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›2009年03月02日

KAIを“もてなした”鈴木が「全日本の歴史を根底から変える!」。土方がついにVM入り

Posted by TEAM-angle at 00:00 / Category: 【プ】全日本プロレス / 0 TrackBack

090301_AllJapan-1.jpg 1日、後楽園ホールで行われた全日本プロレス『HOLD OUT TOUR 2009』開幕戦。全試合の詳細&試合後のコメントはバトル三昧をご覧下さい。
 2・6後楽園大会でスワコン&ブードゥー・タワーズが鈴木&ケアの世界タッグ王座挑戦に名乗りを上げるよりも先に、小島&KAIはアジアタッグ王者決定トーナメントで敗退した雪辱を晴らすため、鈴木&NOSAWAが保持しているアジアタッグ王座への挑戦を表明。
 先発を買って出た論外が小島に向かっていくが、小島は論外の技を受け止めた上で一発のチョップでダウンを奪う。コーナーから檄を飛ばしていた鈴木がついにリングに入って来ると、何と論外をスルーして相手コーナーのKAIを攻撃! 場外でKAIをボッコボコにした鈴木は、ようやくリングに戻って論外を救出したが、背後からKAIがドロップキックを叩き込んでいき、場外で鈴木にやり返す。KAIがリングに戻っていくと、鈴木はKAIのほうを向いてニヤリ。
 試合は鈴木とKAIがケンカ腰でやり合う中、論外が小島の攻撃に耐え凌ぎながら場外で必死に抑え付けるという展開に。小島のラリアット→KAIのスプラッシュ・プランチャを食らった論外がカウント2で返すと、KAIが続けて論外を攻撃しようとロープに飛ばす。しかし、そこに鈴木が割って入ってきてKAIにフロントキック。小島も入って来て鈴木と張り手の打ち合いになると、KAIが鈴木にトラースキックを叩き込んで首固め。大金星か?と思われたが、カウントは2。
 鈴木はゴッチ式パイルを狙うが、小島がラリアットで阻止。その勢いを利用してKAIが丸め込むがこれもカウントは2。間髪入れずスプラッシュ・プランチャを投下したが、これは論外がカウント2でカット。完全に勢いは挑戦者チーム。LATを挟んでもう一発スプラッシュ・プランチャを放ったKAIだが、立ち上がった鈴木はニーリフトで迎撃すると、胴絞めスリーパーへ。論外が小島を場外で抑え付けていたため、これで勝負あったかと思われたが、KAIは自力で脱出!
 決まりそうで決まらない白熱した試合となったが、鈴木は強烈なドロップキックをカウンターで叩き込むと、ハーフダウンのKAIの顔面にケンカキック! 白目を剥いたKAIを引きずり起こし、一旦はゴッチ式パイルの体勢に入った鈴木だが、ニヤリと笑って自ら技を解くと、KAIの顔面にグーパンチを叩き込み、さらにスリーパーからの逆落とし! そのまま一気にスリーパーで捻り上げたところで和田京平レフェリーが慌てて試合をストップした。

090301_AllJapan-2.jpg この日、セミではセコンドの介入に苦しめながらも、諏訪魔&近藤のスワコンが辛くもジョー・ドーリング&ゾディアックのブードゥー・タワーズに勝利。その結果、3・14両国大会でスワコンが鈴木&ケアの持つ世界タッグ王座に挑戦することが決まったが、メイン終了後、鈴木はマイクを持つと超満員のファンに向かって「おい、GURENTAIシリーズ一発目! アジアタッグ、防衛しちゃったぞ! 次は両国、諏訪魔&近藤だ! テメーら、全員チケット買って来いよ。よし全員グーを握れ! 俺たちがGURENTAIだぁー!」と叫んだ。
 インタビュースペースで鈴木は鈴木に対して果敢に向かってきたKAIについて「KAIは俺のオモチャなんだよ。客人に対して非常に楽しませてもらったよ。楽しい時間を過ごさせてもらったから最上級のお持てなしで逆落としを食らわせてやったよ。たかだか1年か2年のキャリアで使うなんて、100トンのハンマーでアリンコを叩き潰すぐらいムダな力だけどやっぱりお返ししないとね」と、その健闘や心意気を認めたからこそ、逆落としからのスリーパーという必殺フルコースで“潰した”と語った。
 さらに鈴木は傍らに置かれたアジアタッグのベルトを指さし、「アイツら『アジアをステップに次は世界タッグ』とか言ってるから勝てねーんだよ! アジアタッグにはアジアタッグの面白さがあるんだよ」と意外にも日本最古のベルトであるアジアタッグに敬意を示してか、世界タッグのステップにしてくれるなとF4に対して苦言を呈した。
 そして鈴木は「プロレスの風景、全日本プロレスの風景、30何年だ? 40年近い全日本の歴史を俺たちGURENTAIが根底からひっくり返す! 全部変えてやる! ジャイアント馬場が作って、ハンセン、ブロディがいて、ファンクスがいて、ブッチャーがフォークで大立ち回りして、その後ジャンボ鶴田がいて、三沢がいて、小橋がいて、そうやってあいつらが作ってきた過去の全日本プロレス。それからここ10年くらいの武藤が作ってきた武藤全日本。長い歴史の中で、GURENTAIが全日本の歴史を変えてやる! まだ始まって1年だからな。文句のある奴は俺の首を獲ればいいんだ。(首を)へし折っちまえば、しゃべりもしねぇんだ!」と、GURENTAIによる全日本革命を堂々ブチ上げた! “明るく、楽しく、激しく、新しい”全日本はどう変わっていくのか?

090301_AllJapan-3.jpg 1・3後楽園大会ではTARUから「世界ジュニア王座を他団体に流出させたお前のことをみんなが何て言ってるか、知ってるか? A級戦犯だってよ」と言われ、2・6後楽園大会では救出に来たと思われたかつての盟友・稔に裏切られた上に「A級戦犯であり、D級レスラー」とまで言われた土方。しかし、試合前に流れた煽りVではノアの丸藤から至宝・世界ジュニア王座を奪還したカズが、3・14両国大会で稔の挑戦を受けるにあたり、稔のことをよく知る土方をコーチに招き、土方も「いつまでも(ベルトを自分が取り戻せなかったことを)言っているのは男としてどうかと思う」と気持ちを切り替えて、カズと再びタッグを組んだことを強調。
 YASSHIがいなくなったブードゥー・マーダーズだが、YASSHIばりのヘアスタイルで登場したTARUは「おい、カス野郎! 今日は土方君に教訓を教えに来たんだね。おい、土方! そこにいるカズ・ハヤシにエエように丸め込まれちゃってるね。さっきのVTRで男としてどうかと思うって言ってたけど、俺もどうかと思うな。俺らプロレスラーは1人1人が商品を争うんちゃうんか? まぁ、俺からの教訓はこんなカズに騙されるなよ!」とまたも土方を挑発。
 さらに試合が始まると、カズが土方を救出しようと放ったドロップキックがかわされて誤爆! さらに土方が羽交い締めにしたTARUに、カズが放ったトラースキックもかわされて誤爆! 嫌な雰囲気が会場を包む中、カズはTARUに強引にファイナルカットを決めようとしたが、何と意を決したように土方がカズに向けてシャイニング・ウィザード!
 続けて稔がドロップキックでカズを吹っ飛ばし、さらにFIREBALLスプラッシュを決めて試合を早々に終えた。試合後もTARUと稔がカズを袋叩きにしていると、大和が入ってきてカズを救出。さらに大和は土方にも殴りかかっていくが、土方はニーリフトで迎撃してグーパンチ! 完全に本隊とは決別した土方に向かってTARUは「俺はそういうお前を待っとんよ。ようやく目が覚めたようやな! この腐ったプロレス界、腐った全日本プロレスをお前の力で、もう一度クリーンで明るく楽しいプロレスに変えようや。ブードゥーに来いよ、歓迎するぞ」と言って手を差し伸べる。
 一瞬考えた土方だが、ついにTARUとガッチリ握手! するとTARUは「土方隆司という名前は捨てろ! この俺が作った歳三マスクで出直しじゃ!」と言って、黒いマスクを手渡す。土方もそのマスクを被り、再びマスクマン“歳三”となってブードゥー入りを果たした。

090301_AllJapan-4.jpg 査定マッチを終えて、3・14両国大会でムタが保持する三冠ヘビー級王座挑戦が決まった高山善廣。ムタの代理人である武藤は「ムタも今年一発目の試合だから」と言って、今シリーズ中ムタが全戦シングル戦を行うことを予告。開幕戦でまずGURENTAIのMAZADAと対戦したムタは、パイレーツ風のガウンと仮面で登場すると、いきなりMAZADAに毒霧を噴射! しかしMAZADAも持ち前のテクニックを駆使してムタに食い下がっていったが、MAZADAがムタの持ち込んだイスを奪い取って振り上げた瞬間、再びムタが毒霧を噴射し、そのまま低空ドロップキック→シャイニング・ウィザードを決めて勝利。
 一方の高山は髪を赤と黒に染め、ムタ風(というよりは『スターウォーズ』のダース・モール風)のメイクを施したヘイトと対戦。奇襲攻撃を仕掛けていったヘイトだが、高山は場外戦で返り討ちにしていく。ド迫力の場外乱闘でボコボコにされたヘイトだが、ゴングで高山の蹴りをブロックするなど、簡単にはやられない。
 さらに高山のニーリフトを食らって場外に再び転落したヘイトは、消化器を持ち出してリングに戻り、高山の顔面に目がけて噴射! ところが高山はまったく動じず、ヘイトから消化器を奪い取ると、ヘイトをその消化器で殴打してり、首を絞めたりしていく。レフェリーが必死で止めに入るが、高山はレフェリーを突き飛ばしてヘイトをボッコボコにしていき反則負けとなってしまう。だが、天井に向かって消化器を噴射した高山は、堂々と引き上げていった。

 まら、西村修の保持するNKPWAへびー級王座に挑戦した高岩竜一は、足4の字を反転されたところでギブアップ。しかし試合後、引き上げようとする西村に向かって「せっかく俺が全日本に上がってきているのに、こんな試合じゃお客さんが納得しないですよ。西村さん、新日本時代をよーく思い出してください。大嫌いな人がいたでしょ? 今度、俺が全日本に連れてきますから。トコトン、あなたの嫌がることをします」と発言。西村が嫌いな人物といえば、何人かのレスラーが思い浮かぶが、やはりあの革命戦士か?
 また、休憩明けに総合格闘技に挑戦するため、05年5月に全日本を退団した河野真幸がスーツ姿で登場。河野は同年7月にパンクラスで総合デビューし、師匠の武藤も観戦に訪れたが、その後はK-1トライアウトに挑戦するなど、活躍の場を求めながらもなかなか表舞台に出る機会に恵まれなかった。
 しかし、何と河野は3月1日付で全日本に再入団したと発表され、「4年間修行してきました。そしてこの全日本でまた一生懸命プロレスしていきたいと思います!」と挨拶した。

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