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›2008年08月31日

大森の休業前ラストマッチで、いきなり微妙な感じになったプレミアム・ルール!

Posted by TEAM-angle at 00:00 / Category: 【プ】新日本プロレス / 0 TrackBack

 30日、後楽園ホールで行われた新日本プロレス・蝶野正洋プロデュース興行『PREMIUM』第3弾。今大会からレイジングスタッフが中心になって考案された“プレミアム・ルール”が採用された試合がいくつか行われたが、全試合の詳細はバトル三昧をご覧下さい。
 プレミアム・ルールとは、様々な団体から様々な選手が参戦するPREMIUMのリングでは、しっかりとしたルールの中で戦ってもらおうという考えから考案されたもので、「場外カウントは10カウント」「ヒジやヒザがロープの外まで出た時点でロープエスケープとなる」という部分が、通常のプロレスルールと違うところ。
 PREMIUM GMの蝶野vsこの一戦を最後に休業に入る大森の一戦には、このプレミアム・ルールが採用された。煽りVもなく、大歓声の中神妙な面持ちで入場した大森は、蝶野と真っ向勝負。なお、大森はこの試合をもって全日本四天王&闘魂三銃士全員とシングルマッチを行った選手だという。得意のカチ上げるようなエルボースマッシュ一発、一発に歓声があがる中、蝶野のパイルドライバーをアックス・ギロチン・ドライバーに切り返し、ファンは斧爆弾をいまかいまかと待ち構える。
 満を持してようやく場外戦で大森のアックスボンバーが炸裂! さすがの蝶野も大きなダメージを負った上、プレミアム・ルールでは場外カウントが10ということで、大森のリングアウト勝ちかと思われたが、何と保永レフェリーはカウント8あたりから、なかなかカウントを数えなくなり、場内は大ブーイング。業を煮やした大森が蝶野をリングに戻したが、逆に蝶野のSTFがガッチリ決まると、ヒジかヒザをロープの外に出すのはかなり大変な作業だったりで、“しっかりとしたルール”というのがいきなり微妙な感じに。
 試合も大森の斧爆弾がなかなか出ないまま時間が過ぎていったが、大森は河津落としからのランニング・ネックブリーカーと馬場全日本出身らしい技を繰り出す。さらにかつてホーガンが猪木を失神させたように、エプロンの蝶野にアックスボンバーを叩き込むシーンも見られたが、結局最後までリング上で完璧な斧爆弾は出ないまま、30分時間切れ引き分けに終わった。

 ちなみに、プレミアム・ルール導入第1戦となった、佐藤vs本間戦では本間がいつも通りの反則攻撃を繰り出し、最後はレフェリー暴行で反則負けに。すると試合後、赤いレフェリー着を着たマシンとヒロも入ってきて、マシンが本間にラリアット、そしてヒロがセントーンを投下し、佐藤が二段式ジャーマンで本間を制裁するシーンも。
 なお、蝶野は試合後プレミアム・ルールについて「ロープスケープに関しては、自分の絞め技系が有効になるけど、自分がエスケープするときは1サイズ大きなリングでやっている感覚でしたね。場外10カウントは、俺的にはキツイけど業界のことを考えてね」と感想を述べた。

 前日のZERO1-MAX後楽園大会で大谷を下し、「ZERO1-MAX敗れたり!」と言ってのけた永田を襲撃した田中だが、両者がPREMIUMで激突。田中は前回のPREMIUMタッグトーナメントでタッグを組み、手応えを掴んだ長州と再びタッグ結成。煽りVでは「もう田中にああだこうだはまったくない。思う存分暴れて下さい」と穏和な表情で語っていた長州。
 その長州は田中vs永田の対決の中、存在感を発揮しようとしたのか大ハッスル! 永田にいきなり回転エビ固めを仕掛けていったり、平澤を相手にせず敢えて永田を指名したり、永田を場外に追いやってプランチャにいくモーションを見せたりと、まさしくこのリングはいつもと違う長州が見られるプレミアム!
 とはいえ、やはり田中vs永田は激しくぶつかり合い、お互いに次々と得意技を繰り出していく。田中のエルボーを受け止めた永田は、ニーリフトの連打で田中の体を浮かせてみせる。さらに田中の弾丸エルボー、スイングDDTに、永田は串刺しニー、マジックスクリュー、垂直落下式ブレーンバスターで対抗。試合は田中がスライディングDで平澤を下したが、試合後も田中と永田はやり合い、長州が割って入って止めたほど。もう両者のシングル対決に待ったなしだろう。

 今回のPREMIUMの目玉の1つだったのが、ライガーが提唱したジュニアヘビー級オールスター戦『SUPER J-CUP』の開催を目標にした、ジュニアヘビーのPREMIUM参戦。第1試合で行われた新日本の稔&アパッチのGENTARO&WMFの藤田vsZERO1-MAXの日高&DDTのMIKAMI&K-DOJOの大石の6人タッグでは、バトラーツでは仲間だった稔と日高の激突、ラダーを持ち込んだMIKAMI、「助けて~」と叫びながらも要所要所で持ち味を発揮した大石など、新日本ファンが大半のPREMIUMマットで大石や藤田というレスラーがいることを十分アピールした試合だった。
 さらにフリーのサムライ&新日本のタイガー&みちのくのサスケvs東京愚連隊の6人タッグでは、全日本マットでも現在因縁継続中のサムライと愚連隊の絡みを中心に、論外が事あるごとにタイガーを挑発していくという展開の中、最後はサムライのダイビング・ヘッドバット→サスケのサスケ・スペシャルX Ver.10.2セグウェイ(ものまね禁止)→タイガーのムーンサルト・ニープレスからのチキンウイング・アームロックでTAKEMURAから勝利。
 そして岸和田とは因縁深いライガーとエルドラドの近藤がタッグを組み、岸和田&ZERO1-MAXの高岩という怪力コンビと対戦。GGリーグ決勝では勝ったとはいえ、近藤はやや岸和田のパワーの押され気味でランサルセも受け止められてしまう。するとライガーが入ってきて近藤に檄を飛ばすというシーンも。一方のライガーは岸和田に対しても「来んかい、このガキャァ!」と叫びながら喧嘩腰でやり合い、場外ではイスでのチャンバラも。
 しかし岸和田と高岩のパワーは桁違いで、高岩がライガーへ餅つきパワーボム、岸和田が近藤にラストライドを同時に放っていく。さらに4者がラリアットを打ち合ってダウンする中、最後は辛うじてライガーが掌底で高岩から3カウント。試合後、ライガーと近藤は岸和田の目の前で勝ち誇ったが、岸和田も「このままじゃ済まさん」とばかりに挑発していった。

 なお、メインで中西と組んで大谷&吉江と対戦した天山だが、首元へのテーピングがさらに強化され、吸引治療のあとも生々しい状態に。試合も天山が中西をうまくサポートできず、敗れてしまったが、試合後天山は「明日の全日本プロレス、俺の大事な大事なコジが待っているしね。テンコジであの憎たらしい真壁とTARU、GBHとブードゥー(マーダーズ)を俺らの力で、テンコジの本物の友情でアイツらぶちのめして、俺らが最強っていうのを証明します。まぁコジにはいつも助けてもらってるし、明日は逆に俺が全日本のリングで大暴れしようと思っているんで期待してください」と語った。

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