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›2009年05月07日

棚橋の進化を野人が止めたことに後楽園熱狂!飯伏やYAMATOのスーパーJr出場が決定

Posted by TEAM-angle at 00:00 / Category: 【プ】新日本プロレス / 0 TrackBack

 6日、後楽園ホールで行われた新日本プロレス『Dissidence』。ミスティコらが来日中止になるアクシデントはあったものの、GW最後に開催された後楽園大会は超満員! さらに最後は大きな感動に会場中が包まれた! 全試合の詳細&試合後のコメントはバトル三昧をご覧下さい。
 メインは3日の福岡大会で後藤洋央紀に王座を防衛したIWGPヘビー級王者・棚橋弘至からの提案で、急遽タイトルマッチで行われることになった中西学との一騎打ち。中西のIWGP挑戦といえば、昨年武藤敬司が王者だったときに挑戦しているが、王座奪取はならず。天才・武藤も舌を巻いた中西の底知れぬパワーだったが、中西はこれまでとことんIWGPヘビーのベルトに縁がない。
 中2日での防衛戦ということで、一部からは批判的な声もあがったが、これは棚橋なりにミスティコの来日中止やGW最後ということで、後楽園に来てくれたファンへのプレゼント。だが、千載一遇のチャンスを得た中西は盟友・永田をセコンドにつけ気合い充分。戦前からは「パワーだけでは勝てない」と技巧派テクニックも取り入れることを口にしていた中西は、カニ挟みで棚橋を倒したり、キーロックを持ち上げるのではなく、マットに押し潰して腕を抜き、次の技に移行するなどなかなかの技巧派ぶりを見せる。
 しかし棚橋は中西の左ヒザに狙いを定め、王者らしく一点集中攻撃。ドラスク、レッグロック、足4の字、テキサスクローバーなど、あらゆる攻撃で中西の左ヒザを攻め立てた棚橋だが、中西がスゴイのは足4の字をかけている棚橋にアイアンクローを見舞ったり、スリングブレイドを狙う棚橋をハンマーで迎撃したり、突進してきた棚橋をのど輪で止めたり、フォールをアイアンクローでキックアウトしたりと、想定外の攻撃を次々に繰り出す点。
 棚橋のハイフライフローをヒザを立てて迎撃した中西は、アルゼンチンを狙うが棚橋は丸め込みで切り返す。さらに棚橋はダルマ式ジャーマンで投げていくが、カウントは2。そして今度こそハイフライフローを決めた棚橋は再びテキサスクローバーを狙うが、中西はステップオーバーをさせず下からアイアンクロー! そこから一気に棚橋を担いだ中西はヘラクレスカッター→大☆中西ジャーマンで畳みかけるが、それでも王者・棚橋はカウント2で返す。すると中西は棚橋をリフトアップしてトップロープに叩きつけ、バウンドした棚橋のバックを取ってジャーマン! これでマットにめり込んだ棚橋はついに3カウント聞き、中西がキャリア17年目、42歳にしてIWGPヘビー級王座初戴冠! 世界クラスまで上り詰めた棚橋の進化を野人が止めてみせた!

 中西が勝った瞬間、超満員の後楽園は割れんばかりの大歓声に包まれ、中西にベルトを手渡す垣原IWGP実行委員も感極まった表情。そしてアナウンサーにマイクを渡された中西は、「ありがとうございます。本当に中西学を今まで見捨てずにありがとうございました!」と叫んだ。
 さらに「派手なことは出来ないですけど、いまチャンピオンになったばかりなんで。いつも失敗ばかりするから、いまはこのベルトを噛みしめたいと思います」と不器用な自分を振り返り、噛みしめながら答えるとファンはその度に大声援。アナウンサーから解説席の山本小鉄さんが涙を流していたことを聞いた中西は、ベルトを巻いてリングを降りると放送席の小鉄さんとガッチリ握手を交わした。

 また、この日今年の『BEST OF THE SUPER Jr.』の出場選手が発表された。前日の新日本後楽園大会で出場をアピールしていたDDTの飯伏幸太、ノアの青木篤志の出場も正式決定。さらに他団体からの出場選手として、ノアの菊池毅とドラゴンゲートのYAMATOが発表された際には、場内からは大きなどよめきが起こった。
 飯伏はいまさら言うまでもなく、DDTが誇る“プロレス界の宝”で飛び技のバネや蹴りの鋭さ、どれを取ってもメジャーの選手にヒケを取らないことはすでにノアマットで証明済み。飯伏が入っているBブロックにはタイチ、YAMATO、菊池、田口、金本、ライガーがいるが、どの選手とも面白い試合になりそう。中でもドラゲーのYAMATOとは一時期ドラゲーで同じユニット(NEW HAZARD)にいたこともあるが、絡んだことは少ないだけに両団体のファンも注目の一戦だろう。
 ドラゲーから参戦してくるYAMATOに関しては、ドラゲーのファン以外はあまり詳しくないかもしれない。知名度でいえばCIMAや望月成晃には敵わないが、派手な飛び技やスピーディーな攻防が特徴のドラゲーの中で、YAMATOは確かなグラウンドテクニックとブリッジが出来るのが特徴のレスラーである。ヒールユニット「リアル・ハザード」のリーダーを務めているため、ライバルの鷹木信悟やB×Bハルクと比べると、これまでvs他団体に乗り出すことが少なかったが、実は新日本向きな選手かもしれない。
 鷹木とのノーロープリングで行った完全決着戦や、昨年末のCIMAの復帰戦ではスリーパーで絞め落とすいう“ドラゲーらしかならぬ技”で勝負を決めているし、必殺技のギャラリア(※ドラゴンスリーパーの状態から持ち上げ、そのまま素直に落とす技)は説得力十分。クロスフェースやデスバレーボムも得意にしている一方、相手に殴られるとニヤニヤしながら「気持ちいいぜぇ〜。もっと気持ちよくしてくれよぉ〜」と気持ち悪く挑発するのが特徴!

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