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›2009年06月10日

MAX最終試合がvs川尻に決まった魔裟斗は「負けたら大晦日はない」と気合いの坊主頭

Posted by TEAM-angle at 14:43 / Category: 【格】K-1 MAX / 0 TrackBack

090610_K1Max-1.jpg 10日、赤坂サカス“Sacas広場”で『K-1 WORLD MAX 2009 −World Championship Tournament FINAL8−』(7月13日、日本武道館)の公開記者会見が行われた。会見の詳細はナイガイモバイル☆バトルをご覧下さい。
 4月頭にあと2試合して、今年の大晦日に引退することを発表した魔裟斗。大晦日の『Dynamite!!』で行う予定の引退試合では今年のMAX世界王者との対戦を希望した魔裟斗だが、MAXでのラストマッチとなる7・13の相手は「ファンに見たいカードを決めてもらいたい」と希望。そして会見冒頭で谷川貞治K-1イベントプロデューサーが発表した魔裟斗の対戦相手は、噂通りDREAMで活躍する総合格闘家の川尻達也だった。
 川尻はK-1ルール初挑戦となった昨年大晦日の『Dynamite!!』でいきなり武田幸三にKO勝ち。さらに先日の『DREAM.9』では強豪J.Z.カルバンに勝利。ファン投票や関係者の声に加え、そういった実績を評価されて川尻に決まったそうだが、谷川EPが「ほかに候補に挙がっていたのが、五味(隆典)選手と(山本)“KID”(徳郁)選手。前々から3人のうち誰かと思っていた。佐藤(嘉洋)選手や小比類巻(太信)選手には勝って、最後の相手を勝ち取って欲しかったので残念。その中でジャンルは違うけど、本当に登り詰めたのは川尻選手。(昨年の)大晦日も武田選手が勝つと思っていたが撃破したし……」と説明していると、「俺と武田選手じゃ全然違うからね! マジで違うから!」と魔裟斗がやや苛ついた口調で割って入る場面も。
 「K-1ファイターとやるときとはまったく気持ちが違う。MMAファイターとやるのは今回で3人目なんですけど、いつも喧嘩腰で行っています。だから今回も喧嘩腰で行きます!」と語った魔裟斗は、まだ試合まで約1カ月あるのにも関わらず、すでにかなりハードな練習をしているそうで、その気合いの表れとして坊主頭にしたという。川尻と対面した印象を聞かれても「ただムカッときたくらい。いま毎日凄くキツイ練習をしていて、凄くストレスも溜まっていて、その捌け口はリングの上しかないと思っている。そのストレスを全部ぶつけたい!」とかなりのイライラムード。
 魔裟斗に比べると平静を保っていた川尻も、会見終了後の記念撮影の際にはグッと魔裟斗を睨み付け、お昼の赤坂サカスに漂うまったりムードを一気に吹き飛ばすほどのピリピリムードを放っていった!

090610_K1Max-2.jpg 「イチ格闘家としてK-1 MAXのチャンピオンである魔裟斗選手と闘えることに興奮しています。でもこの対戦が決まって『なんで川尻なんだ!』とか、『川尻が勝てるわけないだろ!』と思っているファンはたくさんいると思うんですけど、ちょっと思い出してほしいんですけど、半年前のDynamite!!も試合(武田戦)が決まったときは、周りの反応は(今回と)一緒でした。でも試合が終わったあと、その周りの反応がどう変わったかもみんな知っていると思います。正直、K-1ルールじゃ実力差はかなりあると思います。それでも俺は前に出ます! 俺の拳にはMMAファンの、そしてDREAMファンの思いが詰まっています。その拳を思い切り魔裟斗選手にぶつけたいと思います!」と川尻がDREAMを、総合格闘家を代表してK-1 MAX世界王者に挑むという強い意気込みを語ると、Sacas広場に集まった総合ファンからはヤンヤヤンヤの大歓声が挙がった。
 一方の魔裟斗はまず川尻が『DREAM.9』でのカルバン戦後に「打ち合いだったら僕にも出来るので、2人で格闘技界を盛り上げましょう」とアピールしたのを受けて、「本当に打ち合ってくれるの?」と川尻に向かって訪ねていく。すると川尻は「もちろん。足を止めてノーガードで打ち合いましょう!」とキッパリ。
 これを聞いた魔裟斗は明らかにムッとしたような口調で「あぁそう。3分持つ?」と挑発。すると川尻も「3分かからないんじゃないですか? どっちが勝つにしろ」と、魔裟斗と真っ向勝負することをまったく恐れていない様子。というのも、武田戦を見たときの印象として「う〜ん……あのときは……う〜ん……武田選手が勝つと思っていたんですけど、う〜ん、いいように武田選手のやりにくいところを突いて(川尻が)勝ったかなと。僕のときもきっとそういうふうに来ると思ったんですけど、真正面から打ち合ってくれるって言うんでね。そっちのほうがお客さんも盛り上がるんでいいと思うし。俺も打ち合ってくれるのなら、バリバリ打ち合いたいし」と語った魔裟斗。
 それだけに川尻の決意を改めて確認した魔裟斗は、Sacas広場に集まった魔裟斗ファンのほうを向き、「ノーガードで打ち合うんだったら、見逃さないほうがいい。あっという間に終わっちゃうから。俺、いまメチャクチャ強いよ」と自信満々に言い放った!

090610_K1Max-3.jpg まだK-1ルール2戦目、負けて当たり前と思われている分、勝てば得るものがかなり大きい川尻。対する魔裟斗は勝って当たり前と思われているだけに、引退試合を前にして万が一にも不覚を取るわけにはいかない。魔裟斗本人も「ラスト2試合って言っているけど、(川尻に)負けたら終わりくらいの気持ち。今回勝たないと大晦日はない!」と語っており、その意気込みが強気発言だったり、厳しいトレーニングだったり、坊主頭だったりにつながっていると思われる。
 谷川EPも「性格上、(川尻に負けたら大晦日でないというのは)しょうがない。それぐらいの気持ちでやると思いますよ。川尻君に負けてK-1(MAX)のチャンピオンとはやらせられないですよね。それは魔裟斗君といえどそんなワガママはね。試合は出てもらいたいですけど、頼んでも出てくれないんじゃないですか?」と、いくら引退試合といっても“特別扱い”しないことを明言。
 万が一川尻に負けたら、自分が希望した今年の世界王者との引退試合も出来ぬまま即引退という、魔裟斗にとってはガンガンにプレッシャーのかかる状況だが、早くも勝負は始まっているとばかりに川尻もその辺をよく理解した上で「何をそんな偉そうに言うんだろうって感じ。魔裟斗選手が強いのも偉いのもK-1ルールであって、僕はMMAファイターなのであまりよく分からない(苦笑)。喧嘩という割にはいつも判定決着なので、僕が頑張って勝っても負けてもKOで終わらせたい」と、うまい具合に挑発してみせた。
 谷川EPは「川尻君はやってくれると思いますよ! 川尻君は体格から技術的なことも含めて、(04年大晦日の)KID君よりも条件は魔裟斗君に近いと思う。でも1Rで終わるのはよくないなぁ。3Rくらいまでやってほしいなぁ(笑)。長く見たい。でもあの気合いだと魔裟斗君は(川尻の)いいところを引き出さないな。2人ともヨーイ、ドンで思いっきり行くと思いますよ」と、両者最初から真っ向勝負で早期決着だと分析。
 逆に04年大晦日の対戦では魔裟斗からいいところを引き出され、谷川EP曰く「神がかっていた」というKIDだが、D9ではジョー・ウォーレンに敗れてフェザー級GP敗退。そこで谷川EPは「原点に帰る意味でもK-1に出たら?」と、7・13武道館大会で久し振りにK-1ルールでの試合をオファーしているという。7・13は魔裟斗vs.川尻、世界トーナメント2回戦に加え、佐藤嘉洋や城戸康裕が出場予定のリザーブマッチ、日菜太やHIROYAのワンマッチなど、かなり豪華なラインナップになる予定で、谷川EPは「これぞMAXという試合を並べて、生意気を言わせてもらえばDREAMに負けない視聴率を取りたいな(笑)。あれはちょっと取れないなぁ〜」と語った。

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