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›2008年08月27日

海野レフェリー20周年記念大会に天龍、初代タイガー、維震軍、西村も登場!

Posted by TEAM-angle at 00:00 / Category: 【プ】新日本プロレス / 0 TrackBack

 26日、後楽園ホールで行われた新日本プロレス『レッドシューズ海野レフェリー20周年特別興行~喜びも悲しみも3カウント~』。海野レフェリーのレフェリー20周年を祝うため、縁のあるレスラーや関係者が集結したこの特別興行の模様は、バトル三昧でご覧下さい。
 オープニングVで全日本~SWS~WAR~フリー~新日本と渡り歩いてきた海野レフェリーが、酒の勢いで“レッドシューズ海野”と改名したことが紹介されると、その海野レフェリーがリングに上がり、自ら本日のカードを発表。とくに天龍の名前を呼ぶときは、やはりひと際力が入っていた。そして全6試合、すべてを海野レフェリーが裁くことが告げられると、スペシャルゲストを呼び込む。
 そこに現れたのは、まるで『太陽のほえろ』のジーパン刑事(松田優作)のような白の上下に、頭にサングラスを乗せ、胸ポケットに葉巻という出で立ちの西村修! 思わぬ形で古巣・新日本のマットを踏んだ西村だが、海野レフェリーとは飲み友達とのことで、シャンパンと花束を渡すと、元『全日本プロレス中継』の若林アナが実況を務める放送席に、ゲスト解説として座った。

 海野レフェリーがWAR時代、一番熱い試合をしていたと言えば、やはりWARvs平成維震軍(当時は反選手会同盟)だろうか。そして今宵、越中、後藤、青柳に木村と小林がついた平成維震軍が一夜限りの復活! 赤や黒の道着に身を包み、「覇」と書かれた団旗を持って現れた維震軍は、いきなり永田、中西、天山に奇襲攻撃!
 黒袴に身を包んだ越中は天山が爆弾を抱える首にヒップアタック。さらに後藤も殺人バックドロップ。だが、永田と中西が張り切り、体の小さい青柳を吹っ飛ばしていく。だが、リング下から木村が足をすくったり、場外で小林が越中とハイジャックパイルドライバーを決めたりとセコンドも大活躍!
 さらに青柳のピンチに、ついに小林が乱入し、永田相手に見事なフィッシャーマンズ・スープレックスを決めてみせた。だが、試合は維震軍を分断した新日本本隊トリオが、最後は永田が青柳をバックドロップ・ホールドで沈めて勝利。しかし、試合後維震軍の5人は大歓声を浴びながら、5人で手を取り合って掲げた。

 さらに海野レフェリーとは最も縁の深い天龍が、蝶野&長州のレジェンドに合流! 長州と天龍がまた同じリングに立つというのも、WJ時代のことを考えると意外といえば意外だ。対するG1準優勝の真壁が、レジェンドに向かって「テメーらを地獄に送るためにおもしれぇ奴呼んだからよ! 出てこい!」と叫ぶと、『ヤンキーステイション』が鳴り響き、何と平成維震軍のメンバーでもあるグレート・カブキが登場!
 カブキもレジェンドのはずだが、何とGBHと結託! ニヤリと笑った真壁はそのまま奇襲攻撃を仕掛けていき、長州を集中攻撃。GBHから袋叩きにされた長州は怒りを爆発させながら天龍にタッチ。強烈な逆水平チョップを叩き込んでいく天龍だが、場外でカブキと殴り合いを展開。
 さらにブーイングを浴びまくっている本間は、大胆にも倒れた天龍の顔を蹴り上げていく。この行為に対し、怒りの表情で立ち上がった天龍は本間にグーパンチ! 一発、二発、さらにテリー・ファンクばりに腕をグルグル回転させてから三発目を叩き込む。長州も急所を踏み付けてからサソリ固めを決めていき、勝負あったかと思われたが、蝶野が捕まってしまう。
 さらに真壁がチェーンナックルで天龍、長州、蝶野を次々に殴打していくと、倒れた蝶野にカブキが馬乗りに。その様子をGBHがあざけ笑いながら見ていると、何とカブキは真壁、矢野、本間に次々と毒霧を噴射! そこに天龍が延髄蹴り、長州がリキラリアットを叩き込み、最後は蝶野が本間にシャイニングケンカを叩き込んでレジェンドが勝利。やはりカブキはレジェンドだった。

 “タイガーマスク”としては25年ぶりに新日本マットに上がった初代タイガー。愛弟子の4代目とタッグを組んだ初代タイガーの相手は、WAR時代のテーマ曲『GYPSY WAY』に乗り、上下黄色のコスチュームにパープルのロングガウンという“冬木軍”スタイルで登場した邪道&外道。
 彼らが冬木軍だった頃を知らないファンもこの日は多かったようで、反応はイマイチだったが邪外道はリングインすると、海野レフェリーに向かって天を指さし、まるで「ボスもお前のことを祝福しているぞ」と伝えるようなジャスチャーを見せる。
 試合は初代タイガーが近年希に見るキレのある動きを見せ、タイガーレッグスピン、ハイキック、ローリングソバット、フライング・クロスチョップ、タイガーネックチャンスリーと全盛期を彷彿させる技を次々に繰り出す。
 邪外道もそんな初代タイガーの技を食らい、かなり面食らった様子だったが、その分4代目を捕まえてマスクに手をかけたりと、らしさを発揮。しかし最後は4代目のツームストンパイル→初代のダイビング・ヘッドバット→4代目のタイガースープレックスとつないでWタイガーが勝利した。

 海野興行ダブルメイン第2試合は、G1に優勝しIWGPヘビー挑戦が控えている後藤が、内藤とタッグを組み、約1年5カ月ぶりにタッグを組んだ棚橋&中邑と激突。南側客席の後方からそれぞれ入場してきた棚橋と中邑は、試合前に軽く握手を交わしたが、試合中もいくつか連携技を披露。
 内藤を捕まえ、厳しい攻撃を見舞っていった棚橋&中邑だが、やはりG1を獲った後藤の勢いはスゴイ。棚橋をカウンターのスリーパーに捕らえた後藤は、そこから盟友・柴田勝頼のPKを叩き込む。さらに何とか奮起して向かっていく内藤をうまくアシストし、自らが踏み台になって内藤が串刺しドロップキック。さらに内藤が中邑のバックを取ると、後藤がラリアットを叩き込んでから内藤がジャーマン。
 そして後藤の牛殺し→内藤のスターダストプレスと、勝利も目前まで来ていたのだが、内藤がもう一度コーナーに登ったところで棚橋が食い止めると、中邑も起き上がって追いかけていき、雪崩式リバースパワースラム。続く中邑のランドスライドは内藤が後方回転エビに切り返すが、中邑も腕十字を狙う。そこに背後から後藤がシャイニング・ウィザードで入ってきたが、棚橋も入ってきて後藤にドラスクを決めてから内藤にハイフライフローを投下。そして最後は中邑がランドスライドを決めて内藤から3カウントを奪った。

 全6試合を見事に裁いた海野レフェリーに対し、サプライズとして全日本プロレス時代に世話になった、ノアの仲田龍取締役からのビデオレターをスクリーンで上映! さらに仲田氏が海野レフェリーとの思い出話を話していると、『スパルタンX』と共に三沢社長も入ってきて、しゃべり続ける仲田氏をフレームアウトさせるというオモシロVTRに仕上げられていた。
 これには感極まった様子の海野レフェリーだったが、その後レスラーから胴上げされ、肩車されて状態でリングの周りを一周すると、思わず「あの、1つ言っておきたいんですけど、別に引退するわけじゃないんで! あくまでも20周年のお祝い事ですので、また明日から新日本プロレス並びに、レッドシューズ海野をよろしくお願いします!」と付け加えて大会を締めた。
 海野レフェリーの中で、1レフェリーが行う興行というのもどうかというのが、最初はあったようだが、豪華な顔ぶれがズラリと揃い、観客も超満員で素晴らしい興行だった。最後は海野レフェリーも満足そうな表情で控室へと入っていった。

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