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›2009年11月24日

長州と船木が久しぶりに激突!ケアが奥の手を解禁して完全復活!カズと大和が喧嘩腰!

Posted by TEAM-angle at 00:00 / Category: 【プ】全日本プロレス / 0 TrackBack

091123_AllJapan-1.jpg 23日、後楽園ホールで行われた全日本プロレス『2009世界最強タッグ決定リーグ戦』。台湾で開幕した今年の世界最強タッグだが、後楽園に『オリンピア』が流れる中、注目の試合が行われた。全試合の詳細&試合後のコメントは、バトル・ニュースをご覧下さい。
 この日一番の注目だった試合は大本命・武藤敬司&船木誠勝の同期タッグvs.長州力&征矢学の新師弟タッグ。長州と船木はまだ船木が若手だった頃に実現しているが、ここまで間が空いているとほぼ初対決のようなもの。試合前の煽りVでは船木が長州との対決に関して「もしかしたらこれが最後になるかもしれない」と語っていたが、確かにその可能性は大いにある。
 船木は前のシリーズまでは、レスリングシューズにバトルトランクスという“総合格闘技スタイル”だったが、今シリーズからは武藤と揃えたような黒と白のロングタイツにレガースという“プロレススタイル”に変身。その格好からもかなりプロレスに戻ってきたことを伺わせたが、試合はまだまだ格闘技色が強い。
 いきなり長州との対決でゴングが鳴ると、長州はvs.UWFインターナショナルのときに見せた両腕を挙げてガードをしながらジリジリと近づいていく戦法を取る。船木はローキックから足関節を取りに行くが、長州は上体を起こしてサソリ固めの体勢に。しかしステップオーバーすることはなく、征矢にタッチ。その後、武藤&船木に長時間征矢が捕まってしまい、長州はコーナーから檄を飛ばす。観客からも征矢に「どうにかしろ!」と厳しい声が飛ぶ中、何とか長州にタッチ。
 長州は武藤に対してリキラリアットからのサソリ固めを狙うが、自ら回転した武藤は足4の字固めへ。長州がロープに逃れると、船木の串刺しニーから武藤の串刺しシャイニング・ウィザード。だが、長州は2発目のシャイニングを腕でブロックしてリキラリアット。タッチを受けた征矢も船木に長州ばりのラリアットを叩き込むが、2発目をかわした船木は飛び付きの回転エビ固め。カウント2で返した征矢だが、船木は飛びヒザからのバックドロップで叩き付けると、同期の橋本真也さんがフィニッシュホールドとして多様していたカタチの三角絞めで征矢を仕留めた(レフェリーストップ)。
 だいぶプロレス特有の“タッグマッチ”にも慣れてきたのか、船木は試合後「タッグチームとしてのバランスが長州&征矢組は悪いと思います。彼(=征矢)が頑張らない限りは1勝も出来ないんじゃないですか」と指摘してみせた。さらに当初立てていた作戦では、もっと船木が長州と当たる予定だったそうだが、作戦通りいかなかったため「もし次に機会があれば」と、長州との対決に“NEXT”があるような発言も残した。

091123_AllJapan-2.jpg そのほかの公式戦では現アジアタッグ王者の曙&浜亮太組が、TARU&ジョー・ドーリングに不覚を取るという番狂わせ。しかもドーリングが曙の巨体を担ぎ上げてスピコリドライバーで叩き付けて勝利という大インパクト。現三冠ヘビー級王者の小島聡はゾディアックのコンビは、西村修&真田征矢のコンビを下して2戦2勝と快調な出だし。
 そしてメインでは長期欠場していたが、このシリーズから復帰した太陽ケアと鈴木みのるの現世界タッグ王者コンビと、諏訪魔&河野真幸の全日本新世代タッグと対戦。開幕戦は黒星でスタートした鈴木&ケアだが、高山との三冠戦を経てひと皮剥けた諏訪魔と、かなりプロレスに適応してきた河野のコンビはかなりの強敵。しかもケアの古傷である左手首を集中攻撃していく。
 鈴木も極力カットに入るのも、相手チームをおちょくることもせず、必死にケアに檄を飛ばす。ケアもその声に応えるように残った右腕で逆水平チョップを打っていくが、いまの諏訪魔はなかなか怯むことがない。堪らず鈴木がカットに入ってきても諏訪魔が入ってきて、ダブルハンドチョップやジャーマンで蹴散らしていく。
 だが、諏訪魔がケアを羽交い締めにしてそこに河野が突進するが、横から鈴木が走り込んで生きてスリーパーで捕獲。さらにケアが諏訪魔をホイップすると、鈴木は河野を離して諏訪魔にスリーパー。そしてケアが河野をフロントネックロックに捕らえていく。試合は25分を経過し、河野はロープに脱出。時間切れ引き分けも見えてきたが、ケアは右腕一本でTKO、さらに奥の手TKO34thを決めて河野から逆転の3カウントを奪った。
 試合後、河野を介抱する諏訪魔の肩をポンと叩いた鈴木はニヤリとしながら退場。インタビュースペースでは「やっと太陽ケアが帰ってきた! 台湾では『TKO34thも出来ない』ってずっと言っていたけど。だから迷いがあったんだと思う。もしかしたらまたケガしちゃうんじゃないかって。でも今日ので全部吹っ切れたと思う」と嬉しそうに語ると、スロースターターの諏訪魔を必要以上に挑発せず、河野を先発させず、時間をかけたのは作戦だったとしたり顔。とはいえ高山戦で一皮剥けた諏訪魔のことを「それなりに良くなっているよ」と評価しつつも、試合後肩をポンと叩いた行為に関しては「とくに何もないよ」とだけ語ったが「スパイは誰かな〜」という意味深発言も……。

091123_AllJapan-3.jpg すでに世界ジュニア王座を6度防衛したカズ・ハヤシは「そろそろ世界に目を向ける」と発言。そこに「待った」をかけたのがKAIと大和ヒロシ。だがカズは「じゃあ実績を見せてみろ!」と要求し、この日タッグで対決することになった。
 試合前、改めて「俺たちがいるじゃないですか! 俺たちだってベルト狙っているんだ! 俺たちにもやらせてくれたっていいじゃないですか!」と訴えた大和。試合はさすがにTEAM246とF4だけにスピーディーかつ目まぐるしく攻守が入れ替わる好勝負となったのだが、大和がカズに対して張り手を見舞って挑発していったところで空気が一転。
 怒りの表情で張り手を返したカズは、倒れた大和の顔面にニーを投下。その後も喧嘩腰で倒れた大和の胸元を蹴り上げていったカズに場内は騒然! さらにデンジャラスな角度のバックドロップで投げていくと、堪らずKAIも入ってきたがカズはKAIにもデンジャラス・バックドロップ。そしてカズは大和にツームストンパイルからダイビング・ボディプレスを投下していったが、カウント2で返した大和がバックを取ると、KAIがミサイルキックを叩き込み、その勢いを利用して大和がジャーマン。
 だが、近藤修司が入ってきて大和にラリアットを叩き込み、倒れた大和にKAIをKUBINAGEで叩き付ける。そのまま近藤がKAIを抑え付けている間に、カズが大和にバズソーキックからファイナルカットを狙うが、大和はサムソンクラッチで切り返す。辛くもカウント2で返したカズだが、大和は続けてラ・マヒストラルで丸め込み完璧な3カウントを奪った。場内が沸き上がる中、「どんなに力が及ばなくても最後の最後まで食らいついてやる! 俺がジュニアチャンピオンだ!」と絶叫した大和。
 インタビュースペースでカズは「実績を残せって言ったけど、そういう意味では残したのかもしれない。自分が次の後楽園までに、誰が挑戦者なのか考えます」とコメントした。

 なお、この日12・13後楽園ホール大会で行われる『ファン感謝デー』で、船木vs.菊タローやカズvs.浜、そしてF-1タッグ選手権として王者・武藤敬司&神無月に、越中詩郎&ケンドーコバヤシが挑戦することが発表された。
 スクリーンでは「F-1? ふざけるな! サムライシローさんが登場だ! 25周年? 節目でも何でもないんだ! 今年の節目は30周年のサムライシローさんだけだ!」という越中のビデオメッセージに続き、「越中さんとケツ同盟で、嵐が吹くって! 風が吹くって! 全日本プロレスを越中色に染めてやるって!」というケンコバのメッセージが流された。かつては『カスイチ』や『ハッスル』で実現した越中&ケンコバのタッグだが、ついに王道マットに上陸することになった。

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