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›2008年09月21日

モー欠場!ハリトーノフの相手に、ミルコと秋山が「2試合してもいい」と立候補

Posted by TEAM-angle at 20:03 / Category: 【格】DREAM / 0 TrackBack

080921_Dream6-1.jpg 21日、都内のホテルで『DREAM.6 ミドル級グランプリ2008 決勝戦』(23日、さいたまスーパーアリーナ)の直前会見が行われた。思いも寄らないハプニングが発生した会見の詳細は、ナイガイモバイル☆バトルをご覧下さい。
 会見の冒頭で、ハリトーノフと対戦するはずだったマイティ・モーが練習中に背中を痛め(全治1カ月)、今大会を欠場することが発表された。だが、ハリトーノフは別の選手と試合を行うとのことで、相手は明日までに発表されるという。ところが会見の途中、ミルコが珍しく「ちょっと言いたいことがある」と自らマイクを取ると、「モー選手がケガでられないということなので、じゃあ自分が2試合してもいいなと思ったんだ。でもアリスターとの試合を軽く見ているわけではない。だからまずアリスターと試合をして、11試合目にハリトーノフと対戦するというのはどうかな?」と、何とアリスターとの因縁の一戦に加え、強敵ハリトーノフと対戦してもいいと言い出したのだ。
 会見場が一気にどよめく中、笹原EPが「えーっとですね。ミルコ選手は実際に一晩で数試合やった経験があるので、万が一相手の調整がつかなかった場合はご相談させて……」と話していると、食い気味にアリスターが「自分とミルコの試合が、恐らくミルコにとって最後の試合になると思うが、本当に(ハリトーノフ戦は)出来るのか?」と割って入る。ミルコとアリスターは席こそ離れていたが、かなりのピリピリムードに!
 そこに当事者であるハリトーノフが「私はミルコもアリスターも本当に尊敬している。一晩で2試合やると言うのは大きな決断だが、やはり試合は真剣なものだと思うので、1日に1試合! ミルコとは別の日でどうかな? ミルコには本当にありがとうと言いたいし、私とやりたいと言ってくれるのは嬉しいことだが、やはりやるのは今度にしましょう」と、やんわりとミルコからの申し出を断った。

080921_Dream6-2.jpg ところが事態はこれで収まることはなく、ミルコが「私はアリスターのようなガッツのある選手が好きだが、火曜日のアリスター戦は自分のキャリアのとって最後の試合にはならないよ」と言い返すと、アリスターはミルコのほうを見て一瞥。
 さらにここで秋山も自らマイクを取り、「ひと言いわせてもらいたいのですが、いまガイジンの選手がすごい盛り上がって、素晴らしい会見になっていると思うんですけど、日本の選手が全然パッとしないというか。いま話を聞いていて、自分にも挑戦権というか……。別に外岡選手との試合を甘く見ているわけではないですけど、自分も(ハリトーノフ戦に)立候補したいと思います」と、ハリトーノフ-ミルコ-アリスターの輪の中に、ミドル級でありながら割って入っていった!
 会見終了後の囲み取材で、秋山は改めて「日本人が全然元気がないっていうか、何か格好悪いというか。確かにガイジンさん、みんな重量級ですし強いんですけど、何か自分に出来ることがあったらと思って。勝負にならないかもしれないですけど、そんなの関係なしに挑戦という形で、自分の何かを見せられればと思って言わせてもらいました」と説明。
 モーの欠場も会見の直前に聞いたばかりで、会見中にミルコが名乗り出たのを聞いていて、「そんなんアリなんかと思って」名乗り出たという秋山は、「ミドル級のトーナメントもガイジンばかりだし、青木選手は注目されてますけど、注目されている選手も今ひとつ足らないんじゃないかと感じるので、何か夢があっていいじゃないですか。日本人としてもっと格好良くなりたいですし」と、やはり柔道出身らしく無差別級の戦いで、小さい選手が大きな選手に勝つという部分に「夢がある」という。
 そして最後に「(視聴率は)意識して取れるものではないと思うが、自分たちが一生懸命頑張って……今回の自分の発言にしても、いいふうに転じれば全体的に底辺が盛り上がって、いいものが出来るんじゃないかという期待感はあります」と語った。

080921_Dream6-3.jpg ミルコは会見終了直後、笑顔でハリトーノフと何やら会話を交わし、最後は2人並んでカメラマンに向かってポーズを決めた。そして「コンディションがいいので、調子に乗ってハリトーノフ戦に立候補したが、元々ハリトーノフとやりたかったんだ」とコメント。
 最終的には笹原EPが「現実的なことを言うと、このタイミングでお二人が2試合やるってことはあり得ないですよ。当然。僕は彼らの意気込みの表れで、ああいう発言が出たと思っているので、それぞれ秋山選手は外岡選手との試合、ミルコはアリスター戦があるので、そこを勝ち上がってくればハリトーノフなのか、マイティ・モーなのか、ヒョードルなのか、そういうヘビー級の選手はいますので、ヘビー級戦線にようやく火が付いたと感じています」と発言。
 23日にミルコも秋山も2試合やるようなことはないが、今回の発言をキッカケにして、ミルコ、ハリトーノフ、モー、そしてヒョードル、さらに階級の枠を超えて秋山を加えたDREAMのヘビー級戦線が“開戦”したということのようだ。
 通常大会前の直前会見は、大会前日の計量後に行われるものだが、今回は大会2日前の計量前ということで、選手たちが気が立っているという部分もあったようだが、こういった挑発気味のアピールを「大歓迎ですね」と語った笹原EPは、「あのタイミングで名乗りを挙げられる秋山選手の空気の読める力というか(苦笑)。分かっていても、会見の途中でマイク持って割って入るって難しいじゃないですか。それでもああやって言えるっていうのは、やっぱり腹が据わっているなぁと感じます。前から言っているんですけど、秋山選手には階級を超えた戦いをやってもらいたいと思っているので、ミルコ、アリスター、ハリトーノフ、どの組み合わせもやったことがないので、そういうカードを組んでいたいですね」と、秋山vsヘビー級が近いうちに実現することを示唆。
 さらにモーが欠場しなければ、[ハリトーノフvsモーの勝者]vs[ミルコvsアリスターの勝者]でヘビー級のベルト(初代王者)を懸けて対戦するという計画もあったとのことだが、残念ながら流れてしまったため再検討されるという。例えば秋山がヘビー級の選手と1回対戦して勝つようなことがあれば、その輪に入っていく可能性もあるというが、23日にはミドル級の初代王者も決まるため、ミドル級王者vs秋山だって見たいカードではある。笹原EPはそんな秋山を「重たいクラスで日本人があまり活躍できない中で、秋山選手は“防波堤”というか迎え撃てるだけの実力を持っているので、そういう戦いも見てみたい」と表した。

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