プロレス、格闘技、IT、デジタル、iPod、Macなどの情報をお伝えするウェブマガジン[angle JAPAN]

›2009年12月24日

復帰間もない丸藤がデヴィットとの熱戦を制しJ-CUP連覇!ディーノは踏んだり蹴ったり

Posted by TEAM-angle at 00:00 / Category: 【プ】新日本プロレス / 0 TrackBack

 23日、後楽園ホールで行われたジュニアヘビー級オールスター戦『SUPER J-CUP 5th STAGE〜Land of Confusion〜』。16選手参加の2DAYSトーナメント2日目は2回戦〜決勝まで行われた。さらに1回戦で敗れた8選手によるスペシャル8人タッグマッチも。全試合詳細&試合後のコメントはDoCoMo・iモード公式サイト『バトル三昧』でご覧下さい。
 決勝のリングに上がってきたのは、ディファ有明で行われた自身の自主興行と合わせて、この試合がこの日4試合目となる丸藤正道と、現IWGPジュニアタッグ王者のプリンス・デヴィット。カードが発表された段階でこの決勝カードを予想したファンも多いと思うが、それは「この2人ならハズレはない!」という期待値を込めてのことだろう。
 デヴィットは序盤、敢えてなのか丸藤がテーピングを施している右ヒジではなく、左腕を集中攻撃。両腕を潰すことで丸藤から羽根を奪おうとしたのか? しかし丸藤は場外でエプロンに飛び乗ってフライング・アックスボンバーを叩き込んだり、ブレーンバスターの体勢から垂直にデヴィットをエプロンに落としたりと、トリッキーな動きでデヴィットを翻弄。
 しかしデヴィットもコーナーに昇った丸藤をジャンピングキックで場外に叩き落とすと、トップコーナーから場外にトペコンを発射! 思わずデヴィットが小さくガッツポーズを作ったほどの大勝負だったが、見事命中させた。しかし丸藤はエプロンのデヴィットに目の前のロープを使って、超至近距離のスワンダイブ式ミサイルキック。そこから丸藤は走り高跳びのはさみ跳びのようにトップロープをノータッチで飛び越えて、場外のデヴィットにミサイルキック!
 さらに場外カウント19でリングに戻って来たデヴィットに、Fromコーナーtoコーナーの要領でドロップキックを投下。デヴィットも不知火をオーバーヘッドキックで切り返し、ジャンピングキックで倒しておいてダイビング・フットスタンプを投下。続くコーナー上の攻防では雪崩式不知火を狙う丸藤を、デヴィットが雪崩式バックドロップでブン投げる。ところが、丸藤もデヴィットが今大会で披露した新技のブラディ・サンデー(=垂直落下式インプラントDDT)を不知火で切り返して両者ダウン!
 何とか立ち上がった丸藤はトラースキックを放つが、デヴィットもこれをかわして丸め込む。カウント2で返した丸藤だが、デヴィットはプリンスズ・スロウン! しかし、やや当たりが浅くカウントは2。デヴィットはコーナーに昇っていくが、丸藤は下からドロップキックでデヴィットをコーナー上に止めさせると、コーナーに昇っていって不知火・改!
 これもカウント2でクリアしたデヴィットだが、丸藤は前方回転のその場跳び不知火からトラースキックを叩き込むと、最後はダメ押しのポールシフト! ここまでやられてはさすがのデヴィットも返すことが出来ず、カウント3! 丸藤が第4回大会に続き、J-CUP連覇を達成した。

 再び黄金のジャンパーを羽織った丸藤は、アナウンサーからマイクを向けられると「もうキツイっす」と思わず吐露。勝因を「ラッキー」と語った丸藤だが、来年1・4東京ドーム大会でタイガーマスクの持つIWGPジュニア王座に挑戦することに関して「この大会に誇りを持ってやっていたんで、挑戦者というよりはチャンピオンvs.チャンピオンのつもりでやりたい」と言って胸を張った。
 そして「今年、三沢(光晴)さんも亡くなって、大変悲しい事故も起きたんでですけど、路頭に迷わず、これからも前だけを見てノアは頑張っていきますのでよろしくお願いします。そして1・4も必ずタイガーマスクを倒します!」と言って、超満員札止めのファンから拍手喝采を浴びた。しかしバックステージに戻ってくると、まずは古傷の右ヒザをアイシング。まさに満身創痍の状態で勝ち取った優勝だった。
 そしてインタビュースペースで丸藤は「正直言って、珍しくちょっと自信なかったんで、俺。(自分が欠場していた間も)バリバリやってきてる選手たちと闘い抜くっていうのは、並大抵のことじゃないし。でも俺もその9カ月遊んでいたわけじゃないないし。頭の中でもプロレスやってからね」と、欠場明け間もないということもあって、自信がなかったことを明かした。その上でもし第6回大会があっても「もういいですね。断りますね。さすがに、もうキツイ!」とJ-CUP卒業を宣言したものの、最後の最後で「(次優勝すれば)3連覇……考えます!」と含みは持たせた。
 決勝で対戦したデヴィットに関しては、「すごいっすね〜! ウチに欲しい……欲しいなぁ。欲しいなぁ、本当に。素晴らしい! 昔の、僕がファンの頃に見てたペガサス・キッド、クリス・ベノワを彷彿させるような。あれの上を行く選手じゃないですかね? 新日本プロレスさんはどっかに取られないように、しっかり捕まえておいたほうがいいですよ。ちょっと隙見せたら、ウチがもらいます! 俺の職権をちょっと乱用して(笑)。(体は)細いですけど、パワーもありますし。スピード、スタミナ、ジャンプ力、マスクもいいし、体もいいし。昔と時代が違うと言えば違うんですけど、この新しい時代の中に生まれた、新しいスーパーガイジンじゃないですか?」と大絶賛!
 そのデヴィットは「J-CUPでここまでこれたのは、非常に喜ばしいことだし、自分では満足している。この2009年はApollo55としてジュニアタッグ王者にもなれたし、成長できた年だと思っている。ボクは今年、ベスト・オブ・ザ・スーパージュニアとJ-CUPの2大会でファイナリストまで登り詰めた。そこはちょっと自分でも誇れることだと思うよ」と語った。確かに今年のデヴィットは新日本内の選手はもちろん、モーターシティ・マシンガンズや飯伏幸太らとも名勝負を繰り広げており、外国人選手の中ではMVP級の活躍を見せた。
 なお、1・4ドームで丸藤の挑戦を受けるタイガーマスクは「この大会が始まる前から言ってましたけど、別にJ-CUPというのが、IWGPの挑戦者決定戦でもないですから。もし僕が丸藤選手の立場でもそう言うだろうし。僕は王者vs.王者の決定戦で、ドームでどっちがチャンピオンになるんだろうってことで、いいと思いますよ」と語った。

 1日目(22日)の邪道戦でかなりのインパクトを残したDDTの男色ディーノは、2回戦で念願叶ってデヴィットと対戦。もう試合前から放送席の山本小鉄さんと一色触発のムードになったり、尾崎リングアナから「俺さ、強い奴が好きだから、次のデビちゃんに勝ったらご褒美あげるよ」というまさかの爆弾発言があったりと大盛り上がり。
 いざ試合でもデヴィットに男色殺法全開で襲いかかっていったディーノは、J-CUP用の秘密兵器“ホモイェ”も繰り出していったのだが、自分の“ジュニア”にダイビング・フットスタンプを食らってしまい、悶絶したまま敗退。それでも頑張ったということで、尾崎リングアナにご褒美をせがんだところ、尾崎リングアナは「負けちゃって残念だったね。俺さ、やっぱり女とチューするほうがちょっとだけ気持ちいいから、またどっかで会おうね」と、まさか(?)の別れ話を切り出し、ディーノのキスを拒絶! ディーノは傷心のままJ-CUPを終えた……

 デヴィットは準決勝で対戦したドラゴンゲートのYAMATOとも好勝負を展開した。デヴィットの右ヒザに狙いを定めて集中攻撃していったYAMATOだが、串刺しスピアはかわされてしまい場外転落。するとデヴィットはコーナー最上段から場外ダイブ!
 リングに戻って反撃していったYAMATOは「今日こそ飛ぶぞ!」とアピールしてコーナーに昇っていく。一度は追いかけてきたデヴィットを叩き落としたものの、デヴィットがロープにぶつかっていくと、コーナーの金具に股間をい強打して「なんでだぁ〜」と悶絶。しかしデヴィットのプリンスズ・スロウンを胴絞めスリーパーに切り返す。この技で2回戦では外道を絞め落としてみせたYAMATOだったが、デヴィットはYAMATOをオンブした状態でコーナーに昇っていき、そのまま背面ダイブのようなカタチでYAMATOをプレスして脱出!
 すかさずやや距離はあったものの、ダイビング・フットスタンプを投下したデヴィットは、1回戦でノアの青木篤志も撃破したブラディ・サンデー(=垂直落下式インプラントDDT)をもの凄い角度で決めて勝利。しかし存在感を示した上で好勝負をやってのけたYAMATOに、超満員の観客は惜しみない拍手を送った。だが、YAMATOは歓声に応えると思いきや、中指を突き立てて最後まで“らしさ”を発揮した。

【angle JAPANは休刊中。プロレス・格闘技のニュースや試合リポートは下記のサイトで!】
btln-banner_468-60.gif