プロレス、格闘技、IT、デジタル、iPod、Macなどの情報をお伝えするウェブマガジン[angle JAPAN]

›2008年08月25日

日本人4選手全員が勝ち上がったライト級GP!五味はDEEP王者に判定勝利

Posted by TEAM-angle at 03:00 / Category: 【格】SRC・戦極 / 0 TrackBack

080824_Sengoku4-1.jpg 24日、さいたまスーパーアリーナで行われたワールド・ビクトリー・ロードの『戦極~第四陣~』。全試合の詳細、会場の様子、試合後のコメントはナイガイモバイル☆バトルをご覧下さい。
 五味への挑戦権を懸けたライト級GPシリーズ1回戦が行われた今大会のメインは、GP優勝者を待ち受け、初代ライト級王座のベルトを争う五味隆典が、まずは現DEEPライト級王者のハン・スーファンと対戦。今大会は前半正直微妙な試合が続いたが、後半戦は好勝負が連発。そして最後観客は五味の“スカ勝ち”を期待した……
 試合が始まると、五味は強烈なローキックを叩き込み、さらにプレッシャーをジリジリかけてのパンチで優勢に試合を進める。2Rに入ると、五味から「仕留めよう、仕留めよう」という雰囲気がビンビン出て、逆に力が入っているように見せる。だが、ローはガンガンと入り、さらにスーファンのマウントからパウンドを打ち込むシーンまで見られたのだが、それでも仕留めることは出来ず。
 3R、目尻を切ったスーファンはガードを上げる力も残っていないほどの疲れが見える。だが、現役DEEP王者の意地か、致命傷となるパンチをもらっていないのか、スーファンは終始下がってはいるが倒れず、五味のパンチにカウンターを合わせてパンチを打ち返す。そして、そのまま試合終了のゴング。

080824_Sengoku4-2.jpg 結局、3-0の判定で五味が勝利したのだが、試合後そのまま閉会式に突入し、出場全選手がリング上に集合する中、五味はなぜか1人リングを降りてバックステージへと戻ってしまう。
 館内には「五味選手はただいま治療を行っており、リングに戻ってまいります」というアナウンスが流れる。しばらくして五味はリングに戻ってきて、マイクを持って「いいところで極められないのは僕の格闘技人生なんですけど(苦笑)」と言うと、GP準決勝に勝ち上がった日本人4選手に「おめでとう!」と告げてから、スーファンとの試合は事実上の“戦極ライト級1位決定戦”だったと語り、「ここにいる4人には負けません!」と堂々宣言。
 その後、ローキックの蹴り過ぎで変なところを蹴ってしまい、腫れてしまった右足を引きずりながらインタビュースペースに現れた五味は、「昨日(=前日会見)ベルトを見て急に落とせない試合だと思って」と力が入ってしまった理由を語った。さらに試合前にライト級GPの試合も見たとのことで、「かつての(PRIDE)武士道に匹敵するような試合をみんなやってましたよね。もう皆に任せてもいいんじゃないかと思うくらい(苦笑)。対戦相手はなかなか強い外国人選手だったのに、もの怖じしない」と高評価。それだけに「負けられない!」という思いに火が付いてしまったようにも見せた。
 なお、閉会式の前に一旦引き上げた理由を尋ねられた五味は「(治療というアナウンスがあったが)違うんですよ。ほかの選手も(リングに)集合となったとき降りちゃったんですよ、リングから。もう少し待ってほしかった」と意味深な回答。戦闘モード→平常モードに切り替える“間”が欲しかったということか。

080824_Sengoku4-3.jpg 日本人vs外国人4試合という顔合わせで行われたライト級GPシリーズ1回戦。いきなり強敵、ホドリゴ・ダムと対戦した光岡映二だが、序盤からダムのパンチをもらってしまい、ピンチに立たされる。何とかタックルで乗り切ろうとした光岡だが、振り切るダム。すると光岡はプロレス技でいうところの“ヘッドシザース”のように両足でダムの頭を挟んでいく。
 頭を脱いだダムはまたパンチで攻勢に出る。パンチをもらってバランスを崩す光岡だが、それでもパンチを返していくと、右フックがクリーンヒット! 倒れたダムのバックに間髪入れず回った光岡は、一気にチョークスリーパーを極めて勝利! この劇的な逆転勝利に、場内は一気にヒートアップ。光岡も喜びを爆発させたが、その後はなぜかリング上から「僕、もうすぐ結婚するかもしれません。今日勝ったら言おうと思ってたんで(笑)。名前はまだどうなるか分からないので伏せておきます。アハハハハ」と、グダグダのプロポーズ大作戦をやっちまったな!
 試合前、完全にゾーンに入った表情がスクリーンに映し出された北岡は、試合開始直後に低空タックルでフレンチの足をキャッチすると、そのままアキレス腱固めを極めて秒殺勝利! その時間は前回の50秒から大きく記録更新し、何と31秒! そして北岡は「一部で日本人に弱いと言われているらしんですけど、そんなことはありません! 11月にそれが分かると思います。自分は自分の夢のためにこのトーナメント絶対優勝します! 戦極も、パンクラスも、総合格闘技最高です!」と絶叫した。
 スクリーンにデカデカと修斗のロゴマークが映し出されてから登場した廣田は、オーバーオールにベースボールキャップという“アメリカのお父さん”スタイルで入場してきたシュルツと対戦し、前半はやや押され気味だったが、打撃戦の展開となった中、ジャンプして右のパンチを飛び込むようにヒットさせて勝利。
 続いてグラバカの横田はスロベニアの英雄と紹介されたコセドナーと対戦したのだが、コセドナーはテークダウンされそうになるとロープを掴んでしまい、倒されてグラウンドになると必死に抱きついてしまうため、何とも堅い試合になってしまった。結局3-0の判定で勝利した横田は「皆さん、スミマセン! 口でデカイことばかり言ってやっちゃいましたね。ショッパイ試合をしてしまって、逆にマイクアピールしたくなりました。こういうこと言うのも何ですけど、ケガしてまったく練習できていませんでした。言い訳にさせてください」と反省の弁。

080824_Sengoku4-4.jpg 旗揚げ戦(第一陣)で完敗を喫した瀧本が、かつてPRIDEのリングで三崎和雄に勝利しているフランク・トリッグと対戦。北京オリンピック最終日のこの日、瀧本は元金メダリストのプライドに懸けて勝利し、9・28『第五陣』から始まるミドル級GPシリーズ出場をアピールしたいところ。
 瀧本はパンチを打ってくるトリッグに対し、真っ向からパンチで対抗。パンチの技術がずいぶん上がっている印象を受ける。トリッグも打撃ではヤバイかもと思ったのか、執拗にテークダウンしていくと、喉元にヒジを入れながら、一旦立ち上がってパウンドを振り下ろすなど、老かいというか勝つ術を知っているという感じ。
 下になった瀧本に向かって、セコンドの中村和裕が「先輩、立って! ここでいかないと勝てないよ!」と叫びながらアドバイスを送る中、瀧本は下から腕を取ってアームロックを狙ったり、どうにか隙を突いて立とうとしたりと、何とか状況を変えようとするのだが、結局そのまま3R終了までいってしまい、3-0の判定で敗れてしまった。
 ガックリと肩を落として引き上げていった瀧本は、インタビュースペースで「次のことは考えていないです。あまり言いたくないんですけど、ちょっと限界かなという気がしています」と、何と引退を示唆するような発言! これを報道陣から伝え聞いた國保取締役は「フランク相手にあそこまで健闘したのだから、今後もぜひやってほしい。今回瀧本選手は本当に気合いが入っていた。時間を置いて話し合いたい」と、今回の試合に瀧本が懸けていたからこそ出た発言と判断し、時間をかけて留意する方向であることを示した。

【angle JAPANは休刊中。プロレス・格闘技のニュースや試合リポートは下記のサイトで!】
btln-banner_468-60.gif