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›2009年05月05日

“世界の北野”も来場したOUTSIDERが、65〜70kgのNo.1決定トーナメント開催を発表

Posted by TEAM-angle at 20:44 / Category: 【格】RINGS・THE OUTSIDER / 1 TrackBack

090505_OUTSIDER6-1.jpg 5日、ディファ有明で行われたFIGHTING NETWORK RINGS『THE OUTSIDER 第6戦』。両国でのビッグマッチを経て若干雰囲気が変わったOUTSIDERだが、全試合の詳細はナイガイモバイル☆バトルをご覧下さい。
 今大会のオープニングでいきなり前田日明実行委員長から、旗揚げから1年2カ月を過ぎたTHE OUTSIDERは次の段階として、一番選手層が厚い65〜70kgのNo.1決定トーナメントを開催することが発表された。トーナメントは、まだTHE OUTSIDERでは無敗の選手の中から選んだ推薦選手+8月9日の第7戦で行われるトーナメント出場者決定戦で勝った選手=計16名が参加。10月の大会で1回戦と2回戦、12月の大会で準決勝と決勝が行われる。ルールは1ダウンでKO負けになるのはほぼ決まりだが、決勝戦のみ判定がドローの場合のみ延長Rが行われるほか、1Rの試合時間を長くするorラウンド数を増やすなどの特別ルールを現在検討中とのこと。
 この日のオープニングでは“トーナメント出場決定選手”として、幕大輔選手、武井勇輝選手、アパッチ小次郎選手、堀鉄平選手、黒石高大選手、吉永啓之輔選手の6選手が発表されたが、大会終了後の前田実行委員長の話だと、無敗の選手は推薦選手として10月の1回戦から出場となりそうだが、そのほかの選手は8月の出場決定戦からの出場となりそうだ。
 優勝者には賞金が出る上、その選手を頂点としてランキング制が導入される予定だが、その後チャンピオンとして防衛戦をやる“タイトルマッチ方式”になるのか、毎年トーナメントでチャンピオンを決める“K-1方式”になるかは検討中とのこと。前田実行委員長は「ただシングルマッチだけを重ねるんじゃなくて、この辺でこの階級に関しては1回トーナメントでチャンピオンとランキングを決めたほうが、選手のモチベーションにもなると思うんですよね。いまこの階級で誰が一番強いのか、いま自分は何番目にいるのかというのは、上を目指すときのキッカケになる」と語った。
 さらに会場にはあの“世界の北野”ことビートたけしさんが来場! 某格闘雑誌の企画で実現したようで、休憩時間には2階バルコニー席で前田日明とミニ対談を行った。元からプロレスや格闘技好きで知られるたけしさんだけに、その後も休憩明けの数試合をバルコニー席から観戦。
 気になるのはTHE OUTSIDERに対するたけしさんの感想だが、前田実行委員長に聞いてみたところ「面白いねって。日本全国に各階級の選手を連れて行って、地元の不良たちとやって、地元の不良が勝ったら入れ替えて、また次のところに連れていって、日本全国巡業したら面白いだろうねって(言ってた)」と教えてくれた。THE OUTSIDERの注目度は増すばかりだ。

090505_OUTSIDER6-2.jpg 今大会のMVPに選ばれたのは第13試合で“天下一武闘会の新星”松岡洋平選手と対戦し、壮絶なシバキ合いを制した“平成生まれの火の玉小僧 弾丸セブンティーン”ヒカル選手。ヒカル選手は17歳という若さながら『KRUNCH』ですでに2勝をあげており、満を持してのTHE OUTSIDER出場。本来は両国大会に出場する予定だったが、直前にケガをしてしまいこれがTHE OUTSIDER初戦となった。
 修斗と書かれた道着姿にマッハ道場のフラッグを持って入場したヒカル選手は、序盤から首投げで豪快に投げたり、腕十字を狙ったりと積極的な攻撃を見せる。そしていざスタンドになると、お互いに壮絶な殴り合い。両者相手のパンチを結構もらってはいるものの、倒れないどころが引くことすらしない。2Rに入っても殴り合いは続いたのだが、そこから払い腰でテイクダウンを取ったヒカル選手は、一気にマウントパンチ。殴り合いでスタミナを使ってしまった松岡選手は脱出することが出来ず、レフェリーが試合をストップしてヒカル選手の勝利。
 前田実行委員長は「ベストバウトにしてもいいくらいの試合だった。(ヒカル選手は)17歳ってところに魅力を感じますね」と高評価。この試合はリミット65kgの試合だったため、ヒカル選手には当然65〜70kgトーナメントへの出場資格がある。ぜひ出場してもらいたいところだ。

090505_OUTSIDER6-3.jpg マッハ道場つながりだが、両国大会にも出場して勝利を挙げた“ストリ−トファイトの重鎮 人生喧嘩任侠”中村トッシー選手が、この日ベストストライキングテクニック賞、サイゾー賞、実話ドキュメント賞、真樹日佐夫賞、三池崇史賞の計5つの賞を受賞。
 今回も着流し姿で『みちのく一人旅』に乗り、渋く入場してきたトッシー選手。“喧嘩所茨城制圧 ザ・WORST”加藤紘也選手と対戦したのだが、加藤選手は第四戦での堀鉄平選手戦に続き、またしても規定体重をオーバー。それでも堀選手同様、試合を受けたトッシー選手はいきなり狙い澄ました右ストレートを叩き込んでダウンを奪う。まさしく桜井マッハ並の先制攻撃!
 後がない加藤選手がガムシャラに向かってきても、冷静な表情のトッシー選手はボディにパンチを入れながらうまく加藤選手を倒し、そのままマウントを取ってパンチ! 加藤選手も何とか逃れるが、トッシー選手は逃がさんとばかりにパンチを的確に叩き込んでいき、レフェリーが試合をストップ。危なげなく勝利を挙げたトッシー選手は「加藤君と試合するのが目標だったんで、今日は念願叶ってよかったです」と実に渋い声でマイクアピール。
 前田実行委員長も「パンチが前回よりも正確になって、回転もよくなったね。前回よりも全然よかった」と評価した。

090505_OUTSIDER6-4.jpg 今大会にはプロレス心というか、“魅せる”という部分にも力を入れている選手が多数出場していたが、中でもインパクトがあったのが第4試合に出場した“学生プロレス元王者 ジ・ウインナー”五十嵐充選手。立命館大学プロレス研修会「RWF」の王者ジ・ウインナーだった過去を持つ五十嵐選手だが、学プロだけでなく、柔道、ボクシング、キックボクシングの経験もあり、戦極第1回トライアウトの1次審査にも通過しているというかなりの実力者。
 入場〜試合開始のゴングが鳴るまではプロレスっぽさを感じさせる部分はゼロに等しかったのだが(入場曲はアニメ『けいおん』のテーマ曲)、何とゴングが鳴った直後に五十嵐選手は自らロープに飛び、四方のロープを使ってロープワークをしてみせたのだ! 会場はドッと沸いたが対戦相手の“元ヒルズ族 格闘M&A 六本木ホーリーランド”梅木千世選手は、当然ロープから戻ってきたところに蹴りを見舞っていく。
 これはかわした五十嵐選手だが、梅木選手はすぐに組み付いていってグラウンドへ。ところが五十嵐選手は下から梅木選手の腕を取ると、両足でフックして一気に腕十字へ。これが鮮やかに極まり、梅木選手はタップアウト。ロープワークからの腕十字で勝利と、まさしく「プロレスラーは強いんです!」というところを見せた五十嵐選手は「プロレスをテーマにして勝ててすごいよかったです。またプロレスを強くなって帰ってきます」とマイクアピール。

 また忘れてはいけないのが、第四戦でMVPを獲得した『スイミングアイ』の管理人である“第4回大会MVP リアル神代ユウ”佐野哲也選手。リングインするなり風香の決めポーズを披露するなど、相変わらず魅せてくれたが、この日は両国大会でマウスピースを投げつけられて対戦要求された“栃木真岡 夜の代表取締役”松本峰周選手と対戦。松本選手のステゴロパンチ(前田日明命名)に首相撲からのヒザ蹴りで対抗し、最後はヒザで倒してからのパウンドで勝利。
 試合後、第四戦で名勝負を展開した吉永啓之輔選手から再戦を要求された佐野選手。前田実行委員長も「2人の試合はもう1回見たいですね」と言っており、例えばトーナメントの中で実現したりするとかなりドラマッチなのだが、佐野選手の体重はこの日74.5kg。佐野選手は実績から見ても充分トーナメント出場資格があるが、70kgまで減量するのはやや厳しいか?

090505_OUTSIDER6-5.jpg その佐野選手と“ネット仲間”ということで(?)デストロイヤー風マスク+袴+大根の被り物姿で、一緒に入場してきたのが“ニコニコサンタ狩り 炎上男”キング・ミダラ選手。ミダラ選手は国際ニコニコ映画祭の第1回大賞受賞作品として物議を醸した『サンタ狩り』の作者として有名だが、実はグラップリングの大会でも優勝している猛者。
 第1試合に出場したミダラ選手は『池袋ウエストゲートパーク』をモチーフにしたチーマーに囲まれた状態でマスクや大根の着ぐるみを脱ぎ去り、その素顔を披露。金髪をなびかせ、不適な笑みを浮かべるミダラ選手はゴングの直後いきなり座りこんだり、北岡悟ばりにスライディングからの足関を狙ったりとつかみ所がない。
 立ち上がるとノーガードのままフラリフラリと対戦相手の“ジャッジ宮沢一番弟子 沼津の一撃空手王”渡辺竜也選手に近付いていく。かなり不気味だが、渡辺選手は容赦なくパンチを放っていき、がら空きになっているボディ目がけてソバット。ソバットやハイキックを出していった渡辺選手だが、蹴り足を掴んだミダラ選手はそのまま押し倒してテイクダウン。
 ミダラ選手のマウントパンチを脱出しようとする渡辺選手だが、その動きに合わせてバックを取ったミダラ選手は一気に胴絞めチョークスリーパーを極めていきタップを奪った。試合後、マイクを持ったミダラ選手は「渡辺選手と対戦が決まったとき、すっげービビってて絶対勝てないと思ったけど奇跡を起きてビックリしてます」と笑みを浮かべながら挨拶。なかなか強烈な個性をオープニングマッチから発揮してくれた。

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