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›2009年12月02日

最強タッグ中盤の後楽園大会で、トップチームが足踏み!諏訪魔に対しクールな船木が…

Posted by TEAM-angle at 00:00 / Category: 【プ】全日本プロレス / 0 TrackBack

091201_AllJapan-1.jpg 1日、後楽園ホールで行われた全日本プロレス『2009世界最強タッグ決定リーグ戦』。最強タッグも中盤戦に突入したが、ここまでの時点で長州組、小島組、武藤組の3チームが勝ち点8で同率1位。全試合の詳細、試合後のコメントはバトル・ニュースをご覧下さい。
 今年の大本命・武藤敬司&船木誠勝は諏訪魔&河野真幸と対戦。船木に対して敵対心を燃やしている諏訪魔が指名すると、船木も先発を買って出る。だが、いざ試合が始まっても両者がなかなか噛み合わない。諏訪魔は苛ついた表情を浮かべながら敢えて船木の土俵で勝負するかのように、グラウンドの展開に。しかし船木はあっさりとパスガードしてマウントを取る。これはマズイとスタンド勝負に移行すると、船木は「打ってこい」とばかりに自分の頬を触ったり、鈴木みのるばりに舌を出して挑発。怒った諏訪魔が張り手をブン回すが、船木はウェービングでかわしてみせる。
 船木同様ちょっと前まで総合格闘家だった河野とも、船木はまるで総合の試合のような攻防を見せたため、客席からは「プロレスやれ!」という野次も飛び出す。そして河野が諏訪魔にタッチすると、コーナーの武藤が「勝負だ!」と叫び、諏訪魔も「プロレスやるぞ、この野郎!」と叫んで船木を場外に放り投げると、場外で怒濤のストンピング。
 そしてここまでの鬱憤をぶつけるように鉄柵を揺らした諏訪魔は、船木を鉄柵に叩き付けからラリアットをブチ込んだ。だが、船木がエプロンまで戻ってきたときに諏訪魔の蹴り足をキャッチしてぶら下がり式アキレス腱固めを決めていくと、武藤も鉄柵越し&ロープ越しドラスクで諏訪魔の右ヒザを破壊。一気に足4の字固めで勝負に出た武藤の横で、船木も河野を三角絞めで捕獲する。
 勝負あったかと思われたが、諏訪魔はギブアップせずに耐えてみせた。ならばとシャイニング・ウィザードを連発していった武藤だが、諏訪魔は武藤のドラスクを止めると強引に投げ捨てパワーボム。残り時間わずかとなり、諏訪魔はラリアット、ジャーマン、バックドロップで武藤を追い詰めると、河野のジャイアント・ニードロップを挟んでから最後はラストライド。だが、これを武藤がフランケンで切り返したところで、時間切れ引き分けのゴング!
 疲労困憊の様子で大の字に倒れた船木だが、試合後も諏訪魔と張り手を打ち合う。だが、インタビュースペースに戻ってくると「前半飛ばし過ぎちゃって、正直15分くらいでスタミナが切れてしまった。やっぱりもうちょっと冷静にならないと」と反省しきり。クールなイメージのある船木だが、諏訪魔相手にかなり熱くなってしまい、スタミナを随分とロスしてしまったようだ。一方の武藤は「諏訪魔とか河野がvs.船木で熱くなる中で、最初の立ち合いとか俺はすごい楽しかったからなぁ。新たなるプロレスのカタチを作ってくれるんじゃないかっていう期待をしますね」と満足気。全日本マットに船木が来たことで、鈴木だけでなく諏訪魔や河野もかなり刺激を受けているのは間違いない。その中で久しぶりにじっくりグラウンドの攻防を堪能した武藤は、そこに“新しいプロレスのカタチ”を感じたようだ。

091201_AllJapan-2.jpg 11・23後楽園大会では船木と久しぶりに対決した長州力だが、この日は鈴木みのると対戦。当然ファンもこの2人の対決を楽しみにしており、それが分かっている鈴木は試合開始前から長州に「来い、来い」と挑発していく。すると長州も征矢学を下げて先発を買って出て、いきなり鈴木と対峙。
 すると鈴木は長州をコーナーに押し込んでいって張り手をお見舞い。ややムッとした表情の長州が逆にコーナーに押し込んでいくと、鈴木は素早く体を入れ替えて再び張り手をお見舞い。当然長州はどんどん堅くなっていくが、鈴木は「来いよ」と手招きしておいてススッと後退して太陽ケアにタッチ。これでキレた……いや、長州の場合はキレたのかどうか分かりにくいのだが、とにかく長州はタッチしてコーナーに下がろうとした鈴木を場外に叩き落とすと、すぐに追いかけていって鉄柵攻撃。さらに場外でリキラリアットを叩き込む!
 だが、このあと征矢が捕まってしまい、長州は再びコーナーでイライラするハメに。鈴木は常にコーナーの長州を意識しながら、征矢にも「来いよ、オラ!」「ブチ込めよ!」と挑発していく。やられっ放しだった征矢だが、何とかカウンターでパワースラムを決めるとようやく長州にタッチ。満を持してリングインした長州はいきなり鈴木にリキラリアットからのサソリ固め。
 場内が一気に沸き上がるが、ケアがカットすると再び征矢を捕らえていく。だがGURENTAIが合体パイルドライバーを狙ったところで、長州が入ってきて征矢を持ち上げようとしていたケアにリキラリアット。コーナーの上にいた鈴木はすぐさまリングに降りて征矢を捕獲。そしてケアに征矢を託して、長州を場外に引き込む。その間にケアは垂直落下式ブレーンバスターで征矢を仕留めようとしたが、長州がカットに入る。鈴木が再び長州を抑え付け、ケアが征矢にTKOを決めるが、征矢はカウント1で返す意地を見せる。だが、ケアはダメ押しのTKO34thで粘る征矢を沈めた。
 鈴木は長州との対決を「むか〜し乗り越えたことのある山を下りかけのジイさんが振り返ったらさ、すんげー高いところだったんだよ、残念ながらな。俺らがいまの日本プロレス界のトップだよ。長州は刺激的で楽しかった。1回くらい記念にいいな。なぜ長州力が長州力なのか、たったひと絡み、たった1分ぐらいだったけど、これか!って(分かった)」と語った。

091201_AllJapan-3.jpg この日のF4は大会開始前に記者会見を行い、12・13『ファン感謝デー』で小島聡&下田美馬vs.大和ヒロシ&KAIを発表したまではよかったが、カズ・ハヤシの持つ世界ジュニア王座への挑戦を狙っていた大和は、カズとのタッグ対決で伏兵・渕正信の首固めにまさかの敗退。そのためカズは来年1・2後楽園大会で行う世界ジュニア王座防衛戦の相手に、大和ではなく渕を指名!(渕は体重オーバー+年齢オーバーを理由に拒否したが……)
 そして勝ち点8で長州組や武藤組と共に1位を走っていた小島&ゾディアックも、TARU&ジョー・ドーリングのブードゥー・マーダーズに敗れてしまった! 試合は珍しく小島から奇襲を仕掛けて始まったのだが、TARUの老かいな反則テクニックに小島が捕まってしまい、かなりローンバトルを強いられることに。さらにTARU組のセコンドについていた稔と歳三も、TARUが小島を場外に落とす度に攻撃していき、さすがの三冠王者・小島も多勢に無勢では為す術なし。
 だが、何とか自力で脱出した小島はゾディアックにダイビングタッチ。一気に反撃していったゾディアックに続いて、小島も反撃しようとしたのだが、TARUは小島のお株を奪うようにマシンガン逆水平をやったり、行っちゃうぞエルボーを一度は阻止したりしてみせる。さらにレフェリーを場外に突き落とすと、稔や歳三が乱入してきて小島に集中攻撃。これには大和とKAIも入ってきてF4もやり返してみせたが、小島が必殺のラリアットからフォールしても、リング下から稔がレフェリーを引っ張ってカウントを阻止!
 するとTARUが小島の脳天に思い切りイスを振り下ろし、逆にTARUとドーリングが小島にラリアットを連打していき、ドーリングのスピコリドライバーからTARUがダイビング・ギロチンドロップを投下。これで青息吐息となった小島に、最後はドーリングがダメ押しのレボリューションボムを決めて小島から完璧な3カウントを奪った。
 反則攻撃満載とはいえ、三冠王者の小島から3カウント取ったTARUは、「オイ、ブードゥー裏切ったらこうなるんや! オイ、全日本ファン、何が言いたいか分かるか? このジョーが最強やんね。だからもうそろそとウチのジョーが挑戦して、(三冠ヘビー級の)ベルトもらってもええんちゃうか? こんな弱い王者なんか見とうないわ。やっぱガイジン天国の全日本に戻すべきやろ!」と、ドーリングに三冠王座を挑戦させるように要求。大きなダメージを負ってしまい、ゾディアックの肩を借りて無言のまま退場した小島だが、この屈辱を晴らすにはドーリングの挑戦を受けるしかないか。

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