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›2009年04月06日

怒れる中邑が真壁を裏切った矢野と合体!アングルを破った棚橋「勢いが止まらねぇ〜」

Posted by TEAM-angle at 00:00 / Category: 【プ】新日本プロレス / 0 TrackBack

 5日、両国国技館で行われた新日本プロレス『Resolution '09』。2月の両国大会に続き、開催されることになった4月の両国大会。全試合の詳細&試合後のコメントはバトル三昧をご覧下さい。
 この日一番のサプライズは何と言っても第9試合だろう。3・8『NEW JAPAN CUP 2009』1回戦で激突した中邑真輔と真壁刀義。IGWPヘビー級戦3連敗中の中邑とIWGPタッグ戦3連敗中の真壁という“どん底”状態の両者だけに、何とか浮上のキッカケにしたいところ。NJCでは中邑が勝利したが、その後の準決勝で盟友・後藤に敗れた中邑に対し、真壁が再戦を要求。この日再びシングルで相まみえることになった。
 入場してきた中邑をステージまで行って襲撃した真壁だが、この攻撃で怒りの導火線に火が付いたのか、中邑はリングに戻るなりひたすら厳しい蹴りやニーリフトで真壁をボコボコにしていく。さらに中邑はダウンした真壁の顔を足蹴にしていくという、“キラー中邑”モードに。
 真壁もラリアットを返して反撃すると、スパイダージャーマンからキングコングニーを投下。これはかわして自爆させた中邑だが、レフェリーが巻き込まれて倒れている間に本間が背後からイス攻撃。さらに真壁がイスを手にして中邑に殴りかかろうとしたとき、G・B・Hの矢野がリングに上がって何と真壁のイス攻撃を阻止!
 真壁からイスを取り上げた矢野は、仲間である真壁の脳天にイスを振り下ろす! これで真壁は側頭部から流血。すかさず中邑がランドスライドを決めて真壁から3カウントを奪うと、矢野は真壁に決別の鬼殺し! さらに本間もジャーマンで投げ捨てると、中邑も真壁にダメ押しのダブルアーム式パイルドライバー。完全にグロッキー状態の真壁が担架で運ばれるのを尻目に、中邑と矢野は一緒に同じコーナーに引き上げていく。場内が騒然とする中、「どういうことなんですか?」と質問するマスコミ陣に対し、いつものように「うるせー、バカ野郎!」と一喝した矢野は、「行こうぜ“兄弟”」と言って無言の中邑と共に姿を消した。
 矢野のベビーターン→RISE入りと思った観客が多かったようだが、その前に中邑が武闘派に転向→共感した矢野が合体という感じか。大会終了後に菅林社長も「中邑選手の攻め方が最初から厳しさがありましたよね、いつも以上に。あの辺がきっと彼の覚悟の表れが出たんじゃないかと思います」とコメント。矢野のG・B・H離脱は決定的だが、中邑とRISEの関係がどうなるのかも気になるところ。もしかしたら新日本マットに凶器に頼らない“武闘派タッグ”が誕生したのかもしれない。

 メインでTNAのトップにして“世界基準レスラー”のカート・アングルの挑戦を受けた棚橋は、試合後に「基本的な技を身に付けたときから、俺のヘッドロックは世界に通用するのか、そういう気持ちで練習してきたので試してみたかった」と語っていたように、まずは執拗なまでのヘッドロックでアングルを攻めていく。しかし棚橋をロープに振り、正面から受け止めたアングルは軽々とオーバーヘッド・スープレックスでブン投げてみせる。
 さらに棚橋のフライング・フォアアームにクロスボディを合わせるなど、独特な攻撃で棚橋に対抗。世界のトップクラスであるアングルと互角以上に渡り合ってみせた棚橋だが、勝負を焦ってコーナーに登ったところを雪崩式アングルスラムで切り返され、ロコモーションジャーマン2連発。棚橋もドラゴンスープレックスからハイフライフローを投下するが、かわされて自爆。
 逆にアングルはタイツのショルダーを外し、一気にアンクルロックで絞め上げていく。棚橋は苦しみながらも何とか脱出し、グラウンド・ドラゴンスクリューからテキサス・クローバー・ホールドを決めていくが、アングルは体を捻るって逃れるとアンクルロックで切り返す。絶体絶命のピンチに立たされた棚橋だが、アングルがグイグイ絞め上げていく力を利用して何とか丸め込む。
 これをカウント2で返したアングルだが、棚橋は間髪入れずスリングブレイド。そのままコーナーに駆け上がっていくが、アングルも追いかけていく。だが、何とかアングルを蹴落とした棚橋は、立ち上がろうとするアングルにボディアタック式のハイフライフローを投下すると、倒れたアングルにもう一度ハイフライフロー。さらにダメ押しのハイフライフローをもう一発投下し、3カウントを奪ってみせた。
 世界クラスのアングルに完勝した棚橋は、5・3福岡大会で棚橋のIWGP王座に挑戦することが決まっている後藤洋央紀と睨み合ったあと、「ヤバイっすね! ヤバイっす。俺の進化が止まんねぇ〜」と棚橋語録を炸裂させると、「愛してま〜す」の決め台詞で両国大会を締めくくった。
 そしてインタビュースペースでも棚橋は「(ハイフライフロー3連発は)日本からのプレゼント。ハイフライフロー・フロム・ジャパンだと」「宇宙(規模の王者)とか言ってましたけど、誰も付いてきてないでしょ? まぁいいっすよ。俺は満足ですよ。スケールがデカイほうがいいじゃん! プロレスはスケール感とダイナミズムと棚橋弘至。この三大要素があれば大丈夫だから」「(観客から『いいチャンピオンになったぞ!』という声が飛んでいたが)聞こえなかったが、俺が喜ぶツボを知ってますね。俺も自分でそう思う」と棚橋語録を連発し、改めて棚橋中心でIWGPのタイトルマッチが回っていくことを宣言した。

 このほかには永田がチェーンデスマッチで飯塚に敗れたり、網膜剥離で欠場中の天山が登場して5・3福岡大会で復帰して、テンコジタッグでIWGPタッグ獲りすることを宣言したり、復活したワイルド・チャイルドは優勢に試合を進めていたにも関わらず、大森がアンダーソンのガン・スタンを食らって逆転負けしたことで、中西が試合後大森を「余力残してやられとんちゃうぞ!」と一喝したのに対し、大森は「中西がいるから新日本に来たが、最終的にパートナーに吉江を選ぶか、大森を選ぶかは中西次第」と答えたり、4代目ブラックタイガー(ロッキー・ロメロ)を下してIWGPジュニア王座を防衛した直後のタイガーマスクを、前回の両国大会でも襲撃した5代目ブラックタイガー(正体はあの“元新日本ジュニア戦士”か?)が再び現れてデスバレーボムを見舞ったり、「アイツ次第だよ」とユニオーネ解散を臭わせたミラノに対して、石狩が半ばヤケクソ気味に「こんなの全部終わりだよ! このままで俺はどうするんだよ。いいも悪いもあったけど、今までの俺はここで終わり」とリセット宣言するなど、様々な波乱があった両国大会。
 菅林社長も「観客動員はちょっと苦戦しましたけど、内容と歓声ですか。顧客満足度はかなり上位だと思うので、やってよかったですね。弾みが付きました」とコメント。なお、メインでアングルを破った棚橋に関しては「あまり『スゴイ、スゴイ。世界クラスだ』って褒めると、彼(=棚橋)の目が世界のマットに向いてしまうんで、その辺はしっかり手綱を絞めないとと思います」と笑顔で語った。

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