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›2009年05月04日

後楽園ホールが巨大パチンコ台になったマッスル。鈴木に倒されたメカマミーは大爆破!

Posted by TEAM-angle at 23:07 / Category: 【プ】DDT・マッスル / 0 TrackBack

090504_MuscleHouse8-1.jpg 4日、後楽園ホールで行われたマッスル『マッスルハウス8』。いろいろなことがあった今回のマッスル。ここではダイジェストで簡単に紹介するが、スクリーンで映された場面も撮影した写真付きの完全詳報はナイガイモバイル☆バトルをご覧下さい。
 今回はこの不況のせいでマッスル戦士までもが内職をするところから始まる。マッスルの経費を削減したい総合演出の鶴見亜門は、マッスル戦士に向かって「お前らがプロのライセンスも持っていないモグリのレスラーだから、大物レスラーに頼らないといけない。だから経費がかさむんだろ!」と言い放つ。そこで亜門は藤岡典一をマッスルからリストラし、そのほかの選手たちにはツルティモドラゴンジムのプロクラスに入り直して、プロライセンスを取得するように指示。
 そして亜門は『日墨友好数十周年記念ツルティモドラゴンマニア』の開催を宣言。そこにマッスル坂井が入って来て、「日墨友好と言ったって、いまメキシコがどんな状況なのか知っているんですか!」と亜門に詰め寄る。すると亜門は日墨は日本とメキシコのことではなく、日本と墨田区のことで、ツルティモドラゴンジムのある墨田区で、すでに坂井以外のマッスル戦士はプロライセンスを取得し、一流レスラーとなって“逆上陸”してくることを告げる。
 そして『TOKYO,GO!』に乗って登場したのは、マグナム東京都世田谷区若林四丁目(ディーノ)、本多コレクションA(アントン)、ヤス・ウラノ・シュウ(ヤス)。続いてクレイジーMAXのテーマ曲に乗ってジーマ(Mr.マジック)、オオヨシ・ダンディー・マサシ(趙雲)、ストーカー高石(ペドロ)、ヤス・ウラノ・ケイ(大家)と、闘龍門JAPANの日本逆上陸を彷彿させる展開に。そして出遅れていた坂井もスカジャンを着ることでチョコボール坂井となり、坂井組vsジーマ組の8人タッグに突入!

090504_MuscleHouse8-2.jpg ところがいざ試合が始まると、天井のライトに引っかかった紙テープが気になって試合どころではない状況に。みんなで力を合わせて紙テープを取り外すと、亜門が「いくら自由な戦いだからって、お前ら自由過ぎるよ! そんなお前らレスラーとして……合格だよ! だってスゲー気になるじゃん。お前らがあの紙テープを無視していたら、俺はお前らを追放していたよ」と言い出し、紙テープには“ライセンス”と書かれてあることが判明。
 これでマッスル戦士は正式にプロレスラーのライセンスを手に入れたわけだが、亜門はライセンス料として1人16万円を払え、払えなければバイトしろ、そのために新しくマッスルについたスポンサーさんのところでバイトをしろと矢継ぎ早に言い放つ。
 「スポンサーさんは手段じゃなく、スポンサーさんを獲得することが最終目的なんだよ!」と熱弁を振った亜門は、マッスルのスポンサーになったSMS(スーパー・メガネワールド・スポーツ)というパチンコメーカーの藤岡さんを紹介。マッスルをリストラされた藤岡がいつの間にやら大出世していたわけだが、いまのプロレス団体はパチンコメーカーがスポンサーについていないとダメなんだそうだ。そして、このSMSでマッスル戦士がバイトするわけだが、亜門はそのためにこのマッスルハウスを『CRマッスルハウス』という巨大パチンコホールにしてしまうことを提案!
 仕組みはリング上に巨大なスタートチャッカーが設置され、昼間のDDTに出場したパチンコ好きのレスラーが、ファイトマネーをつぎ込んで玉を購入し、その玉を客席に投げ込む。観客はパチンコ台の“釘”の役割を果たし、リング上のチェッカー目がけて玉を投げ返す。そしてチャッカーに玉が入ると、スクリーンに映し出された数字が回転するというもの。
 この『CRマッスルハウス』に最初に挑戦したのはタノムサク鳥羽。チャッカーに玉が入り、数字が回転すると「7人とキスが成功したら大当たり」リーチが発動! リング上にディーノが登場して次々にキスを成功させていったが、7人目に三田英津子が登場すると、ディーノは躊躇。すると三田がブレイジングチョップを叩き込んで失敗! 続く「泣いて馬謖を7人斬れ」リーチも6人目で失敗!

090504_MuscleHouse8-3.jpg そして「ケニー・オメガを倒せ」リーチがかかると、オメガの波動拳と趙雲の気功砲(?)の戦いに。鳥羽はボタンを連打するが、打ち勝ったのはオメガでまたも大当たり失敗!
 続いて佐藤光留が挑戦したのだが、「7人を倒せ」リーチがかかる。飯伏幸太が登場し、次々に出てくるレスラーたちを蹴り倒していき、7人目として佐藤自ら飯伏と相対することに。佐藤が負ければ大当たりとなるわけだが、飯伏にアンクルホールドを極められた佐藤は、タップせずにロープにエスケープ。亜門に「なんでタップしないの?」と聞かれた佐藤は「自分、腐ってもパンクラスなんで」。
 さらに確変がかかり、「7種の合体技を完成させろ」リーチと「2人一緒に7杯のテキーラを飲み干せ」リーチが連続でかかり、NOSWA&MAZADAの東京愚連隊がそれぞれのリーチを遂行したのだが、惜しいところでどちらも失敗! さらに「魚を釣り上げたら大当たり」リーチがかかると、スクリーンで川釣りをする鈴木みのるが登場。だが、鈴木は空き缶しか釣り上げることが出来ず、画面越しに愛弟子・佐藤に向かって「お前のせいだ」と凄んでみせ、佐藤はここでパチンコ挑戦を辞退した。
 この『CRマッスルハウス』をひと通り見たスポンサーであるSMSの藤岡さんだが、パチンコの出来よりも個人的に飯伏のことが気に入ったようで、「飯伏君のパッチンコに興味があるかなぁ〜」とオネエ言葉で言い出し、亜門も「ぜひスポンサーさんが飯伏のパッチンコをスッポンスッポンしちゃってくださいよぉ〜」と言い、微妙な空気のまま休憩に突入。
 休憩明け、調子に乗ったことを反省した亜門は、お金を出してチケットを買ってくれるお客さんこそが最大のスポンサーだということに気付く。「俺たちはお客さんの上を行こうとし過ぎて、見たくもないものを見せてきたんじゃないか? お客さんが見たいものを素直に見せればいいんじゃないか」と反省した亜門は、お客さんに見たいカードを聞いてみることを提案。

090504_MuscleHouse8-4.jpg アントンの鞄から4000円がなくなった際、真っ先に疑われたのが借金がかさんで首が回らなくなっている大家健。完全に“楽屋泥棒”のレッテルを貼られた大家と、反大家軍を結成したアントン、ディーノ、趙雲、ペドロ、飯伏。そこで亜門は“視聴率の法則”として統計学を用いて、後楽園ホールの観客を1000人として、10人の観客から見たいカードを聞き一番多い意見がホールの観客の総意であるともっともらしいことを力説。
 そこでチケットの半券から席番を読み上げ、10人の観客を選出。その10人にスケッチブックを渡し、アントン、ディーノ、趙雲、ペドロの4人のうち、誰が大家とメインで闘ったほうがいいかを訪ねることに。まず1人目の観客に解答を聞いてみると、サングラスにハンチング姿の男性客は「三冠ヘビー級選手権 高山VS鈴木(スローモーションあり)」と解答。亜門が「真面目に答えてくださいよぉ」と注意すると、その男性客は立ち上がって「お前、客がスポンサーだって言っただろ! 大家の試合なんか誰も見たくないんだよ! やれよ!」と猛抗議。
 その男性客の正体は何と鈴木みのる! だが、鈴木が亜門に抗議していると、鈴木とは因縁のあるメカマミーが突如現れ、鈴木を襲撃! そのまま鈴木vsメカマミーの場外乱闘が突如始まると、両者はもつれ合いながらバックステージへ。するとスクリーンには鈴木ともみ合いながら、東京ドーム上空に飛び立っていくメカマミーの姿が映し出される……
 唖然とその様子を見ていた亜門だが、気を取り直して残り9人の観客に見たいカードを聞いてみると、何と揃えたように“趙雲”を選択。どうやら普段イジられキャラの大家だが、大学の後輩である趙雲にイジられたときはマジでキレると紹介されたことで、大家vs趙雲が見たいということになったようだ。この結果を見た亜門は「これは僕ら的にも予想していなかった結果に……」と思わず本音(?)を吐露し、趙雲も頭を抱えるハメに。
 それでも大家vs趙雲のシングル戦(大学の先輩・後輩対決)は強行された。獅子王・大家が楽屋泥棒のレッテルを返上するために炎のスピアで攻め込んでいくが、テンパりながらも大家に「お前のせいだー!」と怒りをぶつけていった趙雲が北京式ゴリースペシャルボムからのエビ反り式カバージョで勝利。だが、亜門は「大家! お前がここで勝ってクイズミリオネアで賞金獲得して、彼女にプロポーズしてフラれるっていうストーリーだったのによぉ。なに負けちゃってんだよ! こうなったら趙雲、お前がクイズミリオネアに出場しろ!」と当初のプランを暴露した上で、計画が狂ったため替わりに趙雲にクイズミリオネアに挑戦することを要求。

090504_MuscleHouse8-5.jpg みのもんたばりに趙雲と対峙し、次々にクイズを出題していく亜門。趙雲も何とか解答し、正解を重ねていくが、クイズの途中途中でスクリーンには鈴木vsメカマミーの途中経過が中継で挟まれる。メカマミーは鈴木を捕まえたまま、何と地球の裏側にあるブラジルまで飛んでいき、ブラジルの河原で鈴木と決闘を展開!
 過去の反省からか若干の防水加工をしてきたメカマミーは川辺だというのに、鈴木目がけて突進。すると鈴木が突如「ストップ」のポーズ。すると鈴木の足下には1本の花が咲いており、両者はその花を避けて川に入り込んでやり合う。さらに棒を振り回して吊り橋でメカマミーを追いかける鈴木→メカドリルで鈴木を追いかけるメカマミーといった姿が随所で中継される。今年のチャンピオンカーニバル優勝者はブラジルでも闘っていた!
 そして後楽園では趙雲が「あなたが4人全員笑わせられるのはどれ? A.サイレント、B.一発ギャグ、C.物まね、D.ものボケ」と、いつの間にか『イロモネア』に挑戦することに。たまたま観戦していた(?)GENTAROの協力を得て何とか3人目まで笑わせることに成功した趙雲だが、4人目がなかなか笑わない。ここでまたブラジルからの中継が入り、なぜかブラジルでも鈴木とメカマミーがサイレント状態でバトミントンを始め、アッサリ鈴木がレシーブに失敗! これを見た4人目も吹き出してしまい、趙雲は何とか正解する。
 最後に鈴木とメカマミーが仲良く川釣りをしている映像を見てから、亜門が「いまの映像を踏まえた上で、最後のメインイベントであなたと闘うのは誰? A. ヨシヒコ、B.オメガ、C.大森、D.フィッシュマン」と出題。趙雲は釣りの映像を踏まえて、当然Dのフィッシュマンと答えたのだが、何と不正解! 正解として登場したのはCの大森隆男!
 大森夢フェアのベルトを巻いた大森は、まだ状況が掴めていない趙雲にエルボースマッシュで攻撃していくと、あっさりアックスボンバーを叩き込んで勝利。亜門は大の字に倒れた趙雲に「どう考えても昼のDDT興行にも出ているんだから、グロスで頼んでいる大森さんに決まっているだろ」と非情なるひと言。これで観客が選んだメインも終了したため、亜門が大会を締めくくろうとすると……

090504_MuscleHouse8-6.jpg そこに坂井が入って来て「リングで闘っている人たちだけが選手じゃない! 地球の裏側で闘っている選手だっているんだ!」と言って、まだ決着のついていないブラジルで行われている鈴木vsメカマミー戦の中継を最後まで見届けるように要求。
 川に入った状態でやり合う鈴木とメカマミー。防水加工はされているが、戦いの激しさからか徐々にショートし始めるメカマミー。鈴木はそんなメカマミーに対して、容赦ない必殺のゴッチ式パイルドライバーを川の中で決めていったのだが、完全にショートしたメカマミーが大爆発!
 後楽園の観客が唖然としながらも鈴木の安否を気にしていると、会場に突如谷村新司の『昂』が流れ、南側の客席からブラジルにいたはずの鈴木がボロボロになって登場。すると亜門が観客にケータイ電話をペンライト代わりにして、まるで24時間テレビのマラソンでゴールしたタレントを迎え入れるように、何とか生還した鈴木を出迎える。
 リングというゴールした鈴木は苦しそうに右目を押さえながらも、その手には宿敵メカマミーの首が! すると亜門が鈴木に向かって、「メカマミーの中に入っていたのは誰? A.中邑真輔、B.蝶野正洋、C.永島勝司、D.中身なんかいない本当にメカ」と出題。鈴木は「本当にメカなわけねぇだろ? メカとプロレスなんか出来るわけねぇじゃねぇか」と言いながら、フラフラと控室へと引き揚げていく。
 静まり返った場内に「残念〜! 正解はDの本当にメカでした」という亜門の声だけが響き渡る。ここでマッスルハウス8はエンディングを迎えるはずだったと思われるが、亜門は本部席でスタッフ業をしていた坂井に向かって大会を締めるように指示するが、今大会は裏方に回っていた坂井は「無理です。何もないっす!」と拒否。
 すると亜門はちょっとムッとした様子で「それでもお前が何か言うべきなんだよ。ここで聞くことじゃないが、お前はマッスルで何をやりたいんだ?」と坂井に詰め寄る。今大会はDDT同様、コスチューム姿にならず終始インカムを付けてスタッフ(裏方)業に注力していた坂井は、亜門から突然されたシュートな問いかけに対し、「本当に僕はやりたいことなんかなくて、空回りしているだけで……お客さんが楽しんでくれたり、喜んでくれたりすることをやりたいだけで……」とシドロモドロになりながらも必死で答える。だが、亜門は「今までそれはやれていたと思うよ。でもここ最近のお前はおかしかったよ。お前はどういうのがやりたいの?」と追求の手を緩めない。

090504_MuscleHouse8-7.jpg 急にシリアスムードになり観客も唖然とする中、亜門はほかのマッスル戦士たちにも敢えて客前で、マッスルでやりたいことがあるかどうか訪ねると、ディーノが「やりたいことって言うか、このパートはいらないと思います」とキッパリ。しかし引くに引けない亜門は「締めの部分を全部空白にして俺に渡しているんだから、俺が強引に明るく『マッスル! マッスル!』で締めればいいのか?」と再び坂井に問いただす。
 「それも違う」という坂井だが、追い込まれたためか「僕はもう(マッスルを)やめたいです。今日も最後まで超楽しかったですけど、もうシンドイっす」と衝撃発言! 坂井が毎回毎回マッスルを考えるプレッシャーに苦しんでいるのはファンも知っているが、ついに坂井の口から「やめたい」「シンドイ」というかなりシュートな発言が飛び出した。一部の観客からは「ガンバレ!」といった声も飛んだが、大半の観客は押し黙ってしまう状態に。
 そんな坂井の苦しい胸の内をよく分かっている亜門は、ひとまず週プロモバイルを使って「いままでで一番面白かったマッスルは?」のアンケートを採ってみることに。その結果、ぶっちぎりで07年5月4日の『マッスルハウス4』が1位だった。この大会をピークにして、その後マッスルはおかしな方向に向かっていったと冷静に分析したマッスルメンバーだが、亜門がこの結果を踏まえて今後のマッスルをどうするか改めて坂井に尋ねる。
 ディーノも「ワタシの中ではマッスルっていうのは、マッスル坂井なんですよ。だからなんでワタシたちが(マッスルを続けるかどうかを)決めるの?ってこと」と、“マッスル=マッスル坂井”であるという部分では亜門と同意見であり、マッスルをやめるのか続けるのかは坂井に一任することに。まるで『朝まで生テレビ』か『真剣10代しゃべり場』のような状況になってしまったが、ようやく本部席から立ち上がってリングに上がった坂井は、ひとまずその場でのマッスルをどうするかに関する明言を避け、『CRマッスルハウス』で使った銀の玉をお詫び代わりに観客にプレゼントすることを提案。

090504_MuscleHouse8-8.jpg まるで暗くなった雰囲気を半ばヤケクソ気味に打破するかのように大量の銀の玉を客席に向かって投げ込んだマッスル戦士たち。すでに時刻は22時に近付き(開始から約3時間)、ようやく自ら締めることにした坂井は「本日はどうでもいい興行をやって申し訳ありませんでした。期待や不平不満、恨み辛み、全部を我々にぶつけてください! ストレスを俺が全部背負ってやってやるぜー!」と言ってから、恒例の「3、2、1、マッスル! マッスル!」のポーズ。
 すると次の瞬間、観客が先ほど投げ込まれた銀の玉を一斉にリング上のマッスル戦士目がけて投げ返す! 高木大社長はブログで「リング上に四方八方からボールが投げ入れられる様はここ数年、俺様が見た試合以外の光景で最もインパクトのあった光景だった」と書いているが、ボールを投げるほうも投げられるほうも何とも言えない感情が入り交じった独特の光景だった。その後、坂井が段取りを飛ばしたため出番がなくなってしまった、“伝説の観客”五味さん(『マッスルハウス2』参照)もリングに上がり、あの「エ〜ルエル、ピーダブリュ!」を絶叫。
 そしてエンドロールのあと、スクリーンには坂井らが鈴木の控室へ行き、お礼とお詫びをするシーンが映し出されたのだが、ずっと右目を押さえていた鈴木が顔を上げると、何と鈴木の右目付近がターミネーターのように“メカ化”されていて、メカみのるがニヤリと笑ったところで今回は終了。途中までは会場中大ウケだったが、またもは物議を醸しそうなエンディングに。マッスルはどこへ向かうのだろうか……

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