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›2009年11月25日

ついにDREAMvs.戦極の対抗戦がDynamite!!で行われることが決定!吉田vs.石井は…

Posted by TEAM-angle at 17:16 / Category: 【格】Dynamite!! / 0 TrackBack

091125_Dynamite-1.jpg 25日、都内のホテルで大晦日に開催される『Dynamite!!〜勇気のチカラ 2009〜』(12月31日、さいたまスーパーアリーナ)の記者会見が行われた。会見の詳細はバトル・ニュースをご覧下さい。
 いつ正式発表されるのか、それとも流れてしまうのかと、ファンをヤキモキさせていたDREAMと戦極(SRC)の大連立がついに正式発表された。会見が終了し開口一番「ホント、疲れたぁ〜」と、谷川貞治FEG代表が漏らすほど、会見開始ギリギリまで交渉が続いたようだが、谷川代表のほうから戦極のオーナーでもあるドン.キホーテの安田隆夫会長に持っていた今回の大連立の話は、難航しながらもついに大晦日のさいたまスーパーアリーナで、DREAMvs.SRCの全面対抗戦が行われることで落ち着いた。
 だが、当初有明コロシアムでワールドビクトリーロード(以下WVR)が開催する『SRC12』で行われる予定だった吉田秀彦vs.石井慧の一戦については、一応『Dynamite!!』にスライドして行われることが決定したのだが、会見に出席した吉田は終始憮然とした表情。現在アメリカにいる石井から「お手柔らかに」というビデオメッセージが流され、改めて石井戦への意気込みを聞かれても吉田は「え、石井とやるんですか? それは戦極のときに決まったことで、今回こういうふうになって僕は誰とやるのか聞いていないんで」と答えて会見場の空気を一変させた。
 慌てて谷川代表が「吉田選手の関係者の立場とかあると思いますし、その辺は汲み取ってほしい」とフォローしたが、一部で報道された吉田をマネジメントするJ-ROCKの代表でもあるWVRの國保尊弘取締役抜きで今回の大連立が決定したのが、この吉田の発言につながるのかもしれない。とはいえ会見場にはJ-ROCKの関係者も来ており、谷川代表は「吉田選手の口から言えないだけで、僕の口から言います。(吉田vs.石井は)決まりです!」と断言。試合順は未定ながら魔裟斗vs.アンディ・サワーと並ぶダブルメーンイベントになるという。

091125_Dynamite-2.jpg DREAMvs.SRCの全面対抗戦は恐らく7vs.7くらいで行われることになるとのことだが、現時点でカードもルールもまったくの未定。ルールは話し合って“対抗戦用ルール”を決めることになりそうだが、肝心の選手たちのモチベーションが急に決定した話なこともあり、会見の時点では正直ピンと来ていない選手がほとんどだった。
 以前から総合への出場も検討されていたが、今回いきなり“DREAM軍”に抜擢されそうな渡辺一久が、選手の中で一番最初に意気込みを語ったのだが、いつものキャラ通りにガムを噛みながら「K-1から来ました魔裟斗さんの後継者の渡辺です。12月31日は僕の中でお祭りだと思ってんすよ。だからやっぱ、みんな俺とKIDさんがやりたいと思っているので俺もやりたいです」と対抗戦とは関係のない山本“KID”徳郁戦を希望したことで、対抗戦特有の緊張感を見事に吹き飛ばしてしまった。
 続く柴田勝頼が「戦極と対抗戦をするのであれば、ぜひ自分を出していただきたいです! 柔道のメダリストもたくさんいるようなので、階級関係なしにぜひやりたいです。ボッコボコにしてやりたいです!」といかにもプロレスラーらしく対抗戦を煽るようなコメントをしたのに、所英男までもが「こういうところで言う話じゃないかもしれないけど、引き続きチャンピオンとKIDさんを目指したい」とDREAM内の目標を語ったことで、碇シンジ風の学生服(夏服)姿にエヴァ初号機のマスクを被った桜庭和志が、待ってましたとばかりに「相手は同じ階級のKID選手をお願いします」と三段オチを成立させてしまった。
 SRC側もいきなり中尾“KISS”芳広が「大晦日、4年前のヒーリング事件(=試合前に対戦相手のヒース・ヒーリングに挑発のキスをした中尾がゴング前に殴られてKOされるという事件)以来ですが、やっぱりDynamite!!は自分に相応しいなと思います! ミルコ(クロコップ)とやらせてください!」とブチかます(囲み取材の際に谷川代表から「中尾君とミルコなんて無理です(笑)。ミルコはUFCと契約中でしょ」と即却下されたが)。
 それでも前々から対戦を希望していた田村潔司の名前を挙げた菊田早苗や、SRCサイドで唯一知っているということながら郷野聡寛の名前を挙げた桜井“マッハ”速人。さらに、それを聞いて「対抗戦ということならマッハしかいない。修斗の頃からずっと一緒にやってて、その頃から支えてくれたファンはきっと俺とマッハがやるのが見たいと思う」と答えた郷野あたりは、対抗戦ということを意識して具体的に対戦したい選手の名前を挙げた。
 また、「アルバレスをパンチで倒すところ見たくないですか?」とエディ・アルバレスの名前を挙げた現戦極ライト級王者の廣田瑞人は、同じ階級で現在DREAMライト級王者の青木真也から「いま戦極のチャンピオンは誰ですか? 知らないんだよね(笑)。まぁ僕自身がトップだと思っているし、やるんだったらやるけど、僕から言うものじゃない」と“上から目線”で言われると、「率直なことを言うと、ムカつきましたけどね(苦笑)」と対抗心に火が付いた様子。ところが、「まぁ試合的にはアルバレスとやったほうが盛り上がると思います」と、青木戦にはどうも乗り気ではないようだった。もしかしたら一番対抗戦らしいコメントだったのは、約2年前の同じ時期くらいに旗揚げした戦極に対して「DREAMのイベント・プロデューサーの立場からすると、(戦極を)叩き潰すつもりで対抗戦に臨みたい。2年間やってきたことの違いを大晦日で見せ付けて、DREAMファイターの素晴らしさを満天下に知らしめるつもりで臨みたいと思います」と言った笹原圭一EPかもしれない。

091125_Dynamite-3.jpg なお、SRC側からはWVRが加盟している日本格闘技競技連盟の福田富昭会長と、WVRの稲村角雄営業統括本部長が会見に出席。一部で戦極(SRC)はメインスポンサーのドン.ホーテが離れて来年以降は白紙と報道されたことに関して、ドンキの取締役でもある稲村営業本部長は「ドン.キホーテとしてこれまで以上に力強く戦極をバックアップしていくつもりです。戦極に関してもすでに来年3月の会場は決定しており、これはWVRの単独開催、戦極としてのイベントを予定しています」と噂を完全否定。当初大晦日の『SRC12』で行うと予定していた戦極のチャンピオンシップも『Dynamite!!』で行うことはなく、来年以降のSRCで行うことになるとのこと。
 ようやく正式発表にこぎ着けたものの、やはり一度「有明コロシアムで開催します」と発表してチケットまで売ってしまった大会を中止にしたことで、まだまだ調整には追われる模様。現に吉田が石井戦に難色を示したが、谷川代表は「とにかく僕らが(SRC側に)声を掛けるのが遅すぎた。すでに(SRC側で)決まっていることがたくさんあった。僕らはもう(舞台に)上がっていただくだけなのだが、戦極さんのほうでちゃんと筋を通さなければいけない問題がたくさんある。会場とかテレビとかチケットも売り出しちゃっていたし、スポンサーも取られていたし。話し合って決まったのは早かったが、戦極さんがもの凄く苦労されて、いまもまだ調整していると思う。吉田vs.石井戦も含めて、“こういうふうにやります”って言っていたのが覆っちゃったわけですから、そこの筋通しがまだ終わっていない」と説明。
 その逆に対抗戦のカードに関しては「そんなに揉めないと思いますよ」と語り、対抗戦が来年以降も継続することを前提にマニアックなカードは来年以降に回して、今回は名前のある者同士とかチャンピオン同士といったような“ファンが見たいカード”を優先する方向でWVR側と話し合って決めるという。ちなみにこの日の会見に戦極側として出席し、一部で桜庭との対戦が噂されている三崎和雄に関しては、現在SRCでは無期限出場停止処分中。そのことに関してWVRの稲村営業本部長からは「処分が下った6月移行、いろいろな行動を我々もファンも見ていると思います。私としてはぜひ(出場停止処分を)解除していただきたいと思いますが、戦極にはコミッショナー委員会がございますので、そちらに上申して最終的にはコミッショナー委員会での決定に従いたいと思います」という説明がされ、三崎本人も「戦極サイドの指示に従いたい」と語った。

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