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›2009年05月18日

河野が4年ぶりのプロレス復帰戦で大金星!高山と鈴木は前哨戦で愚連隊をかわいがり!?

Posted by TEAM-angle at 00:00 / Category: 【プ】全日本プロレス / 0 TrackBack

090517_AllJapan-1.jpg 17日、後楽園ホールで行われた全日本プロレス『RISE UP TOUR 2009』開幕戦。全試合の詳細は、angle JAPAN未掲載の『腐ァイティングライブ 2009 勝つんだ!』(15日、新宿FACE)と合わせてバトル三昧をご覧下さい。
 この日のメインは5・30愛知県体育館大会で行われる三冠戦の前哨戦を差し置いて、2002年全日本入団→03年3月にケガをして長期欠場→05年5月に1試合だけ復帰戦を行って全日本退団&総合格闘家転向→今年3月全日本再入団という道のりを辿ってきた河野真幸のプロレス復帰戦。河野は武藤とタッグを組み、小島&総合転向前の全日本ラストマッチで河野から勝利した後輩の諏訪魔と対戦。
 アレンジされた全日本のロゴマークが入った黒と金のコスチュームで、まず1人で入場してきた河野。その後諏訪魔、小島、武藤が1人ずつ順に入場。“デカイものフェチ”で知られる武藤だけに、192cmの河野にかかる期待の大きさが伺える。河野もリングインすると、何度も大きく息を吐き、かなり緊張している様子。そんな河野を落ち着かせるように、先発こそ武藤が出て行ったが、河野にタッチすると相手の小島も諏訪魔にタッチし、久しぶりに両者の対決が実現。
 河野が総合の練習で培ったと思われるグラウンドテクニックを繰り出すと、諏訪魔も滅多に見せないレスリング流の動きで対抗。さらに諏訪魔は力比べやヘッドロックなどプロレスの基本技で河野を圧倒すると、強烈なダブルハンドチョップを何発も打ち込んでいく。終始コーナーから檄を飛ばして武藤がいい流れに戻してから再び河野にタッチすると、河野もようやくミサイルキックから武藤ばりのフェイスクラッシャー。さらにクラッカーからのランニングネックブリーカーで反撃!
 だが、諏訪魔とのエルボー合戦やフロントキック合戦では河野が倒れることはあっても、諏訪魔はなかなか倒れない。小島との合体技を武藤にも河野にも決めた諏訪魔だが、小島の「こっちにホイップしろ」という指示は聞かずに河野にベリートゥベリー。「まぁまぁ」と小島をなだめた諏訪魔が投げ捨てジャーマンで投げたところで、ようやく小島がラリアットを放ったのだが……

090517_AllJapan-2.jpg 河野は腕で小島のラリアットをブロックすると、飛び付き腕十字へ。小島の腕は伸びきったが、これは諏訪魔が辛くもカット。しかし間髪入れず武藤が小島に前→後→前→串刺しとシャイニング・ウィザードを乱射! そのまま小島をコーナーに乗せた河野は、雄叫びをあげるとケンドー・カシンばりの雪崩式腕十字! 武藤が諏訪魔を抑え付けていたため、小島は無念のギブアップ! プロレス復帰戦でいきなり小島から大金星を挙げた河野は、コーナーに登ってガッツポーズ。
 5・30愛知大会で一騎打ちが控えている諏訪魔が悔しさを滲まながら河野に詰め寄っていくと、河野は人差し指を出して言葉を交わした。バックステージに戻ってきた河野は、階段でミミズ腫れで真っ赤に腫れ上がった胸元を押さえて一旦座り込む。ダメージもあるだろうが、その表情には無事に試合を終えたという安堵感も漂っていた。
 「結果だけを見たら勝ったってだけで、内容はずっと押されていた」と反省した河野だが、確かに動きはまだまだ堅かったし、体つきも身長の割にはまだ細い。この日の第4試合では次世代の全日本を支えるであろう征矢学、真田聖也、大和ヒロシ、KAIの4選手が意地が前面に出たいい試合をしたが、今後はそういった後輩たちとも当たることになる。そのことに関しては「僕、キャリアのほうはないし、そこは自覚しているので、僕のほうからドンドン行きたい。あとからデビューしたとか関係ない」とやる気十分。
 全日本を退団するときに約束を交わした諏訪魔との対戦も「凄かったですね。当たりも強かったし。張り手は強烈だった。もっとやり返さないといけないんだけど、体がついていかなかった。まぁ今日が終わりではなく始まりなんで。やり返す時間はある」と胸元をさすりながら語った上、愛知大会での一騎打ちに向けて「諏訪魔の知らない技とか出せば勝てるチャンスはある」と語り、この日の試合ではフィニッシュぐらいでしか出さなかった総合のテクニックも解禁する可能性を示唆。
 そして最後に「緊張しましたね。5年ぶりというか、4年前に1試合だけして以来なんで、プロレスの厳しさとかも分かったし、(自分が)ショッパイのは分かっているんで、1個1個直して前に進みたい。格闘技のリングとは別物でしたけど、いまの全日本マットは全部が初めての体験。新たな体験で新鮮だったし、刺激的でした。まだ自分が不甲斐ないですね」と充実した表情で語った。

090517_AllJapan-3.jpg 5・30愛知大会で高山善廣の持つ三冠ヘビー級王座に挑戦することが決まった、チャンピオン・カーニバル2009優勝者の鈴木みのる。「チャンカーは三冠の予選会じゃねぇ!」と言っていた鈴木だが、4・29後楽園大会で「完全復活した高山に挑戦するのは、この俺、鈴木みのるだ!」とブチ上げたことで、高山も「三冠王者とチャンカー優勝者のどっちが強いか決めようじゃねぇか!」と受けて立つ構えを見せた。
 そこで開幕戦からいきなり前哨戦としてGURENTAI同門対決が実現。高山がNOSAWAと組み、鈴木がMAZADAとタッグを組んで激突したのだが、鈴木も高山もいつもの“GURENTAI仕様”にアレンジされた曲でも、『HERO』でもなく、お互いのオリジナルテーマ曲で入場。三冠のベルトを両手に掲げ、髭まで金髪に染めた高山は帝王度がより増した感じ。
 試合は鈴木の奇襲攻撃で開始。お互いに挑発しながらやり合う中で、鈴木が高山に対してヒールホールドを仕掛けたり、タランチュラ式のアキレス腱固めを仕掛けることで、高山の顔を苦痛で歪ませた。だが、試合で目立ったのは両者の激突よりもNOSAWAとMAZADAだった。何気にレアの東京愚連隊対決でもあるのだが、両者の絡みは少しだけ。それより試合の大半が高山と鈴木が相手に見せつけるように、相手のパートナーを痛ぶるという展開になっていたのだ!
 鈴木がNOSAWAの腕を散々痛めつけた挙げ句、指までキングフィンガーロックで指まで極めてNOSAWAを悶絶させれば、高山はMAZADAにニーリフトを叩き込み、踏みつけ、腕を極めていきMAZADAに悲鳴をあげさせる。
 普段は鈴木から「俺とやるか?」などとフラれると、「勘弁してくださいよぉ」と苦笑してゴマかすNOSAWAだが、いざ対戦してみると鈴木に殴りかかったりする場面があったり、NOSAWAがRODを出せば、MAZADAが正田落としを返すなど、愚連隊の2人が珍しく(?)“意地”を露わにする場面も。最後は鈴木のゴッチ式パイルを食らって大の字に倒れたNOSAWAに、鈴木が馬乗り張り手(というか掌底)を振り下ろしていったところでレフェリーストップ。
 高山と鈴木は自分たちの三冠戦を通じてGURENTAIの底上げというか、前哨戦によってせっかく同門対決が実現するのだから自分たちだけでなく、NOSAWAやMAZADAのテンションを上げようとしているように見えた。まるで『マッスルハウス4』で鈴木がマッスル坂井をボコボコにし、『マッスルハウス5』で鈴木&高山が落ち込む726をボコボコにすることで勇気づけたように。
 とはいえ、鈴木本人は試合後「これは本番のための予備戦でも予行練習でもない。タイトルマッチ一発目だ。すべてを含めて三冠ヘビー級戦だろ? まず一発目だ。俺の目の前に俺より強い奴がいる、だから殴りたい。それしかねぇな」と、あくまでも高山との勝負しか頭にない様子でまくし立てた。

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