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›2009年06月19日

サスケがテッドさんに捧げるダイブ!ハヤトには敗れたが「あと10年はやる!」と宣言

Posted by TEAM-angle at 23:26 / Category: 【プ】みちのくプロレス / 0 TrackBack

090619_Michinoku-1.jpg 19日、後楽園ホールで行われたみちのくプロレス『ザ・グレート・サスケ20周年突入ツアー』開幕戦。サスケのデビュー20周年記念突破を祝福するように、懐かしい顔ぶれも参戦した今大会の詳細はナイガイモバイル☆バトルをご覧ください。
 開幕戦となる後楽園大会のメインを飾ったのは、昨年の12・12後楽園大会で義経を破ったフジタ“Jr”ハヤトの持つ東北ジュニアヘビー級王座に、満を持してサスケが挑戦するみちのくプロレス世代闘争の頂上対決! サスケのセコンドにはTAKAみちのく、ディック東郷、MEN'Sテイオー、気仙沼二郎、さらに緊急出場したウルティモ・ドラゴンといった“みちのくクラシック”がつき、ベルトを肩からたすき掛けにして巻いてきたハヤトのセコンドには九龍の仲間だけでなく、今シリーズ一時級戦して“混合軍”を結成したラッセやヤッペーマンら正規軍の面々も。
 試合前の記念撮影時にはみちのくクラシックと新世代(混合軍)のメンバーがズラリと並んだため、場内からはどよめきが起こった。そしてゴングと同時にドロップキックで仕掛けていったサスケだが、これをかわしたハヤトはいきなり馬乗りパンチ。もつれ合うように場外に落ちたサスケは、一旦リングに戻ると逆トペを発射。
 リングに戻ったサスケはアキレス腱固めを仕掛けていくが、これをハヤトがヒールホールドに切り返すと、ロープに逃れたのはサスケのほう。しかしハヤトの蹴り足をキャッチしたサスケはどよまんスープレックス(キャプチュード)。続けてケブラーダを狙ったサスケだが、足を引っ張って場外に引きずり下ろしたハヤトは、サスケが爆弾を抱えている右ヒザにイスを振り下ろしていき、その後は徹底して右ヒザを蹴りと関節技で集中攻撃していった。

090619_Michinoku-2.jpg 右ヒザを抑えて悶絶するサスケにTAKAや東郷が檄を飛ばし、観客からも「サスケ」コールが巻き起こる中、ハヤトのスリーパーを落ちる寸前で何とか堪えたサスケは、ハヤトをコーナー最上段に乗せて延髄蹴り。そしてエプロンにハヤトを落としたサスケはコーナーからセントーン・アトミコを落としていくが、かわされてエプロンに自爆!
 ハヤトは蹴りからK.I.D.でサスケを捕獲していくが、サスケは辛くもロープに脱出。するとハヤトはサッカーボールキックからのFKを叩き込む。そこから「終わりだー!」と叫んで再びK.I.D.に捕らえたハヤトだが、そのままの体勢で持ち上げたサスケは後方に投げ飛ばして脱出。続くセントーン・アトミコはまたもかわされて自爆したサスケ。
 だが、場外戦でハヤトの足を鉄柱に叩きつけたサスケはリングに戻り、まるで亡くなったテッド・タナベさんに捧げるように天を指差すと、テッドさんがみちのくのロゴが入ったシャツを着て裁いた最後の試合となった、6・11K-DOJOでのTAKA戦でも出したコーナー最上段からの鉄柱超えトペ・コンヒーロ! さらに素早くリングに戻ったサスケは、立て続けに鉄柱超えライダーキックを発射! ハヤトをリングに戻したサスケは新技の“おやじ”を決めると、再びハヤトを場外に追いやりイスの山を築くとサスケ・スペシャルVer.2.75を発射!
 ところがこれまたかわされてしまいイスの山に誤爆! ハヤトはリングに戻り蹴りやニーをサスケに叩き込み、さらにガムシャラに殴りかかっていくが、その両腕を押さえ込むようにかんぬきに捕らえたサスケは、珍しくかんぬきスープレックス。そして映画『レスラー』にインスパイアされて出来た技だという“ラムジャム”(=コーナーで相手を指差し念入りにアピールしてからのダイビング・ヘッドバット)を投下すると、TFPボム、サスケ・スペシャルX Ver.10.2セグウェイ(ものまね禁止)と立て続けに見舞っていくが、ハヤトはその度にカウント2で返してみせた。
 逆にコーナーに登ったサスケを場外に蹴落としたハヤトは、エプロンからのランニングローを叩き込むと、珍しくプランチャを発射。そしてリングに戻ったところで投げ捨てジャーマンから左右のハイキック。まるでゾンビのように起き上がってくるサスケだが、ハヤトは渾身のバズソーキックからヘルムを叩き込み、ついにサスケから3カウント! 30分近い熱戦を制し、見事にハヤトがサスケ超えを達成した!

 試合後、サスケは「俺の負けだ。これからお前はチャンピオンの道を歩むだろう。でもお前に1つ言いたいことがある。チャンピオンベルトは、ちゃんと腰に巻け! ベルトを足で扱うなんて無礼極まりないことだ。まぁ負けた俺が偉そうに言える立場にない……今日から私のデビュー20周年突入しています。本当にヒザはガタガタで、左腕は完全に使えない状態です。しかしまだまだだよね。あと10年経ってもまだ俺はリングに立っています。今まで俺の戦いを見たこともないような奴らが、『サスケまだやってるの?』『サスケいまいくつなの?』とか言っても……しかしこの俺に『老いぼれ』だとか『今すぐ辞めろ』だとか、そんなことを言ってくれるのは、会場に来てくれる皆さんだけなんですよ! あと10年は頑張ろうと思います。本当にいつもありがうございます。そして心から愛してます!」とハヤトを称えつつも小言を言ってから、みちのくファンの前であと10年やると堂々宣言。現在、プロレス界ではボロボロの体で現役を続けることに色々と不安や問題があるが、サスケにはくれぐれも体調に気をつけながら現役を続けてもらいたい。
 続いてハヤトにベルトを渡した新崎人生が、ハヤトに対して「ベルトを巻いて、サスケに勝って満足か? ハヤト、お前に1つ足りないものがあるんだ。何か分かるか? じゃあ質問を変える。ハヤト、お前にとってライバルは誰だ? 本当のライバルは誰だ? ハヤトにとって1つ足りないもの。それはしのぎを削るライバルだよ。今日はそのライバルを呼んである」と言うと、昨年の12・12後楽園大会を最後に武者修行に出ていた拳王が登場!
 拳王はハヤトの東北ジュニア王座への挑戦をほのめかして去っていったが、ハヤトは「どんな挑戦者が来てもよ、最後に勝つのは俺だ! いいか、別に今日勝ったからって、世代交代したなんて思ってねぇよ。でもな、これからのみちのくプロレスはフジタ“Jr”ハヤトが世界一熱くて、世界一凄い団体にしてやるよ!」と言い放つと、サスケの言うことを聞いてベルトを腰に巻くと見せかけておいて、肩にかけてポンッとかけてニヤリと笑った。

090619_Michinoku-3.jpg 大会開始直前までリングの下には献花台が設置されていて、たくさんの花束が手向けられた。そして全選手がリングの周りに集合すると、三沢光晴さんの遺影を持った人生と、テッド・タナベさんの遺影を持ったサスケがリング上に。
 人生が「このプロレスの世界で先頭を走っていた三沢さんが、亡くなったことを深い悲しみと大きな不安が心をよぎります。三沢さんが亡くなった翌日、大阪プロレスの会場でテッドさんが倒れました。大阪プロレスの選手やスタッフの……呼び掛けにもテッドさんは応えるように、倒れてから血圧も一旦は上昇したと聞いています。ただ、翌日その力も尽きて月曜日に亡くなりました。皆さんは、皆さんのほうがよくご存じだと思いますが、テッドさんはみちのく創世記から陰で我々を支え続けてくれました。1つ前向きな部分で言うと、プロレスが大好きだったテッドさんが、プロレスの会場で選手やスタッフに囲まれて亡くなったことが、唯一の救いだったと私は思いたいです」と時折涙で声を詰まらせながら語った。
 そしてパンチ田原リングアナが泣きながらテッドさんの経歴を紹介。TAKAや東郷らみちのくの旗揚げ時に所属していた選手たちも、こみ上げてくるものを必死で堪えるような表情で聞いていた。10カウントゴングのあと、マイクを持ったサスケは「長年裏方を務めてくださったテッドさんが永遠に旅立っていかれました。テッド・タナベさんは誰よりも働き者で、誰よりも強い人でした。そして誰よりも優しい人でした。そして三沢光晴さんとの2人でこのリングを優しい目で見つめてくれていると思います」と語った。

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