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›2009年07月27日

最後に偉業を達成した荒谷さんが、愛されつつ引退!Jrリーグ戦はKAIや稔が白星発進!

Posted by TEAM-angle at 00:00 / Category: 【プ】全日本プロレス / 0 TrackBack

090726_AllJapan-1.jpg 26日、後楽園ホールで行われた全日本プロレス『2009 SUMMER ACTION SERIES』開幕戦。荒谷望誉引退試合、三冠ヘビー級戦前哨戦、ジュニアリーグ戦開幕と盛りだくさんだった後楽園大会の詳細はバトル三昧をご覧下さい。
 引退発表会見で「普通のオジサンに戻ります」という名言(?)を残した荒谷がついに引退試合を迎えた。まずスクリーンで数々のインディー団体を渡り歩き、安田忠夫戦で首の骨を折り、全日本に入団してからは前座戦線を暖めてきた荒谷のレスラー人生が紹介されると、菊タローが全日本での荒谷の試合ではお馴染みのコーナーの相手への串刺し攻撃を失敗した数を数えたところ、今まで4993回失敗していたことを発表!
 そこで荒谷の引退試合は前人未踏の5000回失敗を目指すことに。荒谷&菊タローのバカ兄弟と対戦するのは、“引退試合請負人”渕正信&“荒谷とはほぼ同期”TAMAみちのく。武藤社長ら全日本の選手たちがリング下から見守る中、TAKAをコーナーに叩き付けると菊タローが荒谷をホイップ! 当然TAKAは蹴りで迎撃し、串刺し攻撃は失敗! スクリーンには「5000回達成まであと6回」の文字!
 その後も次々に串刺し攻撃を失敗し、ついにあと1回の失敗で5000回に。ところが、迎撃する側のTAKAが疲れてしまい、まさかの串刺し攻撃成功。空気を変えようと荒谷はムーンサルトプレスを投下するが、これはかわされて自爆。そこに渕が入って来て首固めで丸め込むというKYぶり。辛くも荒谷がカウント2で返すと、渕をコーナーへ叩き付けて串刺し攻撃へ。だが、渕は荒谷が突進してくる前にコーナーを離れてしまう。
 すると溜まりかねた武藤が社長特権でエプロンまで上がってきて、渕を抑え付ける。そこに菊タローとTAKAにホイップされた荒谷がヘロヘロになりながら突進! 渕はフロントキックで迎撃し、ついに串刺し攻撃失敗5000回を達成! 祝福ムードの中、何と渕は首固めで丸め込んでいったのだが、荒谷はクルッと回転して逆に首固めを決めて3カウント! 引退試合を勝利し、有終の美を飾った。
 選手たちから胴上げされた荒谷は、3回目でマットに落とされるというお約束をされると、浜亮太が押さえ込んで3カウント取られるオマケ付き。続く引退セレモニーで奥さんとお子さんから花束を受け取った荒谷さん。最後は10カウントゴングが鳴らされ、『ロッキー』のテーマが流れる中、荒谷さんには多くの観客から暖かい声援が飛んだ。愛すべきレスラー、荒谷さんお疲れ様でした。

090726_AllJapan-2.jpg 『餃子の王将presents 2009ジュニア・ヘビー級リーグ戦』がいよいよ開幕。いきなりMAZADAがピーティー・ウイリアムス、NOSAWA論外がスペル・クレイジーに敗れ、GURENTAIが揃って黒星スタートを切った中、前年度覇者のKAIと現世界ジュニア王者のカズ・ハヤシが激突。よくトペは「矢のようなトペ」と表現されることが多いが、この日の序盤でいきなりKAIが放ったトペは鉄柵を背にしたカズに、頭から突っ込んだKAIの体がエビ反りになるほどの勢いで、まさしく矢が突き刺さったような勢い!
 だがカズもストマックバスターからKAIの腹部を集中攻撃していき、珍しくベアハッグも執拗に見舞っていく。KAIもトラースキックを返すと、串刺しダブルニーからのフットスタンプをお返し。さらにカズがハンドスプリング・レッグラリアットが狙ったところに、ロープに飛び乗ってのジャンピングキックで迎撃したKAIは垂直落下式ブレーンバスターからのLAT。
 しかし勝負に出たスプラッシュ・プランチャはカズがヒザを立てて迎撃。カズはすかさずファイナルカットを狙っていくが、ことごとくギリギリのところで切り返して回避するKAI。だが、カズは渾身のトラースキックを叩き込み、満を持してファイナルカットへ。だが、KAIはこれもKAIクラッチで切り返して3カウント! 見事に現世界ジュニア王者を破り、二連覇に向けて好発進を切った。

090726_AllJapan-3.jpg 荒谷さんの引退試合、三冠ヘビー級の前哨戦、そして同じジュニアリーグ戦の前年度覇者vs.現世界ジュニア王者の公式戦を差し置いてメインに抜擢されたのが、稔vs.近藤修司の初一騎打ち。
 近藤の左腕を殺していく稔に対し、近藤はラリアットで吹っ飛ばすとザ☆オリジナルや断崖式フェースクラッシャー、雪崩式ココナッツクラッシュとパワー全開。しかし近藤のランサルセをハイキックで迎撃した稔は、雪崩式ジャーマンで近藤をブン投げるとジョン・ウーから雪崩式フィッシャーマンバスター。さらにFIREBALLスプラッシュを投下。
 カウント2で返されてもバックを取った稔をKUBINAGEで切り返した近藤は、必殺のキングコング・ラリアットを狙うが、稔はこれをカルフォルニア巻きで丸め込む。そして腕十字→三角絞めを決めていったが、近藤は持ち上げるとマットに叩き付けて脱出。ショートレンジラリアットからのカナディアン・パイルドライバーを見舞った近藤だが、キングコング・ラリアットはことごとく止められてしまう。それでもドクターボムのような状態からのパイルドライバーを決めた近藤は、またキングコング・ラリアットにトライ。
 すると稔はここぞというときに出すHEATクラッチで切り返す。さらにフルネルソンバースト、リストクラッチ式フィッシャーマンバスターで畳みかけた稔は、迷子の子猫ちゃん(=バズソーキック)3連発! 試合時間も20分に近づき、さすがの稔もフラフラの状態でコーナーに昇ると、この日2発目のFIREBALLスプラッシュを投下して3カウント!
 試合後、稔が「いまのカッチョイイ勝ち方と試合を見て、誰が優勝すると思う?」と観客に問いかけると、満員の客席からは引き揚げていく近藤への声援で沸き上がるが、稔は「今日集まっている4250人集まっている中の1人を抜かして全員稔って言ったな。俺はそう聞こえたよ。俺はその期待に応えて1つも星を落とすことなく、この後楽園に帰ってきて見事優勝と遂げて餃子の王将を全部もらうからな。なにせ俺は腕には自信があるんだ、このスットコドッコイ!」と言って締めくくると、『武勇伝・甦』に出場するため「息1つ切れてねぇから大丈夫だよ」とうそぶきながら新木場に向かった。

 なお、小島聡は一部報道であったように8・30両国大会でノアの小橋建太との対戦を、試合後にマスコミに向かって改めてアピール。さらに前シリーズでは諏訪魔のジャーマンで敗れた現三冠ヘビー級王者の高山善廣は、全日本マットでは意外にも初となる鈴木みのるとのタッグで出陣すると、8・30両国大会での三冠戦を前に諏訪魔をランニングニーリフトで沈めてみせた。

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