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›2008年10月24日

プロレスを通じて世界平和を!ところがEXPO開幕戦で高山とフライが大乱闘!

Posted by TEAM-angle at 22:29 / Category: 【プ】サミットシリーズ・合同興行 / 0 TrackBack

081024_ProwresEXPO1-1.jpg 24日、両国国技館で行われたプロレスエキスポ実行委員会による『ProWres EXPO 2008 in Japan 第1部~緑の章~』。プロレスによる世界平和を掲げて鳴り物入りで開催されたプロレス万博初日。全試合の詳細はナイガイモバイル☆バトルをご覧下さい。
 6地域11カ国からバラエティに富んだレスラーが参加したが、初日は平日、しかも雨ということもあってかなり厳しい客入りだった。しかし開会式でスーパーバイザーの蝶野と特別立会人のダニー・ホッジ氏のほか、初日出場全選手がリング上に一堂に会すとリング上は何とも華やかに。
 蝶野が「プロレスを通じて平和のメッセージを発信するという発想は、自分たちには出てきませんでした。ルールの違う試合があったり、女子の試合があったりと、初の試みで自分も非常に期待しています」と語ったように、笑いを交えたロイヤルランブルがあったり、女子プロの試合があったり、ルチャ主体の試合があったり、格闘技っぽい動きがあったりと、様々なプロレスのスタイルがいっぺんに見られるのが、このプロレスEXPOの特徴か。これをどう世界平和を訴えるメッセージに展開させていくかは、まだ見えてこない部分はあるが、かつて猪木が唱えたように「国同士の戦いはリングの中だけ」ということなのだろうか。

081024_ProwresEXPO1-2.jpg このプロレスEXPOには、まだ日本では馴染みのない“未知数のレスラー”が多数参加していたのだが、その中でメインを務めたのはプロデューサーの蝶野はTEAM2000時代には共闘していたノートンと久しぶりにタッグを組み、かつてPRIDEのリングで壮絶な殴り合いを見せた高山とフライがタッグを組んで激突するという、ストロングスタイルな一戦。
 開始早々、蝶野のヤクザキックと高山のビッグブーツが相打ちになったり、4選手入り乱れての場外乱闘があったりと、肉弾戦が展開される。蝶野と高山の激突もずいぶんと久しぶりだが、ニーリフトやビッグブーツで追い込んでいく高山に対し、蝶野は蹴り足をキャッチしてドラゴンスクリューで投げると、一気にSTFへ。勝手知ったるノートンはうまくフライをカットするが、ノートンを振り切ったフライが入ってきて蝶野にスリーパー。
 逆に高山がノートンを抑え付けていると、フライが蝶野を羽交い締めにして高山を呼び込む。そして高山がビッグブーツを放った瞬間、蝶野がかわしてフライに誤爆! すかさず高山を蹴散らした蝶野がフライにシャイニング・ヤクザキックを叩き込んで3カウント。
 すると試合後、誤爆に怒り心頭のフライが高山に殴りかかっていき、高山もすぐさま応戦! 何とあのPRIDEでの殴り合いを再現するような乱闘騒ぎになり、蝶野やノートンのほかセコンドについていた大谷らも割って入って乱闘を止める。フライは同じアメリカ代表のノートンらと退場。高山も同じ日本の蝶野や大谷らと勝ち名乗りをあげると、コーナーに登って中指を突き立ててフライを挑発していった。

081024_ProwresEXPO1-3.jpg 2日間3大会に分けて開催されるプロレスEXPOだが、目玉企画なのがA、Bブロックに分けて行われる大陸対抗リーグ戦。初日はまずAブロック・北米代表のモーターシティ・マシンガンズvs推薦枠の崔&リッキー・ランデルと、Bブロック・アジア代表の田中&関本vs中南米代表のドランゴ&ナルトの2試合が行われた。一時は欠場が発表されたセイビンだが、土壇場で出場が決まった。ZERO1のピンチということで急遽帰国してきた崔は、EXPOでも張り切って試合に挑んだが、モーターシティ・マシンガンズが抜群の連係攻撃を披露。最後はWスーパーキックを叩き込んでリッキーから勝利を奪った。
 一方、Bブロックの注目はナルト。煽りVでは文字通りマンガ『ナルト』のコスプレをしていたナルトは、アニメ『ナルト』の主題歌で入場はしたが、コスチュームは版権のことを考えてかまったく関係ないパンクロッカー風。しかし小柄な体格ながら、果敢にもルチャ殺法で田中や関本に向かっていく姿勢が観客に響いたようで、中盤からナルトコールが巻き起こる。
 さらにドランゴもトリッキーな動きで田中&関本の強力タッグを翻弄。しかし田中&関本はパワー&スピード共に現在の日本マット界でもトップクラスに入るだけに、ナルトを捕まえると一気呵成に攻撃。中でも関本の串刺しラリアット2連発→ラリアット→フロッグスプラッシュ→ぶっこ抜きジャーマンという怒濤の攻撃は超ド迫力! それでも3カウントを許さなかったナルトに対し、大声援が飛んだが、関本はアルゼンチンで担ぎ上げると、そのままデスバレーボム風に叩き付けて3カウント。
 初日はAブロックではモーターシティ・マシンガンズ、Bブロックでは田中&関本が順当に1勝をあげた。

 大会終了後、なおもバックステージで高山とフライが乱闘を繰り広げたあと、蝶野が「各選手、自分の動きは出していると思う。いろんな意味で競い合えるような形になれば面白いし、久しぶりの選手だったり、初めての選手たちがいて、複雑な思いっていうか、分からない相手と戦ってくれっていうのはどこでもあることだけど、その中で明日の興行と午後の興行で、短い時間だけどお互い選手同士で違う国だけどプロレスっていうものでつながっていることが理解できれば。俺は出来ると思ってるんでね。そのつもりで海外周ってきたし。こういう大会に参加させてもらって感謝してますよ。いやぁ面白い! 明日楽しみにしてますよ」と語った。
 さらにリングにはチーム・マイナス6%の広告が入っているだけあって、花道やステージなどの演出はほとんどなかった。唯一1階席後方角2カ所には、全日本や新日本の両国大会同様、プロジェクタ&スクリーンで試合映像を流し、入場時には独特なライティング&天井からスモーク噴射といった演出はあったが、全体的に“エコ”な感じだった。

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