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›2009年05月29日

『キン肉マン』の世界を完全再現!超人たちの夢の闘いに美濃輪もファンも作者も感動!

Posted by TEAM-angle at 23:15 / Category: 【プ】その他のプロレス / 0 TrackBack

090529_KinnikuMania-1.jpg 29日、東京ドームシティ・JCBホールで行われた『キン肉マン』生誕30周年記念イベント『キン肉マニア2009』。イベントの詳細と試合の詳細、さらに大会終了後のゆでたまご先生の総括などはバトル三昧をご覧下さい。
 イベント冒頭で作画担当の中井先生と共にリングに上がった原作担当の嶋田先生は、昨年キン肉マンが29(ニク)周年を迎えた際、「キン肉マンをリングに上げたい」と語ったもののなんだかんだあってここまでかかったことを明かした。その上で29周年のパーティーをで内々で開くのではなく、ファンと共にキン肉マンの29周年を祝いたいとこのイベントの開催することを決めたという。さらにリングサイドからは青木真也、宇野薫、桜井“マッハ”速人、所英男といった人気格闘家が観戦。
 まず試合に先立ち、アニメ『キン肉マン』の主題歌を串田アキラさんが熱唱したり、“キン肉マン芸人”で知られるケンドーコバヤシさんとバッファロー吾郎さんの仕切りで、以前イベントで上映された“煽りVアーティスト”佐藤大輔氏制作の『ファンが選ぶキン肉マンTVシリーズベスト5』の再上映や、チャリティーオークションが行われた。オークションではかつてキン肉マンが連載されていた当時、『週刊少年ジャンプ』の付録になったことのある“伝説の覆面狩りポスター”のオリジナル版が、何と驚きの35万円で落札された!
 そして超人と人気プロレスラーの混合タッグによる超人タッグトーナメントがいいよ開幕。宇野、桜庭、蝶野、武藤も登場したオープニングVが流れたあと、出場チームが『オリンピア』に乗って登場すると、そこにアシュラマンが乱入! ビッグボンバーズ(カナディアンマン&スペシャルマン)に対して「弱体チームには大会参加をご遠慮願おうか!」と言い放つという、ファンには堪らない名場面が早くも再現された!

090529_KinnikuMania-2.jpg 原作通りあっさりビッグボンバーズはやられてしまい、タッグトーナメントに出場出来なくなるのかと思いきや、“青い正義”永田裕志が割って入り「ビッグボンバーズはこのトーナメントのために血の滲むような特訓をしてきた」とアシュラマンに言い放つ。これを聞いたアシュラマンはひとまず様子を見ることにしたが、トーナメントをめちゃくちゃにすると不気味な予告。
 まずトーナメント第1試合は観客非公開で行われたヘル・ミッショネルズwith山本“KID”徳郁を倒したという(!)2000万パワーズ(モンゴルマン&バッファローマン)with大森隆男vs.超人師弟コンビ(ロビンマスク&ウォーズマン)with中西学。IWGPのベルトを巻いて入場してきた中西の野人パワーは、超人強度1000万パワーのバッファローマンをも吹っ飛ばしてみせる! さらに中西が大森をアルゼンチン・バックブリーカーで担ぎ上げれば、その横でロビンがモンゴルマンをタワーブリッジで担ぎ上げ、さらにウォーズマンが因縁の相手であるバッファローマンにパロスペシャルを決めるという夢の競演が実現!
 さらにベアークローを装着したウォーズマンが、CGなくして実写化不可能かと思われていたスクリュードライバーを炸裂させると、ロビンがタワーブリッジからジャンクマンを破ったリバースタワーブリッジを決めて勝利した。

090529_KinnikuMania-3.jpg トーナメント第2試合は永田指導のもと新日本道場で特訓を積み、1回戦でキューブマン&チエノワマンwith青木真也を下したというビッグボンバーズwith永田vs.モーストデンジャラスコンビ(ブロッケンJr&ウルフマン)with男色ディーノ。特訓の成果が見られぬままブロッケンのベルリンの赤い雨やウルフマンの合掌捻りなどでやられまくるビッグボンバーズ。永田もディーノの男色殺法を嫌い、すぐにタッチして引っ込んでしまう状況。
 だが、場外でディーノが永田にケツを突き出し、そのケツを蹴り上げられている間に、リング上ではカナディアンマンがロープを揺すってコーナーのブロッケンを転落させ、スペシャルマンがウルフマンをスクールボーイで丸め込んで逆転の3カウント!
 この結果、決勝は超人師弟コンビwith中西vs.ビッグボンバーズwith永田という組み合わせになったのだが、すでにビッグボンバーズはボロボロ。すると同じ控室だったキン肉マンがマスクをめくり、ドブ川を魚の住める清い川に、傷ついたビビンバの顔を元の美しい顔にする“フェイスフラッシュ”を浴びせてビッグボンバーズの体力を回復させる。一方、風呂に浸かっていた超人師弟コンビにはアシュラマンが近付いていき、アトランティスがロビンに襲いかかり、風呂の底まで引きずり込んでマスクを奪って上がってくるという、7人の悪魔超人vs.アイドル超人の名場面を完全再現!
 そのため決勝はビッグボンバーズwith永田vs.はぐれ悪魔超人コンビ(アシュラマン&サンシャイン)with中西にカード変更! 現IWGP王者の中西が悪魔超人と結託するとは思えないが、どうやら実況の若林アナ&解説のケンコバ&バッファロー吾郎によると、中西はパートナーが変わったことに気付いていない模様。

090529_KinnikuMania-4.jpg ところが入場してきたのはアシュラマンと中西だけ。永田が「あと1人はどうした!」と詰め寄るが、アシュラマンは「お前らごときにサンシャインは必要ないんだよ!」と叫びながら奇襲攻撃。悪魔超人らしい反則攻撃でビッグボンバーズを追い込んでいくアシュラマンだが、これに怒った永田が腕固めでアシュラマンの6本のうち2本の腕を引きちぎるという、悪魔超人も真っ青の残虐ファイト!
 悶絶するアシュラマンが永田に苦し紛れのグリーンミストを噴射すると、ついにサンシャインが登場! 巨体に似合わず、ドラゴンリングインでサンシャインが入って来ると、リング上の全選手が飛び上がってしまうほど。もの凄いパワーを発揮するサンシャインだが、ビッグボンバーズは友情タックルでサンシャインの巨体をなぎ倒すと、カナディアンマンがコーナーに登り新日本道場で特訓してきたシューティングスタープレスをアシュラマンに投下!
 これで見事3カウントを取り、何とビッグボンバーズが優勝するという大番狂わせ! タッグを組んだ永田から「お前ら2人の力で優勝したんだ、あのデッカイトロフィーを2人で引き抜いてこい!」と言われたビッグボンバーズは、真の友情を持ったタッグでなければ引き抜けないというトロフィーを見事に引き抜き、ザ・マシンガンズ(キン肉マン&テリーマン)に続く偉業を達成した。
 このビッグボンバーズの快挙に関し、ゆでたまご先生は大会終了後に「あの2人はファンがすごく多いんですけど、僕らが(マンガの中で)酷い扱いで描いちゃって。だからみんなの思いとか願いみたいなものがバッチリ当たったかなと。最初はどうかと思ったんですけど、やっぱり感情移入するファンが多いんですよ」と語った。

090529_KinnikuMania-5.jpg タッグトーナメント終了後、子供の頃から超人に、いやキン肉マンになりたかったミノワマンが憧れのキン肉マンと一騎打ち。ミノワマンは少しでも超人に近付くためにリングネームを“ミノワマン”にしたが、本物の超人であるキン肉マンと闘うこの日は敢えて本名の美濃輪育久で挑むことに。PRIDE時代の美濃輪vs.ミルコ・クロコップ戦の煽りVを彷彿させる煽りVで美濃輪の思いを重厚に紹介。立木文彦氏の「いろんな夢を諦めて人は大人になる。あのときの自分にいま声をかけてみる」のナレーションを受けて、美濃輪が「諦めるなって」と呟くと、「諦めなかった。いま、夢を叶える」のナレーションで煽りVを締めた。
 そしていつものように赤パンツで入場してきた美濃輪に続き、白パンツのキン肉マンが登場。その肉体はマンガのキン肉マンと比べるとやや細身だが、その肉体はプロレスラーというよりは格闘家っぽい。ガッチリ握手を交わした両者はオーソドックスな展開で試合開始。48の殺人技のほかに52の関節技も習得しているキン肉マンは、弓矢固めやコブラツイスト、卍固めなどを披露。
 一方の美濃輪のほうがブロッケンのベルリンの赤い雨、ジェロニモのトマホークチョップ、テリーマンのスピニング・トーホールドなどの超人技で対抗。美濃輪の足4の字固めを食らったキン肉マンはピンチに立たされるが、セコンドについていた正義超人たちの檄を受けて脱出。しかし美濃輪は掟破りのキン肉バスターを先に決めていく。
 やや体勢が崩れたため、もう1回狙った美濃輪だが、ここでキン肉マンが「クッソー! 負けるかぁー! 火事場のクソ力!」と“あの声”で叫び、美濃輪をコーナーから叩き落とすと、ミサイルキックからバックドロップ。そして必殺のキン肉バスターを完璧なカタチで決めたが、美濃輪は“人間の意地”でカウント1で返してみせる! しかし人間の力はこれが限界だった。キン肉マンはダメ押しでもう1回キン肉バスターを決め、美濃輪から3カウントを奪った。
 勝ったキン肉マンは美濃輪に「美濃輪育久君よ、まだキミが少年の頃から見守ってきた。もし私に弟がいたとしたらキミみたいな奴なんだろうな。30年間、ありがとう。またキミとは会える気がするんだ。キミはそのままでいてほしい。キミは言ったよな、諦めるなって。俺も頑張る! だからキミも頑張れ! もっと頑張れ!」とエールを送ると、再びフェイスフラッシュ。すると無数のキン消しが美濃輪に向かって降ってきた。
 イベントの最後はゆでたまご先生と“キン肉マンの声”である神谷明さんの音頭で「屁のつっぱりはいらんですよ〜!」と観客と共に叫んだ。ゆでたまご先生はリアル・キン肉バスターが見られたことに感動しつつ、サップに勝ってキン肉マンと闘った美濃輪は「ジェロニモみたいに超人の世界に少し足を踏み入れたかなと思います」と語り、マッスル坂井の演出については「キン肉マンの長大なストーリーをコンパクトにまとめた。6人タッグで1人人間というか、プロレスラーを入れるのはいいアイデア。超人だけだったら観客も乗れなかったかもしれないし、超人の凄さみたいなものが出たと思う」と高く評価した。

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