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›2009年06月11日

武藤が華麗に4変化した今年の武藤祭で、同期の船木がプロレス復帰することを発表!

Posted by TEAM-angle at 00:00 / Category: 【プ】全日本プロレス / 0 TrackBack

090610_AllJapan-1.jpg 10日、後楽園ホールで行われた全日本プロレス『武藤祭』。毎年恒例6・10(ムトーの日)に開催される『武藤祭』は今年も賑やかに行われたが、全試合の詳細はバトル三昧をご覧下さい。
 この日、武藤は初の“4変化”に挑戦したのだが、メイン終了後に最後の4発目である“全日本プロレス代表取締役”としてスーツ姿で登場した武藤。まず上海出身の練習生・曹駿を紹介した武藤が「そしてもう1人、船木!」と叫ぶと、何とARMSの船木誠勝が登場! 花束を持った船木が姿を現すと、超満員の観客は大歓声!
 そしてリングに上がった船木は、武藤とガッチリ握手を交わすと花束を手渡す。武藤は最近のファンのために船木は自分の同期だと紹介すると、「今日は家族も来ているんで、このあとみんなで食事をして、その後はもう1変化して女房と一戦交えようと思っているんだけど、それはみんなに見せられねぇからさ」と下ネタ全開の挨拶。なんだ、船木は単に同期の武藤を激励に来ただけかと思わせた直後、突然武藤が「だから本当に見せたいのはこれだー!」と叫んでスクリーンを指差す。
 するとスクリーンには8・30両国国技館『2009 プロレスLOVE in 両国 Vol.8』で行われる武藤のデビュー25周年記念試合として、武藤&船木vs.蝶野正洋&鈴木みのるが決定したことが発表された! またも大歓声が上がる中、船木は「24年ぶりに武藤さんとタッグを組んで、プロレスの試合をすることになりました。やるからには足を引っ張らないように頑張って、蝶野&鈴木を倒します!」と堂々宣言。当初は2005年にビッグマウス・ラウドでプロレス復帰するはずだった船木。あのとき前田日明とリング上で握手を交わしたのと同じように武藤と握手を交わした船木だが、紆余曲折あった末にまさか同期の武藤が社長を務める全日本マットで、同じく同期の蝶野、そして因縁の鈴木を相手にプロレスに復帰することになるとは……
 バックステージのインタビュースペースで、たくさんのマスコミに囲まれた武藤と船木。こうなった経緯について聞かれた武藤は「どうでもいいじゃん。ファンタジーだろ」といかにも武藤らしくはぐらかしたが、「本当に武藤祭に華を添えてくれた。とりあえず25周年だけど、これでまた30年、35年と頑張れるアドレナリンが出た。ありがとう」とやはり同期の船木が来場し、観客が大いに盛り上がったことで、慌ただしく4変化した疲れも吹っ飛んだ様子。船木も「(歓声は)嬉しいですね。久し振りだし、後楽園は(観客との距離が)近いじゃないですか。だからそのまま試合に行っちゃいそうな気がします(笑)」と言って、会場が歓迎ムードだったことにホッとした様子だった。

 プロレス復帰に関して「自分でどこまで出来るかは分からない」と語る一方で「不安だったらやらない。1回キチンと確かめたいと思っていた」とも言った船木。ひとまず現時点では8・30の1試合のみで、その後プロレスを継続するかどうかも決めていないという。タッグを組む武藤は「ここでプロレスの良さというか、長所を船ちゃんにも味わってもらって、また好きになってもらえるように努力はしますよ。本人に十二分に楽しんで欲しい。同期の中では俺以上に天才って言われていたんだから、まじまじ後ろから見入っちゃうかもしれないくらい魅力のある選手だと思っています」と太鼓判を押したが……
 対戦相手が同期の蝶野、さらに因縁浅からぬ鈴木だということに関して船木は「一番いい試合(カード)だと思いますね。やり甲斐のある相手で、それ以外の相手はちょっとないと思います。(鈴木は)どうですかね。5年くらい連絡もしていないので、どういう状態か分からないですけど、かなり変わったとは思います。変わってくれたほうが戦いやすいです。昔の感情はもうないです」とキッパリ言い切った。
 対談などでちょこちょこ会う機会があったという武藤は、その度に「いい女に付き合ってくれって言い寄るように」船木にプロレス復帰のラブコールを送っていたそうで、その思いがついに叶い、「やっぱり男は押しの一手だな」と得意顔。船木も「対談のときに言われたんで、次声がかかったらそれは出るときと思ってました。それがたまたま今回で、武藤さんの25周年なんでいい機会が見つかった」と語るように、まさにベストタイミングだったようだ。

090610_AllJapan-2.jpg 武藤4変化の1発目は久し振りの復活となった黒師無双。しかもライバルの白使とタッグを組んで、TARU&歳三と対戦。TARUを場外に連れ出した国師がTARUに鉄柵を使って極楽固めを決めれば、リング上では白使が歳三に極楽固めを決めるなど、名場面が続出!
 最後は国師の念仏パワーボム→白使のダイビング・ヘッドバットを決めてから、カットに入ってきたTARUを白使が極楽固めで捕らえている間に、国師が歳三に閃光魔術を叩き込んで勝利。
 また、引退までのカウントダウンに入っている荒谷望誉は、一時期全日本の前座戦線を暖めてきた菊タローとの“バカ兄弟対決”のラストマッチを行った。毎度お馴染みのお約束連発だった中、いつも菊タローが長い挨拶からブレーンバスターにいこうとして、逆に投げられる場面で珍しく菊タローがきっちりブレーンバスターを決めたと思ったら、珍しく首をかっ斬るポーズをしてコーナーに登った荒谷が重爆ムーンサルトで勝利というラストに相応しいシーンも。
 試合後、菊タローが「本当は強いのに、僕の相方として前座を引っ張ってくれてありがとうございました。本当に、本当に荒谷さんがこのリングを去ってしまうのが信じられません」と感動的なマイクから荒谷とガッチリ握手を交わしたのだが、その直後に菊タローはお約束の急所蹴り! 『バカボンのテーマ』が流れる中、何と6・21後楽園大会のメインで荒谷vs.小島聡が行われることが発表された!
 リングに上がった小島から「今度の試合、メインイベントだって今日聞いた。俺も。正直、びっくりしてる。でも俺とお前にしか出来ない試合をやろう!」と言われた荒谷は、やや放心状態で記念撮影に応じた。6・21最後の“強い荒谷”が見られるかもしれない!?

090610_AllJapan-3.jpg 武藤祭では恒例となっているものまねプロレスの頂点であるF-1タッグ戦は、絶対王者のW武藤(武藤&神無月)に対して今回は西村修&X(西村の師匠)&X(西村の師匠の師匠)が挑戦することに。
 西村の師匠といえば、もちろん藤波辰爾だが当然本人が出てくるわけもなく出てきたのは、芸能界イチ藤波フリークとしてお馴染みのユリオカ超特Q! 『マッチョドラゴン』に乗って登場したユリQドラゴンは、腰の痛さで持ち上げ系の技が出来なかったり、フルネルソンまでしか出来なかったり、突然入ってきてドラゴンストップしたり、ドラゴンリングインしたりと完コピ状態! もちろん声マネは完璧だし、背中の吸引治療の痕まで再現していたのはさすが過ぎ!
 そして西村の師匠の師匠といえば、もちろんアントニオ猪木だが、出てきたのは『まねんのか!』などでお馴染みのグラップラーたかし。ユリQが藤波だけでなく、かない完成度が高い“brother”YASSHIや金本浩二、さらに『全日本プロレス中継』で解説をしている時の竹内宏介氏のものまねまで披露したのに対し、グラップラーたかしは高田延彦や前田日明、魔裟斗といった格闘技系のものまねを披露。
 そしてお約束の流れとして神無月は西村にも井上陽水のものまねをしろとムチャぶりをしたのだが、西村は「申し訳ありませんが、そのものまねだけは出来ません!」とあっさり拒否。だが、西村は何と「その代わりに」と言って坂口征二、タイガー服部、渕正信のものまねを披露! 渕のものまねに至っては下ネタ全開だったため、怒った神無月が長州力に変身! 因縁のvs.西村に続き、ユリQドラゴンとの名勝負数え唄も実現! さらにグラップラー猪木には後頭部ラリアット→正面リキラリアットという、長州が初めて猪木からピンフォール勝ちを奪ったシーンを完全再現してW武藤が見事王座防衛に成功した。

090610_AllJapan-4.jpg 4変化の3発目はグレート・ムタ。武藤の悪の化身であるムタと対戦したのは、“生まれ持ってのナチュラルヒール”ヘイト。しかもセコンドのTARU、歳三と共にムタ頭巾を被って登場したヘイト。そんなヘイト相手にもいつも通りのらりくらりと攻撃していったムタだが、何とムタメイクをしていたTARUはムタに向かって毒霧を噴射!
 さらに歳三もムタメイクを施していて試合に介入。3人がかりでムタを攻撃していったブードゥームタ軍団だが、ムタはドラスクでTARUムタと歳三ムタを蹴散らすと、ヘイトに閃光魔術を叩き込んで勝利した。その後、名刺交換会を行った代表取締役・武藤社長を合わせて、黒師無双、武藤敬司、グレート・ムタと見事武藤は4変化をやってのけた!
 メインは勝った選手が自分に投票した観客と共に麻布武藤でデートが出来るというF4vs.チーム246ディストラクションの6人タッグマッチ。どうしても麻布武藤で飯が食いたい小島は、大和&KAIを押し切って張り切って攻撃していくが、それが災いしてコンビネーションはチーム246ディストラクションのほうが上!
 中でも諏訪魔のダブルチョップは迫力、破壊力ともに要所要所で威力を発揮し、F4はやや押され気味。F4もスクラムを組んで一致団結して向かっていくが、チーム246とチームディストラクションの合体攻撃が面白いように決まっていく。しかし、どうにかチーム246ディストラクションの攻撃をかわすと、今度はF4の3人が立て続けに攻撃を見舞っていく。
 最後は小島のラリアット→大和のノーザンライト・スープレックス→KAIのスプラッシュ・プランチャから、大和&KAIが場外に出た諏訪魔とカズに、小島の「飛べ-!」という声と共に同時トペを発射すると、リング上の小島が残った近藤に渾身のラリアットを叩き込んで3カウント。F4が逆転勝利を収めた。
 勝った小島が自分が勝つと予想して投票したファンの中から、一緒に麻布武藤でデートが出来るファンを抽選すると見事に女性ファンを引き当てた。だが、小島は「ここで1つ提案があります。今日は1人で勝ったんじゃないから。KAIと大和のお陰だ。俺が自腹で出すから2人も抽選してくれ」と粋な提案。そこで大和とKAIも抽選を行ったのだが、2人ともものの見事に男性ファンを引き当てオチをつけた。

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