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›2009年08月12日

西島完敗もアーツ相手にボクサー魂を見せる!世界最終予選は圧倒的な強さでギタが優勝

Posted by TEAM-angle at 03:00 / Category: 【格】K-1 / 0 TrackBack

090811_K1WGP-1.jpg 11日、国立代々木競技場第二体育館で行われた『K-1 WORLD GP 2009 IN TOKYO〜FINAL16 QUALIFYING GP〜』。無差別級トーナメント開幕戦への出場権最後の1枠を争う1DAYトーナメントほか、全試合の詳細や試合後のコメントはナイガイモバイル☆バトルをご覧下さい。
 日本人重量級ボクシング界のパイオニアとして活躍してきた西島洋介だったが、闘う場を失ってしまいボクサーを引退。2006年からは総合格闘技に闘いの場を求めていったが、結果を出すことは出来なかった。その後西島は違う仕事に就いていたが、谷川貞治イベント・プロデューサーからのラブコールを受けて、ついにK-1参戦が決定!
 いきなりピーター・アーツという超大物と対戦することになった西島は、踏み込んでパンチが打ちたいという理由からシューズの着用を求めた。その結果、シューズ着用を許可する変わりに西島は一切の蹴り技を禁止するという“特別ルール”を採用することに。シューズを履いて気合いの入った表情で入場してきた西島はシャドーを披露してやる気十分。
 一方、自信満々の様子で入場してきたアーツは定石通りローキックで攻めていく。だが、西島も両拳を合わせると、意を決したようにアーツの懐に飛び込んでいく。しかしアーツはロー、ヒザ、上から振り下ろすようなパンチで西島を迎撃。1R終了のゴングが鳴ると、珍しく西島は思いきり地団駄を踏んで悔しさを露わにした。何とも異種格闘技戦らしい雰囲気が漂う。

 2Rには伝家の宝刀ハイキックでダウンを奪ったアーツは、一気に仕留めようとしたが、西島は「効いてない!」とばかりに首を振り接近してパンチで反撃。さらに「かかって来い!」とばかりに自らの胸を拳で叩いて鼓舞する。場内が沸き上がる中、健闘を称え合うように抱き合ってから3R開始のゴング。要所要所で出してきたローで西島をグラつかせたアーツは、またもハイキックでダウンを奪うが、すぐに立ち上がった西島は小走りして「まだ出来る」ことをアピール。
 しかしアーツは執拗なローからのヒザ蹴りでスタンディングダウンを奪うと、ダメ押しのロー。西島の足はすでに大きなダメージを負っており、西島はガクッとヒザをつくようにダウン。3ダウンとなりアーツが勝利! だが、アーツは笑顔で西島の健闘を称え、アーツ相手に何度も立ち上がってパンチ一本で勝負を挑んでいった西島には観客からも惜しみない拍手が送られた。だが、西島はコーナーに自らの頭を叩き付けて悔しさを爆発! 総合で負けたときには見せなかった姿だけに、K-1に懸ける意気込みを感じさせた。
 試合後、アーツは西島のガッツを称えながらも「K-1でやっていく気なら、K-1用の練習をして経験を積んだほうがいい」とアドバイス。一方の西島はこれからもボクサーとして、K-1のリングに立つことを強調。谷川EPからは大晦日にジェロム・レ・バンナ戦orレイ・セフォー戦という案も飛び出した。

090811_K1WGP-2.jpg 3月にバダ・ハリが剥奪されたK-1ヘビー級王座決定トーナメントでまさかの優勝をし、第2代K-1ヘビー級王者となった前田慶次郎はチャラチャラした部分を捨て、髪の毛を黒に染めて短髪&弁髪に。さらにリングネームを本名の「京太郎」に改名。新生・京太郎の初戦は第9回オープントーナメント全世界空手道選手権大会の決勝戦で、惜しくもエヴェルトン・テイシェイラに敗れたヤン・ソウクップ。ソウクップはこの試合がK-1デビュー戦だが、いきなり極真世界2位と対戦することになった京太郎。
 1Rは慎重に様子を見ていた京太郎に対し、ソウクップは鋭いローやミドルを積極的に出していく。ソウクップはK-1初戦にして、十分K-1に対応して動きを見せており、京太郎にとってかなり厄介な相手なのは間違いない。2Rは京太郎も積極的に攻撃していき、激しい攻防を展開。ソウクップが鋭いローをヒットさせると、京太郎もフックを返す。そしてパンチの打ち合いから京太郎の右ストレートがクリーンヒットし、ソウクップがダウン! 3Rもソウクップのパンチが京太郎の顔面をかすめる場面はあったものの、冷静だった京太郎はソウクップがパンチを打とうと前に出たところに、右フックをドンピシャのタイミングで合わせていく。
 これでソウクップは前のめりにダウンし、レフェリーは試合をストップ! 会心の勝利だった京太郎は客席に向かって気合いの入った表情でガッツポーズ。体重を約10kg増量したこともあって、王者らしい力強さがあった京太郎。無差別級トーナメントに向けて確かな手応えを掴んだか。

090811_K1WGP-3.jpg 世界最終予選の1DAYトーナメントでは1回戦でメルヴィン・マヌーフとダニエル・ギタの2人がまったく危なげなく1RKO勝ち。対照的にセルゲイ・ラシェンコとブリース・ギドンはフルラウンド闘った上で辛くも判定勝ちという状況で準決勝へ。
 注目されたマヌーフvs.ギタだったが、試合前に角田信朗統括プロデューサーから、マヌーフが1回戦の試合でローキックを放って、相手にブロックされた際にスネを骨が見えるくらいまで裂傷してしまったためドクターストップがかかったと報告。第一優先権があるのは対戦相手のラマザン・ラマザノフだが、KO負けを喫しているため、準決勝にはリザーブファイトで勝利した悠羽輝が進出することになった。
 しかしギタはリザーブファイトで痛めていた悠羽輝の足に鋭いローを連打し、またしても1RKO勝ち。一方の準決勝第2試合ラシェンコvs.ギドンは激しい打撃戦となったが、ラシェンコのボディブローがクリーンヒット。ギドンも何とかハイキックで反撃するが、ラシェンコは構わず突進してローからのフックを叩き込んでダウンを奪う。大の字に倒れたものの、何とか立ち上がったギドンだが、ラシェンコはストレートで2度目のダウンを奪って勝利。決勝はギタvs.ラシェンコという顔合わせになった。
 決勝はどっしり構えたギタに対し、パンチで攻めようとするラシェンコだったが、ギタのローでラシェンコはグラグラ。ついにローでダウンを喫したラシェンコだが、ギタはさらにローキックで2度目のダウンを奪う。どうにか立ち上がったラシェンコに対し、ギタはダメ押しのロー。ヨーロッパGPのときは前日のムエタイの大会と合わせて2日間で6試合行ったラシェンコだったが、ここでついに力尽きガクッとヒザをつくようにダウン!
 3ダウンで見事勝利したギタは、結局1回戦から決勝までほとんど表情変えることもないまま淡々と勝ち進んでみせた。優勝トロフィーを受け取り、ようやく笑顔を見せたギタだが、無差別級トーナメントで常連トップファイターとの対戦が実に楽しみな選手だ。

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