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›2009年05月31日

スーパーJr開幕!YAMATOや青木も持ち味を発揮。“他団体キラー”金本が飯伏を絶賛!

Posted by TEAM-angle at 00:00 / Category: 【プ】新日本プロレス / 0 TrackBack

 30日、後楽園ホールで行われた新日本プロレス『BEST OF THE SUPER Jr. XVI〜The Hard Luck Soldiers〜』。ジュニアの祭典・スーパージュニア開幕戦のほかにも、打倒CHAOSのために天山と真壁がタッグを組んだり、6・20大阪大会でIWGPヘビー級戦のリターンマッチを行う中西と棚橋の前哨戦など、見どころの多い大会だったが、全試合の詳細&試合後のコメントはバトル三昧をご覧下さい。
 超満員に膨れあがった後楽園ホールの南側客席を通って、出場選手が登場して行われたスーパージュニア入場式(邪道とブラック・タイガーだけは客席を通らずに入場)。そこでノアの青木篤志がこの日対戦するタイガーマスクを睨み付けると、新日本ファンからは大ブーイング。しかしDDTの飯伏幸太が紹介されると、大きな声援が飛び飯伏への期待感が感じられた。
 その飯伏はBブロック公式戦の初戦として、いきなり他団体との対戦では喧嘩ファイトが爆発する金本浩二と対戦。しかも現IWGPJrヘビー級王者のタイガーマスクの試合を差し置いてメインに抜擢された。飯伏は普段大舞台でも飄々としているタイプだが、この日はスーパージュニア開幕戦&新日本のメインという初体験ということもあってか、入場してきた表情からもかなり気合いが入っているのが分かった。しかも赤い新コスチューム姿で金本が入場してくると、飯伏のほうから近付いていって、額をくっつけて睨みあったのだ!
 試合が始まると、まずはお互い得意の蹴りを放っていくが、そこから金本が得意の顔面ウォッシュに持ち込んでいくと、飯伏は立ち上がって迎撃して金本を場外に追いやり三角飛びケブラーダ。金本がこれをかわすと、飯伏は着地して鉄柵に金本を叩きつけてフロントキック。すると飯伏はガッツポーズしながら雄叫びをあげる!
 金本はこれで右目尻を切って流血。リングに戻ってもお互いに相手の髪の毛を掴んで睨み合う。飯伏のムーンサルトムーンサルトをヒザで迎撃した金本はアンクルからムーンサルトを狙ってコーナーへ。だが飯伏はロンダート・オーバーヘッドキックを叩き込み、さらにエプロンからのハイキックで金本を場外に叩き落とすとコーナー最上段からのケブラーダを発射! その飛距離とフォームの美しさに新日本ファンも驚愕!
 カウント19にリングに戻った金本はムーンサルトからのアンクルホールドを決めていくが、飯伏は辛くも脱出。さらに金本のタイガースープレックスを着地すると、金本の顔面にソバットを叩き込んでからその場跳びツイスタープレス。さらにオーバーヘッドキックを放つが、これは金本がキャッチしてアンクルホールドへ。脱出しようともがく飯伏を金本は後方回転エビ固めで丸め込むが、これを飯伏は胴絞めスリーパーに切り返す。しかし金本は飯伏の足を股に挟んで極めていくと、そこからアンクルホールドへ移行。これで飯伏はついに力尽きた!

 試合後、飯伏の健闘を称えた金本はマイクを持つと、「ちょっとみんな聞いてくれ。よう聞いてくれよ! ノアやろ、ドラゴンゲート、いまDDT。俺はすごくリスペクトしているよ。いろいろなファンがいると思うんで悪いと思うけど、新日本ジュニアは1つになって準決勝に他団体は上がらせんからな! 2009年スーパージュニア、命懸けて頑張る!」と宣言。さらに後楽園大会の締めということで、棚橋弘至の「愛してま〜す!」の代わりに、矢沢永吉ばりに金本が「最高か?」と叫ぶと、超満員の観客が「最高だぜー!」と返す“コール&レスポンス”で締めくくった。
 敗れた飯伏は「終わったことがすべてです。次があります。次から全勝です! 全部勝てば決勝はまだ残れますか? じゃあ全勝します」と前向きなコメント。一方、インタビュースペースに目尻から血を滴らせながらも、満足そうな表情で座った金本は「逃げる気サラサラないから、(飯伏の攻撃を)真正面から受け止めようと思って。受けた上で勝つ。これが約20年やってきた俺の意地。他団体とやると潰すとか言われているけど、俺は純粋にプロレス楽しみたいねん。(飯伏は)それが出来る相手や思うたし」と言うと、「飯伏は(キャリア)5年くらいか? すごいよ、アイツ。20年やった俺にあんだけやれるんやから。アイツはレスリングが出来るかどうか分からないけど、敢えて今日はレスリング望まんで、アイツの得意な打撃でやったけど、やっぱり(打撃では)アイツに一日の長があるな。ハッキリ言って、タイガーとか、稔とかよりも凄いと思うわ。でも俺の中で飯伏は(新日本に)入団当時の稔のイメージがあるから、大事に育てたい。凄いよ、アイツは。やってる俺がよう分かりますよ」と、飯伏をかつてのタッグパートナー稔とダブらせながら大絶賛!
 その上で最近新日本の選手が他団体との対抗戦で「負け過ぎ」と言う金本は、普段は対戦する機会の多い邪道やミラノも、ここで新日本ジュニアとして一丸となって新日本の強さを見せてほしいと檄を飛ばした。「他団体の選手は準決勝に上げさせない!」とまで言った金本だが、「これだけ言ってて、他団体(の選手)が準決勝に『このクソ野郎!』って思って誰が上がってくるか、ちょっと楽しみやけどな。これで準決勝に残って入って来たら凄いやろな」と言って笑顔を見せた。

 金本から「IWGPJrのチャンピオンがなぜメインを張られへんか、そこを考えてほしい。タイガーは絶対にメインを張れる人間やから。タイガーを抑えて、俺と飯伏がメインを取ったという現実を認識してほしい」と言われたタイガーマスクだが、ノアの青木がゴング前に奇襲攻撃を仕掛けてくると、“怖いタイガーマスク”を解禁!
 厳しい蹴りはもちろん、珍しくヘッドバットまで見せたタイガーは、エグいツームストンパイルで突き刺すと、もの凄い顔面キックを叩き込み、さらにミレニアム・スープレックスで投げ飛ばしてから、ダメ押しのデストロイ・スープレックスで勝利。だがタイガーは「前評判通り凄い選手ですよ。あれだけ押されちゃって、俺が情けないですよ」と反省気味だった。
 ドラゲーから参戦してきたYAMATOは、普段通り薄ら笑いを浮かべながら登場。田口隆祐との対戦ということでYAMATOにブーイングが飛ぶと耳を塞いで笑ったり、「田口先輩、どうした!」と挑発しながら頭を踏みつけるなど“らしさ”を発揮。さらにワンツーエルボーやCBV(変形クロスフェース)など、新日本ファンをどよめかせるほどの厳しい攻めを見せたYAMATOだったが、ギャラリアを逃れた田口がクロスアーム式ジャーマンからの鹿殺しで勝利。
 敗れても薄ら笑いを浮かべたYAMATOは田口の胸を小突くとお株を奪う腰フリポーズ。それを見た田口は本家・腰フリポーズを披露すると、久し振りにタグダンスまでしてみせた。YAMATOはインタビュースペースで「楽しかったな。思った以上だよ。今日は負けちまったけど、これから全戦参戦だからな。リーグ戦だけじゃねぇんだ! 俺はこのリングでプロレスに一番大事なものを持って帰るからな」と語るように、新日本を体感することでひと回り大きくなってドラゲーに帰る腹積もりのようだ。

 07年スーパージュニア優勝のミラノコレクションA.T.は、2年連続序盤にケガをしてリタイヤしているプリンス・デヴィットとの対戦で開幕。スピーディーかつお互いに手の内を知り尽くしているだけに、相手の攻撃をかわしまくる高度な攻防を見せた両者。
 デヴィットのプランチャで鼻血を出したミラノだが、デヴィットのオーバーヘッドキックをかわしてのヒザへのドロップキック。これでヒザを痛めたデヴィットに対し、鉄柱やロープを巧みに使ってヒザを殺していくミラノ。だが、デヴィットも場外に出たミラノにエプロンダッシュしてのミサイルキックを叩き込むと、ミラノを抱えたまま放送席に登って断崖式ブレーンバスター!
 さらにリングに戻ってもミラノを抱えてコーナーに登っていく。だが、ミラノはこれを雪崩is機ブルドッキングヘッドロックに切り返す。さらにデヴィットのプリンスズスロウンをイタリアンストレッチNo.32に切り返したミラノは、こうもり吊りからタイチの得意技であるブラックメフィストで叩きつけると、デヴィットのバックを取ってどどんの体勢に。
 するとミラノは“vs.Apollo55用”に開発したという秘密兵器を公開! その技はどどんの体勢からプリンスズスロウンのようなカタチで叩きつける、その名も「どどんスズスロウン」! そこからスーパーキックを前から後ろから叩き込んだミラノは、エンポーリオ・アルマニッシュから必殺のヴィクトリアミラネーゼを決めて3カウント! 強敵デヴィットを破って白星スタートを切ったミラノは、再びイタリア革命を狙う!

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