プロレス、格闘技、IT、デジタル、iPod、Macなどの情報をお伝えするウェブマガジン[angle JAPAN]

›2009年12月27日

勝負の年を乗り切った高木大社長は「2500年までDDTやるぞ!」。飯伏は新日出陣宣言!

Posted by TEAM-angle at 22:45 / Category: 【プ】DDT・マッスル / 0 TrackBack

091227_DDT-1.jpg 27日、後楽園ホールで行われたDDT『NEVER MIND 2009』。DDT単独としては2009年最終興行となった今大会。全試合の詳細はバトル・ニュースをご覧下さい。
 昨年の2008年最終興行では2009年に両国国技館に進出することを発表して度肝を抜いたDDTだが、今年はすでに2010年も両国大会を開催することを発表済み。すると今回はメイン終了後に男色ディーノが全選手をリング上に呼び集める。
 全員が揃ったところでディーノは「ご存じがどうか分からないけど、アタシ先日、業界最大手の団体に出たのね。そこで気付いたことがあるの。どうしても新日本プロレスにしかないものってあるの。でも、もう1つ気付いたの。新日本プロレスにはなくて、このDDTにしかないものも確実にあった。だから胸張っていいと思う。高木三四郎、アンタが10何年前に作り上げたDDTが、何年か経って最大手に一歩も引かないところまで来たのよ。さぁここまで来たわ! 次はどんな夢を見よう! いや違う、どんな夢見せよう! アンタがやってきたことの方向性は何1つ間違っていなかった。それはアタシも飯伏も証明した。だからアンタが舵を取りなさい! アタシたちはその船を全力で漕ぐだけ」と涙ながらに訴えた。新日本が主催した『第5回J-CUP』に出場し、いつも通りのファイトスタイルで観客を大いに沸かせたディーノだけに説得力のある言葉。
 これを受けて締めのマイクを託された高木三四郎は、「いま、このリング上にいるお前らと、こんなどうしようない俺たちを応援してくれるファンの皆様のおかげで、DDTはここまでやってきました! 去年の12月、ここで両国国技館進出を発表させてもらった。両国も後楽園も新木場もすべての会場、全力でやってきた。そして2009年を終えようとしています。でも俺たちはこれで終わりじゃない! 2010年も7月25日、両国が決まってます。でもそれで終わりじゃない! 2010年、2011年、2012年……2500年までDDTやるぞ! 何百年、何千年やってもみんなが楽しんで、みんなと歩んでいけるような団体にしたいと思います。その気持ちを込めて、そして2010年が気持ちよく迎えられるように三本締めで締めたいと思います」と叫び、最後は選手と観客で三本締めをして、DDTにとって“勝負の年”だった2009年を締めくくった。

091227_DDT-2.jpg 昨年の2008年最終興行もメインはHARASHIMAだったが、今年の年内最終興行のメインにもHARASHIMAは登場。しかし昨年はKO-D無差別級王者としてリングに上がり、そのままベルトを持って年を越したが、今年は挑戦者としてリングに上がった。現在の王者は飯伏幸太を破ってユニオンプロレスにベルトを持ち帰った石川修司。
 12・16ユニオン新木場大会で同じユニオンの木高イサミと防衛戦を行い、見事初防衛に成功した石川が観客&HPアンケート投票でDDTの中で最も挑戦してほしい選手に選ばれたHARASHIMAを迎え撃つ。HARSHIMAは石川の左ヒザをローキックやドラゴンスクリューを中心に徹底的に痛めつけていったが、石川もHARASHIMAの腹部をその重い体重を活かして徹底的に狙っていった。圧巻だったのは石川がHARASHIMAをかんぬきに捕らえると、その体勢のままヘッドバットを連打! 動きが取れない上に上からヘッドバットを何発も振り下ろされたHARASHIMAがぐったりなったところで、石川はそのままかんぬきスープレックス! さらにダブルアーム・スープレックスでコーナーに叩き付けていく。
 しかしHARASHIMAも石川が放ったTSUNAMI(ランニングニーリフト)をキャッチすると、そのままヒールホールド→アンクルホールドへ。さらに石川の巨体をファイアーマンキャリーの体勢に担ぎ上げると、そのまま石川の顔面をヒザで蹴り上げてから山折りで叩き付ける。だが、続く蒼魔刀をジャイアントブーツで迎撃した石川はチョークスラムを逃れたHARASHIMAを変形のツームストンパイルで叩き付ける。それでもHARASHIMAは顔面へのジャンピングキックから再び石川を抱え上げようとしたのだが、石川は逆にHARASHIMAを担ぎ上げると、ファイアーサンダーで顔面からマットに突き刺していった!
 石川は32文人間ロケット砲からスプラッシュ・マウンテンで叩き付けるが、HARASHIMAはカウント2で返す。ならばと渾身のTSUNAMIを叩き込むが、これもカウントは2! 逆に2発目のTSUNAMIをジャンピングキックで迎撃したHARASHIMAはハイキックの連打から蒼魔刀の連打。しかし、これでも試合は決まらずHARASHIMAはスワンダイブで飛んでいったが、石川はジャイアントブーツで迎撃! ならばとリバースフランケンを狙ったHARASHIMAだが、これを石川はコーナーに叩き付けて回避すると、フルネルソンに捕らえてHARASHIMAの後頭部にヘッドバットを叩き込んでから豪快な投げ捨てドラゴンスープレックス。
 それでもカウント2で返したHARASHIMAが袈裟斬りチョップを連打するが、ニーリフトの連打を返した石川はノーモーションからのヘッドバットを叩き込み、HARASHIMAが棒立ちになったところに、11・29後楽園大会で飯伏を下したクロスアーム式スプラッシュ・マウンテンを決めて勝利! 20分を超す壮絶な闘いに終止符を打った。
 試合後、ユニオンのメンバーに祝福された石川に向かって中澤“CEO”マイケルは、『J-CUP』準優勝……のプリンス・デヴィットに惜敗し、事実上3位の男色ディーノに1・3後楽園大会に挑戦させてくれないかと要求するが、石川は1・24ユニオン新木場大会で「リベンジしなきゃいけない相手がいるので、2月11日の後楽園にしてくれませんか?」とお願い。ディーノが「それはアナタの宿題なんでしょ? その代わり確実に2月11日はアナタが上がってきなさいよ」と、これを承諾。1・24新木場大会で石川が希望する選手に防衛した場合は、DDT2・11後楽園大会でディーノが挑戦することになった。

091227_DDT-3.jpg そんなディーノと共に『J-CUP』に乗り込んだものの1回戦で外道に敗れてしまった飯伏は、久しぶりに来日したケニー・オメガとのタッグ“ゴールデンラバーズ”で、高木三四郎&澤宗紀と対戦。澤と言えば6・28後楽園大会で高木と対戦するはずだった飯伏が病気で緊急入院してしまったため、急遽代打として高木と一騎打ちを行ったが、その後試合のケガで欠場していた。ようやく最近復帰した澤に高木は恩返しの意味でタッグを組み、今年活躍したタッグチームであるゴールデンラバーズと対戦することになったのだが、何と飯伏が『J-CUP』で左ヒザと胸部を負傷! どちらにもガッチリとテーピングが施され、何とも痛々しい姿で試合をすることになった。
 コーナーに立っているだけでも時折痛そうに胸を押さえる飯伏。それでも試合となれば高木も澤も容赦なく飯伏の負傷箇所を狙っていく。飯伏もバチバチと攻撃してくる澤にオーバーヘッドキックを返して何とかケニーにタッチ。ケニーは飯伏の分もと張り切っていたためか、珍しくロープに足を絡ませたりと、技を失敗する場面も。それでも澤の伊良部パンチをケニーがストップ延髄蹴りで迎撃し、捻りが効いた裏投げで叩き付けると、そこから飯伏と交互にコタロー・クラッシャーを決めると、場外に出た高木&澤に対してクロスラッシュを発射!
 高木&澤は南側客席最上段からダッシュラリアットを狙ったが、あまりにも助走が長く、すっかり蘇生していたゴールデンラバーズがミドルキックで迎撃。リングに戻り、飯伏はムーンサルトの連打からケニーの波動拳→飯伏のジャーマンと連係攻撃を繰り出していくが、高木がダブルラリアットで吹っ飛ばす。すると高木&澤は2人揃って同じコーナーに昇っていき、「黄金シャワー」と叫ぶ。さすがにケニーが「NO!」と叫びながらカットし、逆に2人まとめて雪崩式ブレーンバスターで投げていったが、高木は飯伏をレフェリーにぶつけておいて、その隙に飯伏の急所を蹴り上げての外道クラッチという、飯伏が外道に『J-CUP』で敗れたフィニッシュシーンを再現!
 これは何とかカウント2で返した飯伏はケニーと本家ゴールデンシャワーを狙ったが、澤が飯伏の足を掴み、ケニー1人が自爆! 高木は飯伏に雪崩式スタナーを決めて、そのまま肩車。そこに澤がダブルインパクト式の伊良部パンチ→高木がシットダウンパワーボム。満身創痍の上に立て続けに大技を食らい、朦朧とする飯伏だがそれでもオーバーヘッドキック。しかし高木がこれをラリアットで迎撃すると、澤が前から後ろからシャイニング・ウィザード。そしてダメ押しが高木の外道クラ……ではなく、ディーノが邪道を破ったゲイ道クラッチで抑え込んで飯伏から3カウント!
 試合後、高木は飯伏に向かって「飯伏、J-CUPからお帰り。お前はこの1年間、本当に頑張ったよ。でも最後の最後で躓いたな。最後の技は外道クラッチではない、ゲイ道クラッチだ! お前悔しくないのか? 悔しかったら、新日本乗り込んで来いよ! お前が向こうに行って、やられたらやり返して来いよ!」と新日本に乗り込んで外道にリベンジしてくるようにハッパをかける。
 これを聞いた飯伏は「負けてしまいました。悔しいです。ケガもしてしまいました、悔しいです。J-CUPも1回戦で負けてしまいました。悔しいです。でも、絶対に新日本にやり返します! それだけです。頑張ります!」と新日本出陣を宣言! 『J-CUP』で飯伏を初めて見たファンもいると思うが、飯伏幸太はあんなものではない。以前、ノアマットで飯伏がメジャー団体のジュニア第一線で十分通用することは証明したが、ディーノ曰く「確かにDDTにはないものがある」という新日本のマットでも、飯伏が十分出来ること、さらに新日本ファンの度肝を抜くようなことをしてくれるはずだ。

091227_DDT-4.jpg なお、実家のピザ屋を継ぐためにイタリアに帰ることになったPIZAみちのくは、イタリアン・フォーホースメン対決を行って、DDTマットに別れを告げた。また、CEOとなり“選手の仕分け(=いらない選手を引退させる)”というマニフェストを掲げたマイケルCEOは、敗者仕分け変則3本勝負の1本目と2本目で自らピンフォールを獲られたものの、3本目でMIKAMIからピンフォール勝ちをゲット!
 このままマイケルとMIKAMIは引退となるのかと思いきや、マイケルCEOがなんだかんだと理由をつけてひとまず保留となったが、マイケルから「僕から取られて悔しくないですか?」と言われたMIKAMIが「一生の恥だよ。来年、俺とお前、今日みたいな試合形式じゃなく、本当にリスクの懸かったシングルマッチでどうだ!」と要求。もしかしたら来年早々、マイケルとMIKAMIが引退を懸けてシングルで対戦する可能性が出て来た。
 なお、年内最終大会を終えた高木三四郎大社長は「2009年、両国っていう大会があって、どうなるか分からなかったし、もしかしたら両国でDDTが終わっちゃうんじゃないかって思ったんですけど、でもこうして年を越せそうなのでよかったです。俺ら選手が頑張ったんじゃなくて、その選手を支えてくれるスタッフのみんなや関係者の皆さん、そして一番大きいのはファンの皆さん。すべてにDDTが支えられてやっていけたんで、2010年もそれを持続させて、常にお客さんを裏切りたくないし、俺らも関係者もスタッフも一丸となってやっていきたい。それでまた2010年を乗り切りたいなと思います。両国は別に自分の中では通過点なので。だからステップアップしていって、まだまだ先を見てますから! ここで終わりじゃない!」と総括し、両国進出からさらなるステップアップを目標に掲げた。

【angle JAPANは休刊中。プロレス・格闘技のニュースや試合リポートは下記のサイトで!】
btln-banner_468-60.gif