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›2009年02月01日

稔が「不満があって辞めるが、感謝のほうが大きい」と挨拶。永田が後藤の左膝を破壊!

Posted by TEAM-angle at 00:00 / Category: 【プ】新日本プロレス / 0 TrackBack

 31日、後楽園ホールで行われた新日本プロレス『Circuit2009 NEW JAPAN ISM』。全試合の詳細はバトル三昧をご覧下さい。
 この日をもって新日本を退団することが決まっていた稔が、第1試合の前のリングに上がりファンに退団の挨拶を行った。会場には稔の横断幕がいくつか見られ、中には泣いている女性ファンも。スーツ姿で1人リングに上がった稔は「ちょうど10年戦ってきました。俺は本当に新日ジュニアが好きで、一昨年までは、引退するまで新日ジュニアで戦っていくつもりだったんですけど、昨年いろいろ考えて新日ジュニアから離れることにしました。辞めたいと思ったキッカケは(会社への)不満だし、不満をあげてみろと言われたら山ほどあるけど、不満よりも感謝の気持ちのほうが大きいので、心からありがとうございましたと言いたいです」と挨拶。
 退団理由をハッキリと「会社への不満」と語ったものの、新日本ファンからは好意的な声援が飛ぶ。そして「フリーとしてこれからもプロレス界で生き残っていくつもりなので、このリングで戦いたいとか、この選手と戦いたいとかで、いまは頭がパンパン。明日から一気に動いていきたい」と続けた稔は、最後に「俺が大好きだった新日本と、新日ジュニアをこれからも応援してください。10年間、ありがとうございました!」と言って四方の客席に頭を下げ、にこやかな表情でリングを降りた。
 そしてバックステージで記者に囲まれた稔は、「長州さんと永島(勝司)さんが俺をバトラーツから拾い上げてくれて、10年間、新日本プロレスの一流の選手たちに囲まれて、プロレスをやってきたことは本当に俺の財産」と語りながらも、退団原因である“不満”に関しては、これまで新日本の所属選手として、会社への不満をぶちまけながら辞めていった選手たちを嫌な気分で見送ってきたこともあり、「こんな会社にいたら殴りたい奴の1人や2人や3人や4人ぐらいいると思うんですけど、それを言って俺がスッキリしたって、それをいま控室で聞いているみんなが嫌な思いをするなら、言ってもしょうがない」と明言を避けた。
 今後に関しては「新日本辞めてしばらく試合はないかもと思っていても、やっぱり練習だけは常にやってきたんで。本当に(契約が切れる深夜)12時に電話があって『明日から出てくれ』って言われても『別に問題ないです。出られます』って言えます」と語り、意外と早くどこかのリングに上がりそうな気配。それだけに「俺は前しか見てないから」と語った稔は、感傷的なムードはなかったとのことで笑顔で席を立った。

 30日の後楽園大会で勃発したモーターシティ・マシンガンズの持つIWGPジュニアタッグ王座への挑戦権を巡る争いは、この日ミラノ&石狩vs邪道&外道と、メインの棚橋&NO LIMITvs中邑&田口&デヴィットというカタチで継続された。
 30日の後楽園大会で前王者チームのNO LIMITとは時間切れ引き分けに終わったミラノ&石狩は、邪道&外道相手にいきなり同時ロープパラダイスを決めて先手を取る。しかし邪道は石狩を捕まえ、起き上がりこぼし逆水平チョップで追い込む。だが、石狩はスクリューキックで脱出するとミラノにタッチ。
 再び形勢逆転したミラノは外道に対して、石狩とのスーパースクラップキックを狙う。しかし邪道がカットしようとエプロンまで上がってくると、ミラノは邪道にスーパーキック。すかさず石狩は外道にミラノと合体ブラックメフィストを決めてから、後方回転エビで丸め込むが、外道がキックアウトした瞬間、場外から邪道がイスで石狩を殴打! そのまま逆に外道が石狩を丸め込んで3カウント。フォータイムス・チャンピオンらしい老かいなテクニックで邪外道が、挑戦権争いで一歩リードした。

 セミでは2・15両国大会でIWGPジュニア戦を行う王者・タイガーと挑戦者・ライガー、さらに30日の後楽園大会で一騎打ちを要求した後藤に対し、両国大会で受けて立つと語った永田がタッグで激突。
 序盤からタイガーとライガーが激しくやり合っていたのだが、対角線上を突進してきた後藤に対し、永田が30日の試合でも見せた正面から左ヒザを蹴る攻撃を繰り出すと、後藤は悶絶! さらに永田は後藤を場外に連れ出して袋叩きにしていき、これで後藤は戦線離脱。林リングドクターや三澤トレーナーが後藤に駆け寄っていき、左ヒザに応急処置を施すが、後藤はエプロンに上がることすらままならない。
 その間ライガーが孤軍奮闘するが、さすがに永田とタイガー相手に長時間戦うのは相当きつそう。ヒザにテーピングを施し、どうにかコーナーまで上がってきた後藤。すかさず永田が襲いかかっていくが、後藤はロープ越しのスリーパーで切り返す。そこにタイガーが永田を救出しようと近寄っていったのだが、背後からライガーが攻撃していき、そのままタイガーを丸め込んで3カウント! 圧倒的不利な状況から逆転で前哨戦を制したライガーだが、方や後藤はセコンドに担がれて退場するほど、ヒザに大きなダメージを負ってしまった。

 メインは棚橋vs中邑のIWGPヘビー級戦前哨戦と、IWGPジュニアタッグへの挑戦権を懸けた争い。それだけに田口&デヴィット→NO LIMIT→中邑→棚橋という変則的な順番で入場。ジュニアタッグのほうは内藤と田口がかなり感情的になってやり合っていたのだが、それに負けないくらい棚橋と中邑もこの日はかなり感情的にやり合った。
 コーナーに追い詰めて中邑が棚橋の髪の毛を掴んでエルボーを叩き込んでいくと、棚橋も体勢を入れ替えてカチ上げ式エルボーをお返し。すると再び体勢を入れ替えた中邑が、声を上げながらワンツーエルボー。すると棚橋は歯を食いしばって強烈な張り手をお見舞い。さらにドラゴンスリーパーの掛け合いから、再びエルボー合戦を展開すると、中邑はミドルキック。だが、蹴り足をキャッチした棚橋はドラゴンスクリューと、前哨戦らしい熱い攻防を見せる。
 するとジュニア勢も内藤のジャンピングエルボーをドロップキックで迎撃した田口は、続いて裕次郎を場外に叩き落としてプランチャを投下。棚橋もプランチャで続こうとしたが、背後から中邑が延髄蹴り。すると場外では裕次郎が田口を鉄柵の外にホイップし、そこに内藤が鉄柵を踏み台にしてプランチャ。しかしデヴィットがコーナーからNO LIMITに向かって鉄柵超えダイブを発射!
 終盤、中邑に狙いを定めた棚橋&NO LIMITはトレイン攻撃→踏み台式串刺しミサイルキック→棚橋のスイングブレイド→裕次郎のラリアット→NO LIMITのLIMIT LESS EVOLUTIONと、怒濤の攻撃! それでもカウント3を奪わせない中邑は、裕次郎のインカレスラムを逃れると最近愛用している前田日明ばりの縦回転ニールキック。そして棚橋と内藤が場外で捕まっている間に、裕次郎にランドスライドを決めた中邑が勝利。
 試合後、中邑は「ここでいま、改めて挑戦表明だ! 全身全霊で戦って、そのベルト奪ってやる!」と公の場で棚橋への挑戦表明をすると、棚橋は「オイ、中邑! 聞こえるか、この棚橋コールが」と、いかにも棚橋らしく観客にコールを要求。その上で「ドームでも言ったけど、新日本プロレスのエースは1人でいいんだよ。お前には絶対に負けねぇ。これから棚橋時代が始まるんだよ!」と続ける。それを聞いた中邑は「そんな安っぽい挑発はいらねぇんだ! 勝つのは俺だ!」と言い返した。
 バックステージに引き上げてきた棚橋は「本来であれば昨日の時点で、中邑もっと来ないかなぁと思ってたんだけど、中邑を(初防衛戦の相手に)指名したのは俺でした。忘れてました。ただ中邑が熱くなるのも、新日本が盛り上がるのも、全部俺次第! 世界は棚橋中心に回っている。こっから前哨戦駆け抜けて、両国まで最初から最後までクライマックス!」と中邑の反応を確認し、嬉しそうに語った。

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