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›2009年02月16日

中邑の攻撃をことごとく切り返した棚橋「俺が100年に一人の逸材だから成せる技!」

Posted by TEAM-angle at 00:00 / Category: 【プ】新日本プロレス / 0 TrackBack

 15日、両国国技館で行われた新日本プロレス『Circuit2009 NEW JAPAN ISM in RYOGOKU』。煽りVの内容&全試合の詳細&試合後のコメントはバトル三昧をご覧下さい。
 1・4東京ドーム大会で武藤を破り、IWGPヘビー級王座奪還に成功した棚橋は、試合後リング上から初防衛戦の相手に中邑を指名。棚橋vs中邑は現在の新日本が誇る切り札的カードだが、出し惜しみなく実現させることで、国技館には9300人超満員(主催者発表※向正面は花道&スクリーンで客席を封鎖)の観客で埋まった。
 気合いの入った表情で入場してきた棚橋。すると試合はタイトルマッチらしくグラウンドでのバックの取り合いや腕の取り合いなど、クラシカルな攻防で始まった。しかし棚橋が中邑の左ヒザに低空ドロップキックを叩き込んでからは、棚橋は終始中邑の左ヒザを集中攻撃。この辺の一点集中攻撃を主体に試合を進めるスタイルは、往年のNWA世界王者のよう。
 各種ドラスクから足4の字という武藤の必勝パターンを早速取り入れた棚橋。だが、中邑も棚橋のドラゴンスリーパーを腕十字に切り返し、さらに三角絞めに移行。これを立ち上がって逃れようとした棚橋だが、中邑はかつて天山から勝利してIWGPのベルトを奪取したときと同じように下からの腕十字に移行。ところが棚橋は頭だけ抜くと、そのまま両腕で中邑の両脚を抱え込み、テキサス四つ葉固めへ!
 見事な攻防で場内がどっと沸く中、再び腕十字に体勢からエルボーで棚橋のクラッチを切った中邑。だが、腕が伸びきった瞬間、棚橋は上体を起こしてエビ固めで丸め込む。さらに棚橋は中邑のランドスライドを空中でスリングブレイドに切り返すという、武藤ばりの閃きを見せる。そしてコーナーの棚橋を追いかけてきて、中邑が逆に雪崩式の技を狙ったときにも先にマットに着地してパワーボムで叩きつけ、中邑の奥の手であるダブルアーム式パイルドライバーはフランケンで切り返す。
 徹底して中邑の技を切り返していった棚橋は、ダメ押しのように中邑の左ヒザに低空ドロップキックを叩き込み、ヒザをついた中邑が四つん這いになっている背中にハイフライフローを投下! さらに間髪入れずハイフライフローをもう一発投下して3カウントを奪った。過去の対決を上回る内容だった棚橋vs中邑。この2人の対決は新章に突入したと言っていいだろう。

 試合後、この日バーナードとの因縁の対決を蝶野のアシストを受けて制したカート・アングルがリングに上がってきて「タナハシは偉大なるチャンピオンだが、ワタシも偉大なるチャンピオンだ。そこで4月にそのタイトルを賭けてワタシと対戦をしないか?」と棚橋に対して挑戦表明。すると棚橋は「イエス! アイム、オフコース」と受諾。“幻のIWGPチャンピオン”(※第44代王者のブロック・レスナーからIWGP3rdベルトを贈与されたが、新日本側は正式にアングルを王者と認定しておらず、08年2・17両国大会で第48代王者の中邑がアングルを倒して王座を統一している)であるアングルとしては、今度こそ棚橋を倒して正式にIWGPのチャンピオンになりたいところ。しかし棚橋は「俺は日本のエースに収まるつもりはない! 目指すは世界! 俺は世界のエースになる!」と堂々宣言。
 インタビュースペースに戻ってきた棚橋を永田や中西、金本らベテラン組と若手組が取り囲み、乾杯をして祝福。そして1人1人と握手を交わして「ありがとう」と言った棚橋は「俺はエースに憧れて、エースですって自分から言い出して、そして(エースに)なった。その充実感に溢れてる」と笑顔で語ると、改めて中邑をライバルと認めた上で「ここでやることに意義があったし、その中邑に勝てて嬉しい」と語った。
 「いつもとちょっと違うピリッとした雰囲気だったが」と聞かれた棚橋は「俺の中でエース魂が覚醒したんですよ。リング上でも言ったように日本のエースで収まる気はないです。世界のトップ、世界のエース、そして宇宙のエースになる人物だから。100年の一人の逸材だから。例えワールドクラスのカート・アングルが相手でもそれを乗り越えてみせますよ」と“棚橋節”が炸裂!
 その後もアングルのことを「世界最高の選手」と称えながらも、「俺だって負けてないよ。100年に一人の逸材だから。これ、ハッタリでも何でもないから」と語り、「俺は今までにないチャンピオンになりますよ! エクステだって付けたし。女の子にだって応援されたいし。俺はプロレスのためだったら何でもするから。今までにない道を歩いて、プロレスを、このベルトを世間まで届けてやる! これで新日本も分かりやすくなったでしょ。新日本のエースは誰だって聞かれたら、皆さんも棚橋と胸張って言ってください。俺もそれだけの戦いをこれからもしていきますんで」と語り、さらに中邑の技をことごとく切り返したことについても「100年に一人の逸材が成せる技です!」と次々に棚橋語録を残していったが、いまの棚橋はこういったセリフがよく似合う王者になっている。

 モーターシティ・マシンガンズの持っているIWGPジュニアタッグ王座への挑戦権を賭けて行われた、NO LIMITvsユニオーネvs田口&デヴィットvs邪外道の4WAYタッグは、新技LIMIT LESS DREAM→内藤のジャーマン→内藤のスターダストプレスとつないで石狩から3カウントをゲットしたNO LIMITが勝利。見事モーターシティ・マシンガンズとのリターンマッチを行うことが決定したNO LIMITは、モーターシティ・マシンガンズからベルトを奪回した際には、ユニオーネを初防衛戦の相手に指名すると試合後にコメント。

 4年ぶりにIWGPジュニア王座に挑戦したライガーは、久しぶりに飛び技を連発。さらにランニング・ライガーボムまで繰り出し、王者タイガーを追い込んでいったが、最後はタイガーがロウ・キーを破った新技のデストロイ・スープレックス(※タイガーエンペラーのタイガースープレックス'04と同型)で勝利。試合後、敗北を潔く認めたライガーはタイガーと握手を交わすと、抱き合って健闘を称え合った。新日本ジュニアの象徴だったライガーの時代が、完全に終わったような感傷的なシーンだったが、その直後初代と同じタイプのマスクを被ったガタイのいいブラックタイガー(※かつてはCTUにいて、最近では素顔で某メジャー団体に参戦していた4代目か? それとも新たなる5代目か?)が乱入し、タイガーを襲撃! 初代Bタイガーが愛用していた変形ツームストンパイルを決めると、ブラックタイガーは無言で立ち去っていった。
 試合後、タイガーはブラックタイガーに対して「アイツなんかずっと出てたんだから、こんなことする必要ないのに……。僕は丸くないんで、この落とし前は必ずつける」とブチまけると、今後の防衛戦の相手として「海外で強いと言われている選手とやってみたいですね。他団体でもいいですよ。『タイガーマスク出てこい!』と言って来い! ノアの丸藤選手でも、全日本のカズ選手でも、みんなこのベルトを獲りにくればいい。逆に指名されれば行きますよ!」と発言した。

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