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›2008年09月29日

戦極がKING王国に!キング・モー豪快デビュー。杉浦は柔術世界王者に敗退

Posted by TEAM-angle at 03:00 / Category: 【格】SRC・戦極 / 0 TrackBack

080928_Sengoku5-1.jpg 28日、国立代々木競技場 第一体育館で行われた『戦極~第五陣~』。全試合の詳細と試合後のコメントはナイガイモバイル☆バトルをご覧下さい。
 旗揚げの地である代々木に戻ってきた戦極。吉田も五味も三崎もジョシュも出ないこともあって、客入りではやや苦戦したが、こういう時にこそニュースターというのは誕生するものだ。当初参戦予定だったホジャー・グレイシーの欠場により、急遽トラビス・ビューと対戦することになったのが、全米レスリング王者のキング・モー。
 この試合が総合デビュー戦となるモーだが、前日会見でレースクィーン風のセクシー美女を帯同するなど、早くもその特異なキャラを発揮。この日の入場ではさらにセクシー着物に身を包んだ美女を4人も引き連れ、王冠&マントというまさしく“KING”の格好をして登場!
 ここまではツカミはOKという感じだが、さて試合はどうか……。モーは低い構えから積極的にパンチを打っていくが、デビュー戦のためか落ち着きがない。一方、藤田和之にも勝っているビューはどっしりと構えて狙いを定める。ところが、“何かやってくれそうな”雰囲気を持っているモーが突然ジャンピングパンチを放ち、これがビューの顔面にヒット! 全米レスリング王者のモーはすかさずタックルでテークダウンを奪うとパウンドのラッシュで見事勝利! モーはホジャー欠場という負のイメージを吹っ飛ばすほどのインパクトを残した。

 インタビュースペースにも4人のセクシーギャルを帯同したモーは「彼女たちは俺様の王国の一員でクイーンだ。(セコンドについた)メイヘムは日本でのスタンダードな戦い方を教えてくれたが、クイーンたちのほうが大きな助けになってくれたよ。次の相手は誰でもいいさ。戦極に任せるよ。ただ、俺様の王国を壊そうとする奴は“処刑”するけどな(ニヤリ)」と、これでもかというほど“KING”ぶりを発揮したコメントを残した。

080928_Sengoku5-2.jpg メインはホジャー・グレイシーにも勝利した現役柔術世界王者、シャンジ・ヒベイロの総合デビュー戦。対戦相手は久しぶりの総合参戦となるプロレスリング・ノアの杉浦。煽りVでのインタビューで、杉浦がセコンドについてほしい人として三沢と小橋の名前を出すと、スクリーンには三沢と小橋の写真が映し出され、一瞬だが『スパルタンX』が流れる。この瞬間、場内はドッと沸いたが、杉浦が入場する際、実際に後ろから現れたセコンドは高山善廣、ジョシュ・バーネット、滑川康仁の3人。だが、それでも十分場内は沸き上がった。一方、ヒベイロのセコンドには先日のDREAMでミドル級GP準優勝となったジャカレイがつく。
 試合はヒベイロが打撃からのタックルを執拗に狙っていったのだが、杉浦はことごとくこのタックルを読んでおりガブって受け止める。そのままコーナーやロープまで押し込んでいく場面が続き、両者スタミナを消耗。1R終盤、ようやくテークダウンを奪ったヒベイロがスリーパーを狙うが、杉浦は間一髪脱出。だが、ヒベイロは柔術現役王者らしく腕十字、三角絞めを狙っていくが、杉浦はこれもクリア。
 2R、ヒベイロのタックルをガブって止めた杉浦がニースタンプを落としていくと、観客からは「DDTだ!」「投げろ、杉浦!」「オリンピック予選スラムだ!」とプロレス技を期待する声が飛ぶが、さすがにこれは無理。3R開始前、セコンドの滑川から「レスラーの意地見せろ! 家族も子供もいるんだろ!」と熱い檄を飛ばされたという杉浦だが、ヒベイロの大振りフックをガードし、タックルが来ると思って身構えていると、ヒベイロはこの試合随所で出していた首相撲からのヒザ蹴りへ。
 予想外の攻撃でモロに顔面にヒザをもらってしまった杉浦は、背後に大きく後退。すかさずヒベイロが追いかけていき、パンチとヒザをラッシュ! 杉浦の顔面は血で真っ赤に染まり、レフェリーが試合をストップ。試合終了まで、あとほんの僅かなところで杉浦は敗れてしまった。
 眉間の傷口を内側2針、外側8針縫ってインタビュースペースに現れた杉浦は「(総合は)もういいんじゃないですか? 総合も楽しいですけど、楽しみは1回だけで」と、またしばらく総合は封印し、プロレスに専念することを宣言。一方のヒベイロは「柔道家の吉田と柔術家のワタシが道着とグローブを付けて戦うことが出来れば面白い」と、吉田とのジャケットマッチを提案した。

080928_Sengoku5-3.jpg ミドル級GPシリーズ1回戦では、戦極初となる日本人対決が実現。過去GRABAKA勢とは数々の名勝負を展開しているパンクラスismの近藤と、GRABAKAの佐々木が激突。菊田や三崎を従え、花道の途中で目を閉じて天を仰いだ佐々木。そのまま気合いの入った表情でリングインしたが、一方の近藤はいつも通りで、まさしく不動心といった感じ。
 リングを周る佐々木に対し、近藤は一定の距離を保って身構える。1R終盤で佐々木がグラウンドに持ち込むが、近藤も防御したため何も出来ず。2Rに再び佐々木がテークダウンを奪い、近藤のバックに回り込む。スリーパーを警戒して手で防御しようとした近藤だが、佐々木は素早く近藤の首に腕を巻き付け、胴絞めチョークスリーパーで近藤からタップを奪う! その瞬間、佐々木は菊田らと抱き合った大喜び。さらに「日本人が強い、GRABAKAが強いことを証明するため、絶対に優勝します!」と堂々優勝宣言。
 また、93kg級から減量してミドル級に転向した中村和裕が、戦極初参戦にして1年10カ月ぶりに日本で試合を行った。もうすぐ子供が生まれる中村は、教え子である柔道着を着た子供たちの声援を背に積極的にパンチやローを繰り出していく。相手のカフーンも時折ノーガードで顔を突き出し、挑発しながら応戦。中村は危うい場面もあったが、結局3R時間切れの末、判定で勝利。
 ミドル級GPでは、このほかにシアー・バハドゥルザダとジョルジ・サンチアゴが勝利し、11・1ミドル級GPシリーズ準決勝には佐々木、中村、バハドゥルザダ、サンチアゴの4人が勝ち上がった。さらに休憩明けにジョシュ・バーネットが登場し、来年1・4に戦極がさいたまスーパーアリーナでニューイヤーイベントを開催することを正式に発表。
 WVR國保取締役は「ニューイヤーイベントに相応しい名称を付けるか、そのまま第七陣になるかはまだ決まっていないが、ニューイヤーに相応しいカードを組みたいですね。北京オリンピックでのメダリストはマストで呼びたい」と語り、大晦日を避けて1・4にした理由を「ニューイヤーイベントということで、会場の問題(=空き具体など)もありますし、ほかのイベントとダブらせてやることもないんじゃないかと」と語ったが、記者から「1・4は新日本プロレスが東京ドーム大会があるが」と尋ねられると、「そのことは後になって聞いたのですが、とくに意識はしていません」と答えた。
 ちなみにこの日の煽りVのナレーションは、シャアの声ではなかった。

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