30日、ディファ有明で行われたリングス主催『THE OUTSIDER』。THE OUTSIDERとは、プロのリングに上がる機会はあまりないが、腕っぷしには自信があるという不良たちを全国から募り、前田日明プロデュースのもとHERO'Sルールで対戦させようという実験的な大会。注目の第1回大会、全22試合の完全詳細はナイガイモバイル☆バトルをご覧下さい。
大会の概要や出場選手が発表されると、各方面で話題となったTHE OUTSIDERだが、観客は入り口で金属探知機を使ったボディチェックを受けてから入場。会場内にも何人かの私服警官を配置するなど万全の警備体制で行われた。リングサイドには前田リングスCEOをはじめ、村上和成とエンセン井上も待機。また、FEG谷川代表やブードゥー・マーダーズのTARUも観戦に訪れた。
大会全体の内容は、全試合終了後に前田CEOが挨拶で言った「本当に試合内容も様々、試合レベルも様々。でも1つ良かったのは負けん気たっぷり、前にドンドン出てくる、試合を捨てない(という部分)。これは格闘技の本当に大事なことじゃないでしょうか」というセリフがすべてを現している。
全22試合という長丁場必至のプログラムだったが、直前で3分3R→3分2Rに変更された上、進行もスムーズだったこともあり、メインまでお客さんのテンションが下がることはなかった。それというのもメインに出場した“夜櫻會三代目”加藤友弥選手(写真右)と、“生きる都市伝説降臨”与国秀行選手は、お互いに約200人にチケットを売り大応援団が駆けつけていたのだ。
暴走族・夜櫻會の三代目総長という肩書きを持つ加藤選手は、まさしくケンカファイト。プロの総合格闘家が出すパンチと比べるとかなりの大振りだが、その分当たるとかなり効きそう。一方、様々な伝説を持つ一方で、「世の中に役立ちたい」という思いからネット上で人生相談もやっているという与国選手は、何発パンチをもらってもなかなか倒れない。2Rにようやく加藤選手のパンチで与国選手がダウンしたが、加藤選手がレフェリーの制止に気付かず、ガムシャラにパウンドを打っていくほど。与国選手はフラフラになりながらも反撃のパンチを当ててみせたが、それでも最後は加藤選手がダメ押しのパウンドを叩き込んで勝利。応援団の大声援もあって、メインらしく大いに盛り上がった一戦だった。
この試合はベストバウト賞にも選出され、勝った加藤選手はMVP(前田日明賞)も受賞。前田CEOは大会後、「与国君は一撃必殺の不敗王伝説があったんですよね。2ちゃんねらーも誰も批判せずに認めるっていう(加藤選手にとっては)強豪だったんですよ。それでプレッシャーかかったみたいですけどね。本当は2人にMVPをあげたかった」と選出理由を語った。
大会前の注目度No.1だったのは、やはり“新宿のカリスマ”瓜田純士選手(写真右)だろう。リングスHPに掲載されたサングラス姿で斜に構えたプロフィール写真に加え、父親は伝説の暴走族ブラックエンペラーの二代目総長。瓜田選手本人も織田信長の末裔で、路上の喧嘩で有名格闘家を土下座させたなど、数々の武勇伝を持っている。それだけに、なかなか対戦相手が決まらなかったようだが、最終的にはミュージシャンやモデルとしても活躍するaym-jet選手と対戦。
編み込みヘアーにテコンドー着を着て試合に挑んだ瓜田選手だったが、aym選手がいきなり首相撲からのヒザ蹴りを連打し、グラウンドに持ち込んでの三角絞めへ。いきなり大ピンチに陥った瓜田選手だが、何とか脱出。しかしスタンドで前蹴りを出していった瓜田選手に対し、aym選手はフロントネックロックへ。またも瓜田選手がピンチに陥ったが、ここでaym選手にドクターチェックが入り、何と負傷によりドクターストップが告げられた。ラッキーな勝利を得た瓜田選手は人差し指を突き立てながら勝利をアピールし、前田CEOにも抱きついていった。
個性的な選手が集まった中、キャラクターという点でズバ抜けて良かったのが、“リアルサラリーマン”酒井知一選手(写真左)。プロフィール写真も黒縁メガネをかけた、いかにもサラリーマン風だったが、何と入場では黒縁メガネに加えて七三分け&薄ら笑いをしながらの丁寧なお辞儀という、完璧なサラリーマンキャラを演出! これだけで観客のハートをガッチリ掴んでしまったが、いざ試合が始まると一気に豹変! 鋭いローとパンチで追い詰めてから、自らグラウンドに引き込んでの腕十字を極め、見事な秒殺勝利。しかも試合を終えると、またも髪を七三に分け、メガネをかけてから勝利者賞を受け取る念の入れ具合。「サラリーマンでも出来ました!」とマイクパフォーマンをしてからリングを降りる時、飛び込み前転をしてロープの間をすり抜けたのだが、勝利者賞のメダルを落とすというオチまでついた。
また、今大会最年少の17歳で、格闘技歴が我流5年という経歴で出場した“掲示板のカリスマ・成り上がりマン”原田桃丸選手は、そのキャッチフレーズ通り某巨大掲示板に“成り上がりマン”なるコテハンで登場し話題になっていた。開始早々に西澤選手(極真空手歴8年)のハイキックを食らいながらも、テークダウンを奪ってアキレス腱固めにいった原田選手。しかし、アッサリと脱出した西澤選手は、胴絞めスリーパーを決めていき勝利。
華☆激でプロレスデビューしている“関東制圧福岡のリアルサムライ”谷口勇武選手は、“川崎のデンジャラスKnight”大田洋輔選手と対戦。開始早々レスラーらしくドロップキックを放っていったが、パンチをもらった上にお株を奪うようなバックドロップで投げられると、ドクターチェックが入り無念のTKO負けとなった。
絶妙だったのが第1試合だ。“ハマの狂犬”黒石高大選手vs“山口の暴走戦士”秋山翼選手の一戦だったのだが、試合前からメンチ切りまくりの黒石選手が試合開始のゴングと共に突進! 秋山選手もフロントネックロックで切り返そうとしたが、両者はもつれ合うように場外に転落!
リングに戻った黒岩選手が怒りの表情でまたも突進すると、うまくかわしてバックを取った秋山選手は、何とジョシュ・バーネットも真っ青のジャーマンスープレックスを鮮やかに決めていき、そのまま胴絞めスリーパーを決めて勝利。まさに抜群のつかみ! この試合を第1試合に持ってきたのは大正解だった。
また、“投てきインターハイ×柔道サイボーグ”齋藤匡彦選手と対戦した、“法曹界の最強戦士 人権派柔術弁護士”堀鉄平選手は現役の弁護士ながらブラジリアン柔術歴5年という経歴を持っているのだが、何とノゲイラのスパッツとテーマ曲で登場。さらに試合が始まると、パンチを打ってきた齋藤選手に素早く組み付いていき、そこから引き込むとノゲイラも真っ青の下からの腕十字を鮮やかに極めて秒殺勝利! あまりにも鮮やかな勝利に場内はもちろん、2階バルコニー席を陣取ったマスコミ陣からも驚きの声があがった。
大会前心配された乱闘やケンカはほとんど起こらず、唯一第1試合終了直後に敗れた黒石選手サイドの応援団がリングに上がってきて秋山選手に殴りかかり、乱闘になりかけた場面があったが、村上らがすぐにリングに入って即座に事態を収拾。メインの試合でも両者応援団が大勢訪れていたため、試合中エキサイトする観客もいたが、乱闘騒ぎにまではならなかった。
大会終了後、前田CEOも「もっと凄くなるかと思ってた。今回は警備の人員は30人ぐらいやってもらったし、控室や入場する時に揉めないか、入り口で揉めないか、ボディチェックで凶器を没収するときに揉めないか、そういうのを全部想定して危機管理は徹底してやりました。第1試合にあったけど、まぁ今日の大会の(危険度は)想定以下でしたね」と、徹底した危機管理が功を制したようだ。
さらに前田CEOは全体的な総評として、「レベルではそんな大したことはないけど、回を重ねていくと切磋琢磨があるだろうし、まだ様子見している奴もいるだろうね。いま2ちゃんねるでは“アウトサイダーにぜひ出てほしい伝説の不良”とかっていうスレッドが立ってるみたいだよ(笑)。今日見てても、ちゃんとした指導者がついて、ちゃんとした環境で練習すればいい選手になるだろうなっていう素質を持った子もいましたので、人材発掘の場としては面白かったですね。点数を付けるなら、70点かな」と語った。
足らない30点に関しては、応募してきたときに申請した体重と、試合前に計量した体重が違うなど、主催者側のミスをあげた前田CEOは「大会自体にも運営にも反省点はあった。22試合でどれぐらいかかるのかも最初は分からなかった。5分3Rで最初計画を立てたら、終わりのが23時台になっちゃうんでマズイってことになった(笑)。やっぱり安全性を第一に考えないとね。今日もレフェリー、ドクター、俺が止めたっていう3パターンがあったけど、3つの眼で三重に注意していく」と語った。
第1回大会には1521人(超満員札止め)もの観客を集めた(安全性を考えて立ち見券を用意しなかったこともあり、20~30人がチケットを買えずに帰ったという)が、次回大会は同じくディファ有明で7月19日に開催予定とのこと。今大会に出場した選手のほかにも、新たに選手を募集するという。「年内は(7月を含めて)出来れば3大会、最低でも2大会はやりたい。パイオニアである九州の天下一武道会ではK-1ルールの試合もあるので、そういうのを取り入れていくことも考えますね。将来的には60kg級、70kg級、80kg級といった感じで階級別にして、人員が揃ったら10kgごとのトーナメントをやってもいいかな」と今後について語った。
ちなみにだが、リングス主催らしくオープニングで前田CEOが登場する際には『キャプチュード』が流れ、メイン終了後に出場全選手がリングに登場する際には、懐かしの『THEME OF RINGS』が流れた。また、元リングスの山本宜久も会場に訪れた。
28日、都内のホテルで『K-1 WORLD GP 2008 IN YOKOHAMA』(4月13日、横浜アリーナ)の記者会見が行われた。発表されたカードや会見の詳細はナイガイモバイル☆バトルをご覧下さい。
K-1に専念した谷川EPは「出し惜しみはしない」と横浜大会の目玉カードを次々と発表してきたが、残っていた日本人選手のカードを一挙に発表した。当初は西島洋介のK-1デビュー戦として、西島vs武蔵を予定していたようだが、西島サイドから「準備が間に合わない」と言われたことで、それに代わる目玉としていきなり澤屋敷vs武蔵の新旧日本人エース対決をラインナップ!
さらにプロ野球ロッテの四番から、TRY OUTを受けてK-1に転向して以来3連勝中の立川は、宮崎県出身でアノ知事からも「どげんかしてくれ!」と激励されたという、“東国原知事からの刺客”榎田洸之との対戦が決定。この試合に勝てば、6月のジャパンGP出場が見えてくる大事な一戦となる。
ジャパンGPといえば、澤屋敷vs武蔵はそこで実現するものとばかり思われたいた。しかし武蔵の対戦相手がなかなか決まらなかったこともあり、ほぼ対戦相手が決まっていた澤屋敷に急遽武蔵戦をオファー。前田憲作コーチからは「できれば6月に」という申し入れがあったそうだが、何とか説得。澤屋敷本人も「ちょっと早い気はしたが、いずれはやると思っていた」と気持ちを切り替えた。
一方、負ければ本当に崖っぷちとなる武蔵は「6月のジャパンGPで当たると思っていた。今回は対戦相手がいろいろ変わったので、やっと決まったかという感じ。6月の前に澤屋敷選手とやるのは不思議な感じだが、新旧とかは関係ない。強い奴が生き残る世界。僕より古いアーツやバンナがまだトップで活躍しているので、自分も上を目指してやっていく。外国人を倒すのが自分の務めだと思っている」と、あくまでも澤屋敷との対決をさほど意識していないような発言に終始。
その上で「澤屋敷選手はカウンターがうまいので、逆にカウンターを狙ってきてほしい。僕もカウンターを得意にしているので、どっちのカウンターが当たるか勝負したい。カウンター返しが試合で成立するのかは分からないが(苦笑)、どんどん罠を張っていきたい」と、“カウンターでは俺のほうが上。敢えてカウンターで倒してやる!”という意地をチラリと覗かせた。
谷川EPも「この一戦にはサバイバル的な要素はある。とくに武蔵選手にとってはシンドイ試合だし、リスクの高い一戦」と語るほど大事な一戦だが、武蔵は「この試合に勝ったらジャパンGPには出なくていいと思っている。無駄な力は使わんでおこうと思う」と豪語。谷川EPは「例え武蔵選手が勝っても、ジャパンGPを免除するかどうかは考えていない。武蔵選手はまだ藤本(祐介)選手にも借りを返していないし」という見解を述べたが、武蔵は「今のところ連続でKO勝ちしているのでKOを狙いたい。ここ最近の中では一番絶好調」とコンディションが非常にいいこともあって、“この調子でワールドGPに挑みたい”という気持ちが強そうだ。
立川の対戦相手である榎田だが、6歳から柔道をはじめ、総合格闘技の経験は15年くらいあるという。投資会社の社長をしながら、正道会館で総合の練習をしてきたのだが、コーチの金泰泳が打撃のセンスを買い、この試合でいきなりK-1デビューすることが決定。本人も「(K-1デビューは)夢のような話で信じられない」と語るほど。また宮崎県出身ということで、以前総合の試合が決まった際に、東国原知事を表敬訪問したところ「宮崎出身の選手で宮崎をどげんかしてくれ!」と激励されたという。
ただ、ガタイは見るからに大きく(身長180cm、体重115kg)、武蔵も以前スパーリングをしたそうだが「パワーというか、突進力は外国人選手並み」と評価。さらに9歳と7歳の息子さんが、昨年8月に行われた正道会館の九州大会で共に優勝したほどの逸材で、金コーチも「ユースにスカウトしたい」と語るほど。息子たちに道を作るためにも、ここで親父が負けるわけにはいかない。
「パワーがありそうなので一発をもらうと危ない。コワモテだったけど、話してみたら口調が優しかったんで安心しました」と榎田の印象を語った立川だが、「(相手が総合の経験が長いのは)関係ないですよね。倒れたら終わりじゃないですか。自分のやることをやるだけ、僕にはローしかないんで、意地でもローでいこうと思います」と巨漢の突進力を自慢のローで粉砕することを宣言した。
ちなみに囲みの際、立川に「この試合に勝ったらジャパンGP出場も見えてくるが」と、“同級生”なのをいいことにプレッシャーをかけるような質問を浴びせたら、「なるほど。ノーコメントで」と返されてしまった。その後「とりあえずこの試合に勝ってから、ゆっくり考えたいと思います」とキチンと答えてくれたが、「同級生だからって変な質問するな!」と突っ込まれてしまいました。こうなったら、意地でも勝ってジャパンGPに出てもらいたいと個人的には思っています!
27日、都内のLaughter7で『DREAM.2ミドル級グランプリ2008開幕戦』(4月29日、さいたまスーパーアリーナ)の記者会見が行われた。発表された対戦カードや会見の詳細はナイガイモバイル☆バトルをご覧下さい。
笹原イベント・プロデューサーがミドル級GP1回戦の決定した3カードを発表すると、何とその中にはGP出場を拒否していた桜庭の名が! 「会見をやるので(ジムの)鍵を開けてくれって言われて」ということで、たまたまジムにいた桜庭は思わず「えっ!?」と驚きの声をあげた。
そのままなし崩し的に会見に出席することになった桜庭は「かさぶたは治ったんですけど、反対側の足が痛いんで、まだ出るかどうか分かりません」と訴えたが、笹原EPはそのまま受け流し、桜庭の相手が極真空手フランシスコ・フィリォの推薦選手で、2006年のオールアメリカンオープンでは現極真世界王者のテイシェイラにも勝っている実力者、アンドリュース・ナカハラであることを発表した。
桜庭は「血が止まらない」と訴えていた右足のかさぶたが予想を遙かに上回る速さで回復したことを明かしたものの、今度は練習中に左足で肘を蹴ってしまい、現在左足のスネが若干腫れていることを、またもズボンをまくってアピール。
そして「ケガの経過を見ながらまだ交渉中だったのに、いきなりカード発表するんだもん。完全に騙してますよ! ちょっとした会見ならスーツで来ますよ。まだ100%(決定)ではないのでキャンセルするかもしれませんよ」と、突然のカード発表は主催者サイドの騙し討ちだとなぜか笑顔でアピール。そして囲み取材中にも関わらず、笹原EPを呼び寄せて「心、苦しくないですか?」と迫ったが、笹原EPは「ここ最近では一番晴れ晴れとしていて、気持ちいいです。我々としては騙していませんし、ワンマッチが続いてGPになると思えばいいんです」と涼しい顔。「皆さんが帰ったあと、揉めると思いますよ。昔も笹原さんとは『話が違うじゃねぇか!』って何回も喧嘩しましたから」と悔し紛れに(?)言い放った桜庭だが、笹原EPは「そうですね」とクールな笑顔で切り返した。
桜庭曰く「まだ決定ではない」ものの、もし当日ちゃんと試合をすることになれば、何と1980年の猪木vsウイリー以来となるプロレスvs極真が実現! 「極真といえばアンディ・フグのカカト落としとか、緑健児さんとか松井(章圭)さんとか好きでしたね」と、意外にも昔は極真の試合を見ていたことを明かした桜庭だが、猪木vsウイリーに関しては「高校生のときに見たような……」と、曖昧な記憶しか残っておらず。
相手はこれが総合デビュー戦とはいえ、前々から総合に興味を持ち、一時はPRIDE参戦も噂されていたフィリォが送り込んでくる選手だけに、「グローブは付けるんですよね? ちょっと恐いなぁ。出来ればレガースも付けてくれないですかね」と警戒心を強めていた。ただし、この日対戦相手を聞かされたという桜庭は、当然空手家対策もこれからとなる。
また、その桜庭との試合で昨年大晦日に現役復帰した船木は、GP1回戦で田村潔司との“U対決”が決定。新生UWF時代は船木が次期エース、田村は1新人として約1年半くらい一緒に練習していたそうだが、船木は「もう19年も経っているので向こうも相当変わっているだろうし、後輩というよりは新しい人と戦うイメージのほうが強い」と語った。船木としては桜庭戦で何もできないまま敗れたことが悔しく、とにかく第2戦がやりたかったようで、vs田村に関してどうこうというよりは、「今回は何か爪痕を刻みたい」とのこと。
一方桜庭同様、GP出場が微妙と思われた田村だが、笹原EP曰く「田村さんは高田(延彦)さんの引退試合のときと同じ気持ちだと思う。GP出場は船木さんとやるということで、引き受けてくれたと思う」と、船木とは逆にUWFへの思い入れの強さからGP出場を決めた模様。
笹原EPは田村同様、桜庭もGPやトーナメントには否定的で、「いまでもGPに出たくないのが本心だと思う」とした上で、「DREAMというイベントのためを思って、それ(=本当は出たくない気持ち)を超えてもらったと思う。我々もその気持ちに応えたい」と語った。
なお、発表が遅れている青木vsカルバンの正式裁定は、現在調整中だというDREAMのPPV放送の件と合わせて、来週中に正式発表されることになった。
桜庭和志がかねてより準備を進めていた総合格闘技ジム『Laughter7』だが、正式オープン(4月1日)に先立ち、24日にジム開きを行ってマスコミにお披露目された。ジム開きの様子などはナイガイモバイル☆バトルをご覧下さい。
いかにも桜庭らしいが、「Laughter(笑い)」に縁起のいい数字である「7」をくっつけたのが、ジム名の由来。東京都品川区南大井に86坪の広さを誇るLaughter7には、リングやシャワー室、トレーニングマシンなど抜群の練習環境が整っている。一般会員(高校生以上)も4月1日から入会でき、時には桜庭自ら指導することもあるそうだ。ジムに関する詳細はホームページをご覧下さい。
ジム開きにはFEGの谷川貞治代表も駆けつけ、まずは桜庭と2人で鏡割り。すると谷川代表はいきなり挨拶の席で「かさぶたも9割方治っていると思うので、ぜひ(DREAMミドル級GP)トーナメントで優勝してほしい」と先制攻撃! 横で聞いていた桜庭は「治ってないですよぉ」と苦笑いしていた。
挨拶を終えた桜庭は、自身がご贔屓にしているお店『よかろうもん』の特製モツ鍋を、マスコミ陣に振る舞った。その後囲み取材に応じた桜庭は「だいぶ治りが悪いんですよ。今日の血が出ましたから。谷川さんはフライングだと思います」と、谷川代表の先制攻撃に対して反論。
何とわざわざズボンをまくって、マスコミ陣にミドル級GP不参加の最大の原因とされている“スネのかさぶた”を披露! しかし、そのかさぶたは思ったよりも小さく、谷川代表が言うようにほとんど治っているようにも見える。マスコミ陣の微妙な反応に対し、桜庭はこの日の練習中にも出血したとアピールした上で、「今年は体重を増やそうかなと思っているので。84kgには減量できないです。かさぶたもあるし。90kg前後まで増やしてやりたいなぁ~」と次なる理由を出してくる。
「どんな条件なら出ますか?」という質問には「条件が合わないんですよ! まずこのかさぶたが治ってくれないと。ワンマッチだったら……大丈夫じゃないかなぁ(笑)。今年は体重を増やして、来年は体重を落とそうかなと思っているんですよ。前に落としたときにすごく体が軽く感じたので。だからトーナメントの日程と合わないんですよ」と、どうしてもGPには出たくない様子。
挙げ句の果てに「ハッキリ言いますけど、(ミドル級GPには)出ません! 体がもう無理です。体がついていかない」とまで断言した桜庭だが、4・29『DREAM.2』への出場に関しては前向きで、「ワンマッチならその1試合に命をかけて一生懸命頑張りますんで!」とアピール。
だが、それを聞いた谷川代表は「出てもらいますよぉ! かさぶたも8~9割治っているんだから。絆創膏を貼ってアレすれば(苦笑)」と、スネのかさぶたではGP不参加は認めない構え。さらに「やれんのか!の人たちから聞いたら、面白い対戦相手が何人があがっているようで、桜庭選手にとっても燃える相手がいるみたいなので楽しみにしてます。ワンマッチだと思って(GPを)全部戦えばいんですよ。桜庭選手が出てくれないと、僕がやれんのか!の人たちに怒られちゃうんで、一生のお願いとして出てもらいます」と、DREAMをプロデュースしているやれんのか!制作チームから何やら情報を聞いているらしく、それを武器にお得意の“黒魔術”で桜庭を口説くつもりのようだ。なお、『DREAM.2ミドル級GP開幕戦』に関する記者会見は、今週中には行われるとのこと。
21日、新木場1stRINGで行われたDRAGON GATE特別興行『武勇伝・参』。全試合の詳細はバトル三昧でご覧下さい。
この日のメインは前回の2・10『武勇伝・弐』で望月を襲撃してシングル戦を要求したフジタ“Jr”ハヤトに対し、望月はインターナショナルジュニア王座を賭けて応えることに。
意外にも望月の奇襲攻撃で試合が始まり、早々に望月がKO勝ちを収めるかに思えたが、フジタも何とか立ち上がる。それでも望月はクロスヒールホールドやアンクルホールドで追い込んでいくが、フジタはカウンターのスピアを決めてから反撃を開始。レフェリーを突き飛ばし、コーナーに追い込んで踏み付けいくが、望月はそんなフジタを振り切ってコーナーへ。
しかしフジタはコーナーを駆け上がってのハイキックで望月を蹴落とすと、エプロンの望月にランニング・サッカーボールキックを叩き込み、さらにジャーマンやPKで攻め込んでいく。「クソジジイ!」と叫びながら張っていくと、望月も「クソガキ!」と返していったが、フジタはK.I.D(=フロントネックロック)を決めていく。
これを何とか逃れた望月はツイスターからの一角蹴り。フジタも望月の攻撃をK.I.Dで切り返すが、これを投げ飛ばして振り切った望月は、ハイキックの相打ちから最強ハイキックを叩き込むと、投げ捨てドラゴンからの胴絞めスリーパー。これで粘るフジタから何とかレフェリーストップで勝利を挙げ、王座を防衛した。
すると試合後、澤宗紀が突如乱入し、望月にLOVEポーズからのシャイニング・ウィザード! 澤は「望月! いや、モッチー! 次回の武勇伝でそのベルトにこの澤宗紀が挑戦させていただくぞ!」とタイトル挑戦を表明。そんな澤に向かって「俺も昔からバトラーツ知ってるけど、社長に似て節操ないな」と言い返すと、澤は花道でTシャツを脱ぎ捨て、何とブラジャー姿になって「節操がないんじゃない。変態なんだよ!」と絶叫! バカ負けした望月は「そのブラジャーに免じてお前の挑戦を受けてやるよ」と、次回の『武勇伝・四』で澤とインターナショナルジュニア王座を賭けて対戦することを承諾した。
さらに望月はフジタに対しても「お前くすぶっているとか言われているらしいけど、周りの評価なんか気にするなよ。俺は今日みたいな試合、好きだよ。でもこういう試合は40歳までだな。だから23歳になったら、また来い!」と声をかけると、フジタは望月との握手を拒否して「今後も望月さんに戦いを挑んでいきたいと思います」と言って頭を下げた。21歳のフジタ相手に、真っ向からバチバチファイトをやってのけた38歳の望月だが、苦しさの中にも充実した表情で「武勇伝は俺のライフワーク」と語った。
この日の武勇伝に澤の試合はなかったが、ランジェリー武藤は出場。何とジャクソン・フロリダとのガラスのヒザを持つ者同士のシングル戦が組まれたのだが、カード発表の際もこのカードには大きな声援が飛び、“裏メイン”とまで言われた。
その期待に応えるように、試合冒頭ではジャクソンの“体の一部”である杖攻撃が炸裂しまくっていたが、例によってロープ渡り中に転落! すかさずL武藤がスペース・ローリング・エルボーからのフェースクラッシャーの“武藤ムーヴ”で反撃すると、何とジャクソンのマスクが外れてしまうハプニングが発生!
必死でマスクを被り直すジャクソンに、シャイニング・ウィザードを叩き込んだL武藤は、ムーンサルトを狙ってコーナーに。だが、背後からジャクソンが杖で押してL武藤を場外に蹴落とす。そして逆にコーナーから場外ダイブを行うが、飛距離を誤ってエプロンに転落!
思わずL武藤も「大丈夫?」と心配するほどだが、ジャクソンは懲りずにリングに戻ってからもダイビングニーを放つが、やっぱり自爆! すかさずL武藤がムーンサルトを狙ってコーナーに登るが、こちらも転落! 何とそのまま両者KOによる痛み分けに。この2人の対戦は今後も名勝負(迷勝負?)数え唄になりそうだ。なお、2人は休憩時間に仲良くサイン会を開いていた。この2人の寄せ書きサインはかなりのプレミアだ!
カツオを負傷欠場に追い込んだ張本人である星野勘九郎が、メタボ兄弟の相方である戸澤とタッグを組み、吉江&K-ness.と対戦。K-ness.1人がやたら小柄……
「俺のほうが太っているぞ!」と叫びながら果敢にも吉江に向かっていった戸澤だが、吉江はすべてを受け止めてみせ、ビクともしない。そして逆にチョップの連打、ボディスラムの連打、さらに雷電ドロップやスティンクフェイスなどを次々に戸澤に叩き込み、まさしく“かわいがり”状態に。嗚咽しながら何とか耐えた戸澤が、星野にタッチすると、星野は“動けるデブ”であることをいかんなく発揮。
戸澤も復活し、星野とメタボ兄弟がよくやる合体攻撃を繰り出してみせたのだが、星野のラリアットが戸澤に誤爆! すかさず吉江が戸澤にアバランシュホールドからのダイビング・ボディプレスを決めて3カウント。敗れた戸澤は星野の誤爆が敗因だと主張し、何と「この業界にはいろいろなデブがいる。そこで4月の武勇伝でデブワンスクランブルを開催する!」と勝手に発表! そのデブワンスクランブルの勝者が、吉江に挑戦するという。
現時点でデブワンスクランブルに出場が決まっているのは、戸澤と星野のみ。戸澤は勝手にフジイの参加も決めてしまったが、吉江は「勝手に決められちゃったけど、許可します。俺も出ようと思ったけど、挑戦されるらしいんでね。デブデブ言うけど、デブは俺に取って褒め言葉だから。ありがとう」とニコニコ顔だった。
当初は『武勇伝・弐』で因縁が勃発した鷹木と金村がストリートファイトマッチで激突する予定だったが、金村の事件によりカードが変更。さらに20日のドラゲー大田区大会の試合後に鷹木が頭部の痛みを訴えたため、鷹木が急遽欠場することに。鷹木本人は出場するつもりだったようで、コスチューム姿で登場。病院で検査の結果、異常はなかったとのことだが場所が場所なだけに、大事を取って鷹木の代わりにYAMATOが出場し、YAMATO&サイバーvs岸和田&関本のタッグマッチというカードに落ち着いた。
とはいえ、試合はパワーファイターが4人揃い、1stRINGが揺らぐかのようなド迫力のぶつかり合いが展開された。YAMATOが長い時間捕まってしまったが、何とかピンチを脱してサイバーにタッチすると、サイバーが大暴れ! サイバーは岸和田と関本を立て続けにリフトアップしてみせた。
さらにYAMATOのブレーンバスターを岸和田が踏ん張っていると、サイバーがYAMATOもろともジャーマンでブン投げていき、さらに4選手のジャーマンやラリアットが乱れ飛ぶ! だが、またもYAMATOを捕まえた岸和田&関本はトレイン攻撃からの時間差ダイビング・ボディプレス。さらに関本が垂直落下式ブレーンバスター、ラリアットを叩き込み、最後はトップロープへのスタンガンからのジャーマンで3カウント。
試合後、関本が鷹木に向かって「お前なんで休んでんだよ。お前がNEW HAZARDの大将だろ。悔しくないんか、コラ!」と挑発していくと、鷹木は悔しさをぶつけるように関本に殴りかかっていく。セコンド陣が割って入る中、関本が両手を広げて「かかってこい!」と挑発すると、鷹木は「そんなこと言うんだったら、次の武勇伝も出てもらうぞ! 一度は流れたストリートファイトマッチでやってやろうじゃねぇか!」と、関本に対し、次回『武勇伝・四』でストリートファイトマッチを要求していった。
20日、大田区体育館で行われたDRAGON GATE『THE GATE OF GENERATION』。3月末で閉鎖されることが決まっている大田区体育館だけに、これが最後のプロレス興行。ドラゲー春のビッグマッチINラスト大田区体育館の全試合の詳細は、バトル三昧をご覧下さい。
メインはCIMAの持つドリームゲート王座に吉野が挑戦する一戦。この前に行われた吉野vsCIMAのブレイブゲート戦では吉野が勝利。吉野が連勝すれば初のドリーム&ブレイブ王者が誕生する。この大一番に水色の新コスチュームで登場したCIMAだが、吉野は序盤からCIMAの左腕を集中攻撃。
しかし中盤からCIMAも吉野の左腕を攻撃。しかも観客から奪い取ったビニール傘やイスまで使って、吉野の左腕を破壊していく。CIMAはトカレフ、シュバイン、雪崩式パーフェクト・ドライバーで勝負に出るが、吉野もトルベジーノやアナザースペースで応戦。そして、ついにソル・ナシエンテで捕獲していったが、CIMAは吉野の左腕を踏み付けて脱出。さらに2発目のライトニング・スパイラルもジャンピングキックで回避!
そこから雪崩式シュバインを決めていったCIMAは、掟破りのトルベジーノ! さらにモナリザ・オーバー・ドライブからのクロスファイヤーで勝負に出ると、そのまま掟破りのソル・ナシエンテに移行! 堪らず土井がエプロンからタオルを投入すると、玉岡レフェリーが改めて吉野の状態を確認してから試合終了のゴングを要請! CIMAが熱戦を制して王座防衛に成功した。すると、そこに土井が上がってきてマイクを取り、「俺は結果次第で今後土井吉タッグはどうなるか分からんって言ったけど、なんや今日の試合は! 立て、吉野!」と吉野に言い放つと……
次の瞬間、「めっちゃ感動したやんけ!」と言って吉野を抱きしめる。吉野も「俺も土井ちゃんと一緒の気持ちや。俺のパートナーは土井ちゃんしかおらん。これからも土井吉で頑張っていこうね」と言って、土井吉の復活を宣言。
その様子を唖然とした表情で見つめていたCIMAだったが、昨年の大田区大会での土井戦で首を痛め、約半年間辛い試合が続いたCIMAだったが、この日の吉野戦を仕切り直しと語り、土井吉に握手を求める。土井吉もがこれに応じようとした瞬間、Gammaが割って入り「ふざけるな、吉野! 俺らはマッスル・アウトローズやぞ! 土井もそうだ! 何がCIMAと握手だ!」と激怒し、神田&堀口と共に引き上げてしまう。
完全に分裂してしまったマッスル・アウトローズだが、土井吉は「俺らもマッスル・アウトローズや」と言って引き上げていく。何とも言えない空気が会場を包む中、「こんな状況でもきっちり締めたるわ!」と強がったCIMAは、「俺はいつでも、エニータイム、どこでも、エニーウェア、誰とでも防衛戦をやります!」と“ライガー語録”を拝借。
すると、斎藤了が「お前、誰の挑戦でも受けるって言ったな。同じTyphoonでもいいってことだな。次の挑戦者、俺が名乗り挙げるぞ!」とCIMAに宣戦布告! CIMAも「マイクでごちゃごちゃ言ってても始まらん。俺たちはキッチリ1対1でやって体で会話しようやないか! お前やったら申し分ない。このベルトを賭けて、次は斎藤了とやってやろうやないか! 勝っても負けても恨みっこはなしやからな!」と挑戦を受ける構え。
そしてCIMAが「大田区もこれで最後みたいですが、最初にここで興行を行ったのが新日本プロレスで、最後がドラゴンゲートというのも何かの運命じゃないですか」と言い、大歓声を浴びてハッピーエンドで終わろうとしたのだが、引き上げようとしたCIMAをYAMATOが急襲! 完全に不意打ちを食らったCIMAは、アンソニーらに抱えられてバックステージに運び込まれたが、何が起きたか分からず混乱と痛みで朦朧としていた。
セミでは至宝のGHCジュニアタッグを奪い返すため、ノアからKENTA&石森が乗り込んできた。迎え撃つ鷹木はKENATを激しく意識。KENTAもハルクに攻撃すると見せかけて、コーナーの鷹木を攻撃するなど激しくやり合う。途中、ハルクが捕まってしまったが、KENTAの馬鹿にするようなチョン蹴りを食らったハルクは、怒りを爆発させ、口から血を流しながら怒りのソバット!
元闘龍門Xの石森も初参戦となるドラゲーでハンドスプリング・レッグラリアットをはじめとする、バネを活かした攻撃を披露。スーパースターエルボーは鷹木にかわされて不発に終わったが、KENTAを好サポート。最後はハルクのニールキックが鷹木に誤爆したところに、KENTAがgo2sleepを決めていき、さらにヒザをついた鷹木の頭部に左右のハイキックから、渾身の左ハイキックを叩き込んで3カウント!
対抗戦らしい意地の張り合いの中、石森のバネ、ハルクの意地、鷹木のパワー、KENTAのクールな中に見え隠れする鋭い攻撃などがぶつかり合った非常にいい試合だった。
3・7後楽園大会で突如ドラゲーに復帰してきた谷嵜に対し、最初に噛みついていったYAMATOがこの日一騎打ちを行った。奇襲攻撃を仕掛けていったYAMATOは、「もっと打ってこんかい!」と終始谷嵜を挑発し、激しいエルボー合戦を展開。
YAMATOのギャラリアを食らいながらも、すぐに立ち上がってカサノヴァを叩き込んだ谷嵜。どちらが意地の張り合いを制するかという展開となり、ヒザをついたYAMATOの顔面にバズソーキック、ソバット、カカト落としをガムシャラに叩き込んだ谷嵜が、強引にインプラントで叩き付けて3カウント!
試合後、谷嵜は「僕がこのリングに上がること、YAMATOが拒絶するのも分かります。お客さんの中にも納得しない人がいるのも分かります。でも、僕は、俺は、このリングで死にもの狂いで戦っていきます! またイチからやり直していきます」と言うと、YAMATOに向かって「下から噛みついていく奴、俺は大好きだ。昔の自分を思い出した。よかったら俺とタッグ組んでくれよ」と共闘を呼びかける。YAMATOが「今日は俺の負けだよ。でも俺はあんたのことを全部認めたわけじゃない。俺はNEW HAZARDのYAMATO。だけど、今日あんたと試合をして、俺もあんたに同じ臭いを感じたよ。機会があったらタッグ結成でも何でもいいんじゃないの」と答えると、そこに斎了が割って入り「俺とも1回タッグ組もうぜ」と谷嵜に呼びかける。すると、YAMATOが「トライアングルゲート、頼んだぞ」と斎了に意味深な言葉をかけ、斎了を困惑させた。
石森や谷嵜と同じく闘龍門X出身のエルブレイザーもドラゲーに初登場。PACとタッグを組んだブレイザーの相手を務めたのは、まだ練習生だった頃のブレイザーを鬼コーチとして鍛え上げてたアラケン。パートナーはもちろん岩佐。
ツインゲート王者の新岩は抜群の連携技でブレイザー&PACを追い込む。夢のドラゲーマットといこともあってか、動きが若干硬いブレイザーはブレイジングアローやライトニングストラックの前に、危うくコーナーから落ちそうになってしまう。最後はアラケンがPACにツームストンパイルからの戸澤塾秘伝・こきゅうやま(=スワンダイブ式フットスタンプ)を決めて3カウント。
試合後、かつての教え子の成長を確認したアラケンはブレイザーの健闘を称えていった。さらにメイン終了後、CIMAが「エルブレイザーは昔、ミニCIMAやってたんだって? 今日はいきなりのビッグマッチで動きが硬かったけど、次は後楽園ホール辺りで横に立ってみたい。アンソニー、俺ら(ブレイザーと)タッグ組んでみよう」と、何と“元ミニCIMA”のブレイザーとのタッグ結成を提案した。
18日、都内のワールドビクトリーロード事務所にて『戦極~第二陣~』(5月18日、有明コロシアム)の記者会見が行われた。会見の詳細はナイガイモバイル☆バトルをご覧下さい。
5月、6月と連戦が決まっている戦極だが、「まだ見ぬ強豪」として注目されていたホジャー・グレイシーの日本デビュー戦は5月の第二陣で行われることが決定。対戦相手は現時点ではまったく決まっていないそうだが、ホジャー本人は「ヘビー級でも93kgでもどちらでもできる。強い相手とやりたい」と語っているという。ホジャーの試合は第二陣のメイン候補ということなので、日本人・外国人問わず、それ相当の相手と対戦することになりそうだ。
また、パンクラスismの北岡悟、GRABAKAの佐々木有生、そして中尾“KISS”芳広といった日本人選手の参戦も決定。全体的に数が少ない日本人ヘビー級ファイターだが、戦極には吉田、藤田に続き中尾も参戦することに。「ぜひカッコイイ相手、カッコイイ男を当ててもらいたいと思います。藤田選手や吉田選手と戦うために戦極に来たので、この2人とは確実に戦いたいです。とくに藤田選手に勝たないとナンバー1の座は取れないと思うので、次の試合で勝ってリング上で藤田選手の名前を出したい」と意気込みを語った中尾。
ヘビー級ということでホジャーの対戦候補にも挙がるが、中尾本人は「ホジャーは顔がよくないし、タイプじゃない(笑)。本当は藤田選手ち一発目にいきたいが、この間試合をしたばかりだし。藤田選手が自分と試合をしなきゃいけない状況に持って行きたい」と、あくまでも狙いは藤田和之。
中尾と言えば、先日『DREAM』の旗揚げ戦でミルコ・クロコップとの対戦が、当初決まったという噂があったが、その件に関しては「自分はファイターなので、練習をして試合をすることが自分の役割。細かいことはマネージャーの川崎さん(=ブッカーK)に任せている」というに止まった。
また、國保広報から「五味選手の対戦相手候補」と言われた北岡だが、本人は「自分の口から五味選手の名前を出すのは失礼だと思う。70kg級のトップ選手の名前を出す権利も力もいまはないと思うので、そこまでいける段階をこの場所で踏ませてもらいたい。そういうチャンスだと思いますし、そういう段階を踏む上でいい相手を用意してくださると思うので、ちゃんとその段階をクリアしていくことが僕の役目だと思う」と謙虚に語った。
それというのも一度でも負けたら体重を落とそうと考えながら、先日77kgで試合をしたところ、1回目で負けてしまったことで、「この世界で成功したいなら、ちゃんと落とさないといけないんだという現実を思い知ったというか、自分の弱さを知ったので。ちゃんと勝っていく大事さを考えると、(体重を)落としたほういいだろうと思いました」と、70kg級でキチンとやっていこうと思い知らされた矢先だったようだ。
また、國保広報は『DREAM』の旗揚げ戦を実際に会場で見たそうだが、「途中で判定が多くなったり、最後の青木選手の不慮の事故が起きてしまったが、ああいったことは我々の中でもいつ起きてもおかしくないこと。しょうがないと思うが、ファンにとっては残念な結果だった。視聴率も昨日結果を聞きましたが(平均8.9%)、あまり格闘技界にとってはいい結果ではない。20%くらい取ってくれれば、我々にもいい意味で跳ね返ってきたと思う。地上波を持っている以上、ぜひ頑張ってもらいたい」とエールを送った。
なお、戦極の地上波放送に関しては、「今ここでこうなりましたとお話できることはないが、21日にフジテレビの『SRS』で戦極特集が放送されますし、この間も日本テレビでニュースとして報道されたり、そういったところで徐々に徐々にだと思っています」と語った。