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›2009年11月08日

『戦極』名義最後の大会で北岡が再び敗れる!“幻のフェザー級GP決勝”は小見川が辛勝

Posted by TEAM-angle at 03:00 / Category: 【格】SRC・戦極 / 0 TrackBack

091107_Sengoku11-1.jpg 7日、両国国技館で行われたワールドビクトリーロードの『戦極〜第十一陣〜』。『戦極』名義としては最後の大会にして、両国初進出となった今大会。全試合の詳細&試合後のコメントはナイガイモバイル☆バトルをご覧下さい。
 8・2『第九陣』で廣田瑞人に敗れて戦極ライト級王者から陥落した北岡悟。試合直後は引退を示唆する発言もしていた北岡だが、「格闘技に対して未練はないけど、甘さがあった」と頭を丸めて原点回帰をして復活することを決意。ところが、その相手がいきなり強豪中の強豪であるホルヘ・マスヴィダル。
 北岡はお馴染みの“ゾーン”に入ったようなうつろな眼差しで入場するが、若干伸びた坊主頭を茶髪に染めてきたせいかキモさが薄味に!? 試合が始まると、いつものように体をユラユラさせるフェイントから、やはりタックルからの足関狙いへ。廣田にはこの戦法を読まれて完封されたが、それでもこのスタイルにこだわる北岡。
 その辺はマスヴィダルも充分研究してきたようで、足を取られながらも倒れずにフロントネックロックへ。だが、北岡は自ら倒れて下からのアキレス腱固め。何とか足を抜こうとするマスヴィダルは、上から北岡の頭部にパンチを落としていく! 10・25『DREAM.12』の桜庭和志vs.ゼルグ“弁慶”ガレシック戦を彷彿させるシーン。
 うつ伏せになったりしながら足を離さないようにした北岡だが、徐々に足が抜けていく。何とかヒールホールドにチェンジしようとした北岡だが、完璧に極めることが出来ずマスヴィダルは脱出。だいぶ殴られてダメージを負った北岡はスタンドでも打撃をもらってしまったが、辛くも1Rを凌いだ。フラフラの状態で自軍のコーナーに戻った北岡は、2Rにもタックルからのアキレス腱を狙うが、マスヴィダルは足を抜いて脱出。スタンド勝負となり、北岡の放ったミドルキックをマスヴィダルが払いのける。すでにダメージが大きい北岡はこれで転倒。すかさずマスヴィダルは覆い被さってパウンドラッシュして勝利。
 試合後、項垂れしばらく立ち上がれない北岡を尻目にライト級王座挑戦を表明したマスヴィダル。インタビュースペースで北岡は「辞めないと言った後で2連敗して、もう辞めるとは言えないですよね。大変だなとは思いますけど」と語ったが、風邪予防用マスクをしているためその表情はよく分からない。だが、最後にマスクを下げてやや笑顔を見せた北岡は「これで終わりにはならないのが確実なので。今後ともよろしくお願いします!」と言った。北岡が復活するのはいつか!?

 この日はダブルメーンということで、第1メーンでは戦極ミドル級王者のジョルジ・サンチアゴが腕の骨折による長期欠場から復帰。相手は戦極初出場ながら、KSWのミドル級王者であるマリッド・ハリドヴ。開始早々テークダウンを奪ったサンチアゴが、やや強引にパスガードしようとしたところに、ハリドヴが下から放った鉄槌がクリーンヒット! これで一瞬“意識が飛んだ”というサンチアゴの動きが止まると、ハリドヴがパンチでラッシュして勝利! 現ミドル級王者に勝利したハリドヴと当然タイトルマッチを要求し、敗れたサンチアゴもタイトルマッチでのリベンジを誓った。
091107_Sengoku11-2.jpg そして第2メーンでは本来フェザー級GP決勝で行われるはずだった“忘れ物”カードである日沖発vs.小見川道大が、満を持して行われた(※準決勝で日沖が金原正徳に勝利したものの、ケガにより決勝戦に出ることが出来ず、代わりに敗れた金原が決勝に進出して小見川に勝利した)。
 ただでさえ日沖はこの階級では無敵を誇るというのに、小見川とは身長もリーチもかなり差がある。体を大きく揺らしながら日沖ににじり寄る小見川。リーチの差があるためなかなか懐に入れない小見川だが、思い切り伸ばしたパンチが日沖の顔面にヒット! しかしテークダウンを奪った日沖は淡々とバックを取ってスリーパー狙い。何とか回避した小見川だが、日沖は今度は腕十字を狙う。これも小見川がどうにか堪えて1R終了のゴング!
 2Rもリーチを活かして日沖の打撃が小見川を捕らえていくが、小見川も後ろに引かず応戦。3R、とにかく前へ前へ出る小見川に対し、日沖はタックルで小見川のパンチを回避。日沖曰くこれはテークダウンを狙うタックルではなく、打撃から逃れるための“捨てタックル”とのことだが、その分小見川に切られてしまうため、試合後日沖本人も言っていたが見た目の印象は悪い。
 小見川は最後まで前へ出て行き、ジャンピングパンチまで出していったが、決定打となるパンチは最後まで入れることは出来ず。判定の結果、2-1の僅差で辛くも小見川が勝利。マイクで「判定で勝ったとはいえ、正直勝った気がしません。えー、小見川道大、クソ食らえっ!」と叫んだ小見川は、インタビュースペースで練習中に右腿をケガしてしまい、曲げることも出来ない状態だったことを明かし、「もっと出来たはず。もっと動けたはず」と悔しさを露わにした。一方の日沖も判定の結果にはかなり納得出来ない様子。写真を見ても顔面に傷が多くついているのは小見川のほうだった。
 とはいえ、ひとまず勝利した小見川が大晦日の『SENGOKU RAIDEN CHAMPIONSHIP 12』で、金原の持つフェザー級王座に挑戦することになりそう。小見川も「GP決勝のリベンジがしたいです。その結果、ベルトが付いてくればいい。(吉田秀彦が石井慧と対戦する大事な大会なので)同じ大会で試合がしたいです」と語った。

091107_Sengoku11-3.jpg 廣田の持つ戦極ライト級王座への挑戦者を決める一戦とも言っていい横田一則vs.光岡映二の一戦。勝っても判定決着が多かった横田だが、第十陣でのライン・シュルツ戦でKO勝ちを収めたことで、充分に挑戦資格があることを証明。ここで光岡に勝利すればフェザー級GPで勝利している廣田とタイトルマッチでやることになる。
 1R、タックルからバックを取った光岡はバックドロップのような体勢で持ち上げ、そこからテークダウンを奪ってスリーパーの体勢に。だが、横田はこれを写真のように背負い投げのようなカタチで投げて脱出! その後もタックルを狙ってやや前傾姿勢になっている光岡に、横田はパンチを入れていくが、光岡はチャンスを伺いながら隙あらばタックルへ。
 だが、横田はなかなか倒れず、逆に組み付いてきた光岡を払い腰のような体勢で投げ、まだ体勢を立て直せていない光岡にパンチでラッシュをかけるシーンも。両者笑顔で抱き合ってから始まった3Rでは、逆に横田が上になってテークダウン。うまく立ち上がって逃れた光岡だが、横田がパンチを振りまわしていくと、かわした光岡が思わず尻餅をつくシーンも。
 結局、判定となり3-0で横田が勝利。“戦慄のマイクパフォーマー”というニックネームを付けられた横田は、「光岡さんめちゃくちゃ強かったです。せめぎ合いでいい試合が出来たと思います。勝ったには勝ったんですけど、判定が多いので。本当は大晦日にやりたいですけど、ファンの皆さん後押ししてください! タイトルマッチやりたいです。あと戦慄のマイクパフォーマーと付けられましたが、前回私はハゲじゃないと言いましたが、私は完全にハゲですね! そのハゲを隠すためにラインを上げているんですけど、今回そのラインを失敗してかわい子ちゃんみたいになっちゃったんですよね」とマイクパフォーマンス。だが、客席にまたも戦慄が走り唖然……。横田は「あまりウケなかったですけど。スゲー考えてきたのに。またマイクも頑張ります! あとそれ以上に試合も!」と言ったが……

 なお、8・2『第九陣』で待望の日本マット復帰戦を行ったものの、ド派手な入場パフォーマンスとは裏腹に“人間ユンボ”ダン・ホーンバックルのハイキックを食らって、衝撃のKO負けを喫した郷野聡寛。今回は入場パフォーマンスを封印して普通に入場してきたが、なぜか入場テーマ曲に嵐の『Happiness』を使用!
 一方、郷野のお株を奪うように、自らが重役を務める会社から発売している『辛拉麺』という名のインスタントラーメンを観客にバラ撒きながら入場してきた辛拉麺。手足の長い辛に手を焼きながらも終始試合を優勢に進め、3-0の判定勝利を収めた郷野は、UFC時代にやりたくても出来なかったという英語でのマイクパフォーマンスで「ダン・ホーンバックル選手にメッセージを送りたい。前回負けたことでもう目が覚めました。もう1回、大晦日にダン・ホーンバックル選手と再戦をしたいと思います!」とメッセージを送った。

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