋叩きにしていく。ボロボロになった近藤を岸和田が痛ぶっていく中、ヘルデモンズのメンバーは場外戦だけでなく、試合にも介入し始める。
 するとYASSHI、菅原、大鷲、そしてこの日久しぶりに戻ってきた高木ジェットの悪冠一色のメンバーが乱入し、近藤を救出。悪冠とヘルデモンズが場外で乱闘を繰り広げている間に、近藤も反撃開始。だが、ヘルデモンズはそれでもバラモンが墨汁ミストを噴射したりと、ちょっかいを出していく。
 しかし岸和田のラストライドをカウント2で返し、2回目の墨汁ミストをかわして岸和田に誤爆させた近藤は後頭部→正面→後頭部→正面と4連続キングコング・ラリアットを叩き込み、ついに岸和田に勝利! 見事GGリーグに優勝し、ElDoradoのNo.1となった。
 試合後、マイクを持った近藤が悪冠のメンバーに向かって「お前ら仲間だな。本当にありがとう。俺はいつでも1人でプロレスやっていると思ったけど、今日悪冠一色のみんなと、ここにいるファンのお陰で勝てたと思っている」と感慨深げに語ると、大鷲が「近藤、おめでとう。俺様はお前のことを一番の仲間であり、ライバルだと思っているよ。今日、お前が勝ったことですべてが決まったよ。すべてを託す」と意味深なことを言って再び近藤にマイクを渡す。すると近藤は……

080815_ElDorado-2.jpg 「じゃあ俺から言わせてもらうよ。僕ら5人の重大発表をいまからしたいと思います。僕ら5人の悪冠一色、エルドラドから一線を引きます。以上です」と、何と突然の衝撃発言! 観客もワケが分からず、「なんで」「どうして」と戸惑うばかりの中、悪冠一色が足早にリングを降りた。
 そしてバックステージに戻ってくると、5人揃って記者団の前に立ち、まずは近藤が「(GGリーグが終わったことで)ひとつの気持ちの区切りがついた」と口火を切る。続いて大鷲が「今まで団体を動かすこと、団体を壊すことを俺たち5人がやってきた。ElDoradoは確かに俺たちが作った団体だが、その団体を一歩上に……上にというか、今日の観客動員を見ても、とにかく現状を打破しないとここから先はない。そういう時に誰かが動かないと……それは俺たちだと思っている」と、この日もビッグマッチだったにも関わらず、寂しい客入りだったElDoradoの現状を考えての行動であることを説明。
 確かにElDoradoは“悪冠一色の団体”というイメージがある。だが、それでは先がないと判断し、荒治療ではあるが悪冠が離脱することで、ElDoradoはこれまでとはまったく違う団体に生まれ変わることになるというのが狙いのようだ。なお、悪冠はカードが発表になっている大会はひとまず出場するものの、FACEBastaにも出ないという。近藤は「どこかに属しているのは(悪冠一色)らしくない」とも語っており、どうやら今後は東京愚連隊のように、フリーのユニットとして他団体に戦いの場を求めることになりそうだ。

080815_ElDorado-3.jpg 奇しくも悪冠一色が参戦する最後のElDorado後楽園大会となったこの日、GGリーグの準決勝では近藤vs大鷲の悪冠対決が実現。久しぶりのシングル対決となったが、お互いに力比べ、タックル合戦、逆水平チョップ合戦でも一歩も引かず、互角の攻防を展開。中でもチョップ合戦ではお互いに胸板が真っ赤になるまでやり合った。いまにして思えば、単純な技ではあるが、一発一発に気迫がこもり、十分観客を沸かせたこの攻防を後輩たちに見せておきたかったのかもしれない。
 大鷲は2発のランニング・のど輪落とし、2回連続のダイビング・ボディプレスでも近藤から3カウントが奪うことが出来ない。だが、近藤のランサルセを受け止め、うっちゃりで投げたシーンはさすがのひと言。しかし2回目のトライでつにランサルセを決め、大鷲の巨体を持ち上げてみせた近藤はキングコング・ラリアット3連発で大鷲に勝利した。試合後、お互いに「もう1度」と約束していたが、そのカードはどこのリングで実現することになるのだろうか?

 また、“悪冠一色第5の男”である高木“ジェット”省吾も久しぶりに帰ってきて、YASSHI&菅原とタッグを組み、東京愚連隊と対戦。試合前の煽りVで論外から「タカギ? タカギって鷹木信悟のことか?」と恐らく出されたくはない名前を出されたジェットは、何度もジェットパンチにトライするが、愚連隊がそう簡単には決めさせてくれない。3度目のトライでようやく論外にジェットパンチを決めたジェットは思わずガッツポーズ。すると論外が背後から丸め込んで3カウントをゲットという結末に……。

080815_ElDorado-4.jpg 大いに盛り上がったのが、興行プロデュース権を争って行われたアンデスワイヤーマッチ(ラダーランブル)。この試合はElDoradoの興行権の目録をワイヤーから吊し、「是非とも自分が興行をプロデュースしたい」という選手が1分ごとに登場する中、最初に目録をゲットした選手にプロデュース権が与えられるというもの。しかも武器の持ち込みが自由というトンデモないルールなのだ。
 最初に「黒パン祭り」を目論む大柳と「マスク祭り」を目論む沖本が登場。沖本はいきなりジャンピングシューズを履いてくるが、なかなか目録には手が届かない。そこに「モッコリ祭り」を目論むCHANGOが入ってくると、揉み合いの中ラダーに登った沖本があっさりと目録をゲット。あまりのKYぶりに場内が凍り付く中、なぜか試合は続行され、「マッスルカーニバル」を目論む豪、「ランジェリー祭り」を目論むランジェリー武藤らが次々に登場。
 だが、すでにワイヤーから吊されていた目録はなく、本部席の側に落ちている状態。場内もどうしていいのか分からない中、「野球地獄」を目論むKen45°が中日のユニフォーム姿で登場し、カラーバットでボールを打ちまくる。そんな半ばヤケクソの中、ディーノが登場し「一生懸命やるのはいいけど、現実に目を背けるのは止めましょう」と言うと、目録を付け直すことを提案。至極まっとうな意見に全選手、関係者、観客が納得し、目録を付け直して仕切り直すことになった。
 そして一旦引き上げて登場からディーノがやり直そうとすると、なぜか「大バラモン展」を目論むバラモン兄弟が棺桶を持って登場。いきなりラダーに登っていくケイに対し、Kenがバットで阻止すると、怒ったケイが大量のミミズを投げつけ、悲鳴がこだまする。さらに「スパーク祭り」を目論むスパーク青木がスタンガンを持って登場!
 さすがに全選手がビビって逃げる中、青木は悠々とラダーに登って目録に手を伸ばす。だが、Kenらが下からラダーを外して阻止。そのまま青木が棺桶の中に落下すると、バラモンが大量の虫やザリガニ、墨汁を流し込んでフタをする。
 そこに「荒谷祭り」を目論む荒谷さんが登場するが、棺桶から出てきた青木を見てビックリして倒れたところを押さえ込まれて秒殺退場に。すると場内が暗転し、まるで赤塚先生を追悼するかのように『バカボンのテーマ』が鳴る中、荒谷さんは肩を落として退場していった。するとシークレットレスラーとしてアブもっこりこと、全身緑のタイツを着たアブ小が、同じく緑の全身タイツを着た沖本こと、おきもっこりと共に登場。
 股間をもっこりさせながらラダーからバカチンガーエルボーを投下する中、テイオーと同じデザインのタイツ(ピンクバージョン)姿の佐藤がディーノに首輪をつけられた状態で登場! 「大塚祭り」を目論む佐藤は、狂ったように男性客の唇を奪いながら現れると、ディーノのリップロックを気合いで耐え、掟破りの逆リップロックを見舞っていた豪の唇を奪って失神させてみせた。
 そして客席のそこらから悲鳴があがる中、バラモンケイが2階バルコニー席からワイヤーに命綱を付けると、レンジャー部隊のように目録を目指して突進! かつて同じ方法で勝利したケイだが、なぜか仲間であるはずのkenやシュウの誤爆を食らいまくって墨汁まみれになって宙ぶらりん状態に。すると反対側のバルコニー席から佐藤がレンジャー突入を試みる!
 だが、そこに大柳がラダーに登って佐藤を阻止。ラダーの上でワイヤーを渡ってきた佐藤に卍固めを決めていった大柳は、そこから目録に手を伸ばしていくが、宙ぶらりんになっていたケイが大柳に墨汁ミストを噴射! 見事な騙し討ちを決めてケイがついに目録をゲットした。
 試合後、多留GMが現れて「オモロかったわ。まぁお笑いでも勝ったんだから仕方ないわ。お前ら好きにせえや」とバラモン兄弟プロデュースの興行を承認。バラモン兄弟は様々な業界から賛否両論の嵐を巻き起こした伝説の興行『大バラモン展』を再び開催することを高らかに宣言した!

 なお、この日のオープニングで藤永代表から、ハッスルより早く越中とケンコバの2ショットを実現したり、近藤のウォリアーズやYASSHIのUWFスタイル、そしてTARUのベビーフェースなど、昨年「ここでしか見られないプロレス」を次々に実現させた『カスイチ』を「もう一度見たい」という声が多いということで、10・28後楽園で復活させることが発表された。

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