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›2009年08月23日

両国初進出でDDTワールドてんこ盛り!蝶野が呪文に!サスケは自爆!飯伏がトップに!

Posted by TEAM-angle at 23:50 / Category: 【プ】DDT・マッスル / 0 TrackBack

090823_DDT-1.jpg 23日、両国国技館で行われたDDT『両国ピーターパン〜大人になんてなれないよ〜』。もはやインディーという枠を飛び出すような勢いを見せているDDTが、ついに両国初進出! 新日本のG1決勝と全日本の両国大会に挟まれるカタチで開催されたDDTの両国大会だが、8865人(=主催者発表/超満員札止め)の観客を動員! ダークマッチと合わせると約5時間に及ぶテンコ盛りな興行だったが、その全容はぜひナイガイモバイル☆バトルをご覧下さい。
 メインを飾ったのはここまでKO-D無差別級王者として防衛を重ねて両国大会を迎えたHAEASHIMAに、挑戦者決定トーナメント&高木三四郎とのワンマッチ決勝戦を乗り越えてきた飯伏幸太のKO-D無差別級タイトルマッチ。他団体のビッグマッチには何度となく出場している飯伏だが、感慨深い表情で入場。タイトルマッチらしい静かな立ち上がりから、いきなりお互いスリリングな蹴りの応酬を見せると、HARASHIMAが拷問技でまずは主導権を握る。
 しかしコーナー上の飯伏向かってHARASHIMAが突進していくと、飯伏はバック転でかわしてフランケンで投げ飛ばしてHARASHIMAを場外へ。飯伏の飛び技を防ごうともエプロンでの攻防を見せるが、ジャンピングキックで蹴落とした飯伏はエプロンをダッシュしてコーナーに飛び乗ると、そこからケブラーダを発射。
 リングに戻っても飛び技を出し惜しみなく繰り出していった飯伏だが、HARASHIMAはボディアタックをニーリフトで迎撃。さらにムーンサルトも剣山で迎撃したHARASHIMAは、意地のミドルキック合戦をハイキックで打ち勝ってみせる。しかし飯伏もコーナーのHARASHIMAにオーバーヘッドキックを叩き込むと、ハーフネルソンからフェニックス・スプラッシュを投下。カウント2で返したHARASHIMAは、コーナーに昇った飯伏を雪崩式リバースフランケンで投げていくと、蒼魔刀やタイガースープレックス、スワンダイブ式蒼魔刀で一気に追い込む。
 だが飯伏はワンツーからのストレートパンチを叩き込むと、続く張り手合戦の中で掌底を叩き込み、朦朧とするHARASHIMAをドラゴンスープレックスで投げてから座り込んだHARASHIMAにハイキック。さらにパワーボムの体勢で持ち上げると、そのままHARASHIMAの頭も抱え込んで後方に投げていくスープレックス(=フェニックス・プレックス・ホールド)を決めて3カウントを奪った。

090823_DDT-2.jpg HARASHIMAから腰にベルトを巻いてもらった飯伏はマイクを取ると、いつもの棒読みではなく、こみ上げてくる気持ちを吐き出すように「えっと、まずはじめに本当にありがとうございました。まさかDDTが本当に両国国技館で試合が出来るとは思いませんでした。こんなにたくさん集まってくれて、こんなにたくさんの人の前でメインで、タイトルマッチで、勝てたことを、試合に出たことが本っ当に嬉しいです! DDTはいまから出発です! 今日は本当にありがとうございました!」と叫んで両国大会を締めてみせた。
 最後にエンドロールが流れたあと、『ルパン三世』のタイトル画面風に「2010年7月25日 DDT両国国技館2年連続開催決定!」の発表があり、場内がどよめく。そしてエンディングVTRの生中継を終えて、控室からケニー・オメガ(with通訳の中澤マイケル)と共に満身創痍の様子で出てきた飯伏は「緊張とかはとくになかったですね。ただ、やっぱりちょっと本当に初めからちょっと大きな試合が続いたんで、ずっと走り続けてきたっていうか、正直ちょっと疲れていたと言うか。そういうのがあったんですけど、(ベルトを)獲ったらもう回復しました」と言って笑顔を見せた。
 最後の技(=フェニックス・プレックス・ホールド)は13〜14年前に友人相手にプロレスごっこをしているときに出した技だそうで、「本当は両国全部を使って試合をしたかったんですけど、正直もう途中からずっと苦しくて、そんな余裕がなかったです。プロレスごっこの集大成を見せるって言ったんで、それが最後の最後で少しは出せたかなと……」と、飯伏らしく“プロレスごっこの集大成”を“少し”だけ出せたようだ。
 何せ飯伏はようやくDDTのトップで証であるKO-Dチャンピオンになったのに、スタイルは今まで通り。他団体にも積極的に出て行って、出来ることならGHCジュニア王座とIWGPジュニア王座も奪取して三冠王として山でキャンプ場プロレスをやることが“夢”だと言ってのけた! そんな飯伏のことをケニーは「いま現在、俺らは別々に走っている車みたいなものなので、たぶんタイトルマッチをやる時期ではないと思う。でも俺の心はいつもイブシと共にあるし、やがてまたお互いにライバルとして相まみえるときが来るだろう。そしてその試合をやるときは、俺は俺の情熱をすべて注ぎ込むだろう。なぜなら俺のすべてを懸ける相手として、イブシは相応しいからだ」と嬉しそうに語った。
 最後に飯伏は緊張しなかったと言いながらも「僕が入った頃のDDTは……(笑)。正直、僕が(DDTに)入った理由はすごい何か緩い感じのプロレス団体だったんで、プロレスごっこが出来ると思って入ったんですけど。それが何か両国とか、こんなにたくさんの人前で出来るようになったんだなと思って、すごいちょっと感動したというか……それでちょっと……はい」と感慨深い様子で語ると、KO-Dのベルトを眺めた。

090823_DDT-3.jpg 来週の全日本プロレス両国大会ではメインに出場する蝶野正洋がDDT初登場(マッスルにはサプライズゲストとして登場経験アリ)! かつて新日本プロレスに入門しながらも、デビュー前に退団した経歴を持つポイズン澤田JULIE(以下PSJ)たっての希望で一騎打ちを行ったのだが、観客と共にマラカスを鳴らして自分のペースに持って行くPSJに対し、どうもやりにくそうな蝶野はいきなりケンカキックで先制!
 さらに早々とSTFも出していくと、ヘッドバットの連打でPSJを圧倒していく。だが、PSJもスリーパーや足4の字固めといったオーソドックスな攻撃で対抗。場外ではセコンド同士(平澤と蛇影)もやり合うなど、対抗戦らしい雰囲気も出していったが、PSJの毒霧もキャトル・ミューティレーションの蝶野には効かない!
 シャイニング・ケンカキックを叩き込んだ蝶野はフォールに行かず、そのままコーナーへ。するとPSJが満を持して呪文を唱え出す。かつて後藤達俊や長井満也、田中秀和リングアナなど“新日本を退団した人物”には効いた呪文だが、蝶野にはどうか……。コーナーからダイビングショルダーを狙う蝶野だったが、徐々にその右腕が上がっていき完全に呪文にかかった蝶野!
 すかさず雪崩式ブレーンバスターでPSJが投げていくと、そのままダブルダウン。ダウンカウントが数えられる中、辛くも蝶野がカウント9で立ち上がりKO勝ちを収めた。やや分かりにくい結末だったことで、一部の観客からは不満の声も挙がったが、インタビュースペースで蝶野も「難しいね」と初登場のDDTマットの感想をそう漏らすと、踏み絵とも言える呪文に関しては「レスラーは試合の中で自分の気持ち、相手の気持ちだけじゃなく、例えばお客さんの声援とかね。そういったものが1つの自分のエネルギーになったりする。今日はやっぱり澤田選手が自分のホームということで、お客さんたちの気持ちだよね。それが俺の中で動かしたのかなって」と苦笑いしながら語った。
 一方のPSJは「新日本プロレスを体感した」と感想を述べた上で、これで一皮……いや脱皮出来たので「もう1回」と再戦を要求した。

090823_DDT-4.jpg ザ・グレート・サスケの遠隔ヒーリング(催眠術)によって、両国大会でサスケとウェポンランブルを行うことになった高木三四郎。三四郎は事前にダークマッチで対戦した矢郷良明とザ・マミーを両国のロッカーの中に閉じ込めてから試合開始! すっかり映画『ザ・レスター』に中身も見た目もカブれてしまったサスケだが、まず最初に運び込まれた公認凶器は“おでん”。素早くリング上にブルーシートが敷かれると、サスケは懐かしい『オレたちひょうきん族』での片岡鶴太郎ばりに熱々おでんを三四郎に向かってぶっかけていく!
 その後、凶器詰め合わせや自転車などお互いの公認凶器が1分ごとに運び込まれていく中、三四郎の後任凶器として“ムチwithバンビ”が登場! バンビのムチ叩きにサスケが悶える中、なぜかバンビは三四郎もムチで殴打。徐々にグダグダ感が漂い出した中、サスケは公認凶器“催眠術”で観客のブーイングを誘発。しかし三四郎もサスケにとってはトラウマと言ってもいい“携帯電話”を公認凶器として持ち込んで写メで激写!
 するとブチ切れたサスケが公認凶器として“三四郎夫人の高木加代子さん”が登場! バリバリ試合用コスチューム姿の加代子夫人は結婚披露パーティ@六本木ヴェルファーレでも見せたムーンサルトプレスを旦那に投下! すると三四郎公認凶器として、今度“サスケ夫人のメリーさん”が登場! 容赦なくメリー夫人が旦那を竹刀で殴打していくと、サスケはバラモン兄弟との対戦でよく出てくる“桶”を持ち込む。
 桶の上に三四郎を寝かせてスワントーンボムを投下したサスケだが、やっぱりかわされて自爆! ここで三四郎は“ロッカー”を持ち込むが、中からはゾンビ化した矢郷さんとマミーが登場! 怯えた三四郎はこの日ダークマッチに出場する予定だったが、移動中にトラブルに見舞われたという師匠・鶴見五郎を呼び出すが、まだ会場に到着していない様子。仕方なくサスケのラム・ジャムを自爆させてスピコリドライバーで叩き付けた三四郎はコーナーへ。すると、ここでようやく鶴見が現れてマミーと大乱闘!
 その様子にコーナーの上から見入っていた三四郎に対し、サスケは雪崩式ブレーンバスター。さらにロッカーの上に三四郎を寝かせ、頭から桶を被ったサスケはスワントーンボム! でも、やっぱりかわされて自爆! そんなサスケをコーナー下に座らせてその前に桶を置いた三四郎は、反対側のコーナー前に立てたロッカーの上からFromロッカーto桶をお見舞いすると、ロッカーの上にサスケをシットダウンひまわりボムで叩き付け、20分を超えるグダグダな試合にようやく終止符を打った。
 「サスケさん、自分も大概大人げないと思っていましたけど、あの自爆は大人げないっすよ。試合には勝ったけど、勝負には負けた気分だな!」とぼやく三四郎に対し、最近暴走のあまりみちのくプロレスに居場所がないというサスケは「このDDTを私のモノにする! もうお忘れかい? 私が遠隔ヒーリングを使えることを。控室にいるDDTの諸君! いまから君たちに催眠術を施す。高木社長は憎い。だから君たちの手でDDTを君たちのモノにするんだ」と突如DDT乗っ取りを宣言し、控室にいる選手たちに遠隔ヒーリングを発動!
 一斉に選手たちがリングに雪崩れ込んで三四郎を袋叩きにしていくと、スクリーンには三四郎の公認凶器として“みちのくプロレス”の文字が! するとラッセや野橋真実、ヤッペーマンといったみちプロの選手たちも雪崩れ込んできて大乱闘に! さらに新崎人生社長もスクリーンに映し出されると、人生は、「会長、みちのくプロレスにはあなたが必要なんです。そんなに落ち込んでないで。今日はそのテンションが下がった会長、そしてこの不景気な日本で生きている皆さんに、私から元気になる遠隔ヒーリングを」と言い出し、お経を唱え出す。
 これを聞いた両団体の選手たちは途端にノーサイドになり、みんな「元気になったぞー!」と一斉にガッツポーズ。三四郎が「俺も39歳だけどまだまだ元気っす」と言えば、「俺たちも相当バカだよな」と漏らしていたサスケも「皆さんが1人でもいる限り、みちのくプロレス、DDTプロレス、そしてプロレスそのものが永遠に不滅だ!」といつもの決め台詞! すっかり意気投合した三四郎とサスケは、セミファイナルでKO-Dタッグ王座を奪取したKUDO&ヤス・ウラノに向かって「この大人げないブラザーズがお前たちのベルトに挑戦しちゃおうかな〜!」と挑戦表明。サスケも「テメーら何年選手だ? 蹴り殺すぞ!」とお馴染みの名台詞で挑発していくが、ヤスは冷静に「過去はあなた方2人に勝てるとは思いません。でもDDTの現在は自分とKUDOの2人にあります! 9月27日、後楽園ホール。過去でも現在でもない、高木社長とサスケ会長と自分とKUDOでDDTの未来を作りましょう。喜んで挑戦受けさせてもらいます!」と大人げないブラザーズの挑戦を受諾した。

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