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›2009年03月15日

帝王がムタを撃破し、GURENTAIが全日本ベルトを90%占拠!世界Jr戦はまたも白熱!

Posted by TEAM-angle at 00:00 / Category: 【プ】全日本プロレス / 0 TrackBack

090314_AllJapnan-1.jpg 14日、両国国技館で行われた全日本プロレス『2009 プロレスLOVE in 両国 Vol.7』。昨年末から始まったムタと高山、GURENTAIによる全日本マット制覇、一度はノアに流出した世界ジュニア王座を巡る戦いなど、様々な流れがひとまず完結するようなカードが組まれた今大会。全試合の詳細や試合後のコメントはバトル三昧をご覧下さい。
 3・1後楽園大会で小島&KAI相手にアジアタッグ王座を防衛したGURENTAI。この日は鈴木&ケアが諏訪魔&近藤のスワコン改めチーム・ディストラクション相手に世界タッグ王座の防衛戦を行った。
 今シリーズ鈴木との抗争が激化している諏訪魔は、試合そっちのけで鈴木とやり合うシーンが目立った。その分近藤のローンバトルが続いてしまう。鈴木は諏訪魔の相手をしながらも、要所要所でリング内の戦いにもキッチリ加わっており、チームワークはGURENTAIのほうが上。それでも後半から近藤が踏ん張り、ケアにキングコング・ラリアットを連発していったが、ケアも波乗りスープレックスで切り返していくと、鈴木が絶妙なアシストを見せたあとに、ケアが必殺のTKO34thを決めて勝利して王座防衛に成功。
 続くメインでは帝王・高山がムタから三冠王座を奪取することに成功。メイン終了後、鈴木やNOSAWAらもリングに上がってきて高山を祝福。「俺が新三冠チャンピオン、高山善廣だー! 俺がますます全日本を面白くしていくぞ、ノーフィアー!」と叫ぶと、ご機嫌な鈴木は珍しくGURENTAIのメンバー紹介。最後は「お前たちも自分が正しいと思ったら拳を握れ! 俺たちがGURENTAIだー!」と叫んで全員で拳を突き上げた。
 インタビュースペースに戻ってきたGURENTAIはテーブルの上に9本のベルトをズラリと並べると、唯一丸腰のMAZADAに論外が「あとの1本(=世界ジュニア)頼むよ」と言うと、鈴木が「占拠率90%ってとこだな」と発言。高山が「政治家じゃあり得ないね」と言えば、鈴木は「占拠率90%、支持率100%だから」とニヤリ。高山もニヤリと笑うと、若干ホッとした表情を浮かべて「これでやっと偉そうに完全復活と言える。これまで支えてくれたGURENTAIのみんなに感謝してます」と漏らす(それを聞いた論外が「カッケーっす、会長」)。

090314_AllJapnan-2.jpg この日のムタは比較的初期のムタに近い忍者スタイルの頭巾とガウンで登場。いつものようにゴングが鳴った直後に天に向かって毒霧を噴射したムタだが、その直後に高山がドロップキック! ムタの世界を作らせまいと先に仕掛けていった高山だが、場外戦でムタはイス攻撃で高山の額を叩き割る。さらにリングに戻ってドラスクからの足4の字。
 こうなると一気にムタペースに持って行かれるケースが多いのだが、高山は場外に出てイスを手にしてエプロンまで戻ってきたムタをビッグブーツで蹴落とすと、逆にイスを奪い取ってムタの脳天にイスを振り下ろす。制止するレフェリーを吹っ飛ばして場外までムタを追いかけていった高山は、さらにイスで攻撃。これでムタの仮面が破壊されたのか、ムタは自ら仮面を外してしまう。すると、今度はムタの額から大流血!
 仮面を取ったことで目の回りのメイクだけが残った武藤になってしまったが、奇しくも額からの流血が赤いペイント代わりになって髪の毛のない初期ムタになったようにも見える!? ムタは高山が腕十字を仕掛けてきたところで、上体を起こすと至近距離から高山の顔面に毒霧を噴射! そして正面→後頭部→正面と閃光魔術を連発してからの月面水爆と必勝パターンに。
 だが、これでもムタの世界から抜け出してみせた高山は、ランニングニーでムタを追い込むと、ムタの毒霧噴射も腕でブロックし、打つ手がなくなったムタを豪快なエベレストジャーマンで投げていき3カウントを奪った。どんなレスラーでもムタワールドに引きずり込んでしまうムタから、完全なる3カウントを奪い、新日本のIWGPヘビー&タッグ、ノアのGHCヘビー&タッグに続いて、全日本の世界タッグ&三冠ヘビー級王座まで制してグランドスラムを達成。今後については「出てくるハエを叩き潰す。そんな感じかな。ハエが出てくればいいけど、出てこなかったら身内(=鈴木)とやらなきゃならない」と語った。

090314_AllJapnan-3.jpg ノアの丸藤正道から至宝の世界ジュニア王座を奪回したカズ・ハヤシに、新日本プロレス退団後に全日本に参戦しながらも、まさかのブードゥー・マーダーズ入りした稔が挑戦。図式としては全日本正規軍vsブードゥーだが、稔は試合前にTARUらブードゥーのメンバーを控室へと下がらせる。そのため、丸藤vsカズのノアと全日本のジュニア頂上対決に続き、この一戦はかつてIWGPジュニア王座を11度防衛した稔vsカズの新日本vs全日本ジュニア頂上対決という見方をしてもおかしくはない一戦。
 試合はじっくりとした立ち上がりながらも、途中途中でお互いにキレのある動きを見せる。そしてカズが稔の左ヒザを集中攻撃していけば、稔はカズの左腕を殺していく。20分を経過したあたりから試合が大きく動き出し、場外戦のあとにリングに戻ったあと、カズはWA4の体勢で担ぎ上げてままバックしてコーナーに稔を叩きつけると、さらにコンプリート・ショットで稔の顔面をコーナーに叩きつける。
 稔も投げ捨てジャーマン、迷子の子猫ちゃん(=バズソーキック)、フルネルソンバーストを返すと、片腕をドラゴン、片腕をタイガーの体勢にクラッチしてスープレックス。そして迷子の子猫ちゃんをもう一発挟んでからのFIREBALLスプラッシュ。これはかわされたが、稔はそれでもミノルスペシャルへ。そこからはカズも切り返していき、お互いに切り返しの応酬。
 そしてカズの後頭部にバズソーキックを叩き込んだ稔が、リストクラッチ式フィッシャーマンバスターから掟破りのパワープラントを決めてみせる。自分の必殺技を先に出されたカズは怒りの雪崩式ファイナルカットを決める。しかしミサイルキックをドロップキックで迎撃した稔は、雪崩式リストクラッチ式フィッシャーマンバスターを決めてからFIREBALLスプラッシュ。
 今度は完全に決まったが、カズはカウント2で返す。フルネルソンの体勢に捕らえた稔だが、カズはこれを変形のリバースゴリースペシャルボムに切り返すと、垂直落下式リバースDDT! 秘密兵器を立て続けに出したカズは、ファイナルカットからのパワープラントを決めて稔を撃破!
 激闘を制して世界ジュニア王座を防衛したカズは、試合後稔に握手を求めるが、稔が握手に応じようかどうか長考していると、そこに歳三(土方)が割って入り、カズにシャイニング・ウィザード! すると、大和とKAIも入って来て歳三と乱闘。さらにNOSAWA&MAZADAも入って来て、全日本ジュニアがズラリと大集合。すると論外がマイクを取り、「何か全日本ジュニア、メンツが揃ってきちゃいましたね。今年のジュニアタッグ、盛り上がっちゃうんじゃないの? カズ・ハヤシ、稔、……歳三、KAI、大和、そしてもう1人、渕君! 渕君、お前は噛みつかないのか? いましかないぞ、俺たちには。いいか、俺たちは初代チャンピオンだ、テメーらの力で勝ち取ってみろ!」と、かつて新日本マットで、長州らニューリーダー軍と猪木率いるナウリーダー軍による世代闘争が開戦するキッカケになった、両国でのマイクアピールをモチーフにしたマイクアピールでジュニアタッグ戦争開戦を宣言した。

090314_AllJapnan-4.jpg 3・1後楽園大会での西村戦後、高岩が投入を予告した「西村の大嫌いな選手」とは大方の予想通り長州力! 22年ぶり、武藤全日本になってからは初の全日本参戦となった長州は、自ら先発を買って出ると逆に西村を指名。しかし西村がその挑発に応じず、征矢が先発で出てくると、いきなりリキラリアットをブチ込んでいく。
 ノックアウト寸前となった征矢を自軍のコーナーまで引きずってきた西村は、強引にタッチすると長州に対して怒濤のエルボースマッシュ。長州vs西村のイデオロギー闘争はいまでもファンのニーズが高いようで、場内は大歓声。長州が西村にサソリ固めを仕掛けていき、ステップオーバーした直後に西村が長州の足を取って倒すとアキレス腱固めへ。
 階級としてはジュニアの高岩だが、征矢のパワーにも真っ向勝負を挑み、さらに長州をナイスアシスト。ハイジャック・パイルドライバーを決めた長州が、西村を場外に放り出してから征矢にリキラリアットを叩き込んで長州組の勝利。だが、試合後に西村が長州に襲いかかり、スピニング・トーホールドからの足4の字を決めていく!
 セコンド陣が割って入り、2人を分けるが、西村は引き上げていく長州に向かって「長州さんよ、テメー何十回でも、何百回でもこの全日本のリングで勝負してやる! いつでもかかってこい、バカヤロウ!」と抗争継続宣言。さらにインタビュースペースでも西村は「丸くなったという話をマスコミの皆さんから聞きますけど、90年代の頃と何も変わっていない。コテコテの長州力。だからこそ本当に否定のし甲斐がありますよ! 3年ぶりに肌を合わせましたが、まったく合わないし、まったく憎い! これからも思い切り否定したい。リング上ではやっぱり敵が必要なんです。これからもよい意味でも悪い意味でも否定し続けます!」と、長州力という敵と再び肌を合わせたことで西村の無我魂に火が付いた様子だった。

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