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›2009年12月08日

ハッスル最高顧問だった酒井社長が、TAJIRIや小路らと新団体『スマッシュ』を設立!

Posted by TEAM-angle at 15:12 / Category: 【プ】スマッシュ , 【格】スマッシュ / 0 TrackBack

091208_SMASH-1.jpg 8日、都内のホテルで『ハッスル』の最高顧問を務めていたクォンタムジャンプジャパン株式会社の酒井正和社長が緊急記者会見を行った。会見の詳細はバトル・ニュースをご覧下さい。
 年内の興行をすべて中止し、12・25両国大会から新体制で『ハッスル』を再出発させるため、ハッスルエンターテインメント(以下HE社)と協議をしていたという酒井社長だが、「HE社には選手、業者、ファンに未払いなどの諸問題があり、私の考えるイベント事業と“乖離”があります。新体制において、HE社とのイベントに対する考え方を継承できないという結論に至った」という理由から新体制の発足を断念し、自身も『ハッスル』最高顧問を辞任したという。
 そこで酒井社長は新たにプロレスをはじめ、総合格闘技、キックボクシングの新団体『スマッシュ』を立ち上げることを発表。まずは2010年2月2日に総合エンターテインメントイベントの運営会社、株式会社スマッシュ(代表:酒井正和)を設立し、3月26日に新宿FACEでプロレス部門『スマッシュ2010(仮称)』を旗揚げ。4〜5月には総合格闘技部門の『スマッシュ・ファイトクラブ(仮称)』を旗揚げするという(キックボクシング部門の『スマッシュ・グランプリ(仮称)』の旗揚げ時期は未定)。
 会見には酒井社長から「私から声をかけて、ビジョンを語り、情熱を伝えたところ、賛同してもらい、言わば“酒井という船”に乗った仲間たち」と紹介されたTAJIRI、大原はじめ、小路晃、KG改め朱里、そしてスマッシュのイベント統括マネージャーに就任した島田裕二氏が出席。さらに元プロ野球選手(横浜ベイスターズドラフト1位)の古木克明が、総合格闘技部門に入団することも発表された。現時点では上記の選手のみが『スマッシュ』の所属選手となる。『ハッスル』とは完全に離れたため、今後『ハッスル』がどうなるかは分からないとした酒井社長だが、喧嘩別れしたわけではなく、『ハッスル』が今後もイベントを開催するようなら選手を貸し出すこともあるとのこと。その上で「(HE社の)山口(日昇)社長にはぜひ頑張ってもらいたい」とエールを送った。

091208_SMASH-2.jpg 『スマッシュ』の特徴としては、Jリーグに見習って“地域密着型”の団体作りを信条とし、日本最大の繁華街である情報発信地である新宿をホームタウンにするという。具体的には清掃作業をはじめとするボランティア活動をはじめ、地域に根付くような活動もしていくとのこと。また、サッカー、相撲、野球といったあらゆる分野から参加できるようなイベントにしたいとのことで、若手育成にも力を入れていくようだ。
 メガイベント方式の興行形態が『ハッスル』の失敗だったということもあり、『スマッシュ』は酒井社長曰く「身の丈に合った組織作り」ということで、現時点で所属選手を含めて社員7名による出発となる。それだけにプロレス部門だけでなく、総合格闘技部門の旗揚げ戦もホームタウンである新宿にある新宿FACEでの開催を計画しているとのこと。興行回数はプロレスが月1〜1.5回、総合格闘技が年4〜5回の開催を予定。
 プロレス部門のプロデューサーを務めるTAJIRIは「酒井さんから『プロレスに関してはTAJIRI君の好きにやってくれ』と言われたが、そのひとことが僕が酒井さんとパートナーシップを結ぼうと決意した理由。もうプロレス界はだいぶ前からいろいろなものが溢れかえっている。ストロングスタイル、オールドスタイル、デスマッチ、ルチャ、そういったスタイル的なポリシーを掲げても二番煎じ、三番煎じになる。だからスマッシュは“TAJIRIがやりたいことを好きにやる、壮大なる実験の場”という認識でいてほしい。組織の大きさに関係なく、言ってみれば高性能マイクロチップのような組織を目指していきたい」と抱負を語った。3・25プロレス部門の旗揚げ戦には当然所属選手だけでは選手が足りないため、他団体から選手を招聘することになるが、酒井社長は「TAJIRIさんにすべて任せてある」と多くを語らず。恐らく現在TAJIRIが参戦している新日本プロレスや、プロレスリングFREEDOMSあたりから選手を借りることになると思われるが……!?

091208_SMASH-3.jpg 格闘技部門のプロデューサーを務める小路は「僕は格闘技の世界で育ててもらったので、恩返しが出来るような強くて業界を盛り上げることが出来るような選手を育てていきたい。業界に新しい、いい風を吹かせたい」と語り、早速会見前日の7日に初練習を行ったという古木に関して「本当にポテンシャルが高い。とくに左のパンチが強いし、腰のキレもある。野球から転向した大先輩のジャイアント馬場さんのようになってほしい」と素質を絶賛した。
 プロ野球のトライアウトを2回受けた古木だが、残念ながらどこからも声がかからず。そこに「マスクもいいし、格好いいじゃないですか。こういう選手が出たら面白いと思った」という酒井社長が即オファーしたという。以前から格闘技やプロレスに興味があったという古木は、酒井社長からの熱烈なラブコールを受けて『スマッシュ』入団を決意。いまやWBCやメジャーリーグなど“世界”で活躍する松坂大輔と同世代、いわゆる“松坂世代”の古木だが、「野球界に対する未練や後悔はありません。日本だけではなく、世界を代表する格闘家を目指すだけです!」と、今度は格闘技で“世界”を目指すと意気込みを語った。そして酒井社長からプロ野球時代の背番号「33」がプリントされたスマッシュTシャツを渡された古木は、初々しいファイティングポーズで記念撮影に応じて見せた。
 『スマッシュ』は格闘技部門に関しても従来の格闘技の興行形式には捕らわれず、映像によるギミックや舞台演出はもちろんのこと、音楽やダンス、ファッションショーといった様々なエンターテインメントとのコラボレーションを実現していく予定で、『スマッシュ』でしか見ることの出来ない、これまでになかった“魅せる”格闘技を目指すという。最後に酒井社長は「新宿はあくまで拠点だが、世界に飛び出せるような(団体にしたい)。私たちのスタッフはみんな世界を経験しているので、(今後ほかの選手やスタッフを)教育していって、(スマッシュヒットを)飛ばしていくのがスマッシュの役割だと思っています」と抱負を語った。

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