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›2008年09月30日

自信満々で“口撃”してくる魔裟斗に対し、佐藤は「勘違いしちゃダメですよ!」

Posted by TEAM-angle at 16:15 / Category: 【格】K-1 MAX / 0 TrackBack

080930_K1Max-1.jpg 30日、都内のホテルで『K-1 WORLD MAX 2008 World Championship Tournament~FAINAL~』(10月1日、日本武道館)の直前会見が行われた。会見の詳細はナイガイモバイル☆バトルをご覧下さい。
 明日の大会はMAX世界トーナメント準決勝~決勝、リザーブマッチ、スーパーファイト、60kg級の試合が行われる本戦の前に、17時から大晦日に行われる決勝戦を目指して、高校生によるK-1甲子園準々決勝も行われる。それだけに会見も三部構成で行われたが、MAX世界トーナメントFINALに出場する4選手が登場すると、緊張感が会見場を包む。
 中でもやはりベルトを挟んで並び、記念撮影に応じた際の魔裟斗と佐藤嘉洋の間にはピリピリとした空気が漂い、お互いに向き合っても目を合わせようとしない。このことについて会見終了後に囲み取材に応じた佐藤は「目が合ったら握手をしようと思ったんですけど、合わなかったんで止めました。あまり握手したくない人としてもね」と語っていた。
 計量の際、ほとんどの選手がリミット(70kg)ギリギリで仕上げてくる中、500gアンダーだった佐藤に対し、「(調整に)ちょっと失敗しているのかなと思ったので、明日はどう攻めていこうか確実に固まりました」と語った魔裟斗だが、佐藤は「何とも思っていないです。予備計量からちょっと動いただけで300gも落ちたので、“こんなに落ちたか”って感じ。もっと減量がキツイかと思ってたので、この試合が終わったらもうちょっと筋肉が付けられるなと。焦るよりも嬉しかったですね」と語り、徐々に食事の量は減らしてきたものの、減量らしい減量をしたのは昨日1日だけだったと説明した。

080930_K1Max-2.jpg 対戦が決まって以降、佐藤に対して苛立っているような発言を繰り返してきた魔裟斗だが、「8月から非常に濃い、今までの格闘技人生の中で一番いい練習が出来た。今まで本当に自分のことを強いとは思わなかったが、今回本当に“俺は強いな”と思います。明日は1回戦(準決勝)で佐藤選手を倒して、決勝でサワーとやりたい。そしてチャンピオンになります!」と堂々優勝宣言。
 一方の佐藤は「7月の試合では僕が一番評価している選手の一人であるブアカーオ選手に対して奇跡を起こしたので、明日はもっと大きな奇跡を起こします。楽しみにしていてください」と語り、さらに囲み取材の際には「下馬評が圧倒的に不利なので、そこでひっくり返したら面白いですよね。それやったらカッコイイじゃないですか? カッコイイところ見せますよ」と言ってニヤリと笑った。
 この試合に関して「今年一番ドキドキしている」と興奮気味の谷川EPだが、「ホームページとかで勝敗予想をすると、魔裟斗君のほうが勝敗は圧倒的に優位なんですけど、たぶんそれは皆さんの願望でしょうね。僕は実力は五分だと思うので、(勝敗は)分からないですよ。(DREAMの)宇野vs青木も楽しみだったけど、魔裟斗vs佐藤はどうなるんだろうっていう楽しみがありますね」と語った。
 魔裟斗に比べると、挑発的な発言はあまりしない佐藤だが、魔裟斗が「まだ佐藤はエースの器じゃない」と言っているということに関してどう思うかと聞かれた際には、「人が立場を作るんじゃなくて、立場が人を作るので、僕がチャンピオンになればそれなりのものになるんですよ。魔裟斗選手も勘違いしちゃダメですよね。自分1人でやってきたわけじゃないんで。チャンピオンになって周りの人が盛り立てて、初めてスターになったんで。自分は自分のスタイルで引っ張っていきますよ。僕は魔裟斗選手にはなれないですけど、佐藤嘉洋にはなれるんで」と、若干怒りを込めながら熱く語った。

080930_K1Max-3.jpg また、明日の大会から若干改正された新ルールが適用されることになった。改正された部分は下記の3つ。
(1)ラウンドごとにジャッジが付ける採点を発表する「オープンスコアリングシステム」の導入
(2)公平を期すためにコスチュームをキックパンツに統一
(3)タイオイルなどの塗布物を体に塗るのを禁止&ワセリンは顔面に少量のみ
 最近ボクシングでも採用された、試合途中でジャッジの採点を発表するオープンスコアリングシステム。K-1の場合はとくに僅差のため微妙な判定になることが多いMAXからまず採用され、各ラウンド終了後に採点が発表されるため、観客や視聴者はどちらのほうが優位に試合を進めているかが分かりやすくなる。選手側でも魔裟斗は「より公平になって、試合もアグレッシブになると思う」と語り、佐藤も「勝負をかけやすくなる」と、現時点では高評価。谷川EPは「賛否両論あると思うが、まずやってみないと。ヘビー級でも来年くらいには統一したい。たぶん好評になると思うが、まさか勝っている選手は逃げないと思うんですけど、そこだけが心配ですね」と語った。
 コスチュームに関しては、最近衝撃を受けると硬化するスーツ『d3o』なんてものまで開発されるようになったため、谷川EP曰く「今後、水泳のレーザーレーサーのように揉めることがないように。ただでさえ技術が上がっているのに、そこ(=素材)で競われるようなことになったら格闘技じゃなくなっちゃうんで、そういうのを抑止する意味で」導入されることになったという。
 これまでロングスパッツがトレードマークだったアンディ・サワーだが、明日の試合からはキックパンツで試合をすることに。会見がルールミーティング前に行われたこともあり、「新ルールに関してまだ把握していない」とやや不満顔だったが、「シュートボクシングスタイルで出来ないのは残念だが、やるべきことはやるし、キックパンツに替えたからといってパフォーマンスが落ちることはない」と、ひとまず受け入れる構え。
 「揉めないように」「観客に分かりやすく」ということに重点を置いて改正されたルール。明日、観客がどういう反応を見せるか注目だ。また、谷川EPは「視聴率的には本当は15%取りたいんですけど、いまはいいところ12~13%なので、そこは取りたいですね。裏番組が特番シーズンで強いんですよねぇ」と渋い表情で語ったが、この新ルールにより視聴者にはより分かりやすくなり、一層試合が楽しめるようになるのかも気になるところではある。

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