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›2008年09月24日

秋山が吉田戦、青木が秋山戦を希望する中、GP覇者ムサシはvs秋山→K-1へ

Posted by TEAM-angle at 03:00 / Category: 【格】DREAM / 0 TrackBack

080923_Dream6-1.jpg 23日、さいたまスーパーアリーナで行われた『DREAM.6 ミドル級グランプリ2008 決勝戦』。全試合の詳細、煽りVの内容、試合後のコメントはナイガイモバイル☆バトルをご覧下さい。
 ミドル級GPはまず準決勝2試合とも、まさかの秒殺決着。秋山が優勝候補として名前を挙げたマヌーフは、三角絞めを極められた状態から持ち上げてバスターで叩き付けたものの、そのまま三角を離さずに改めて極め直したムサシが勝利。GP中得意の打撃を出すまでもなく勝ち上がってきたガレシックに対し、打撃を出させる前にマウントを取り、エビ反りで切り返してきた瞬間に腕十字を極めて勝利。
 そして決勝戦のカードはジャカレイvsムサシに決定。にこやかな表情でワニのポーズをしながら入場してきたジャカレイに対し、ムサシは緊張した表情で入場。そして試合が始まった直後、ジャカレイがいきなりタックルから抱え上げてテークダウン。その直後一旦猪木-アリの体勢になったジャカレイは、思い切り飛び込んでのパウンドを放っていったのだが、その瞬間下になったムサシが足を突っぱねて防御しようとすると、見事なカウンターでジャカレイのアゴにヒット!
 そして決勝もまさかの秒殺決着となり、見事ムサシが優勝。GP優勝の証である黄金のベルトを巻き、初代ミドル級王者の証でる銀のベルトを肩にかけたムサシは、試合後のインタビュースペースで、大晦日にケガによりGP不参加だった秋山との対戦を希望。さらに秋山に勝てば「ミドル級ではやり尽くしたと思う」ということで、階級を上げてK-1ヘビー級戦線に乗り込んでいくことを宣言した!

 決勝の試合前、K-1ヘビー級王者のバダ・ハリがリングに上がり、「今日は抱き合ったりとか、キスしたりとかしか見ていない。皆さんが本当の真剣勝負やKOシーンが見たいなら来る場所を間違えているよ。いまから正しい場所を教えてやる。今日試合をしたすべての選手にその場所を言うよ。その場所はK-1だ! つまり俺様のリングだよ。本当の試合をしたい奴、いま本当の試合をしていると思いこんでいる奴は、K-1ルールじゃなくてもいいから俺様がDynamite!!で戦ってやるよ」と、悪童らしくDREAMに対して宣戦布告してみせたが、vsバダ・ハリを目指してムサシが敵地に乗り込もうということか。

080923_Dream6-2.jpg 今回の煽りVでは「緊急企画!異論!反論!秋山成勲OBJECTION」と題して、日本と韓国で行った街頭インタビューの模様が映し出され、日本では大ヒール、韓国では大スターである秋山を改めて紹介。その上で自分で自分のことを「マイケル・ジャクソンですから」と言い切ってしまう“魔王”秋山。OBJECTIONは街頭インタビューに続き、対戦相手の外岡が「大きいこと言っていると足元すくわれますよ」と語り、かつて敗れているマヌーフが「オイル塗ってもいいぜ」と発言し、さらに「分かっていると思いますよ、テメェが格闘技から逃げているの」と語る青木へと続いた。
 試合は外岡の打撃を紙一重のところでかわしてみせた秋山が、組み付いてからの投げでテークダウンを奪うと、パウンドを打ちながら余裕を見せながら腕を固めていく。変形の腕固めを回転して逃れようとした外岡だが、秋山はそのまま一緒に回転するとガッチリと腕十字を極めて勝利。
 相変わらず憎らしいほどの強さを発揮した秋山は、試合後マイクを持つと「あの~年末、自分、吉田秀彦とやりたいです! 自分の夢であり、超えなくてはならない壁だと思います。吉田先輩、僕の挑戦受けてくれますよね? その時はいろいろな力が必要になってくると思います。皆さん、応援してください。ちょっとでいいです」と、何と大晦日の相手にライバル団体『戦極』のエースであり、柔道時代の先輩である吉田秀彦を指名! 笹原EPは直前会見で「秋山選手には階級の枠を超えた戦いをしてほしい」と語っていたが、さすがは魔王・秋山。階級どころか団体の枠まで超えていきそうだ。インタビュースペースでも「吉田先輩は受けてくれると思います」と自信満々。

080923_Dream6-3.jpg 秋山に続き、緊急参戦が決まった青木真也が登場。煽りVではPRIDE黄金期の桜庭の名前を挙げて「毎大会試合してましたよね。そこが格好いいですよね」と語る青木。PRIDEが世界的イベントに成長する一番大切な時期を、大黒柱として支えたのが桜庭ならば、この成長過程にある今のDREAMの大黒柱はまさしく青木。それを自負している青木はオレンジと白の“桜庭カラー”のロングスパッツ姿で登場。さらに幾度となく挑発してきた秋山に対しも「魔王じゃないですね。あのスタンスは小悪党ですよ」とバッサリ。
 試合では危なげなくトッド・ムーアの背後に回り、飛び付いてのスタンディング式胴絞めスリーパーで完勝。すると青木は、「DREAMが3月から始まって、本当にいいものになりました。僕が大黒柱です! その大黒柱が今日は偉そうなこと言わせてください。僕の1つ前で試合をした秋山“マイケル・ジャクソン”先輩! 僕とドリームランドでワォワォしませんか! でも社会人3年目なので、あとは主催者サイドにお任せします!」と、記者会見に続いて公の場で改めて秋山に宣戦布告してみせた。
 吉田に宣戦布告した秋山、その秋山に宣戦布告した青木、そしてDREAMミドル級で最後にやり残したこととして秋山戦を挙げたGP覇者&初代ミドル級王者のムサシ。笹原EPは「個々戦いたい選手はいると思うし、名前を出してアピールする気持ちも理解できる。でも最終的にカードを極めるのは選手ではなく、我々でもなく、ファンの方が見たいかどうか。そう言う声(=秋山vs吉田を望む声)が大きければ、簡単にはいかないと思うが、やり方を考えたい」と語るに止まった。ひとまず今年も大晦日にイベントが開催されることは決まったが(大会名や二元中継になるかなど詳細は未定)、一体今年の大晦日はどうなるのだろうか?

080923_Dream6-4.jpg ヘビー級戦線も混沌としていて、急遽対戦相手が変わったハリトーノフは、ヒョードルの目の前で危な気なくアンブリッツに勝利。そして今年中にヒョードル戦を熱望するミルコは、その前に立ちはだかる最大の敵であるアリスターと対戦。しかし組み付かれたところをうまく倒されたミルコは、パウンドと鉄槌を浴びて目尻から出血!
 さらにミルコの伝家の宝刀・左ハイキックを食らっても、前に出て押し倒したアリスター。その後も防戦一方となったミルコに対し、一気に勝負を決めようと密着してのヒザ蹴りを連発。しかし、これが2度もローブローとなってしまい長時間試合が中断。苦痛に顔を歪ませて倒れ込むミルコ、そして協議を始める審判団。その結果、偶発的事故によってミルコが試合続行不可能となったため、ノーコンテストという裁定が下されてしまった。
 勝利目前でミスを犯してしまったアリスターは観客に詫びたが、インタビュースペースでは1回目のローブローは認めたものの、その後は「内腿に当たっているだけ。彼の破壊は出来た。ミルコ自体が疲れてしまったんだと思う」と勝ちを確信したコメントを残した。また笹原EPもひとまず大晦日でのヒョードルvsミルコは「ない」と断言した。

080923_Dream6-5.jpg 31歳で現役引退後、俳優業に転身したものの安定した収入が得られなかったため、夜勤の工事現場で働いていたことを、煽りVTRの中で告白した船木。生きるために再びリングに戻ってきた船木だが、ブランクが響き呆気なく連敗。この日は背水の陣で、かつて船木に憧れてパンクラスに入門してきた愛弟子であるミノワマンと対戦。ミノワマンはDREAM転身後、入場テーマ曲を変えていたが、この日はPRIDE時代に使っていた『One Minute in Heaven』を復活させた。
 試合直後、船木のソバットをキャッチしてグラウンドに持ち込んだミノワマンだが、船木は初期パンクラス時代を彷彿させるようにヒールホールドを狙っていく。回転して逃れたミノワマンは逆にアキレス腱固めを狙っていくが、極められる前に目の前のミノワマンの足を掴んだ船木は両腕で力一杯捻っていき、先にミノワマンからタップを奪って勝利!
 まず対戦相手のミノワマンに抱きついて倒れ込んだ船木は、立ち上がって喜びを爆発させると、感極まった表情で手を叩いていたセコンドの柴田勝頼と抱き合う。そしてマイクを持ってしゃべろうとするが、涙が溢れてきてなかなかしゃべれない。そして船木コールを浴びながら「やっと復活できました! これからも身体が使えなくなるまで、自分で出来ることがあれば何でもやって、格闘技を支えていきたいと思います」と力強く叫んだ船木。
 インタビュースペースで船木は「自分がやっと復活した、生きることができた喜び。それが昔一緒にやっていた弟子が(相手を)務めてくれて、結果美濃輪によって復活できたという気持ちが強い。お前がいたからこそこういう風になれという気持ちが強い」と、ミノワマンに感謝の弁。一方のミノワマンはノーコメントだった。
 なお、グレート・ムタ柄のお面を被って登場した桜庭が現在折れた左腕を必死にリハビリして大晦日に間に合えば試合をしたいと挨拶。その際、「そろそろ田村さんと試合をしてもいいと思うんですけど(苦笑)、あとは田村さん次第なので」と発言したが、この“榊原元DSE代表の置き土産”は今年こそ実現するのか? 赤いパンツの頑固者よ、やれんのか?

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