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›2008年11月02日

五味がまさかの敗戦!ライト級GPを制した北岡「(五味の)挑戦は受けて立つ」

Posted by TEAM-angle at 03:00 / Category: 【格】SRC・戦極 / 0 TrackBack

081101_Sengoku6-1.jpg 1日、さいたまスーパーアリーナで行われたワールドビクトリーロード主催の『戦極~第六陣~』。今年旗揚げした戦極もこれが年内最終興行。5時間半にも及んだ大会の全容、試合後のコメントなどはナイガイモバイル☆バトルをご覧下さい。
 ライト級GPシリーズ、ミドル級GPシリーズの準決勝~決勝、リザーブマッチが一挙に行われた今大会。ライト級GPシリーズのほうは日本人選手4人、通称“S4”が準決勝まで勝ち上がってきたが、この中の優勝者が来年1・4たまアリでの『戦極の乱2009』で、五味孝典と初代戦極ライト級王座のベルトを懸けて対戦する。
 そのため五味はGP優勝者と少しでも条件を近付けるのと、地上波放送がついたいま試合をこなして、露出を増やす&調整していくことを宣言し、急遽ロシアのセルゲイ・ゴリアエフと対戦することに。五味は1Rと2R途中までサポーターが巻かれてあったゴリアエフの左ヒザに鋭いローキックを入れながら、積極的にパンチを出していく。
 この日は全11試合中6試合が判定決着。さらに3試合が3Rまで行ったため全体的にかなりの長丁場となった。それだけに観客のフラストレーションもだいぶ溜まっており、いつも以上に五味の“スカ勝ち”に期待が集まった。五味はタックルでのテークダウンも奪い、試合を優勢に進める。ところが、2Rの途中で五味が思い切り踏み込んで左フックを叩き込もうとした瞬間、ドンピシャのタイミングゴリアエフのカウンターパンチがヒット!
 面食らった五味はそのままガクンと崩れ落ちたのだが、その際足が変なカタチになり、五味が立とうとしても足がガクガクして五味はまともに立つことが出来ず、必死に後退。試合後、ヒザの関節が外れたことが分かったが、千載一遇のチャンスを得たゴリアエフは一気にラッシュ。何とか2R終了まで持ちこたえた五味は、3Rゴリアエフが顔面にパンチを伸ばしてくるのもお構いなしに、とにかく前に出続けた。
 だが、判定の結果は2-1でゴリアエフの勝利。ライト級GPは別名「Road to GOMI」だったが、その前に五味がまさかの敗戦を喫してしまった……

081101_Sengoku6-2.jpg とにかく全体的に嫌なムードが立ちこめていた今大会の中で、異彩を放ちまくっていたのが北岡悟だ。完全に“イッちゃってる”目つきで体をユラリユラリと揺らしながら入場してくるシーンはもはやお馴染みだが、準決勝では強敵・光岡と対戦。これまで数々の秒殺記録を打ち立ててきた北岡だが、さすがに光岡相手に秒殺は無理だろうと思われていた。
 ところが北岡はまたしても低空タックルをズバリと決めると、そのまま光岡の足を取って回転し鮮やかにヒールホールドを極めていく。何とか逃れようとした光岡だが、脱出不可能と判断してタップアウト。そのタイム、わずか1分16秒! 強敵にもいつも通りの秒殺勝利を収めた北岡は小走りで退場。
 そして決勝では廣田を破ったGRABAKAの横田一則と対戦。ゴング直前、相変わらず“イッちゃってる”目つきで握手を交わした北岡に対し、横田は北岡の股間を触るという奇襲攻撃(?)を見せる。これが功を制したのか、北岡の低空タックルに対して横田は自分の体をロープの外に出すことで防御(=ブレイクがかかる)。それでも執拗に何度も何度もタックルを仕掛けていった北岡だが、横田は最後まで足関節を極めさせなかった。
 北岡は青木真也ばりにオンブ状態や抱っこ状態からの引き込みなんかも見せたが、試合は3Rまで突入。蛇のようにしつこいタックルでテークダウンまでは何度となくいった北岡は、あくまでも関節技の一本を狙いつつも、腕を掴んで防御しようとする横田の腕を股の間に挟んでパウンドを打つといった攻撃も見せていった。
 そしてフルラウンド(3R)戦い終えた瞬間、北岡は自身の勝利を確信したのかマットにヒザをついた状態のままガッツポーズ。横田も正座したまま一礼。そこに菊田が入ってきて、2人の間に立って両者をガッチリ握手させて健闘を称えた。

081101_Sengoku6-3.jpg 優勝した北岡の首には金メダルがかけられたのだが、北岡が一番喜んだのは優勝賞金500万円の小切手を受け取った瞬間。あまりにジャンプして喜んだため、首にかけていたリボンからメダルが落下するハプニングも!
 そしてマイクを渡された北岡は「戦極ライト級GPシリーズ、チャンピオン、北岡悟でーす! ここまで来るの長かったような短かったような、でも今日までの伏線が溜めみたいな感じで、すごく嬉しく思っています。皆さんの声援のお陰で勝つことできました。光岡“センチュ(選手)”と横田“センチュ(選手)”っていう強い“センチュ(選手)”に勝てて嬉しいです! 本当に2人とも強い選手だと思っていたので、その2人に勝てたことは今後まだ続いていく格闘技人生にとって、すごいためになると思いました。
 あとはサポートしてくれるチームとか、すごい感謝しています。そして今日、僕がチャンピオンになるのを見てくれた人たちにも感謝しています。あとは僕の格闘技の先生を何人か紹介したいと思います。
 鈴木みのるさん、感謝しています! 中井祐樹先生、感謝しています! そして船木誠勝さん、感謝しています! ありがとうございます! これが言いたくて優勝しました。正直、僕にとって1月4日よりも今日のほうが大事なんです! ごめんなさい! じゃあ今日はこの辺で終わりにしたいと思います」と叫んだ。
 北岡はかつて船木が現役復帰を決めた際に、「しっぽ巻いて逃げた人の首根っこ捕まえて、“こっち向けよ”ってやる感じ」と語って挑戦状を叩き付けたことがあったが(※船木は無視)、その船木に対して感謝の言葉を公の場で言ってみせたのだ。
 さらに北岡はリングサイドから決勝の試合を見守っていた五味に向かって「五味選手、負けちゃったけど1月4日、僕とやるんですか?」と宣戦布告。これを聞いてリングに上がった五味は「今日は2試合、本当によく頑張って、おめでとう! ちょっと今日は転んじゃったけど、1月4日、お互いケガのない状態でやりましょう。かかってこい!」とあくまでも“上から目線”。しかし、北岡はすかさず「その挑戦、受けて立ちます!」とライト級GPシリーズ覇者としての“プライド”を覗かせた。その瞬間、五味は笑みを浮かべて両手を広げた。
 なお五味はゴリアエフ戦に関して「ダウン取られても、(試合を)止められてもおかしくない感じでしたね。覚えてないですけど。パンチで効いたのは初めて。トシだな」と負けを認めつつも、北岡との対戦に関しては「なんとも思ってないですけど、どうやら僕が挑戦者みたいなおで頑張りますよ。今日の(負け)はいいクスリです」と語った。

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