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›2008年11月06日

野人パワーも悪の連携も、友情パワーには敵わず!テンコジがG1タッグ優勝

Posted by TEAM-angle at 00:00 / Category: 【プ】新日本プロレス / 0 TrackBack

 5日、後楽園ホールで行われた新日本プロレス『Circuit2008 NEW JAPAN TRUTH G1 TAG LEAGUE』最終戦。真夏の祭典G1クライマックスに負けないくらいの盛り上がりを見せたG1タッグリーグだが、全試合の詳細はバトル三昧をご覧下さい。
 前日の後楽園大会でAブロック2位で並んだ上、予選リーグでの直接対決が引き分けに終わっている中邑&後藤とバーナード&フーラー(DETONATORS)が第1試合で準決勝進出決定戦を行った。因縁のある両チームだが、序盤はバーナード&フーラーの圧倒的なパワーの前に中邑&後藤は大苦戦。後藤が長らく捕まったあと、ようやくタッチを受けた中邑が一気呵成に攻め込むが、フーラーのチョークスラム→トレイン攻撃→マジックキラーと必殺フルコースを食らってしまう。
 これは後藤がカウント2でカットしたが、DETONATORSはさらにフュージョン・ボムを狙う。辛くも中邑が脱出すると、後藤がフーラーにジャーマン。そこに中邑がジャックナイス式エビ固めで加わって3カウント! DETONATORSのパワーに対し、中邑&後藤はスピードと機動力で見事勝利。
 そして準決勝第1試合ではAブロックをトップで通過したテンコジと、Bブロック2位通過だった中西&吉江が激突。かつては全員新日本所属として凌ぎを削った4人が再び新日本マットで激突。この試合では中西の野人パワーが爆発! ホール中に「バチーン」という音が響き渡るほど強烈な逆水平チョップや、ブレーンバスタースラム、クロスチョップ、一本足ハンマーなどで大暴れ。
 小島が長い間捕まってしまったが、串刺し攻撃を狙う吉江の前に何と天山が立ち塞がり、小島を場外に逃がすと自分が串刺し攻撃の餌食! またも友情パワーが炸裂! それでもビッグマウンテンズは同時にアルゼンチンを決めると、中西がそのまま小島にヘラクレスカッター。だが、吉江のバックブローをかわして中西に誤爆させた小島は、天山と共に吉江にコジコジカッター。
 それでも中西が蘇生してきてまた大暴れをし始めるが、中西のラリアットをコジコジカッターで切り返し、アイアンクローに来た中西にショートレンジラリアットを叩き込むと、渾身のラリアット2連発で中西を沈めた。勝ったものの大きなダメージを負った小島だが、天山は「あと1つ」とばかりに人差し指を突き立てた。

 準決勝第2試合ではこの日DETONATORSに続き、またもGBHの真壁&矢野(Bブロック1位通過)と対戦する中邑&後藤。いきなり場外乱闘と凶器攻撃で中邑を痛めつけていった真壁と矢野は、悲鳴をあげるRISEのファンに向かって笑いを浮かべながら中指を突き立てる。
 ローンバトルが続いた中邑だが、矢野がトドメのラリアットを狙ったところを飛び付き腕十字に切り返す。これで勝負あったかと思われた瞬間、何とバーナードが乱入! すぐに後藤がラリアットでバーナードを場外に蹴落としていくが、バーナードは場外で後藤を捕まえると、エプロンにラストライドで叩き付けていった。その間に本間らが乱入して中邑を攻撃して矢野を救出。
 それでも中邑は何とか流れを取り戻そうと奮起するが、エプロンから真壁がチェーンラリアット。そして矢野がバックブリーカーの体勢に捕らえてマットにヒザをつくと、コーナーから真壁がキングコング・ニードロップを投下して3カウント。真壁はまたも悲鳴をあげるRISEファンを睨み付けながら、ニヤリと笑って引き上げていった。

 決勝はテンコジvs現IWGPタッグ王者の真壁&矢野。試合、特別立会人として山本小鉄&星野勘太郎のヤマハブラザーズが登場。そこにいつものようにセコンド陣を引き連れてGBHが入場してくると、海野レフェリーが下がるように指示。GBHは当然拒否をするが、何と星野さんが外道にナックルパート! さらに小鉄さんもジャケットを脱いで臨戦態勢に入ると、海野レフェリーが「お前ら帰れ!」と一喝。さすがのGBHも、リング上の真壁&矢野を残してセコンド陣は渋々退場していった。
 だが、試合が始まると真壁&矢野は場外でのイス攻撃で小島の額を叩き割る。大流血に見舞われた小島がまたしても捕まる展開となったが、何とかピンチを脱した小島が「天山っ!」と叫びながらダイビングタッチ。一気呵成に攻め込んだ天山だが、真壁&矢野は天山の額も叩き割って流血させる。それでも真壁にヘッドバットを返す天山だが、真壁がチェーンを持ち出したところで、海野レフェリーが制止していると、その背後で矢野が天山にイスを振り下ろす!
 これを自らの身を挺して天山を守った小島。またも友情パワーが炸裂! ここから小島がマシンガン逆水平&行っちゃうぞエルボー&コジコジカッターで一気に反撃。そして小島の攻撃に巻き込まれて海野レフェリーが倒れている間に、天山がムーンサルトを狙ってコーナーに登ると、そこに飯塚が乱入! 飯塚がアイアン・フィンガー・フロム・ヘルでの地獄突きで天山を蹴落とすと、真壁のチェーンラリアットから矢野が落差のある鬼殺し。
 それでもカウント2で返した天山に対し、真壁&矢野は準決勝で中邑を沈めたバックブリーカー&キングコング・ニーを狙うが、小島が間一髪のところで真壁を突き落とす。そして小島が矢野にラリアットを叩き込むと、天山がTTD。さらにアナコンダバイス→アナコンダバスター→アナコンダクロスと怒濤のアナコンダ殺法を見舞っていき、ついに矢野がギブアップ! テンコジがG1タッグリーグを制した瞬間、後楽園ホールは割れんばかりの大声援に包まれた。逆に真壁はこれで火祭り、G1クライマックスに続き、またしても準優勝止まり!

 試合後、満面の笑みでトロフィーや賞金を受け取った小島に向かって、天山が「コジのお陰や。コジの力が俺を奮い立たせてくれた。俺にとって、コジ、最高の、最高のタッグチーム、テンコジやな! コジ、俺のために最後まで一緒に踏ん張ってくれて、最後にこうして優勝出来た。テンコジだけじゃない、お客さんの力をもらってここまで来ました! コジ、ありがとう! そしてお客さん、ありがとう!」と絶叫。
 そして小島が「天山、俺は優勝出来たことよりも、天山と今日まで完走出来たことのほうが嬉しかった。首も痛いのに、肩も痛いのに、足も痛いのに! 最後まで一緒に、一緒にやってくれてどうもありがとうございました」と返すと、天山を涙を堪えて顔をクシャクシャにしながら小島と抱き合った。

 その後、インタビュースペースで天山が「最後はコジにありがとうと言われて、全身震えたし。それはもう、俺がかつてコジが俺を置いて全日本に行ったときの最後の後楽園(と同じように)。俺はあの時反対した。でもコジの最高の道やと思ったし、俺はあのときの……変な意味と違うけど、あの感動というか、コジ頑張れよと言ったときみたいな。今日はコジがやっと俺の元に戻ってきてくれた。ホンマの意味で、コジに心の底から帰ってきてくれてありがとうと言いたいです。コジと今日は最高の結果出した。最高に感動した」と感極まった表情で語った。
 一方、テンコジタッグを復活さえて4カ月、7年ぶりのG1タッグリーグ制覇を達成した小島は「プロレスラーをやっていると、辛いことばっかりだけど、今日みたいな日があると、本当にプロレスラーでいてよかったなと、つくづく思いました。本当に仲間に恵まれるということが、こんなに素晴らしいことだと思わなかったし。プロレスラーでいることができたから、こういう素晴らしい仲間に出会えたんだと(思う)。4カ月経ちましたけど、本当に今まで自分と天山が団体を離れて、離ればなれになって過ごした時間を4カ月で埋められたような。逆に俺にとって掛け替えのない仲間というか、パートナーというか、素晴らしいと改めて思いました。表面上のこととか、肉体的な部分とか、そういうのは衰えていると思います。それだけの時間が経って弱くなってると思います。ただそれと違って一つだけ強くなったのは絆! (今後は)最強タッグもベルトもありますけど、究極な部分で言えば少しでも長い時間、天山と組んでいたい」と笑顔を浮かべながら語った。
 そしてガッチリ握手を交わした両者は、カメラマンのリクエストに応えてトロフィーにビールを注ぐと、お互いに飲ませるように腕をクロスして乾杯! もうファンもマスコミも、テンコジの友情に当てられっぱなしという感じだった。テンコジはこのまま全日本の最強タッグに出場するが、真壁&矢野の持つIWGPタッグ王座への挑戦もブチあげた。

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