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›2008年12月15日

バラモンの兄弟対決があっても、最後の最後までElDoradoはElDoradoらしく

Posted by TEAM-angle at 23:07 / Category: 【プ】ElDorado(dragondoor)・カスイチ / 0 TrackBack

081215_ElDorado-1.jpg 15日、新宿FACEで行われたプロレスリングElDorado『FAINAL Basta』。この大会をもって団体としての活動を休止するElDoradoだが、全試合の詳細はナイガイモバイル☆バトルをご覧ください。
 チケット料金が2000円のFACE Bastaということもあって、会場は超満員。悪冠一色が抜けたあとのElDoradoを支えてきた若い選手たちだが、一堂に会してElDoradoとして試合をするのは恐らくこれが最後。最後までElDoradoらしくというか、とくに悪冠が抜けたあとは飛び抜けたスターこそいないものの、思わず観客が応援したくなるような“一生懸命”さが全面に出た試合が続いた。
 ヘルデモンズが去ったあと、正規軍全員でリングに上がった中、最後にマイクを取ったのはKAGETORA。「今日はどうもありがとうございました。今日で俺たちの愛したElDoradoは活動停止になってしまいますが、選手個人個人はこのプロレス界でもっと上を目指していきたいと思います。最後に大きな声でひと言言わせてください。今日はどうもありがとうございましたっ!」と叫ぶと、全員で輪になってつないだ手を掲げた。その姿は2002年12月27日の後楽園大会で活動休止したときのT2P(TORYUMON 2000 PROJECT)を彷彿させた。
 また、大会終了後に行われた正規軍との記念撮影会やパーティーにも大勢のファンが参加。選手たちもほとんどの選手が最後まで笑顔だった。理想の黄金郷にどこまで近づけたのかは分からないが、2005年7月に旗揚げしたElDorado(当時はdragondoor)はこの日その幕を閉じた。

081215_ElDorado-2.jpg ElDorado最後の大会のメインを飾ったのは、“最後の最後に残っていた切り札的カード”と言ってもいいバラモン兄弟の兄弟対決。これまで悪行三昧を繰り広げてきたバラモン兄弟がついにシングル対決を行うことになったのだが、なぜか豪やKenなどヘルデモンズのメンバーは全員ケイのセコンドにつき、シュウは1人で入場。
 当然シュウは「なんで俺にセコンドがいないんだよ! 大体弟のくせに生意気なんだよ!」と文句を言い出すが、ケイは「同級生からも弟って言われんだよ!」と言い返す。さらにシュウが「お前は一生弟なんだよ!」と言い返し、口喧嘩をしながら試合開始。一体どんな試合になるかと思われたが、いきなり鋭い蹴りを出したり、相手の蹴りをかわしたりといった高度な攻防を展開。これには場内からどよめきが起こる。
 さらにシュウがヘッドシザースに捕らえると、ケイは倒立で脱出。そしてシュウがステップキックを見舞っていくと、ケイも「イテーじゃねぇかよ! やったことないけどやってやるよ!」と叫んでステップキックをお返しするといった、意外にもまともな試合を見せるバラモン兄弟。ところが、シュウがスリーパーを決めていくと、何とケイの口からお告ゲルがあふれ出てきた!
 そのお告ゲルをケイがシュウの顔面に押しつけたのをキッカケにして、試合は大バラモン展化していく! 水槽に入った虫をお互いに投げ合ったり、投げた虫や水風船をバットで打ったりしたため、会場中にいろいろなものが飛び散り、超満員の観客から悲鳴が上がる。そして、なぜか花道にイスを並べて座りだしたバラモン兄弟は、缶ビールで乾杯をしてからお互いにビールを浴びせていく。まるでElDorado最終戦を祝う(?)ビールかけのじょうな状態の中、レフェリーにもビールを浴びせていき、結局ノーコンテストに…….。
 最後の試合がまさかのノーコンテスト(ある意味で予想通りか?)に終わり、観客からは不満の声があがるが、シュウは「兄弟喧嘩なんて人前でまともにやるか、バーカ! コイツ(=ケイ)怒るとむちゃくちゃ怖いんだよ! 俺が怒ったら地球が割れるぞ。よかったな、地球が割れなくて。そもそも2000円にしても普段入らないのに、最後だからってこんなに入りやがって。最後の試合がこれで終わりだよ。いまから締めの台詞を言うから、帰ってくれよ。お前らなんか死んで、地獄に堕ちて、今度生まれ変わったらウジ虫になるぞー!」と一方的に締めくくってしまう。

081215_ElDorado-3.jpg するとそこに正規軍の面々が乱入し、「最後にこんな試合やりやがって! お客さんも分かっていると思うけど、お前ら俺たちと試合やれよ!」と延長戦を要求。バラモン兄弟が渋っていると、オースギ&千賀のSOSがジャージを脱ぎ捨て、密かに着込んでいたセーラーボーイズの衣装を公開! セーラーボーイズとはその昔、闘龍門X時代にバラモン兄弟がやっていたアイドルユニット。バッチリ決めポーズまでやってのけた“ネオ・セーラーボーイズ”ことSOSを見て、バラモン兄弟は激怒!
 そのままKAGETORA&福田&大柳&オースギ&千賀vsバラモンシュウ&ケイ&Ken&卍丸&豪の10人タッグマッチに突入。10選手が入り乱れての場外乱闘から試合が始まり、そこからリングに戻ると選手たちが入れ替わり立ち替わりリングインし、スピーディーな攻防を見せる。だが、千賀がヘルデモンズに捕まってしまい長い間ローンバトルを強いられてしまう。
 そして他の選手が場外乱闘をしている間に、ケイが千賀にトドメを刺そうとしたとき、この試合には出ていなかった稲葉や沖本ら、ほかの正規軍のメンバーがリングに上がってきて一斉にトレイン攻撃。これをキッカケにしてKAGETORAのジョン・ウー→SOSの合体攻撃→大柳のゴッチ式パイル→福田のファイナル・フラッシュと立て続けに攻撃していき、最後はKAGETORAが半月からの一騎当千を決めてケイから3カウントを奪った。

081215_ElDorado-4.jpg 第1試合ではスパーク青木がレガースを着用し、自ら対戦を志願した豪と対戦。豪はエルボーや蹴りなど厳しい攻撃を浴びせながらも、「こんなもんじゃねぇだろ!」「まだだろ、青木!」と青木に檄を飛ばす。ジャンピングニーやダブルアーム・スープレックスで反撃に出た青木は、さらに豪が完全に決めるつもりで反り返ったキャメルクラッチや逆エビ固めも耐え抜き、丸め込み技でカウント3寸前まで豪を追い詰める。
 だが、最後は豪ががっちりとスリーパーを決めていき、気合いの雄叫びをあげて落ちるのを堪えていた青木に、豪が柴田勝頼譲りのPKを叩き込んで勝利。すると豪は試合後、珍しくマイクを取り「今日が俺たちの最後の戦いになるけど、みんなこんなに来てくれてありがとう。別に俺はイイモノになる気はないけど、今日の青木の試合はどだった? 頑張ったよな? 俺もこいつは好きか嫌いかで言ったら嫌いのほうだけど、今日の試合はここ(=ハート)に響いたよ。今日くらいは握手してやるよ」と青木の健闘を称えた。
 さらに12・29『カスイチ』で行われるUWA世界6人タッグ王座決定トーナメントに、ライバルの福田とのタッグで出場を決めている豪は、「俺と福田で取り返してやろうと思ったけど、1人足りない。そこでお前だ!」と、もう1人のパートナーに青木を指名。青木も「なんだよ偉そうによぉ。でも今日の試合、すげぇハードだったけどお前とやれてよかった。それにお前とタイトルを争えるなら最高だよ!」とこれに応じ、藤永代表もその場でGOサインを出した。

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