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›2009年12月22日

対抗戦に組み込まれた青木と川尻は不機嫌モード全開!五味、桜庭の出場は絶望的か!?

Posted by TEAM-angle at 14:54 / Category: 【格】Dynamite!! / 0 TrackBack

091222_Dynamite-1.jpg 22日、都内のホテルで大晦日に開催される『Dynamite!!〜勇気のチカラ 2009〜』(12月31日、さいたまスーパーアリーナ)の記者会見が行われた。魔裟斗引退試合、石井慧総合デビュー戦、そしてDREAMvs.SRC(戦極)の対抗戦が今大会の三本柱だが、この日の会見ではマッチメークが難航している対抗戦に、2カード追加された。
 会見には新たにカードが発表された青木真也、川尻達也、廣田瑞人、横田一則に加え、先日対戦が発表された高谷裕之と小見川道大も出席。当初は『Dynamite!!』で青木vs.川尻のDREAMライト級タイトルマッチ、有明コロシアムでの『SRC12』で廣田vs.横田の戦極ライト級タイトルマッチがお互いに検討されていたが、両イベントが合体して興行を行うことになった結果、青木vs.廣田と川尻vs.横田というお互いの王者同士、第一コンテンダー同士の対抗戦に変更された。
 明らかに不機嫌モード全開の川尻と青木は対戦相手と並んでの記念撮影を拒否し、早々に着席。さらに横田が「やっと決まったなという感じ。何か対戦相手が今日ゴネてたみたいなんで。もう対抗戦に決まったならパッと気持ちを切り替えてほしかった。昔、『川尻選手や石田(光洋)選手に勝つより、五味(隆典)選手に勝たないと意味がない』と発言したが、いまは川尻選手は魔裟斗選手とやって知名度もすごくあるし、実力もあって、俺は(戦極で)勝ってますけど知名度は低いんで、オイシイって言ったら変ですけどここは俺が勝って知名度を上げていきたい。モチベーションは確実に俺の方が上だし、K-1ルールでやっても確実に俺のほうが強いんで……」とお得意のマイクパフォーマンスの如く、一気にまくし立てていると、青木が「もういいよ。黙れよ、お前!」と割って入り、一気に会見場が張り詰めた雰囲気に!
 演説を邪魔された横田は、青木に向かって「うるせーな」と吐き捨てると、「俺だったら魔裟斗選手にもっと善戦出来た自信があるので、それを今度の試合で見せたい。相手はテークダウンを狙ってくると思うので、それをいかに凌いでスタンドで勝負できるか」と最後まで言い切った。これを受けて川尻は「う〜ん……今年も濃い大晦日を過ごして、いい正月を迎えたいと思います。俺はファンやスタッフに『川尻、やれんのか?』って言われたらやるだけなんで、いい正月を迎えられるよう精一杯闘いたいと思います」と言うに止まった。

091222_Dynamite-2.jpg 対抗戦決定を発表した会見では、DREAM側の王者である青木に興味を示さず、エディ・アルバレスとの対戦を希望していた廣田は「(青木は)俺のことを知らないようなので、ガツンとぶっ飛ばしてやろうかなと思っています」とチクリ。一方、終始憮然とした表情だった青木は「本当は今年の大晦日は僕と川尻選手のタイトルマッチが決まっていて、僕もOKを出していたし、2人で今年のDREAMの総決算をしようということになっていたんですけど、こういうカタチになって、僕の気持ちというか……笹原(圭一DREAMイベント・プロデューサー)さんしかり、スタッフしかり、そこに泥を塗ったってことが一番許せないことなので。でもこの人たちが『刺しに行け』って言うなら、僕は刺しに行きます」と、川尻とのタイトルマッチが流れたことに不満は抱きつつも、信頼するスタッフから言われたのならば“DREAMのヒットマン”になることも辞さない構えを見せた。
 その思いは再三青木への挑戦をアピールしていた川尻も当然同じで、「対抗戦だか何だか知らないけど、そんなのに興味はないし、やる気もないし、別にいい試合する気もない。当日、リングの上で相手の息の根を止めるだけ」と語った。希望していたカードが流れた上に、試合まであと数日しかない段階で決まったカードだけに、心配なのは選手のモチベーションが上がっているかどうかだが、青木は「これを生業にしているプロ選手なので、何も問題はない。何よりも自分を育ててくれたというか、自分の親の面子を潰したってことが本当に許せないことなので、申し訳ないけど(DREAMの)全勝で(SRCを)潰したいと思います」と問題はない様子。これを聞いた廣田も「そのままその言葉を返すよって感じ。SRCが全勝でいきます」と返した。
 ちなみに相手のイベントの印象を聞かれ、廣田が「(DREAMの印象は)6チャンネル」と答えると、青木はSRCの印象を「僕から言わせてもらえば……まぁ僕しかいないんですけど、國保(尊弘・元)広報と、北岡(悟)選手と五味選手のいない戦極って、どうなの?って感じですね。でも僕にとってはすごく大事な仕事なので、頑張って餅代を稼ぎたいと思います」と戦国時代の象徴的人物が対抗戦不参加なことに釘を刺した。
 また、横田が念を押すように「僕は相手もリスペクトしているので、モチベーションを上げてもらって、いい試合がして最後に自分がマイクパフォーマンスを出来るようにしたい」と言っても、川尻はノーコメントのまま。最後の記念撮影も拒否して、会見終了と同時に控室に戻ってしまった。青木も一旦は川尻と共に控室に戻ったものの、思い直して記念撮影には応じたが、廣田と横に並ぶのは拒否。一気に対抗戦らしい緊張感が高まってきた。
 なお、微妙にルールなどが違う両イベントだが、対抗戦は5分3R、踏みつけなしのルールでほぼ決まりとのこと。ジャッジの基準など、細かい部分は双方の審判団がすり合わせをしている最中で、当日は双方の審判団からレフェリーやジャッジを出すカタチになるという。

091222_Dynamite-3.jpg 発表された時点からファンの反応もいい高谷vs.小見川だが、小見川が「(高谷は)僕の中でも、DREAMの中でも一番強い日本人選手だと思っているので、その選手と闘えるのは非常に嬉しい。いまからでもヨダレがこぼれそうなくらいワクワクしている。激しく打ち合いましょう!」と語れば、高谷も「ようは戦極vs.DREAMのケンカだと思えば、思い切り小見川選手をぶっとばしたい」と語るように、恐らくこの試合はド突き合い必至だろう。
 高谷は試合会場で応援団の高谷軍団が、一部観客と乱闘騒ぎを起こした件について「選手はルールを守ってリングで闘っているので、お客さんもルールを守って観戦してほしい。DREAMvs.戦極のケンカと言ったが、ケンカは僕と小見川選手に任せて、観客は静かに見てほしい」とお願い。また、小見川からは「戦極でずっとやってきて、クソッタレ劇場“最終回”の相手が高谷選手なのは願ったり叶ったり。もう僕は準備が出来ているので、激しくいい試合をしましょう」と、クソッタレ劇場は高谷戦が最終回になるという意味深発言も……

 会見終了後、谷川貞治FEG代表が不機嫌モード全開だった青木と川尻について、「対抗戦らしくなってきた。ピリピリしてたけど、まだ我慢してたんじゃないかな。まだ言いたいことがあったと思う」と言うと、笹原EPも「言葉にならないくらい怒っているって感じですね。一番盛り上がっているところでタイトルマッチをやるって気持ちがあったんだと思うが、試合を組むのは本人の意向も最優先されるべきだと思うが、それ以外のいろいろなこと……今回で言えば対抗戦とか、マット界の流れとかがある。2人の本心は『邪魔するな!』ってことだと思うが、別に2人がゴネていたわけじゃない。本人たちはもちろん、マネジャーさんたちにも説明しなきゃいけないし、そういうことで時間がかかった。彼らは僕の知る限り、『この選手とはやらない』とか言ったことがない。ただ本心では2人で最高のものを見せたかったという気持ちはあったと思う」と選手たちの気持ちを汲み取ってフォローした。
 笹原EPとしては、来年のなるべく早い時期に青木vs.川尻のDREAMライト級タイトルマッチは行いたいとのこと。ちなみに青木から「顔に泥を塗られた」と言われたことに関しては、「まぁそれは青木真也流の表現だと思いますけど……。ちょっと僕には分からないですけど、僕はそう捕らえています」と語った。
 ライト級はこの2カードで打ち止めということで、多くのファンが出場を期待していた五味隆典の参戦はほぼ消滅したと思っていいだろう。さらに今回発表するまで至らなかったミドル級のカードに関してだが、桜庭和志は「大晦日に対抗戦をやるなら、自分が出なくちゃ」という強い思いはあったものの、逆に意気込みすぎて練習中に負傷!
 それでも無理をして練習をしていたら、さらにもう1カ所負傷していまい、ドクターストップがかかっている状態だという。そのため、桜庭の『Dynamite!!』出場もほぼ消滅したと見ていいだろう。SRCサイドからは三崎和雄あたりが出てくると思われるミドル級の対抗戦だが、DREAM側は外国人を含めて対戦相手を調整中とのことで、カードは決まり次第発表される(1〜2試合の予定)。

<追加対戦カード>
▼DREAM×SRC対抗戦
青木真也(日本/パラエストラ東京)
VS
廣田瑞人(日本/フリー)

▼DREAM×SRC対抗戦
川尻達也(日本/T-BLOOD)
VS
横田一則(日本/GRABAKA)

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