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›2009年02月25日

映画『クローズZEROII』で格闘技指導をした前田。OUTSIDERの両国進出に感無量!

Posted by TEAM-angle at 16:32 / Category: 【格】RINGS・THE OUTSIDER / 0 TrackBack

090225_Outsider-1.jpg 25日、都内某所で映画『クローズZEROII』(4月11日公開)とリングス主催の『THE OUTSIDER』のコラボイベント『クローズZEROII公開記念 THE OUTSIDER SPECIAL』(3月15日、両国国技館)の記者会見が行われた。会見の詳細や発表された対戦カードなどは、ナイガイモバイル☆バトルをご覧下さい。
 『クローズZEROII』の三池崇史監督がOUTSIDERのファンだったことと、映画内の格闘技指導をリングスの前田日明代表が行ったことで、OUTSIDERの選手も映画に出演(芹沢軍団の幹部役)。その縁あって、今回コラボイベントを両国国技館で開催することとなったわけだが、前田代表は「本当に両国までに紆余曲折ありました。不良の大会ということで、後楽園ホールが1年間様子を見させてくれってことで、事実上後楽園は(使用するのが)ダメってことで、全国の大きな会場もダメになった部分がありました。でも過去の4大会を見て、選手もスポーツマンシップに乗っ取って試合をやって、揉め事も起きなかった。そこに『クローズ』も不良少年たちに光を当てた物語ってことで、OUTSIDERとコラボしてやっていこうという話をもらったときは、大変光栄で涙が出るほど嬉しかった。
 その中で『なかなか大きな会場を借りられない』という話をしたら、『じゃあコラボイベントをやりましょう』と言ってくれたんですけど、よもやと思っていた両国国技館ですが、OUTSIDERっていう大会の意味を大相撲協会側も意義に感じてくれまして、快く国技館を貸してもらうことが出来ました。いろんな人たちの努力があって、頭が下がる気持ちでいっぱい」と熱っぽく語った。

090225_Outsider-2.jpg さらに前田代表は「将来、OUTSIDER出身の選手がオリンピックの金メダリストからプロ格闘家になった選手に勝ってチャンピオンになるとか、試合に出て一本かKOで勝つっていう可能性があるんだよってことを彼らに経験させてあげたいという思いから始めました。OUTSIDERに出たからってすぐに更正するとは思わないですけど、ここに出続けることによって“勝つために必要な努力をする”ってことが、人生において一番大切な勉強だということを経験させてあげたい。彼らもそれを経験することによって、それが自然と更正に結び付くんじゃないかという気持ちもあります」とも語ったのだが、その辺の思いが通じて両国使用にGOサインが出たのかもしれない。
 前田代表としては両国大会が成功すれば、“関西上陸”として府立体育館でも大会を開きたいそうだが、「こればかりは蓋を開けてみないと分からない。(両国に)4000人くらい集まったらマルかなと思うけど」と、さすがにアマチュアの大会で、しかもまだ5大会目にして大箱進出ということで多少の不安はある様子。ただ警備は万全を期して200人弱の警備員を各所に配置するとのこと。
 なお、会見に出席した『クローズZEROII』の共同プロデューサーである佐谷秀美氏は「前田さんに格闘シーンを指導してもらったことで、単なるクローズZEROの続編からかなりスケールアップした。熱いものをいまの若者に伝えることが出来る」と、OUTSIDERとのコラボにより190万人を動員した前作『クローズZERO』を上回る作品になった手応えを感じている様子だった。
 当日は三池監督ややべきょうすけなど映画出演者が参加するほか、ここでしか見られないメイキングのスペシャルバージョンや小栗旬や山田孝之などからのスペシャルメッセージの上映が行われる。また、当日来場予定の原作者である高橋ヒロシ氏に、試写会の際に会ったという前田代表は「OUTSIDERのパンフレットを見て『この子とか原作で使えるなぁ』とか言っていたから、そのうちマンガにOUTSIDERの子みたいなキャラクターが出てくるかもね」と嬉しそうに語った。

090225_Outsider-3.jpg そしてOUTSIDERの試合は、全20試合行われる予定。この日の会見でまず6カードが発表されたのだが、“柔術弁護士”堀鉄平vs“渋谷杉浦グループ”山田史博や、第2回大会で“顔面美容整形マシーン”中村俊太に敗れている“取手の拳帝”幕大輔のリベンジマッチ、さらに第3回大会で対戦相手を「弱ぇえな!」と罵った“リアル刃牙降臨”渋谷莉孔を、痛烈に批判して対戦相手に指名した“KGB元幹部”内藤裕の一戦など、かなりスリリングな展開になりそうな試合がラインナップ! そのほかのカードも数日中にリングスのホームページで発表されるとのこと。
 さらに前田代表からは予定してしたOUTSIDERの選手をリトアニアの大会に出すという話は、経済不況により大会が中止になってしまったため今秋に延期になったこと、UFC系のプロモーションにも選手の売り込みをしていること、今大会からグラウンドによるブラインドパンチ(=相手の後ろから打つパンチ)の禁止とフラッシュダウンでもダウンカウントを取る(またはストップ)という一部ルール改正があったことが発表された。さらにAEDや人工呼吸器も準備し、とにかく安全面は万全にすると宣言した前田代表は「レフェリー陣にもOUTSIDERで培ったことを、各自大きな大会でも踏まえて裁いて欲しいと言っている。プロのリングでもむやみに選手がギリギリの状態になるまでやらせるレフェリーが見受けられるが、いつか障害者や死亡者が出てしまうかもしれないと危惧している」と、現在の格闘技界に警鐘を鳴らした。

 また、大会の性質上映像での露出が難しいと言われてきた『THE OUTSIDER』だが、インターネット動画や携帯電話動画配信に続き、待望のDVD化が決定した。第一戦から第四戦まで4巻同時リリースとなり、未配信の映像や選手紹介映像、前田代表による試合解説などを含めて、各大会130分を超える収録時間になるという。各巻3990円(税込)で、3・15両国大会で先行発売され、その後ネット先行販売を経て、5月に一般販売されるとのこと。

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