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›2009年11月29日

ユニオンの石川が飯伏を下してKO-D無差別級奪取!マイケルがCEO就任!ヤゴラが…!?

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091129_DDT-1.jpg 29日、後楽園ホールで行われたDDT『DDT Special 2009』。年1回行われる全ブランド参加のテンコ盛り大会。今年はYAGOプロレスやドロップキック&ミツボシといった店舗部門も参加して、より内容盛り沢山! 全試合の詳細はバトル・ニュースをご覧下さい。
 メインは11・15新宿大会で行われた次期挑戦者決定ブランド対抗バトルロイヤルを制したユニオンプロレス代表の石川修司の挑戦を、飯伏幸太が受けるKO-D無差別級戦。石川は木高イサミや大家健といったユニオンの選手をセコンドに従え、さらにユニオンのテーマ(ユニオン・ロッカー)を前奏に付けた曲に乗って入場。
 先手を取ったのは飯伏だったが、飯伏のプランチャを場外でキャッチした石川はそのまま鉄柱や鉄製のフェンスに飯伏を叩き付けていき、飯伏は背中を押さえながら悶絶。その後、徹底して飯伏の背中を痛めつけていく石川だが、飯伏も三角跳びケブラーダやレッグボンバーなどで反撃。だが、エルボー合戦からかんぬきに捕らえた石川は、その体勢からヘッドバットを連打で叩き込むと豪快なかんぬきスープレックス。
 飯伏も石川のジャイアントブーツをマトリックスでかわし、さらに石川のブレーンバスターを着地してみせるが、石川はニーリフトで突き上げると、急角度バックドロップからの32文ロケット砲。1発目はかわした飯伏だが、石川は再びバックドロップで投げると今度こそロケット砲を叩き込む。続くスプラッシュ・マウンテンを必死で逃れた飯伏は、石川のヘッドバットに対してハイキックを返す。両者フラフラになりながらエプロンに出ると、飯伏は断崖式ドラゴンスープレックスの体勢に。これを振り解いた石川が断崖式のど輪落としを放つが、飯伏は空中で回転して着地!
 素早くエプロンに駆け上がり石川にハイキック。場外で倒れた石川にユニオン勢が懸命に檄を飛ばし、何とかリングに戻った石川だが、飯伏に張り手合戦を挑んでいくと“キレた”飯伏が鬼のような掌底を叩き込む! あの石川がコーナーで座り込むほど強烈だったが、さらに飯伏は不気味にニヤリと笑うと、石川の巨体を完璧なライガーボムで叩き付ける。そして踏ん張る石川の後頭部へまたも掌底を入れた飯伏はドラゴンスープレックスで投げてから、フェニックス・スプラッシュを狙ってコーナーへ。
 執念で石川が追いかけていくと、飯伏は先にマットに着地してパワーボムで投げようとするが、石川はウラカンで切り返す! それでも飯伏は突進してくる石川のアゴにソバットを叩き込んでオーバーヘッドキック。これをキャッチした石川は、そのまま飯伏を脳天から落とすと再び張り手合戦へ。張り手を打ちながら飯伏を抱え込んだ石川は、急角度のフロントスープレックスで飯伏を顔面からマットに突き刺していく! さらにTSUNAMIと32文ロケット砲で飯伏を吹っ飛ばした石川は、クロスアームで飯伏を抱え上げ、ランニング式のスプラッシュ・マウンテンで叩き付けて3カウントを奪った!

 ナオミ・スーザン代表が涙を流す中、ユニオン勢に祝福された石川の腰についにKO-D無差別級のベルトが巻かれる。飯伏は意識が朦朧とする余り、まだ勝負は終わっていないと思い、なおも石川に向かっていくが、そんな飯伏に向かって石川が「飯伏、お前やっぱ天才だよ。お前がいたから俺はもっと強くなりたいと思った。今日は勝ったけど、またやろう。俺はお前という後輩がいて幸せだよ」と声を掛けると、飯伏もようやく敗れたことを実感。お互いにヒザをついて一礼して健闘を称え合うと、石川は改めて「僕がDDTを辞めてユニオンに入った頃、僕は何の価値もないレスラーだと思います。でもこうやってベルトを巻けたのはユニオンの仲間と、応援してくれるファンのお陰だと思います。やっと恩返しできました」と改めてユニオンを愛する者たちにベルト奪取を報告。
 そして11・16新宿大会で約束していた通り、KO-D無差別級の初防衛戦を12・16ユニオンの新木場大会でイサミ相手に行うと発表した。そこに現れたのが……

091129_DDT-2.jpg ちょっと話が逸れるが、この日は元WWEのスーパースター、スティーブ・オースチン主演映画『監獄島』の特別宣伝部長に高木大社長が就任したのを記念して、10人の囚人ども(=レスラー)をリングという孤島に集め、情け容赦ない殺し合いをする『監獄島プレゼンツ運営権が欲しければ、殺せ!バトル』も開催された。
 試合前に当初DDTテック代表として出場する予定だった藤岡典一が高熱のため欠場することになり、急遽DDTテック代表のマッスル坂井……から村田晴郎アナが代打に指名され、ドラマチックファンタジア代表として出場することに! 神実況の1人でもある村田アナは試合に出場しながらも、リング上から試合を実況するという神業を見せる。しかもこの試合は殺し合いだけに、オーバー・ザ・トップロープ(以下OTR)で退場となるのと同時に、リング下に仕込まれた(?)爆弾が爆破して爆死するというルール。
 試合の途中にはウェポンが入った鞄が投げ込まれるのだが、中に入っていたウェポンはピコピコハンマーだったり、三輪車だったり、大社長がかつて選挙に出馬したときのポスターだったり。それでも記者席に乗り込んで生きた大社長が中澤マイケルを捕らえ、大鷲透が三輪車で轢いたりしながら、次々と囚人たちがOTRで爆死していく!
 そして最後に残ったのは大社長とマイケル……と、何気に実況していた村田アナの3人。マイケルがこっそり姿を消していると、村田アナが思わず大社長に向かって「映画の宣伝部長なんだから高木三四郎が勝つに決まっているじゃないですか! 出来レースですよ」と悪態をつき始める。これに怒った大社長が容赦なく村田アナをOTRで爆死させようとするが、村田アナは突進してくる大社長をトップロープを下げてうまくOTRに誘い込んで爆死させてみせた!
 かつてマッスル坂井自主興行で見せた“黒村田”となった村田アナが「ハハハハ! 俺は前からDDTの経営権が欲しいと思っていたんだよ!」と勝ち誇っていると、いつの間にやらマイケルが現れて、村田アナにエルボーを見舞いOTRで爆死させて見事優勝! DDTの経営権を手に入れCEOに就任したマイケルは、いま流行りの“仕分け人”となって、DDT内から不要なものを仕分けすると宣言。すると大社長はあっさりマイケルに経営権を譲ると発言。早速集客が難しいという12・6銀座大会を満員にしてくれるように託した。
 早速重責を担うをことになりビビってたじろくマイケルCEOと、無理矢理ストーンコールドばりに缶ビールで乾杯した大社長。その後、お約束のスタナーを食らったマイケルCEOだが、メイン終了後に石川がユニオンでの防衛戦を宣言したところで、D-BOX、ベルトHUNTER×HUNTER、イタリアン・フォーホースメンのほか、正規軍の選手たちを従えてリングに上がり、「CEOの僕を差し置いて勝手に決めないでください」と割って入る。
 だが、やっぱり大社長からスタナーであっさり蹴散らされると、高木大社長が改めて石川に「石川、おめでとう。お前がベルトを獲ったんだから、お前が防衛戦を決めていいよ。12月16日の新木場でお前とイサミがタイトルマッチやっていいよ。ただそのベルトはDDTのベルトだ。だから12月27日の後楽園でお前らの勝者とDDTの誰かとタイトルマッチを組ませてくれ」と要求。石川もこれを承諾し、KO-D無差別級のベルトを巡ってDDTとユニオンは対抗戦に突入しそうな雰囲気に。なお、DDT側からの挑戦者はこの日の観客と、メールによるアンケート投票によって決められることになった。

091129_DDT-3.jpg 11・15新宿大会でウルトラマンロビン一族から勝利して、この日伝説のYAGOプロレスを復活させることになった矢郷良明。矢郷は“RAW IS YAGO”という新ブランドで、矢郷vs.三四郎の一騎打ちを衛星生中継すると予告していたが、スクリーンではアメリカの某メジャー団体で見るのとそっくりなRAW IS YAGOのPVが流れたあと、銭湯で腰にタオル一丁の三四郎と矢郷が一騎打ちを行う模様が生中継(?)された。
 試合と試合の合間にちょっとずつ生中継が差し込まれるカタチで進んでいったのだが、試合は矢郷が電気風呂に三四郎を落として感電させたことでTKO勝ち。その後、しばらくマミー化していた矢郷さんは、2カ月ぶりの風呂をゆっくりと堪能したのだが、ホールの廊下で再び三四郎に襲撃されてしまい、またもや悪夢のロッカーに閉じ込められてしまう!
 しばらくすると、矢郷さんが閉じ込められたロッカーが、繭で覆われていることに趙雲子龍が気がつく。趙雲が驚いていると、そこにバラモン兄弟が突如現れ、趙雲に「これは繭ではありません。ヤゴラです」と告げて、「♪ヤゴラ〜や、ヤゴラ〜や」とどこかで聞いたことのあるような曲を歌い出した。そんな矢郷さんのことはすっかり忘れていたメイン終了後のリングで、DDTとユニオンの睨み合いがあったあと、マイケルCEOの音頭で大会が締めくくられることに。そのとき、全ブランド参加の今大会に呼ばれないことに激怒した新北京プロレスのロングリバー黄河が殴り込んでくる足音が、ホール中に鳴り響いた!
 選手たちが慌てていると、そこに再びバラモン兄弟が登場! バラモン兄弟が「ヤゴラは戦いの神です。ロングリバーを倒せるのはヤゴラだけなのです。皆さんも一緒に祈ってください」と完璧に声を揃えて言うと、選手たちは観客と共にホールの廊下で繭にくるまれたロッカーに向けて祈りを捧げる。すると、モスラの格好をした矢郷さん……ではなく、守護神獣“ヤゴラ”が登場!
 もの凄く納得がいっていない表情のヤゴラは、選手や観客から祈られ渋々ロングリバーと対戦するためにホールを去っていく。するとスクリーンには羽根を羽ばたかせて、ロングリバーに向かっていくヤゴラの姿が映し出される。「なんでこんなことになったんだろう。それもこれも高木三四郎、DDTのせいだ。いつも俺に尻ぬぐいさせやがって! 悔しいけどこれも戦争なんだよね。やってやるよ!」と愚痴りながらも、スレッガー中尉ばりにロングリバーに突撃していったヤゴラ。だが、ロングリバーはまるで蚊を潰すように両手であっさりヤゴラを叩き潰してしまった……

091129_DDT-4.jpg さらにこの日は大会開始前に高木大社長が緊急公開会見を行い、DDTの新戦力となる入団選手を発表。そこに現れたのはマッスル坂井!
 坂井は「先月まで本場のエンターテインメントで学んでいたんですが、古巣に戻ってくるということで。僕みたいな人間でも力になれるのかなと思いまして」と挨拶したのだが、大社長は坂井が本場のエンターテインメントを勉強したという部分を評価して、映像班としても頑張ってもらいながら、選手としては練習生から始めるように告げる。
 坂井は「ニューヨークでトップを取ったTAJIRI選手から3本勝負で1本取ってるんですよ!」と『ハッスル』での実績を盾に抗議するが、大社長は「そんなのはウチでは関係ないんだよね。実績ゼロだよ!」とバッサリ。来年7月25日に開催する両国国技館大会での再デビューを目指してほしいと非情通告。最後は坂井も「プロレスが出来ればもうどうでもいいっすよ」と承諾し、何と大社長の音頭で「いくぞー、スリー、ツー、ワン、ハッスル! ハッスル!」と、あのポーズをDDTのリングでやってみせた。
 また、なかなかベルトがハント出来なかったベルトHUNTER×HUNTERだったが、この日イタリア軍を破り、ついにUWA世界6人タッグのベルト奪取に成功! プロレスラーになって初めてのベルトをハントした佐藤光留はベルトを抱きしめながら感激しきり。これに味を占めた男色ディーノとマサ高梨は1つ上のベルト(KO-D無差別級のベルト)へステップアップすることをほのめかした。

武勇伝でアンソニーと菅原、Gammaと浜田が電撃和解!来年ロイヤルブラザーズ復活!?

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091128_Buyuuden-1.jpg 28日、新木場1stRINGで行われたDRAGON GATE・望月成晃プロデュース大会『武勇伝・甦』。今年様々な再会や甦りが実現した武勇伝だが、今年最後の大会でもいろいろな再会が実現! 大会の詳細はバトル・ニュースをご覧下さい。
 ドラゲー本戦の11・6後楽園大会で、CIMAや望月が結成したベテラン軍の秘密兵器として、突如古巣に帰ってきた菅原拓也。だが、菅原を見るなり我を忘れて王冠を被せようとしたのが、かつて菅原がまだヘンリー・III世・菅原だった闘龍門(T2P)時代に、ロイヤルブラザーズとしてタッグを組んでいたアンソニー・W・森。いまさらヘンリーに戻るわけにはいかず、アンソニーに対して不快感を露わにする菅原を見た望月が、「戦い合えば分かるよ」と言って提案したのが両者のタッグ対決。
 そしてこの日のメインで望月&アンソニーvs.菅原&藤田ミノルという対決が実現。王子殺法全開で菅原の心を揺さぶるアンソニーに対し、呆気にとられることはあっても一切付き合うようなことはしない菅原。それでもアンソニーは「立て、ヘンリー!」と挑発したため、思わず菅原が髪の毛を掴んで喧嘩腰で詰め寄るシーンも。すると藤田が「感情的になるんじゃない!」とアドバイス。藤田&菅原の兄弟タッグは抜群の連係でアンソニーを捕まえるが、アンソニーも久しぶりにエスカルゴを解禁! 望月も要所要所でド迫力の蹴りでアンソニーをフォロー。
 エレガントーンは当たりが浅かったが、エレガント・マジックでカウント3寸前まで追い込んだアンソニーは、気合いで菅原の攻撃を受け止める。しかし渾身のランニングエルボーを叩き込んだ菅原は必殺の十三不塔で叩き付けてアンソニーから3カウント。そして「オイ、森! 5年前、俺がいた頃と何にも変わってねぇじゃねぇかよ」と辛らつな言葉を浴びせるが、またも間に入った望月が「菅原、そんなこと言うなよ。アンソニーだって確かにトシ取った。だから、これでアンソニーとは“チャラ”で」と、最近ベテラン軍にとって“魔法の言葉”と化してきたチャラで和解を促す。
 またも一心不乱に王冠を被せようとしたアンソニーだが、「目を覚ませ!(笑)」と望月から張り手をもらい、ようやく冷静さを取り戻す。そして菅原も渋々握手に応じて和解が成立すると、2人は熱い抱擁! するとアンソニーは「菅原! 世代闘争が落ち着いたら、もう1回ロイヤルブラザース、お願いします!」と改めて懇願。菅原はロイヤルブラザーズは3人いたはずで、3人目のフィリップ・J・福政がいなくてはダメだと主張するが、アンソニーはおもむろに望月を指差して「フィリップ・J・成晃」と仰天提案! 最初は渋っていた望月だが、福政と成晃がちょっと似ていることもあり、世代闘争でベテラン軍が勝ったら、自分がフィリップとなり武勇伝でロイヤルブラザーズを復活させることを約束した。

091128_Buyuuden-2.jpg ベテランといえば前日の27日に59歳の誕生日を迎えたグラン浜田も出場。この武勇伝で浜田に弟子入りした超神龍がセコンドにつき、因縁のGammaとシングルで激突! 因縁決着となる一戦だが、なぜか誰よりも張り切っていたのが神龍。ゴング前にGammaに奇襲攻撃を仕掛けたり、いちいちエプロンまで上がってきて浜田に檄を飛ばしたり、Gammaの反則攻撃を抗議したりと、完全に空回り。
 浜田はそんな弟子を何度も一喝したのだが、持っていたペットボトルをGammaに奪われて浜田への汚水攻撃を結果的に手伝うことになったり、ミサイルキックで試合に介入しておいて浜田に誤爆したりと、まったく汚名返上が出来ない神龍。それでも場外に出たGammaに襲いかかり、ようやく2vs.1のハンデ戦状態に持って行ったが、リングに戻ろうとする浜田にGammaが神龍をぶつけて阻止。そのままリングに戻ろうとしたGammaだが、浜田と神龍が必死に防いで結局両者リングアウト!
 すると怒ったGammaが神龍をリングに入れ、浜田に「いくぞ!」と指示。するとあれほどいがみ合っていたGammaと浜田が不完全燃焼決着の元凶である神龍に合体チョップをお見舞い! そしてGammaは浜田に向かって「お前、昨日誕生日らしいじゃねぇか。60歳おめでとうございます。え? 59歳? 一緒だよ、59も60も。そんなことはどうでもいいんだ。いま俺らがドラゴンゲートでベテラン軍としてやっているんだが、お前に比べれば俺らはまだひよっ子だよ。だから機会があったら浜田も俺らと一緒にベテラン軍でやっていこうじゃねぇか!」とベテラン軍に勧誘。
 浜田は「もうちょい体が動くので、もう少しやらせてください。ベテラン軍とかも面白いから、また1からあと30年くらいやろうかなと思うので、よろしくお願いします!」と、まだまだ元気いっぱいであることをアピールした。ベテラン軍は着実に勢力を拡大している!

091128_Buyuuden-3.jpg 実はデビューしたリングがみちのくプロレスのK-ness.が、ディック東郷と一騎打ち。プロレス界屈指の技巧派対決となったが、オープニングで望月が「これまでにないくらい気合いが入っている」と語っていた通り、K-ness.はいきなり開始早々東郷の得意技であるペディグリーで叩き付けていく。
 だが、東郷も気合いが入りまくっているK-ness.の心を折るように徹底した腹部攻めを慣行。様々な形で腹部を徹底的に攻撃されたK-ness.は何度もも悶絶。それでもK-ness.も必死に反撃。エプロンに出てもK-ness.はコーナーに昇っていく。東郷もすぐに追いかけていき、場外への雪崩式ブレーンバスターを狙うが、これはK-ness.も必死に回避。しかしヘッドバットでK-ness.を場外に叩き落とした東郷は、エプロンからトペ・コンヒーロを発射。
 しかしリングに戻った東郷が放ったミサイルキックを、下からのドロップキックで迎撃したK-ness.は蹴りで反撃。東郷は蹴り足をキャッチしてドラスクで投げるが、K-ness.も返す刀で昇龍脚を叩き込んでダブルダウン! 先に立ち上がった東郷が18番のペディグリーからのダイビング・セントーンを狙うが、下からハイキックを叩き込んでからコーナーに追いかけていったK-ness.が雪崩式アストロシザース。
 そして「みちのくー!」と叫びながらのみちのくドライバーIIで叩き付けると、必殺の青き光に捕らえていく。ガッチリ決まったが、東郷は何とかロープに脱出。一気に攻め込んでいくK-ness.だが、東郷はカウンターでラリアットを叩き込むとトラースキックからのクロスフェース。ろーぷに手を伸ばしたK-ness.だが、東郷はそのまま回転するとリング中央で改めて絞め上げる。だが、K-ness.は執念でろーぷへ。だが、東郷は攻撃の手を緩めることなく、残り試合時間僅かとなったところで、雪崩式ペディグリー! さらにダメ押しのペディグリーからのダイビング・セントーンを決めて3カウント。
 技巧派対決に相応しい見応えのある試合だっただけに、試合後東郷はK-ness.に耳元で声をかけると、非常に満足気な表情でK-ness.の健闘を称えた。K-ness.もマットにヒザをついて一礼すると、引き揚げていく東郷を頭を下げて見送った。そしてK-ness.は「俺はこの武勇伝で俺のプロレスの歴史を描いてきて、夢を1つずつ実現させてきました。今日の東郷さんとの一戦も夢の1つです。いままで俺がすべてこのリングで夢を叶えてきましたが、もう1つの夢を唱えます。ディック東郷にシングルマッチで勝ちます!」と、東郷超えという新たな目標を掲げた。

›2009年11月26日

WVRが國保尊弘氏の取締役解任を発表!『Dynamite!!』での吉田vs.石井への影響は?

Posted by TEAM-angle at 21:13 / この記事のURL / Category: 【格】SRC・戦極 / 0 TrackBack

091126_Kokuho.jpg 26日、SRC(戦極)を主催するワールドビクトリーロード(以下WVR)から、役員人事に関する重大発表があった。これまでWVRの顔としてつねに表に立ち、大会終了後には総括などを行ってきた國保尊弘取締役が解任されることになった!
 解任日は何と大晦日の『Dynamaite!!』でDREAMと戦極の対抗戦が行われることが発表された11月25日。後任には25日の会見に、WVR営業統括本部長として出席した稲村角雄氏が選任された。以下はWVRから送られてきたリリースより。

 平成21年11月25日付当社株主総会決議に基づき、取締役の解任および選任を行いましたので、お知らせいたします。

1.解任取締役の氏名
 國保尊弘
 (解任日)平成21年11月25日
      取締役解任に相当する事由があったと認められたので、上記決議日をもって解任とする。

2.選任取締役の氏名
 稲村角雄(株式会社ドン.キホーテ常務取締役兼CCO)
 (就任日)平成21年11月25日

 今回のDREAMと戦極の大連立の話し合いでは、蚊帳の外にされていたと言われる國保氏だが、25日の会見には吉田秀彦と共に来場(國保氏が登壇することはなかったが)。ただし吉田は終始憮然とした表情で、石井慧戦についても「え、石井とやるんですか?」と発言。FEGの谷川貞治代表からも「吉田選手の関係者の立場とかあると思いますし、その辺は汲み取ってほしい」というフォローがあったが……。
 國保氏は吉田をはじめ、中村和裕や小見川道大ら吉田道場勢のマネジメントを担当する、J-ROCKの代表取締役でもある。それだけに今後のWVRとJ-ROCKの関係が気になるところ。そして『Dynamite!!』で行われることになった吉田vs.石井への影響は?

›2009年11月25日

ついにDREAMvs.戦極の対抗戦がDynamite!!で行われることが決定!吉田vs.石井は…

Posted by TEAM-angle at 17:16 / この記事のURL / Category: 【格】Dynamite!! / 0 TrackBack

091125_Dynamite-1.jpg 25日、都内のホテルで大晦日に開催される『Dynamite!!〜勇気のチカラ 2009〜』(12月31日、さいたまスーパーアリーナ)の記者会見が行われた。会見の詳細はバトル・ニュースをご覧下さい。
 いつ正式発表されるのか、それとも流れてしまうのかと、ファンをヤキモキさせていたDREAMと戦極(SRC)の大連立がついに正式発表された。会見が終了し開口一番「ホント、疲れたぁ〜」と、谷川貞治FEG代表が漏らすほど、会見開始ギリギリまで交渉が続いたようだが、谷川代表のほうから戦極のオーナーでもあるドン.キホーテの安田隆夫会長に持っていた今回の大連立の話は、難航しながらもついに大晦日のさいたまスーパーアリーナで、DREAMvs.SRCの全面対抗戦が行われることで落ち着いた。
 だが、当初有明コロシアムでワールドビクトリーロード(以下WVR)が開催する『SRC12』で行われる予定だった吉田秀彦vs.石井慧の一戦については、一応『Dynamite!!』にスライドして行われることが決定したのだが、会見に出席した吉田は終始憮然とした表情。現在アメリカにいる石井から「お手柔らかに」というビデオメッセージが流され、改めて石井戦への意気込みを聞かれても吉田は「え、石井とやるんですか? それは戦極のときに決まったことで、今回こういうふうになって僕は誰とやるのか聞いていないんで」と答えて会見場の空気を一変させた。
 慌てて谷川代表が「吉田選手の関係者の立場とかあると思いますし、その辺は汲み取ってほしい」とフォローしたが、一部で報道された吉田をマネジメントするJ-ROCKの代表でもあるWVRの國保尊弘取締役抜きで今回の大連立が決定したのが、この吉田の発言につながるのかもしれない。とはいえ会見場にはJ-ROCKの関係者も来ており、谷川代表は「吉田選手の口から言えないだけで、僕の口から言います。(吉田vs.石井は)決まりです!」と断言。試合順は未定ながら魔裟斗vs.アンディ・サワーと並ぶダブルメーンイベントになるという。

091125_Dynamite-2.jpg DREAMvs.SRCの全面対抗戦は恐らく7vs.7くらいで行われることになるとのことだが、現時点でカードもルールもまったくの未定。ルールは話し合って“対抗戦用ルール”を決めることになりそうだが、肝心の選手たちのモチベーションが急に決定した話なこともあり、会見の時点では正直ピンと来ていない選手がほとんどだった。
 以前から総合への出場も検討されていたが、今回いきなり“DREAM軍”に抜擢されそうな渡辺一久が、選手の中で一番最初に意気込みを語ったのだが、いつものキャラ通りにガムを噛みながら「K-1から来ました魔裟斗さんの後継者の渡辺です。12月31日は僕の中でお祭りだと思ってんすよ。だからやっぱ、みんな俺とKIDさんがやりたいと思っているので俺もやりたいです」と対抗戦とは関係のない山本“KID”徳郁戦を希望したことで、対抗戦特有の緊張感を見事に吹き飛ばしてしまった。
 続く柴田勝頼が「戦極と対抗戦をするのであれば、ぜひ自分を出していただきたいです! 柔道のメダリストもたくさんいるようなので、階級関係なしにぜひやりたいです。ボッコボコにしてやりたいです!」といかにもプロレスラーらしく対抗戦を煽るようなコメントをしたのに、所英男までもが「こういうところで言う話じゃないかもしれないけど、引き続きチャンピオンとKIDさんを目指したい」とDREAM内の目標を語ったことで、碇シンジ風の学生服(夏服)姿にエヴァ初号機のマスクを被った桜庭和志が、待ってましたとばかりに「相手は同じ階級のKID選手をお願いします」と三段オチを成立させてしまった。
 SRC側もいきなり中尾“KISS”芳広が「大晦日、4年前のヒーリング事件(=試合前に対戦相手のヒース・ヒーリングに挑発のキスをした中尾がゴング前に殴られてKOされるという事件)以来ですが、やっぱりDynamite!!は自分に相応しいなと思います! ミルコ(クロコップ)とやらせてください!」とブチかます(囲み取材の際に谷川代表から「中尾君とミルコなんて無理です(笑)。ミルコはUFCと契約中でしょ」と即却下されたが)。
 それでも前々から対戦を希望していた田村潔司の名前を挙げた菊田早苗や、SRCサイドで唯一知っているということながら郷野聡寛の名前を挙げた桜井“マッハ”速人。さらに、それを聞いて「対抗戦ということならマッハしかいない。修斗の頃からずっと一緒にやってて、その頃から支えてくれたファンはきっと俺とマッハがやるのが見たいと思う」と答えた郷野あたりは、対抗戦ということを意識して具体的に対戦したい選手の名前を挙げた。
 また、「アルバレスをパンチで倒すところ見たくないですか?」とエディ・アルバレスの名前を挙げた現戦極ライト級王者の廣田瑞人は、同じ階級で現在DREAMライト級王者の青木真也から「いま戦極のチャンピオンは誰ですか? 知らないんだよね(笑)。まぁ僕自身がトップだと思っているし、やるんだったらやるけど、僕から言うものじゃない」と“上から目線”で言われると、「率直なことを言うと、ムカつきましたけどね(苦笑)」と対抗心に火が付いた様子。ところが、「まぁ試合的にはアルバレスとやったほうが盛り上がると思います」と、青木戦にはどうも乗り気ではないようだった。もしかしたら一番対抗戦らしいコメントだったのは、約2年前の同じ時期くらいに旗揚げした戦極に対して「DREAMのイベント・プロデューサーの立場からすると、(戦極を)叩き潰すつもりで対抗戦に臨みたい。2年間やってきたことの違いを大晦日で見せ付けて、DREAMファイターの素晴らしさを満天下に知らしめるつもりで臨みたいと思います」と言った笹原圭一EPかもしれない。

091125_Dynamite-3.jpg なお、SRC側からはWVRが加盟している日本格闘技競技連盟の福田富昭会長と、WVRの稲村角雄営業統括本部長が会見に出席。一部で戦極(SRC)はメインスポンサーのドン.ホーテが離れて来年以降は白紙と報道されたことに関して、ドンキの取締役でもある稲村営業本部長は「ドン.キホーテとしてこれまで以上に力強く戦極をバックアップしていくつもりです。戦極に関してもすでに来年3月の会場は決定しており、これはWVRの単独開催、戦極としてのイベントを予定しています」と噂を完全否定。当初大晦日の『SRC12』で行うと予定していた戦極のチャンピオンシップも『Dynamite!!』で行うことはなく、来年以降のSRCで行うことになるとのこと。
 ようやく正式発表にこぎ着けたものの、やはり一度「有明コロシアムで開催します」と発表してチケットまで売ってしまった大会を中止にしたことで、まだまだ調整には追われる模様。現に吉田が石井戦に難色を示したが、谷川代表は「とにかく僕らが(SRC側に)声を掛けるのが遅すぎた。すでに(SRC側で)決まっていることがたくさんあった。僕らはもう(舞台に)上がっていただくだけなのだが、戦極さんのほうでちゃんと筋を通さなければいけない問題がたくさんある。会場とかテレビとかチケットも売り出しちゃっていたし、スポンサーも取られていたし。話し合って決まったのは早かったが、戦極さんがもの凄く苦労されて、いまもまだ調整していると思う。吉田vs.石井戦も含めて、“こういうふうにやります”って言っていたのが覆っちゃったわけですから、そこの筋通しがまだ終わっていない」と説明。
 その逆に対抗戦のカードに関しては「そんなに揉めないと思いますよ」と語り、対抗戦が来年以降も継続することを前提にマニアックなカードは来年以降に回して、今回は名前のある者同士とかチャンピオン同士といったような“ファンが見たいカード”を優先する方向でWVR側と話し合って決めるという。ちなみにこの日の会見に戦極側として出席し、一部で桜庭との対戦が噂されている三崎和雄に関しては、現在SRCでは無期限出場停止処分中。そのことに関してWVRの稲村営業本部長からは「処分が下った6月移行、いろいろな行動を我々もファンも見ていると思います。私としてはぜひ(出場停止処分を)解除していただきたいと思いますが、戦極にはコミッショナー委員会がございますので、そちらに上申して最終的にはコミッショナー委員会での決定に従いたいと思います」という説明がされ、三崎本人も「戦極サイドの指示に従いたい」と語った。

›2009年11月24日

井上が中邑を追い込むも、青義軍vs.CHAOSは2勝2敗!棚橋は前哨戦でTAJIRIに勝利!

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 23日、後楽園ホールで行われた新日本プロレス『NEW JAPAN ALIVE』。最終戦12・5愛知県体育館でのビッグマッチに向けた前哨戦がズラリと並んだ今大会。全試合の詳細と試合後のコメントはバトル・ニュースをご覧下さい。
 今大会の目玉は永田裕志率いる青義軍と中邑真輔率いるCHAOSのシングル4番勝負。まずはスーパー・ストロング・マシンが飯塚高史のアイアンフィンガー・フロムヘル攻撃を食らって反則勝ち(青義軍1勝)。続いて平澤光秀が矢野通に不甲斐なく完敗(CHAOS1勝1敗)。そして、井上亘vs.中邑真輔の一戦に。かつてIWGPジュニア王者として、ベスト・オブ・ザ・スーパージュニアでも優勝した井上は、ヘビー級でもあのときの熱狂を再現すると宣言。その井上のやる気に応えるかのように、防衛戦でもないのにIWGPヘビーのベルトを巻いて入場してきた中邑だが、気だるくやる気がないような態度を見せる。
 そんな中邑にタックルを仕掛けていった井上だが、中邑は余裕の表情で切ってみせる。その後も終始余裕の表情でニーリフトを乱打していった中邑。何度も悶絶した井上だが、中邑の飛び付き腕十字を潰して防ぐと逆に腕十字を決め、そこからトライアングル・ランサーに。これを逃れた中邑だが、井上は左腿か急所辺りを下から蹴り上げると、前から後ろから中邑の左ヒザに低空ドロップキック。さすがの中邑ももんどり打って倒れたが、それでもミドルキックを返す。
 だが、蹴り足をキャッチした井上はドラスクから足も固めていく変形トライアングル・ランサーを解禁! リング中央でガッチリ決まったが、中邑は必死に脱出。いつしか中邑から余裕が消え、タイトルマッチでもおかしくないような展開に。チャンスと見てジャーマンで投げていった井上だが、中邑も一瞬の隙を突いてスリーパー、フロントネックロックを決めていく。だが、井上はコーナーに押し込んでいくとそのまま後方に投げて突進。
 ここで中邑はカウンターのハイキックを叩き込むとリバースパワースラム。そして倒れた井上に藤田和之ばりのニースタンプを落として場内をどよめかせると、最後は一撃必殺のボマイェを叩き込んで勝利。ようやく青義軍入りしてから結果を出せそうで出せなかった井上は悔しさを爆発させたが、観客からは井上の健闘を称える拍手が送られた。インタビュースペースではこの日も井上は「潰せるものなら潰してみろ! そっから這い上がるのが井上亘だ!」と熱く絶叫。井上はこの一戦を機についに一皮剥けるか!?

 これでCHAOSの2勝1敗となり最後の永田裕志vs.石井智宏の対決に。戦前「負けたら青義軍に入ってやるよ」とうそぶいていた石井は12・5に中邑への王座挑戦が決まっている永田相手に、エルボーやチョップ、サッカーボールキックで互角に渡り合う。すると観客からは永田に対して「これじゃタイトルマッチ、ヤバイって!」という声が飛ぶ。その観客のほうを見て表情がスッと変わった永田は、石井に容赦ない蹴りを連打。
 倒れても「来い、来い」と挑発していく石井を容赦なく蹴っていった永田だが、蹴り足をキャッチした石井は意地のエルボーや滞空時間の長い雪崩式ブレーンバスター、ジャーマンで反撃。永田も蹴りで形勢逆転を狙うが、またも蹴り足をキャッチした石井は後頭部へのショートレンジラリアット。さらに正面から全体重を浴びせるラリアットを叩き込み、一気に垂直落下式ブレーンバスターを狙ったが、これをマジックスクリューで切り返した永田は、なおも突進してくる石井をフロントキックで迎撃。
 それでも石井は必死でラリアットを返すが、永田もすぐに立ち上がってハイキック。さらに串刺しニーで石井の腰を落とすと、ボマイェばりの強烈なニーを叩き込んでからバックドロップ。石井は朦朧としながらすぐに立ち上がってみせたが、永田はダメ押しのバックドロップ・ホールドで3カウントを奪った。
 今までの対決とはやや違った雰囲気になったが、試合後永田は「直球勝負の中に変化球。面白かったですね。中邑を意識したっていうよりも、自分の中の引き出しを確認した」と満足気に語り、石井の青義軍入りについては「今度(本人に)聞いてみます。リング上で。客の前で」と語った。また、CHAOSとのシングル4番勝負が2勝2敗に終わったことに関しては「明日が見えたよね。昨日だったら明日が見えない、空元気になるしかないなと思ってましたが、今日一日を完全燃焼できなかったら、明日に向けての活力が沸かないし、ファンの人もついてこない」と『スクール☆ウォーズ』ばりに熱く語った。

 メインでは12・5愛知大会で激突する棚橋弘至とTAJIRI、後藤洋央紀と田中将斗がタッグで激突。1人ずつ入場する中、TAJIRIはリングサイドの菅林社長を見てニヤリ。そして最後に棚橋が登場してコーナーに昇って、いつものように人差し指を突き上げてからマットに降りた瞬間、TAJIRI&田中が奇襲攻撃!
 いきなり激しい場外戦とエルボーを中心としたハードヒットな展開で後藤から先手を奪った田中。TAJIRIは追いかけてくる棚橋から客席を徘徊しながら逃亡してからリングに戻ると、改めて棚橋に「出てこい」と挑発。だが棚橋はフライング・フォアアームやサンセットフリップで先手を取ると、グリーンミストの構えをTAJIRIが見せた瞬間に素早く両腕でガード。
 思わず吹くのをストップしたTAJIRIに対し、低空ドロップキックを叩き込んだ棚橋は後藤にタッチ。だが、田中が入ってきて棚橋にジャンピングエルボーを叩き込むと、TAJIRIに捕まりバズソーキックを食らった後藤にスライディングD! 場外にエスケープした後藤だが、追いかけていったTAJIRIがエプロンまで上げると、田中が再びスライディングD。
 これで完全にやられてしまった後藤は、場外でノックアウト。その間リング上では棚橋がローンバトルを強いられる。それでも自力で何とかピンチを脱した棚橋が、這いつくばって自軍のコーナーに戻ってきた後藤にタッチすると、後藤は田中&TAJIRIにラリアットを乱打。田中も腕を伸ばしてラリアット相打ちに持ち込み、11・8両国大会を彷彿させるように投げ捨てジャーマンのやり合いを展開。
 そこにTAJIRIが入ってきたが、後藤はTAJIRIに牛殺しを決めて棚橋にタッチ。そのまま後藤が田中を場外に連れ出し、その間にハイフライフローでTAJIRIを寝かせた棚橋が必殺のハイフライフローを投下して3カウント! 前哨戦で完璧な勝利を奪いながらも、足早にリングを降りた棚橋だが、観客の「棚橋」コールに足を止めると、再びリングに戻り「いいか、俺もみんなもまだ2009年は終わってないんだからな。じゃあ行くぞ! 会場の皆さん、愛してま〜す!」と、いつもの決め台詞。
 ところが邪道&外道に肩を借りて引き揚げたと思われたTAJIRIが、本部席の菅林社長にグリーンミストを噴射! ある意味裏をかかれた棚橋は、緑に染まった社長の姿を見て頭を抱え、一緒に医務室まで行くと「いいか! 社長だけには手を出すな! 社長と俺の嫁さんには手を出すな! アイツらはワールドワイドタッグだろ? その割にやることのスケールが小さすぎるよ。今日TAJIRIから取ったけど、愛知まで毎日悶絶させてやるから!」と怒りを爆発させた。

 なお、12・22&23に後楽園ホールで開催される『SUPER J-CUP 5th STAGE』で行われる16選手参加の2DAYトーナメントの出場選手が発表された。主催団体である新日本の選手がさすがに多かったが、他団体からは大阪プロレスのタイガースマスク、FREEDOMSのGENTARO、みちのくプロレスのフジタ“Jr”ハヤト、DRAGON GATEのYAMATO、ノアの青木篤志、そしてDDTから男色ディーノの出場が発表されると、場内は大きくどよめいた。
 14名の名前は発表されたが、残り2枠は他団体から大物が出場するとのこと。大会プロデューサーであり、3度目の優勝を狙って自身も出場する獣神サンダー・ライガーは「(残り2枠の)名前を聞いたらビックリすると思います。これは本当にいいですよ! 本当はいまここで言いたいんですけど、いま交渉しているんでいまは言えません。でもこの2人が出ることでさらにグレードが上がる大会になります。必ず皆さんの期待に応えるような大会になると思いますし、僕自身もすごくワクワクしています」と語った。
 なお、インタビュースペースでは現IWGPジュニアヘビー級王座のタイガーマスクに関して、ライガーから「このトーナメントは一番強い奴を決めるんだけど、(現時点で)一番強い奴はやっぱりチャンピオンなので」という理由からJ-CUPに出場しないという説明がされた。

長州と船木が久しぶりに激突!ケアが奥の手を解禁して完全復活!カズと大和が喧嘩腰!

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091123_AllJapan-1.jpg 23日、後楽園ホールで行われた全日本プロレス『2009世界最強タッグ決定リーグ戦』。台湾で開幕した今年の世界最強タッグだが、後楽園に『オリンピア』が流れる中、注目の試合が行われた。全試合の詳細&試合後のコメントは、バトル・ニュースをご覧下さい。
 この日一番の注目だった試合は大本命・武藤敬司&船木誠勝の同期タッグvs.長州力&征矢学の新師弟タッグ。長州と船木はまだ船木が若手だった頃に実現しているが、ここまで間が空いているとほぼ初対決のようなもの。試合前の煽りVでは船木が長州との対決に関して「もしかしたらこれが最後になるかもしれない」と語っていたが、確かにその可能性は大いにある。
 船木は前のシリーズまでは、レスリングシューズにバトルトランクスという“総合格闘技スタイル”だったが、今シリーズからは武藤と揃えたような黒と白のロングタイツにレガースという“プロレススタイル”に変身。その格好からもかなりプロレスに戻ってきたことを伺わせたが、試合はまだまだ格闘技色が強い。
 いきなり長州との対決でゴングが鳴ると、長州はvs.UWFインターナショナルのときに見せた両腕を挙げてガードをしながらジリジリと近づいていく戦法を取る。船木はローキックから足関節を取りに行くが、長州は上体を起こしてサソリ固めの体勢に。しかしステップオーバーすることはなく、征矢にタッチ。その後、武藤&船木に長時間征矢が捕まってしまい、長州はコーナーから檄を飛ばす。観客からも征矢に「どうにかしろ!」と厳しい声が飛ぶ中、何とか長州にタッチ。
 長州は武藤に対してリキラリアットからのサソリ固めを狙うが、自ら回転した武藤は足4の字固めへ。長州がロープに逃れると、船木の串刺しニーから武藤の串刺しシャイニング・ウィザード。だが、長州は2発目のシャイニングを腕でブロックしてリキラリアット。タッチを受けた征矢も船木に長州ばりのラリアットを叩き込むが、2発目をかわした船木は飛び付きの回転エビ固め。カウント2で返した征矢だが、船木は飛びヒザからのバックドロップで叩き付けると、同期の橋本真也さんがフィニッシュホールドとして多様していたカタチの三角絞めで征矢を仕留めた(レフェリーストップ)。
 だいぶプロレス特有の“タッグマッチ”にも慣れてきたのか、船木は試合後「タッグチームとしてのバランスが長州&征矢組は悪いと思います。彼(=征矢)が頑張らない限りは1勝も出来ないんじゃないですか」と指摘してみせた。さらに当初立てていた作戦では、もっと船木が長州と当たる予定だったそうだが、作戦通りいかなかったため「もし次に機会があれば」と、長州との対決に“NEXT”があるような発言も残した。

091123_AllJapan-2.jpg そのほかの公式戦では現アジアタッグ王者の曙&浜亮太組が、TARU&ジョー・ドーリングに不覚を取るという番狂わせ。しかもドーリングが曙の巨体を担ぎ上げてスピコリドライバーで叩き付けて勝利という大インパクト。現三冠ヘビー級王者の小島聡はゾディアックのコンビは、西村修&真田征矢のコンビを下して2戦2勝と快調な出だし。
 そしてメインでは長期欠場していたが、このシリーズから復帰した太陽ケアと鈴木みのるの現世界タッグ王者コンビと、諏訪魔&河野真幸の全日本新世代タッグと対戦。開幕戦は黒星でスタートした鈴木&ケアだが、高山との三冠戦を経てひと皮剥けた諏訪魔と、かなりプロレスに適応してきた河野のコンビはかなりの強敵。しかもケアの古傷である左手首を集中攻撃していく。
 鈴木も極力カットに入るのも、相手チームをおちょくることもせず、必死にケアに檄を飛ばす。ケアもその声に応えるように残った右腕で逆水平チョップを打っていくが、いまの諏訪魔はなかなか怯むことがない。堪らず鈴木がカットに入ってきても諏訪魔が入ってきて、ダブルハンドチョップやジャーマンで蹴散らしていく。
 だが、諏訪魔がケアを羽交い締めにしてそこに河野が突進するが、横から鈴木が走り込んで生きてスリーパーで捕獲。さらにケアが諏訪魔をホイップすると、鈴木は河野を離して諏訪魔にスリーパー。そしてケアが河野をフロントネックロックに捕らえていく。試合は25分を経過し、河野はロープに脱出。時間切れ引き分けも見えてきたが、ケアは右腕一本でTKO、さらに奥の手TKO34thを決めて河野から逆転の3カウントを奪った。
 試合後、河野を介抱する諏訪魔の肩をポンと叩いた鈴木はニヤリとしながら退場。インタビュースペースでは「やっと太陽ケアが帰ってきた! 台湾では『TKO34thも出来ない』ってずっと言っていたけど。だから迷いがあったんだと思う。もしかしたらまたケガしちゃうんじゃないかって。でも今日ので全部吹っ切れたと思う」と嬉しそうに語ると、スロースターターの諏訪魔を必要以上に挑発せず、河野を先発させず、時間をかけたのは作戦だったとしたり顔。とはいえ高山戦で一皮剥けた諏訪魔のことを「それなりに良くなっているよ」と評価しつつも、試合後肩をポンと叩いた行為に関しては「とくに何もないよ」とだけ語ったが「スパイは誰かな〜」という意味深発言も……。

091123_AllJapan-3.jpg すでに世界ジュニア王座を6度防衛したカズ・ハヤシは「そろそろ世界に目を向ける」と発言。そこに「待った」をかけたのがKAIと大和ヒロシ。だがカズは「じゃあ実績を見せてみろ!」と要求し、この日タッグで対決することになった。
 試合前、改めて「俺たちがいるじゃないですか! 俺たちだってベルト狙っているんだ! 俺たちにもやらせてくれたっていいじゃないですか!」と訴えた大和。試合はさすがにTEAM246とF4だけにスピーディーかつ目まぐるしく攻守が入れ替わる好勝負となったのだが、大和がカズに対して張り手を見舞って挑発していったところで空気が一転。
 怒りの表情で張り手を返したカズは、倒れた大和の顔面にニーを投下。その後も喧嘩腰で倒れた大和の胸元を蹴り上げていったカズに場内は騒然! さらにデンジャラスな角度のバックドロップで投げていくと、堪らずKAIも入ってきたがカズはKAIにもデンジャラス・バックドロップ。そしてカズは大和にツームストンパイルからダイビング・ボディプレスを投下していったが、カウント2で返した大和がバックを取ると、KAIがミサイルキックを叩き込み、その勢いを利用して大和がジャーマン。
 だが、近藤修司が入ってきて大和にラリアットを叩き込み、倒れた大和にKAIをKUBINAGEで叩き付ける。そのまま近藤がKAIを抑え付けている間に、カズが大和にバズソーキックからファイナルカットを狙うが、大和はサムソンクラッチで切り返す。辛くもカウント2で返したカズだが、大和は続けてラ・マヒストラルで丸め込み完璧な3カウントを奪った。場内が沸き上がる中、「どんなに力が及ばなくても最後の最後まで食らいついてやる! 俺がジュニアチャンピオンだ!」と絶叫した大和。
 インタビュースペースでカズは「実績を残せって言ったけど、そういう意味では残したのかもしれない。自分が次の後楽園までに、誰が挑戦者なのか考えます」とコメントした。

 なお、この日12・13後楽園ホール大会で行われる『ファン感謝デー』で、船木vs.菊タローやカズvs.浜、そしてF-1タッグ選手権として王者・武藤敬司&神無月に、越中詩郎&ケンドーコバヤシが挑戦することが発表された。
 スクリーンでは「F-1? ふざけるな! サムライシローさんが登場だ! 25周年? 節目でも何でもないんだ! 今年の節目は30周年のサムライシローさんだけだ!」という越中のビデオメッセージに続き、「越中さんとケツ同盟で、嵐が吹くって! 風が吹くって! 全日本プロレスを越中色に染めてやるって!」というケンコバのメッセージが流された。かつては『カスイチ』や『ハッスル』で実現した越中&ケンコバのタッグだが、ついに王道マットに上陸することになった。

›2009年11月20日

WVRが大晦日に開催する『SRC12』の会場を、有明コロシアムから変更することを発表

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091120_SRC12.jpg 20日、SENGOKU RAIDEN CHAMPIONSHIP(戦極)を主催するワールドビクトリーロードが、大晦日の12月31日に開催する予定の戦極イベント『SRC12』に関して、試合会場を有明コロシアムから別の大会場に変更することを発表した。
 以下はワールドビクトリーロードのリリースより。

 今回の戦極イベントは好カードが予定されておりますため、現在人気が殺到し、有明コロシアムでは収容しきれない可能性もあり、別の大きな会場を調整中であります。このような事情により、有明コロシアムに関してましては今回、日本レスリング協会主催の『ジュニアスター選手権大会』に譲ることにいたしました。
 戦極イベントにつきましては、近日中に具体的な会場及び内容について発表させていただきますので、ご理解の程よろしくお願い申し上げます。
株式会社ワールドビクトリーロード
代表取締役 菅原邦夫

 FEGが主催する『Dynamite!!』と『SRC』の大連立が噂される中、ひとまず吉田秀彦vs.石井慧が行われる『SRC12』は、会場が有明コロシアムから“それ以上に大きい”会場になることだけは正式に決定した。このまま噂される通りに、『Dynamite!!』が開催されるさいたまスーパーアリーナに合流するのかどうなのかはまだ分からないが、近日中に行われるであろう正式発表を待ちたい。

›2009年11月15日

29日の後楽園大会で飯伏に挑戦するのはユニオン代表の石川!矢郷さんの口から糸が…

Posted by TEAM-angle at 22:42 / この記事のURL / Category: 【プ】DDT・マッスル / 0 TrackBack

091115_DDT-1.jpg 15日、新宿FACEで行われたDDT『God Bless DDT 2009』。全試合の詳細と大会開始前に行われた記者会見の模様は、ナイガイモバイル☆バトルをご覧下さい。
 10・25後楽園大会でヨシヒコとのプロレス史に残る一戦を制してKO-D無差別級王座を防衛した飯伏幸太への挑戦者を決めるブランド対抗バトルロイヤルは、1分ごとに選手が入って来るロイヤルランブル形式に加え、オーバー・ザ・トップロープがない完全決着ルールで行われた。
 まずはクルーザーゲーム代表でMIKAMIの弟だという噂のKYOHEI(※顔はMIKAMIそっくりだが、スケスケのタンクトップにジーンズ&裸足)とユニオン代表の石川修司の対戦でスタート。KYOHEIが石川のパワーに苦戦する中、新北京プロレス代表の趙雲子龍が3番手として登場。趙雲とKYOHEIがスピードで石川をかく乱していると、4番手としてマッスル代表のペドロ高石が登場。ペドロが得意のカポエラ殺法で大暴れしていると、5番手DDT代表の星誕期が入ってきてペドロにのど輪落とし。
 さらに誕期はコーナーに昇っていくが、背後からKYOHEIが蹴り落とすと、倒れていたペドロの上に誕期が落下! 続けてKYOHEIが450°スプラッシュを投下して、まずはペドロが退場。そこに6番手ハードヒット代表のタノムサク鳥羽が登場して石川と激しい打撃戦を展開。続いてKYOHEIと趙雲がお互いに技の切り返し合戦。KYOHEIが丸め込みで3カウント奪った直後、誕期がそのままひっくり返して抑え込み3カウントでKYOHEIも退場。
 そこに7番手BOYZ代表の円華入ってきて誕期vs.石川のヘビー級対決にジャンピングキックで入っていく。さらに鳥羽がパンチで続き、誕期から3カウント。円華は石川に真っ向からぶつかっていくが、鳥羽が絶妙のタイミングで入ってきて円華にストレート。そこに石川が32文ロケット砲を叩き込んで円華も退場。一騎打ちとなった石川と鳥羽だが、石川のニーリフトと鳥羽のパンチが激しくぶつかり合う。パンチと蹴りで石川からダウンを奪った鳥羽だが、石川は蹴り足をキャッチしてストマックバスター。さらにTSUNAMIからのスプラッシュ・マウンテンを決めて勝利!
 11・29後楽園大会で飯伏の持つKO-D無差別級王座挑戦が決まった石川は、「この間のユニオンでベルトをユニオンに持ってくると約束しました。必ず約束は守ります!」と言うと、飯伏をリング上に呼び込み、「もうどんな手を使っても俺が勝つよ。お前、五体満足の体じゃ(リングを)降りられないような試合してやっからよ」と詰め寄る。飯伏はあくまでも飯伏らしく「何もないです」とだけ言って、石川とガッチリ握手を交わした。

091115_DDT-2.jpg 男色ディーノとマサ高梨から始まったベルトHUNTER×HUNTERだが、いつの間にやら佐藤光留と石井慧介も加入。ヤングドラマ杯で優勝した石井をパートナーに抜擢したディーノはKUDO&ヤス・ウラノが持つKO-Dタッグのベルトハントに挑む。奇襲攻撃を仕掛けていったベルトHUNTER×HUNTERは、石井のバックドロップ2連発でいきなりヤスをカウント3寸前まで追い込む。
 ディーノも開始早々KUDOの股間をソフトタッチしてから、自らのタイツを下げてTバック姿で(プロレス的な意味合いとは違う意味で)バックを取る。技というよりは体位を決めていったディーノは、バックの取り合いからKUDOの股間をわしづかみ! 男色殺法地獄から何とか脱出したKUDOは、代わった石井の左ヒザに低空ドロップキック。これで左ヒザを痛めた石井に対し、王者組はクイックタッチしながら代わる代わる石井の左ヒザを破壊していく。
 かなり苦しい状態となった石井だが、ヤスとの激しい張り手合戦で打ち負けることなく必死で食らいつき、そこからのランニングエルボーでダウンを奪い、ようやくディーノにタッチ! 男色殺法全開で王者組を追い詰めていったディーノはトドメの男色ドライバーを狙うが、ヤスが間一髪のところで回避。だが、ヤスが石井に雪崩式フランケンを狙い、隣のコーナーからKUDOがダブルニーを狙ったところで、ディーノがKUDOを追いかけてリップロック!
 その間に石井がヤスにリバースのカーフブランディングを決めていくと、ディーノはスパイダー式ブレーンバスター。そして石井がジャーマンで投げていくがカウントは2。それでもディーノのファイト一発!から石井の鼻折りニールキック、ドラゴンスープレックス、ディーノの垂直落下式ブレーンバスターと畳みかけるが、それでも3カウントを許さないのが王者組の強さ。KUDOがディーノのブレーンバスターを切り返すと、側頭部にヤスがドロップキック。
 そこから改めてヤスが石井を雪崩式フランケンで投げ、KUDOがダイビング・ダブルニードロップを投下して3カウント! 王者組が王座防衛に成功。だが、石井の健闘を称えた高梨が早速光留とのタッグでタッグ王座への挑戦を表明! そこにこの日の第1試合で高梨&光留に勝利したアントーニオ本多&ササキアンドガッバーナが登場。アントンは自分たちは“パーフェクト”だからタッグのベルトに挑戦させろと主張。
 ヤスは「タッグのベルトに挑戦したいっていうなら、俺たちは受けてやるよ」と、11・29後楽園大会で受けて立つ構えを見せるが、なぜか挑戦を表明した2チーム側から「いや、後楽園はもうカードも決まっているんで……」と消極的に。もう半ばヤケクソ気味にヤスが「じゃあ地方でもいいよ!」と言うと、タッグのタイトルマッチは12・13博多大会で行われることに。問題はどちらのチームが挑戦するかだが、観客から「3WAY!」という声が飛び、王者組がすでに退場していたこともあり、2チームは勝手に採用。
 どうにかタッグベルトに挑戦することになった高梨に向かって、ディーノが「ベルトHUNTER×HUNTERって何1つベルトを取れてなくない?」と、いきなり核心を突くようなことを言い出す! 高梨も「あ〜〜〜! 勢いとマイクだけでここまでやってきたのに……」とガックリとヒザをついて肩を落とすが、その中でいきなり石井が立ち上がってディーノ、高梨、さらに何も言っていないのに光留にも張り手をお見舞いして、「今日負けたのは本当に悔しいです! でもこれから頑張ってベルトハントしていけばいいじゃないですか!」と喝を入れる。これで目が覚めたベルトHUNTER×HUNTERは、某CMソングを男色風替え歌にして歌うことでFACE大会を締めた。

091115_DDT-3.jpg 10・25後楽園大会で突如表れたウルトラマンロビン一族の高木三四ロビンセブンと長井満也風ゾフィー兄さん。この2人の前に立ちふさがったのが矢郷良明と中澤マイケルの矢郷第三帝国。実はマミーだということが決定した矢郷さんは、DDT事務所に「なにか賭けるモノがあるというなら、この無益な闘いにも意味が生まれるであろう。矢郷第三帝国組が勝利した場合、11・29後楽園大会でYAGOプロレスを復活させてもらう」という怪文書を送り付けていた。
 YAGOプロレスとは、2007年3月20日に新木場1stRINGで行われたDDTのオールナイトプロレス終了後の深夜27時50分に旗揚げされたものの、わずか1時間弱で突如解散するハメになった幻のDDT第5ブランド。試合は「残念ながらゾフィー兄さんはまだ会場に来ていない! たぶん、いろんなところからストップが入ったに違いない」と言う三四ロビンが1vs.2のハンデ戦で試合をスタート。
 1人でも矢郷団三帝国相手に互角以上に渡り合った三四ロビンだが、矢郷さんにスタナーを決めたところで、突如矢郷さんが「スタナー、気持ち悪い……」と言いながら咳き込み出し、口から“糸”を吐き出した! 慌てたマイケルだが、その吐き出した糸を使って三四ロビンにチョーク攻撃! もう1本糸を吐き出した矢郷さんも、その糸で三四ロビンを絞死刑に。この三四ロビンの大ピンチに満を持してようやく長井風ゾフィー兄さんが登場! 魔界ドライバー、ハイパーニー陸牙で一気に形勢逆転したゾフィー兄さんは、三四ロビンと共にアイスラッガーを投げ……いや、手に持ってマイケルをタコ殴りしていったのだが、突如ゾフィー兄さんのカラータイマーが点滅!
 地球上では3分しか戦えないというゾフィー兄さんは、三四ロビンを残してとっとと退散! すかさず矢郷さんが三四ロビンを殺人グラウンドコブラで抑え込んで3カウント! この結果、11・29後楽園大会で伝説のYAGOプロレス復活が決定! さらに矢郷さんはYAGOプロレス内のニューブランド『RAW IS YAGO』を衛星生中継すると発表する。観客がぽか〜んとする中、矢郷さんは『RAW IS YAGO』で矢郷良明vs.高木三四郎のシングルマッチを衛星中継するという。どうもこの“衛星中継”という部分が引っかかるが、さらに気になるのが口から糸を吐くようになった矢郷さん。三四ロビンも「矢郷さん、おかしいよ。あれはマミーじゃないよ」と頭を抱え、試合を見ていた趙雲も「あれはマミーじゃないですよ! マミーどころじゃない、とてつもない何かですよ!」と言っていたが、矢郷さんは一体何なのだろうか?

 また、この日大会開始前に公開記者会見を行った高木三四郎が、DDT飲食店第3弾として新宿歌舞伎町のド真ん中に居酒屋『エビスコ酒場』を12月7日にオープンすると発表。さらに元WWEのスーパースター、スティーブ・オースチン主演映画『監獄島』の特別宣伝部長に高木大社長が就任したことも併せて発表された。
 そこで高木大社長は11・29後楽園大会で「映画と同じシチュエーションのバトル」を行うことを発表! 映画と同じシチュエーションとは、10人の囚人ども(=レスラー)をリングという孤島に集め、情け容赦ない殺し合いをするというもの。試合ではなく殺し合いを行うというリスクを背負う覚悟として、最後まで生き残った一人に“DDTの運営権”を与えるという!
 この『監獄島プレゼンツ運営権が欲しければ、殺せ!バトル』の出場選手は、DDT代表の三四郎、売店代表の大家健、ベルトHUNTER×HUNTER代表の石井、矢郷団三帝国代表のマイケル、DDT女子部代表のチェリー、ちゃんこ大鷲代表の大鷲透、大阪機動隊隊爆発物処理班代表の谷口智一、ミツボシ代表の猪熊祐介、DDTテック代表の藤岡典一、そしてドロップキック代表の新藤力也の10名。
 横にいた新藤リングアナが「おかしいでしょ! 試合とかしたくないし!」と大社長に猛抗議したが、「この戦いはもう始まっているんだ!」と強権を発動させた大社長がスタナーを決め、新藤リングアナは早くも半殺し(?)にされてしまった……

›2009年11月12日

魔裟斗の引退試合の相手は“運命”だというサワーに決定!戦極と合体も水面下で交渉中!?

Posted by TEAM-angle at 18:53 / この記事のURL / Category: 【格】Dynamite!! / 0 TrackBack

091112_Dynamite-1.jpg 12日、都内のホテルで大晦日に開催される『Dynamite!!〜勇気のチカラ 2009〜』(12月31日、さいたまスーパーアリーナ)の記者会見が行われた。発表された対戦カードや会見の詳細はナイガイモバイル☆バトルをご覧下さい。
 今大会の目玉は何と言っても“K-1MAXのカリスマ”魔裟斗の引退試合。当初は魔裟斗の希望通り、今年のMAX世界最強トーナメント覇者であるジョルジオ・ペトロシアンとの対戦が予定されていたが、ペトロシアンが準決勝の山本優弥戦で、優弥の頭を殴ってしまい右拳の甲を骨折したことが判明(全治3カ月)! 本人はやりたがっていたようだが、手術をすることになりドクターストップがかかったため、魔裟斗の引退試合の相手はトーナメント準優勝者にして、魔裟斗とは2戦して2勝している宿敵アンディ・サワーに正式決定した。
 魔裟斗は2000年11月の『K-1 J・MAX』で当時最強と呼ばれたムラッド・サリにKO勝ちした際、「これからは僕の時代です!」と宣言したが、今年の大晦日にサワーを倒して「僕の時代は終わりました」と魔裟斗伝説の完結を自ら宣言したいという。しかし相手のサワーも魔裟斗が引退を発表した時点から、「引退試合の相手は自分しかいない!」と思っていたという。それだけに魔裟斗対策も万全の状態で世界トーナメントに挑んだものの、決勝ではペトロシアンに惨敗。悔しさのあまり、控室では号泣していたという。
 だが、運命のいたずらか最終的に魔裟斗の引退試合の相手を務めることになったサワーからは「やはりボクとマサトは闘う運命にあったようだ。マサトにとってこの試合はボクにリベンジをする最後のチャンス。だけどボクにとってはアンディ・サワーとシュートボクシングの名を懸けた1つの戦争。ボクはまだ引退するわけにはいかない。生涯最高のライバルとして、マサトをきっちりKOすることが介錯人としてのボクの使命だと思う。だから今回はボクの正装であるシュートボクシングの公式コスチュームである(ロング)スパッツを穿いて挑ませてほしい。当日はみんながマサトの応援をするだろうから、完全に倒さないと判定で勝つことは難しいだろう。マサト、この世紀の一戦を盛り上げるために、ボクは最高のヒールになろう! ボクはキミを絶対にKOする。それがボクからの最高の餞だ」というメッセージが……

091112_Dynamite-2.jpg 2戦2勝し、ペトロシアンが万全だったらこのまま“勝ち逃げ”出来ていたサワーから「闘う運命にある」と言われた魔裟斗は「いやもう、これはもう完璧に運命で、俺が彼を倒して終わるっていう筋書きですよ。K-1MAXが第1回大会から始まって、2003年に俺がチャンピオンになって、それからずぅっと勝てなくて、去年チャンピオンになってって、コレ全部筋書き通り。こういうストーリーなんです、K-1MAXの。それで最後、俺がサワーにリベンジするっていうストーリーなんです! だから絶対俺は(最後の相手が)サワーになったと思っているし、そういう運命なんです! 俺が倒す、それで終わり。とにかく倒して終わることだけ考えています」とやや興奮気味にまくし立てた。魔裟斗としても「引退試合は今年の世界トーナメント優勝者と」という“公約”通り、ペトロシアンを指名したが、心のどこかで「サワーにリベンジして終わりたかった」という思いがあったのだろう。
 なお、ここ数年は「なるべく平等に。同じ条件で」とうことから、MAXでは禁止されていたサワーのロングスパッツだが、サワーは魔裟斗の介錯人を務めるのだから“シュートボクシングの正装”でやりたいとロングスパッツの着用を希望。魔裟斗は「MAXのルールでは禁止になっているので、基本的にはないと思っているが、顔で倒すつもりでいるので問題ない」と語り、谷川貞治K-1イベント・プロデューサーも「検討します。過去2戦はロングスパッツを穿いたサワー選手に負けているので、同じ条件で勝ったらかっこいいですよね」と語った。
 さらに完全決着をつけるために通常の3分3Rではなく、3分5R延長1Rルールとなったが、記者から「スロースターターのサワーに有利では?」と聞かれた魔裟斗は「体力はMAXの誰にも負けないので、1Rから全開でいく。延長になって6Rまでいったとしても疲れない自信があるので、これは僕にすごく有利」と自信満々。すでに魔裟斗も今年に入ってからサワー対策をやってきている上、大晦日に向けてトレーナー曰く「今までで一番キツい練習」もやる予定とのこと。魔裟斗からスパーリングパートナーの選考を一任された谷川EPも「KrushとかRISEとかのチャンピオンクラス、(山本)優弥君とか城戸(康裕)君とか、いままでは敵だったんですけど、今回は魔裟斗君に協力してもらえるように。みんなスパーリングに行かせようと思う。もう闘うことがないんでね」と、サウスポーの日菜太や長身の佐藤嘉洋みたいにタイプの違う選手以外は、オールJAPANで魔裟斗をバックアップすることを約束した。

091112_Dynamite-3.jpg DREAMの笹原圭一イベント・プロデューサーは「大晦日は総合とK-1、力を合わせて格闘技の力を見せたい」と語ったが、昨年同様全19試合くらいを予定しているそうだが、恐らく割合的には総合の試合が多くなると思われる。それだけに「主役は明らかに魔裟斗選手じゃないですか。なので、総合がサブ的な見え方になっていると思うが、そういういまの空気を打ち破るような『俺が主役になってやる!』という気持ちを打ち出せる選手のカードを組みたいし、そういうカードが出来たらいいと思う」とDREAM側も魔裟斗引退試合を食うようなカードを組むと意気込んだ。
 そこでこの日、一部スポーツ紙で報道された戦極(SRC)との合体(=たまアリと有明コロシアム、それぞれで行う予定の大晦日興行を一本化)について突っ込まれた谷川EPは「先走らないで暖かく見守っていただければ……(苦笑)。現段階で話すことは何もないです。格闘技界が盛り上がって、ファンが望むことをやりたいってだけで、どうしたいっていうのはないです。K-1とPRIDEで闘っていた頃は、それはそれで盛り上がっていたし、一緒にやることも盛り上がるための1つの方法だと思うし。いまは言えないです(苦笑)。楽しみにしててください。決まったときは発表しますけど、決まらないかもしれないし。時間がかかると思います」と、水面下で何らかの交渉をしていることは臭わせながらも明言は避けた。
 会見で谷川EPは「今年は2009年ということで、2000年代最後の年。1つの区切りというかケジメの年。その中でK-1のほうでは武蔵選手とか、武田幸三選手とか、HAYATO選手とか、2000年代に活躍してきた数々の選手が、この2009年を境に引退していくというのは象徴的。2000年はアンディ・フグが亡くなったり大変な年だったが、それからあっという間の9年。これから先も魔裟斗選手の引退を機に、来年からの新しい格闘技界が始まるような大会にしたい。世間の状況も非常に厳しい中、格闘技界も2000年前半はある意味バブルだったが、後半苦しい中、まだまだ格闘技が元気だというところを見せたい。PRIDEでやっていた笹原プロデューサーとこうやって一緒に会見をやっているのも、2000年代の1つの象徴だと思う。魔裟斗選手の最後、2000年代の最後、そして新たに始まる2010年からの10年が見られるような大会にしたい」と大会に向けた抱負を語ったが、厳しい状況にある日本の格闘技界で、“この先の10年”明るい未来が見えるような大会になることを期待したい。

›2009年11月09日

お互いのイデオロギーと試合スタイルを真っ向からぶつけ合った末、中邑が棚橋に激勝!

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 8日、両国国技館で行われた新日本プロレス『DESTRUCTION'09』。IWGP三大タイトルマッチに加え、注目のシングルマッチもラインナップされた今大会。全試合の詳細&試合後のコメントはナイガイモバイル☆バトルをご覧下さい。
 これまでもシングルで何度となく対戦している中邑真輔と棚橋弘至。2人は年齢も近くライバル関係にあり、会社が早いうちから新日本を支えるエースとしてプッシュしてきたが、今回のシングル戦はこれまでのシングルとはひと味違う。それというのも棚橋がケガで返上したIWGPヘビー級王座を奪取した中邑は、突如「このIWGPに昔のような輝きがあるのか? 俺はないと思う。猪木! 俺が旧IWGPのベルトを取り戻す!」と発言。この発言に明らかな不快感を露わにしたのが、猪木に触れることなくハッピーエンドプロレスでIWGPに輝きを与えてきたという自負のある棚橋。
 これまでもお互いのスタイルは違っていたが、今回はお互いが相手のスタイルを否定し、新日本内から居場所を消してやろうと思うほどのイデオロギー対決! 新日本内の政権をどちらが取るか、天下分け目の一戦である。それだけに試合は意外な形でスタート。いきなり張り手を見舞っていった棚橋に対し、中邑は掌底を返していき、バチバチと打ち合う両者。
 さらに中邑はタックルでテークダウンを奪うという格闘技流の攻撃。棚橋はヘッドロックという古典的なプロレス技で応戦し、蹴ってきた中邑の足をキャッチすると軸足の左足に低空ドロップキック。しかし中邑も棚橋のプランチャをかわして自爆させると、エグいヒザ蹴りを何発も叩き込む。だが、切り返しの名手でもある棚橋はいくら中邑が格闘技色の強い攻撃で来ても、ことごとく切り返してみせる。
 中邑も棚橋の攻撃を飛び付き腕十字で切り返すが、素早く逃れた棚橋はグラウンド・ドラゴンスクリューからテキサスクローバーへ。中央でガッチリ決まったが、股から上半身を抜けて脱出した中邑はワキ固めへ。さらに腕十字に移行するが、棚橋はクラッチが切れた瞬間に慌ててロープへ脱出。見応えのある攻防に場内からは両選手への声援がわき上がるが、大きさはほぼ互角! これまでの中邑vs.棚橋戦とは違う独特の空気が国技館を包む。

 コーナー下で座り込む棚橋に中邑は串刺しボマイェを放つが、これは棚橋がかわして自爆! しかし中邑は突進してくる棚橋に浴びせ蹴りを叩き込むとタイガースープレックス。だが、続くリバースパワースラムは棚橋が自ら勢いを加えていき、中邑をリバースDDTのようなカタチで逆に叩き付けていく。そこから一気にダルマ式ジャーマンで投げていった棚橋はスリングブレイドで叩き付けて、うつ伏せに倒れた中邑にハイフライフローを投下。そして仰向けにしておいて、トドメのハイフライフロー!
 これをかわして自爆させた中邑は、立ち上がろうとした棚橋の後頭部にボマイェを入れて、両者ダウン! ダウンカウント9で立ち上がると、中邑は前田日明ばりの大車輪キック! そこから一気にガブってフロントネックロックに捕らえて絞め上げる。さらにスリーパーに移行した中邑は、まるで猪木が乗り移ったかのように棚橋を絞め落とす。その上、ダメ押しのリバースパワースラムからボマイェを狙ったが、間一髪のところでかわした棚橋はスクールボーイで丸め込む!
 カウント2で何とかかわした中邑は腕十字を狙うが、棚橋は上体を起こして中邑の肩を押しつけてフォール。中邑がカウント2で返したところドラゴンスープレックスで投げ、さらにキャプチュードの体勢から抱え込み式ファルコンアローで叩き付けていった棚橋は、今度こそトドメのハイフライフロー! だが、棚橋がジャンプした瞬間に立ち上がった中邑は、何とナックルパンチで迎撃!
 朦朧とする棚橋に中邑はG1のときに目を負傷させた悪夢の技であるハイキックを叩き込むと、これまた猪木ばりの鉄拳制裁! そして棚橋がガクッとヒザをついたところに渾身のボマイェを叩き込んで中邑が3カウントを奪った。この日の中邑はロープに走ったりするようなことなく、いつも以上に格闘技色の強い打投極が際立つ攻撃を見せた。対する棚橋が返し技を存分に活かしたドラゴン殺法だっただけに、“平成の前田日明vs.藤波辰爾”と言ってもいい好勝負となった。
 今回IWGPを奪取してから中邑はベルトを腰には巻いていなかったが、「これで暫定王者じゃなくなったでしょ! これが本物のIWGP!」と言ってようやく腰にベルトを巻いた。さらに次の防衛戦の相手にG1タッグリーグ公式戦でフォール負けを喫している永田裕志を指名した中邑は、「誰が言ったか覚えてねぇ(けど)、『過去には勝てない、昔の思い出とは戦えない』。俺は29歳、プロレスもまだ7年、そんなことじゃ分からない。自分で見るまでは分かんねぇ! 過去と戦って何が悪い! 昔を超えようとして何が悪い! 未来は俺が作る! 生きたいように生きる! なりたい自分になる! それがプロレスラーだろ。以上!」と今回は武藤敬司の言葉を引用して、その言葉に反論するようにこれからも過去と勝負して、それを超えることを目指すと宣言。
 試合後、バックステージでは敗れた棚橋に、この日邪道&外道と結託したTAJIRIが近寄っていき「また負けたの? ダメだね。キミは100年に1人の逸材なんかじゃない。100年に1人のダメ人間なんだよ」と吐き捨ててグリーンミストを噴射! 踏んだり蹴ったりの棚橋だが、中邑は「リングに上がって肌と肌、拳と拳、身体と身体でしか伝わらないものがある。棚橋弘至、リングの上で感じたよ」と、あれほど無視していた棚橋をある程度認めるような発言。
 さらにリング上で叫んだ言葉に続くように「自分は生きたいように生きる、なりたい自分になる。そのためなら手段は選ばない。まだまだ強くなりたいし、自分がどこまでいけるかそれを試したい。止まっていられない! ベルトに輝きを、プロレスに未来を……俺は“最強”を目指したいね」とデッカイ目標を掲げた。気になる猪木とのことを含め、「これでいろいろあったことにひと区切り?」と聞かれた中邑は、うっすらと笑みを浮かべると「そうっすね。まぁまたどこかで何が起こるか分からない。世の中、社会、そしてプロレス界。自分も(vs.猪木を?)やめたわけじゃない。そういう何かのため、また次の行動を起こします」と意味深発言。これも一寸先はハプニングというやつか?

›2009年11月08日

『戦極』名義最後の大会で北岡が再び敗れる!“幻のフェザー級GP決勝”は小見川が辛勝

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091107_Sengoku11-1.jpg 7日、両国国技館で行われたワールドビクトリーロードの『戦極〜第十一陣〜』。『戦極』名義としては最後の大会にして、両国初進出となった今大会。全試合の詳細&試合後のコメントはナイガイモバイル☆バトルをご覧下さい。
 8・2『第九陣』で廣田瑞人に敗れて戦極ライト級王者から陥落した北岡悟。試合直後は引退を示唆する発言もしていた北岡だが、「格闘技に対して未練はないけど、甘さがあった」と頭を丸めて原点回帰をして復活することを決意。ところが、その相手がいきなり強豪中の強豪であるホルヘ・マスヴィダル。
 北岡はお馴染みの“ゾーン”に入ったようなうつろな眼差しで入場するが、若干伸びた坊主頭を茶髪に染めてきたせいかキモさが薄味に!? 試合が始まると、いつものように体をユラユラさせるフェイントから、やはりタックルからの足関狙いへ。廣田にはこの戦法を読まれて完封されたが、それでもこのスタイルにこだわる北岡。
 その辺はマスヴィダルも充分研究してきたようで、足を取られながらも倒れずにフロントネックロックへ。だが、北岡は自ら倒れて下からのアキレス腱固め。何とか足を抜こうとするマスヴィダルは、上から北岡の頭部にパンチを落としていく! 10・25『DREAM.12』の桜庭和志vs.ゼルグ“弁慶”ガレシック戦を彷彿させるシーン。
 うつ伏せになったりしながら足を離さないようにした北岡だが、徐々に足が抜けていく。何とかヒールホールドにチェンジしようとした北岡だが、完璧に極めることが出来ずマスヴィダルは脱出。だいぶ殴られてダメージを負った北岡はスタンドでも打撃をもらってしまったが、辛くも1Rを凌いだ。フラフラの状態で自軍のコーナーに戻った北岡は、2Rにもタックルからのアキレス腱を狙うが、マスヴィダルは足を抜いて脱出。スタンド勝負となり、北岡の放ったミドルキックをマスヴィダルが払いのける。すでにダメージが大きい北岡はこれで転倒。すかさずマスヴィダルは覆い被さってパウンドラッシュして勝利。
 試合後、項垂れしばらく立ち上がれない北岡を尻目にライト級王座挑戦を表明したマスヴィダル。インタビュースペースで北岡は「辞めないと言った後で2連敗して、もう辞めるとは言えないですよね。大変だなとは思いますけど」と語ったが、風邪予防用マスクをしているためその表情はよく分からない。だが、最後にマスクを下げてやや笑顔を見せた北岡は「これで終わりにはならないのが確実なので。今後ともよろしくお願いします!」と言った。北岡が復活するのはいつか!?

 この日はダブルメーンということで、第1メーンでは戦極ミドル級王者のジョルジ・サンチアゴが腕の骨折による長期欠場から復帰。相手は戦極初出場ながら、KSWのミドル級王者であるマリッド・ハリドヴ。開始早々テークダウンを奪ったサンチアゴが、やや強引にパスガードしようとしたところに、ハリドヴが下から放った鉄槌がクリーンヒット! これで一瞬“意識が飛んだ”というサンチアゴの動きが止まると、ハリドヴがパンチでラッシュして勝利! 現ミドル級王者に勝利したハリドヴと当然タイトルマッチを要求し、敗れたサンチアゴもタイトルマッチでのリベンジを誓った。
091107_Sengoku11-2.jpg そして第2メーンでは本来フェザー級GP決勝で行われるはずだった“忘れ物”カードである日沖発vs.小見川道大が、満を持して行われた(※準決勝で日沖が金原正徳に勝利したものの、ケガにより決勝戦に出ることが出来ず、代わりに敗れた金原が決勝に進出して小見川に勝利した)。
 ただでさえ日沖はこの階級では無敵を誇るというのに、小見川とは身長もリーチもかなり差がある。体を大きく揺らしながら日沖ににじり寄る小見川。リーチの差があるためなかなか懐に入れない小見川だが、思い切り伸ばしたパンチが日沖の顔面にヒット! しかしテークダウンを奪った日沖は淡々とバックを取ってスリーパー狙い。何とか回避した小見川だが、日沖は今度は腕十字を狙う。これも小見川がどうにか堪えて1R終了のゴング!
 2Rもリーチを活かして日沖の打撃が小見川を捕らえていくが、小見川も後ろに引かず応戦。3R、とにかく前へ前へ出る小見川に対し、日沖はタックルで小見川のパンチを回避。日沖曰くこれはテークダウンを狙うタックルではなく、打撃から逃れるための“捨てタックル”とのことだが、その分小見川に切られてしまうため、試合後日沖本人も言っていたが見た目の印象は悪い。
 小見川は最後まで前へ出て行き、ジャンピングパンチまで出していったが、決定打となるパンチは最後まで入れることは出来ず。判定の結果、2-1の僅差で辛くも小見川が勝利。マイクで「判定で勝ったとはいえ、正直勝った気がしません。えー、小見川道大、クソ食らえっ!」と叫んだ小見川は、インタビュースペースで練習中に右腿をケガしてしまい、曲げることも出来ない状態だったことを明かし、「もっと出来たはず。もっと動けたはず」と悔しさを露わにした。一方の日沖も判定の結果にはかなり納得出来ない様子。写真を見ても顔面に傷が多くついているのは小見川のほうだった。
 とはいえ、ひとまず勝利した小見川が大晦日の『SENGOKU RAIDEN CHAMPIONSHIP 12』で、金原の持つフェザー級王座に挑戦することになりそう。小見川も「GP決勝のリベンジがしたいです。その結果、ベルトが付いてくればいい。(吉田秀彦が石井慧と対戦する大事な大会なので)同じ大会で試合がしたいです」と語った。

091107_Sengoku11-3.jpg 廣田の持つ戦極ライト級王座への挑戦者を決める一戦とも言っていい横田一則vs.光岡映二の一戦。勝っても判定決着が多かった横田だが、第十陣でのライン・シュルツ戦でKO勝ちを収めたことで、充分に挑戦資格があることを証明。ここで光岡に勝利すればフェザー級GPで勝利している廣田とタイトルマッチでやることになる。
 1R、タックルからバックを取った光岡はバックドロップのような体勢で持ち上げ、そこからテークダウンを奪ってスリーパーの体勢に。だが、横田はこれを写真のように背負い投げのようなカタチで投げて脱出! その後もタックルを狙ってやや前傾姿勢になっている光岡に、横田はパンチを入れていくが、光岡はチャンスを伺いながら隙あらばタックルへ。
 だが、横田はなかなか倒れず、逆に組み付いてきた光岡を払い腰のような体勢で投げ、まだ体勢を立て直せていない光岡にパンチでラッシュをかけるシーンも。両者笑顔で抱き合ってから始まった3Rでは、逆に横田が上になってテークダウン。うまく立ち上がって逃れた光岡だが、横田がパンチを振りまわしていくと、かわした光岡が思わず尻餅をつくシーンも。
 結局、判定となり3-0で横田が勝利。“戦慄のマイクパフォーマー”というニックネームを付けられた横田は、「光岡さんめちゃくちゃ強かったです。せめぎ合いでいい試合が出来たと思います。勝ったには勝ったんですけど、判定が多いので。本当は大晦日にやりたいですけど、ファンの皆さん後押ししてください! タイトルマッチやりたいです。あと戦慄のマイクパフォーマーと付けられましたが、前回私はハゲじゃないと言いましたが、私は完全にハゲですね! そのハゲを隠すためにラインを上げているんですけど、今回そのラインを失敗してかわい子ちゃんみたいになっちゃったんですよね」とマイクパフォーマンス。だが、客席にまたも戦慄が走り唖然……。横田は「あまりウケなかったですけど。スゲー考えてきたのに。またマイクも頑張ります! あとそれ以上に試合も!」と言ったが……

 なお、8・2『第九陣』で待望の日本マット復帰戦を行ったものの、ド派手な入場パフォーマンスとは裏腹に“人間ユンボ”ダン・ホーンバックルのハイキックを食らって、衝撃のKO負けを喫した郷野聡寛。今回は入場パフォーマンスを封印して普通に入場してきたが、なぜか入場テーマ曲に嵐の『Happiness』を使用!
 一方、郷野のお株を奪うように、自らが重役を務める会社から発売している『辛拉麺』という名のインスタントラーメンを観客にバラ撒きながら入場してきた辛拉麺。手足の長い辛に手を焼きながらも終始試合を優勢に進め、3-0の判定勝利を収めた郷野は、UFC時代にやりたくても出来なかったという英語でのマイクパフォーマンスで「ダン・ホーンバックル選手にメッセージを送りたい。前回負けたことでもう目が覚めました。もう1回、大晦日にダン・ホーンバックル選手と再戦をしたいと思います!」とメッセージを送った。

›2009年11月07日

ドラゲーで世代闘争勃発!CIMAらベテラン軍に元悪冠一色の菅原拓也がまさかの合流!

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091106_DragonGate-1.jpg 6日、後楽園ホールで行われたDRAGON GATE『CROWN GATE』。11・23大阪府立体育館でのビッグマッチを見据えた後楽園大会だが、まさかの展開に! 全試合の詳細はナイガイモバイル☆バトルをご覧下さい。
 この日、超神龍と共にアブドーラ・ザ・ブッチャーとタッグを組んだCIMA。大歓声で迎え入れられた上に、若くてイキのいいレスラーとタッグを組んだブッチャーは大ハッスル! 普段悪事を働いている新井健一郎&神田裕之のリアル・ハザードと合体した東京愚連隊のNOSAWA論外だが、ブッチャーのフォーク攻撃を食らって神田と共に大流血! 最後はCIMAのシュバイン→ブッチャーの毒針エルボーで勝利。ブッチャーからフォークを伝授されたGammaと共に、CIMAは「最近CIMAとGammaは丸くなったと言われますが、シャクに触るんで近々行動に出たいと思います」と予告。
 すると第3試合で谷嵜なおき&シーサーBOYに勝利した直後のYAMATOを襲撃! パートナーの戸澤陽はビビって(?)呆然と立ち尽くす中、何とかセコンドについていた鷹木信悟が割って入ると、CIMAは「お前から来いへんから俺から来たったぞ! もうママゴトは止めておけよ。いつでも来いよ。お前らなんか格下じゃ!」と、長いこと抗争を続けているYAMATOに対して、ついに自ら喧嘩を売っていく。YAMATOも「この借りは必ず返す」とファンに約束し、多くの支持を得ていた。

091106_DragonGate-2.jpg 前回の10・14後楽園大会で曙を加えたトリオでトライアングルゲート王座を奪取した望月成晃&ドン・フジイの絶倫ズに向かって、「お前らに恨みを持っている人がいるんだよ! 仮にその人を“X”とする」と言ったGammaは、KAGETORA、さらにそのXであるマグニチュード岸和田とトリオを結成して、望月&フジイ&スペル・シーサーと対戦。横須賀享を除くWARRIORS-5with超神龍と共に久しぶりに登場した岸和田。するとGammaは事前にXではなく、岸和田としてカード発表されていたにも関わらず、「ビックリしただろ? Xがまさか兄さんだとは思ってないよな。今日兄さんはこの試合にお前らへの恨みを込めて、ギッタンギッタンにしてやるって言ってるからよ!」と一方的にまくし立てて試合を始める。
 久しぶりのドラゲーマット登場となった岸和田だが、相変わらずパワフルな攻撃で大暴れ! 最近は絶倫ズとWARRIORS-5にユニットが分かれていたためタッグを組む機会がなかったが、そこは盟友・Gammaだけにチームワークもまったく不安はなし! さらにCIMAや超神龍も試合に介入し、絶倫ズを苦しめる。岸和田はシーサーを捕まえると、滞空時間の長い垂直落下式ブレーンバスター、ダイビング・ボディプレスでカウント2まで追い詰めると、最後は必殺のラストライドで叩き付けて3カウント。
 岸和田と抱き合って勝利を喜んだGammaは、なおも絶倫ズに向かって「このパワーがお前らに対する兄さんの怒りだよ。コイツら兄さんに連絡もなしに、いつの間にかトライアングルゲートのチャンピオンになってんですよ。ヒドイっすね」と言うが、望月は「確かに今日の兄さんは迫力があったけど、どう見ても怒っているように見えないんだけど……」と反論。「うるせー!」と聞く耳を持たないGammaだったが、渋々岸和田に「ビシッと言ってやってくださいよ」とマイクを渡すと、岸和田は「オイ、Gamma。俺、全然怒ってないで。モッチーもドンちゃんもメッチャいい人やで」とアッサリ言って、望月&フジイとガッチリ握手!
 大ドンデン返しを食らったGammaは「望月、全部テメーのせいだ!」と逆ギレするが、望月は笑いを堪えながら「兄さんはそんな気の短い人じゃないんだよ。まぁ俺たちはベテランだ、ベテラン! 土井たちがあぁ言うなら俺たちは一歩も引く気ないからよ。そのうちガッチリいってやるからよ。Gamma、まぁ今日はチャラってことで」と兄さんも久しぶりに帰ってきたことだし、“チャラ”にしようと提案。引くに引けないところまで来ていたGammaは、望月からのチャラにする提案を即受け入れて、最後はCIMAも交えて全員で「ウー!」の大合唱。

091106_DragonGate-3.jpg メインではインフルエンザによって急遽欠場となったKzyに代わり、久しぶりの登場となったDr.マッスルが斎藤了、堀口元気、東京愚連隊のMAZADAとタッグを組み、土井成樹、吉野正人、B×Bハルク、琴香のWORLD-1と対戦。気になるやはりDr.マッスルの正体。神田、アラケン、論外はセコンドについていたため、恐らくはリアル・ハザード&東京愚連隊以外の選手が正体となるが、何とこの日のDr.は横須賀享のジャンボの勝ち!そっくりなラリアットやエクスプロイダーを披露! 横須賀といえば10・25博多大会で土井の持つドリームゲート王座に挑戦したものの惜敗。試合後、ハルクが「こんな横須賀享じゃ物足りない」と発言して土井に挑戦表明したことに怒りを露わにした横須賀をCIMAとGammaが引き止めると、横須賀の怒りはCIMAたちへの不信感へと転化。この日も横須賀はCIMAらとは距離を置き、いつものようにWARRIORS-5として行動を共にすることはなかったが……
 さらにこのところ抗争が激化している吉野と斎了も激しくやり合ったこともあり、大荒れの試合の中、11・23大阪大会で土井の持つドリームゲート王座への挑戦が決まっているハルクはいい動きを見せていたが、逆に首に爆弾を抱えた土井の動きはイマイチ。それでも最後は土井が辛くもバカタレスライディングキックで堀口から勝利を奪ってWORLD-1が勝利。最後までDr.マッスルの正体は分からず終いだったが、試合後土井が「ハルク、タイトルマッチは勝っても負けても恨みっこなしだぞ。俺はこのポジションは絶対に譲らんからな。12月は2回後楽園あるけど、俺はハルクに勝って必ず戻ってくるから」と言って大会を締めようとする。だが、そこに望月&フジイ&岸和田の元祖・絶倫ズが登場!
 「お前のそんなマイクじゃ大会は締まらないんだよ!」と言う望月に対し、土井が「もうお前らの時代じゃないんや! これからのドラゴンゲートは俺らが引っ張っていくからよう見とけ!」と10・25博多大会に続き、改めて“俺たちの時代”を宣言。すると、そこにCIMA&Gammaも登場! 「確かにお前のマイクはショッパイ!」「お前らの試合は綺麗すぎて面白くない!」と言いたい放題のCIMA&Gammaが、さらに「お前らだけやないぞ! KAMIKAZEも……」と言ったところで、鷹木、YAMATOらKAMIKAZEが走り込んできてYAMATOがCIMAを襲撃!
 第3試合後のお返しをしたYAMATOは「お前らなんか俺がまとめて相手してやんぞ!」とCIMAだけでなく、ベテラン軍に対して喧嘩を売っていく。これにカチンと来た岸和田が「お前、いじめんぞ! 100万年早いんじゃ!」と喧嘩を買って出ると、余裕の表情のCIMAが「コイツらもう時代獲った気でいんぞ。こんなんでドラゴンゲートは大丈夫なんか?」と言ってニヤリ。すると望月が「心配やな。ちょうどこっちも、そっちも5人いるから5vs.5出来るじゃねぇか!」と、“世代闘争といえば、まずはコレ!”とも言える5vs.5イリミネーションマッチを提案する。
 だが、そこに「5vs.5言ってるけど、俺もいるんじゃ! 今度は俺も入ってこっちは6人じゃ!」と強引に新世代軍に割り込んできたのが戸澤。「お前なんかどうでもええんや!」と一喝し、“ハリウッド”ストーカー市川との対戦を提示したCIMAだったが、「モッチー、こっちには5人しかおらんのか?」と尋ねると、何と望月は「まぁ俺たちは5人でやってやってもいいんだけど、こんな時のためにこっちももう1人用意してあるんだよ。俺たちの6人目のメンバーはコイツだ!」と叫んだ。

091106_DragonGate-4.jpg そこに姿を現したのは、まさかまさかの人物。何と元悪冠一色の菅原拓也! 谷嵜やKAGETORAなど、一度は袂を分けたものの再びドラゲーマットに帰ってくる選手はいるが、悪冠一色は“解雇”されているだけに、二度とドラゲーマットを跨ぐことはないと思われていた。だが、約5年ぶりにドラゲーのリングを跨いだ菅原は、望月やCIMAと笑顔で握手!
 菅原が登場した途端、顔色が一気に変わったのが土井と吉野。菅原はその2人に対して「こんな奴らがいまトップ張ってんのかよ? 土井、お前はセカンド土井だろ? あと吉野。ほかの奴らは誰だよ。こんな奴らはとっとと潰しちゃったらいいんじゃないの?」と挑発していく。吉野が鬼の形相で「こうなったら絶対に潰してやるよ!」と吐き捨てると、鷹木は「飯が食えなくなったから来たのか?」と言って詰め寄る。
 だが、菅原は「余計なお世話だ。飯が食えなかったら、こんなに太ってねぇよ。お前らは会社に飯食わしてもらってんだろ? 俺は5年前にドラゴンゲートを辞めて、この腕一本で飯食ってきたんだよ! 一丁前にレスラー面してんじゃねぇぞ!」と新世代軍に対して、歩んできた道が違うことをアピール。これで新世代軍もベテラン軍も6人のメンバーが決まったが、八木本部長は一度は「毎年12月はKING OF GATEって決まってんだよ」と全面対抗戦に難色を示したが、選手たちのやる気を考慮して12・3後楽園大会で6vs.6なにわ式イリミネーションマッチによる世代闘争全面戦争決定を発表すると、選手たちに「来月の後楽園は戦場だぞ!」と檄を飛ばした。
 こうしてドラゲー版世代闘争がついに勃発し、場内騒然となる中、新世代軍がリングを降りていくと、何と王冠を持ったアンソニー・W・森が突如登場! 一転して別の意味で場内が騒然となる中、アンソニーは「ヘンリーじゃないか! 僕、こんなこともあろうかとこの王冠、大事にとっておいたんです。ヘンリー、この王冠を被ってまた王子やってくれよ」と、菅原に王冠を被せようとする! もうヘンリー・III世・菅原には戻れない菅原が必死に抵抗すると、望月が「お前の気持ちは痛いほど分かるが、今日はそういうのじゃないんだ。お前にちょうどいい舞台があるよ。今月の武勇伝(11・28新木場)で戦い合えば分かるよ」と言って、菅原&藤田ミノルvs.アンソニー&望月を提案。
 ひとまずそれで話がつき、最後は“チャラ”ってことで話をまとめたベテラン軍。インタビュースペースでは望月が、すでに菅原とはZERO1マットで再会しており、そこで「機会があったらいつでもかかってこい!」と声はかけていたと、今回の経緯を説明。そして奇しくも11月5日に所属していたソウルコネクションが活動休止を発表したため、晴れてフリーとなった菅原だが、いきなり古巣ドラゲーマット登場というビッグサプライズをやってのけた。
 世代的にはどちらかと言えば新世代寄りの菅原(※闘龍門8期生)だが、望月曰く「ガっちゃんが辞めた5年前、土井はセカンド土井でM2Kの金魚のフンだったんだよ! それに比べてガっちゃんは悪冠一色でもうトップでやってたからさ」という理由で、ベテラン軍に力を貸してもらうと説明。
 CIMAが「このままやったらドラゴンゲートはアカンっていうのが俺らの結論や」と言えば、望月も「アイツらだけで飯が食えるなら、俺らはとっとと隠居したいわ。体キツイんだよ。でもアイツらだけじゃ商売にならないから、俺らが仕方なく立つしかねぇだろ?」と、新世代だけではドラゲーが成り立たないため、新世代軍を鍛え上げる意味でもトコトンやってやると宣言。
 その一方で戸澤は菅原に対して怒り心頭のようで、特攻隊長らしく「どのツラ下げて戻ってきとんのじゃ! 12月3日まで待てへんぞ! どっかでやらせろ! アイツとシングルでやれるならどこでもええぞ!」と早期の一騎打ちを要求。記者からちょうどZERO1で行われる『天下一ジュニア2009』のトーナメント1回戦で菅原の対戦相手が空いている(※選考中)ことを聞かさせた戸澤は、「それエエやないか! 天下一ジュニア、俺出るぞ! 菅原、待っとけよ!」と11・19ZERO1新木場大会に乗り込むことを宣言した。

›2009年11月04日

中邑はやはり来場せず!初代IWGPベルトはジョシュの手に。小川に近づいた人物は…

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091103_IGF-1.jpg 3日、JCBホールで行われたIGFプロレスリング『GENOME 10』。JCBホール初進出ながら、非常に注目度の高い大会となったが、全試合の詳細はナイガイモバイル☆バトルをご覧下さい。
 今大会がなぜ注目度が高かったと言えば、何と言っても新日本プロレス9・27神戸大会で、IWGPヘビー級王座を奪取した直後に中邑真輔が「猪木! 旧IWGP王座は俺が取り返す!」と発言したことから始まる。この発言を機に新日本から“絶縁”されていたIGFサイドが、中邑に対して11・3JCBホール大会への参戦or来場を呼び掛け。しかし中邑は「狙いはあくまでも猪木1人」と、IGFとの対抗戦を否定。
 その後、10月14日になって久しぶりに公の場に姿を現したアントニオ猪木は、密かに腰椎すべり症の大手術を受けていたことを告白すると共に、中邑の発言に関しては「耳に入ってないね。いま初めて聞きました。何をしたいんですか?」と寝耳に水の様子。一部では中邑発言を仕掛けたのは猪木本人という噂もあったが、この反応を聞いた中邑は「要はノーでしょう。正直、ショックですね」とガッカリ。
 一気にトーンダウンした感もあったが、澤田敦士が中邑が奪還を宣言した初代IWGPのベルトを持ち出して、11・3JCBホール大会で対戦が決まっていたジョシュ・バーネット相手に“防衛戦”を行うと発言したり、新日本11・1後楽園大会にIGF軍団が来場するなどして、何とか話題をつなぎ止めていたが、新日本サイドはほぼ無視を決め込み、中邑も終結宣言をしていた。
 猪木はカード発表会見も前夜祭も欠席したため体調が心配されたが、休憩明けにタキシード姿で登場! 退院直後にしていたサングラスもしておらず、見た目は元気そう。それでも「今日はリングに上がる予定はなかった」と言った猪木は、持ち前のサービス精神でリングに上がり、来年のデビュー50周年を前に大手術を受けたことを改めてファンに報告した。
 すると観客から「真輔からの喧嘩はどうするんですか!」という声が飛ぶ。明らかにその声が聞こえた猪木は、突如「痛い!」と言うと、「親の遺言で恥はかいても字は書くなと言われたんだけど、ここに筆がある。ということは何かやらないといけないのかなと」と言って、テーブルの上のボードに筆で「腰の完売」と酒の銘柄「越乃寒梅」に引っかけたダジャレを書き上げた。
 そのまま中邑について触れることなく、「俺が腰の手術をしたら勝手に切符が完売したということで、腰の完売と(笑)。来年はもっともっとプロレスを優先したいと思います」と言うと、「1、2
、3、ダァー!」で中締めをしてリングを降りた。

 リング上では中邑に一切触れなかった猪木だが、この日観客に無料で配られたパンフレットに掲載されていたインタビューの中で、中邑について語っている。「現実に闘えったって闘えるわけないし。ただ、一言いえるのは、命を懸けるんだったらやってやるぜ」「(命を)獲るか獲られるかみたいな勝負ならやってもいいよ。その代わり、再起不能だぜ? それはもしかしたら俺のほうが(再起不能になるかもしれない)」とプロレスの範疇を超えた“真剣勝負”ならば、対戦するのもやぶさかではない様子。だが具体的な対戦方法に関しては「俺が言ってるのは全然レベルが違う真剣ですよ。じゃあ、どうやって若い元気なヤツに勝てるんですか?って聞かれても、そんなことはここで言えるわけがない。それは、その時になって明かすことだから」と煙に巻いた。
 その上で「何年か前にそれをわかってくれてたら、もっと……まぁ、しょうがない。結局、ほとんどの選手が気がつくのが遅すぎるよね。で、気がついた時にはもうチャンスを逸してるというか、時が過ぎてる」と、もっと前に猪木が中邑に目を付けていた頃に言ってほしかったという本音もチラリ。そして「ズバリ言えば、(中邑は)新日本という枠の中から飛び出せないでしょ? ちょっと飛び出したらおもしろくなるけど、1ミリも飛び出してないじゃん」と苦言を呈した。

091103_IGF-2.jpg この日、中邑も新日本関係者も会場内で見かけることはなかったが、唯一中邑の話題が出たのが、第7試合で行われたジョシュ・バーネットvs.澤田敦士の煽りV。10・12蝶野25周年記念興行で大谷晋二郎にIWGPヘビー級王座を防衛した中邑が「誰かが代わりにとか、5vs.5とか、そういう古いやり方には付き合わない。俺が望むのは1vs.1」とIGFの対応に対して不満をブチ上げたときの映像を流した上で、澤田の「今回は中邑を利用させてもらった。ジョシュと戦えるのは最大のチャンス!」という発言が使われていた。
 確かに中邑の猪木発言で注目度が高まる中、真っ先に中邑に噛みついたのが澤田。いくら中邑が猪木以外は眼中にないと無視しても、澤田は何度も中邑を挑発していき、その結果vs.中邑用にカードが空いていた者同士ということで、ジョシュ戦が組まれた。その上、中邑が奪回を宣言した初代IWGPのベルトを持参(ただし「アメリカで猪木さんから譲り受けた」というこの初代ベルトは真新しい)。これでジョシュから大金星でも奪おうものなら、さらに声高に中邑戦を叫んでより注目を集めるだけに、「中邑を利用した」という発言には説得力がある。
 気合いの入った澤田はゴング前に奇襲攻撃を仕掛けていったが、意気込む澤田を場外に放り投げたジョシュが逆に「ナンダヨ、ワレ! ドウシタ、コイ!」と挑発。澤田がリングに戻ってくると、サイドスープレックス、垂直落下式ブレーンバスター、STFとプロレス技を中心に澤田を追い込んでいくジョシュ。さらに手に付いた澤田の鼻血をペロリと舐めてニヤリと笑ったジョシュは、ラリアット、フロントスープレックス、ワキ固め、クロスフェースとさらにプロレス技で追い込んでいったが、澤田もブレーンバスターをマジックスクリューで切り返すと、腕十字で一発逆転を狙う。
 だが、これを脱出したジョシュは得意のジャーマンで投げていくと、カウント2で返した澤田を捕らえ、首をかっ斬るポーズから豪快にライガーボムを決めて3カウント。さすがの強さを見せた。敗れた澤田は戦前からこの試合を“防衛戦”と言っていたが、持参した初代IWGPのベルトをジョシュに手渡した。するとジョシュは「コノリング、IGFデス。シンニホンプロレス、ゼンニホンプロレス、ゼンブ、ナカムラ、イツデモ誰デモヤッテヤル!」と猪木まりに“いつ何時誰の挑戦でも受ける”発言!
 まるでIGF旗揚げ当初、当時IWGPヘビー級王者だったブロック・レスナーがベルトを持ったままIGF旗揚げ戦に参戦。そのときの試合でカート・アングルに敗れ、IWGPのベルトを進呈したときを再現するかのよう。あのときはその後、アングルと中邑がベルト統一戦を行ったが……

091103_IGF-3.jpg メインでは“暴走王”小川直也と“帝王”高山善廣が待望のシングル対決。久しぶりにオープンフィンガーグローブを着用した小川は、UFO所属として新日本プロレスに参戦していたときに使用していた『S.T.O』に乗って入場。
 小川は牽制のジャブを放っていき、さらにロープに押し込んでいきブレイク直後に手を叩きながらカン高い声で「オイオイオイオイ!」の挑発。“暴走王”モード突入か?と思われたが、逆にロープに押し込んでいった高山がグーパンチ。その後も高山がグーパンチを出していくと、「ふざけるんじゃねぇぞ!」と吐き捨ててオープンフィンガーグローブを脱ぎ捨てて素手になった小川は、高山をコーナーに押し込んでいって踏みつける。
 さらにバックドロップ2連発を見舞った小川は立ち上がろうとした高山をSTOで叩き付けると、あの橋本真也戦を再現するようにさらにSTOボンバー2連発! 1回卍固めを挟んで再びSTOを出した小川だが、高山はニーリフトで迎撃すると、館内に鈍い音が響くほどのヘッドバットを連打。さらにニーリフトとパンチで追い込み、エベレストジャーマンを狙った高山だったが、これは丸め込んで逃れた小川。フロントネックロックからバックに回ると、胴絞めスリーパーへ。
 これがガッチリ決まり、高山が“落ちた”ためレフェリーが試合をストップ! キング(王)対決は小川が初めて橋本を破ったときと同じ技で勝利した。試合後、インタビュースペースで小川は今回の勝利にイマイチ納得いっていないようで、今後も高山とは戦っていきたいと語った。その上でIGFに参戦して3年となり、そろそろこのリングを“最後のリング”に定めて骨を埋める覚悟でやっていくと宣言。猪木も「来年はとにかく暴れまわってやろうと思っている」と語り、大物のスカウトも予告しているだけに、小川にとっても大勝負が待っているのかもしれない!
 そして小川が控室に引き揚げようとしたところに、近づいていくガタイのいい人間が! その男は“大麻力士”として世間を騒がせた元若麒麟(鈴川真一氏)。小川が「誰だ?」と言うと、隣にいた澤田が元若麒麟を小川に紹介。小川はイマイチよく分からない表情のまま、元若麒麟と握手を交わすと控室へ消えていった。
 一部でプロレスラー転向と報じられた元若麒麟だが、マスコミにそのことを質問されると、2週間前に会った猪木から「来れば分かるさ」と言われて観戦に来ただけだと説明。プロレスを生で見るのは初めてとのことだが、「話があれば前向きに考えたい」とレスラー転向に色気を見せた。「こんなにフラッシュを浴びたのは逮捕以来だ」と猪木ばりのジョークを言ってのけたこの男。相当の大物か、それとも……

›2009年11月02日

新日本の会場に来たIGF軍団が「ファンがやれって言ってるんだからやるべき」と主張!

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 1日、後楽園ホールで行われた新日本プロレス『NEW JAPAN TRUTH〜G1 TAG LEAGUE〜』最終戦。G1タッグリーグの準決勝〜決勝以外にも11・8両国大会を見据えた試合や、思わぬ発表や来客が登場し、異様な盛り上がりを見せた今大会。全試合の詳細と試合後のコメントはナイガイモバイル☆バトルをご覧下さい。
 G1タッグリーグは準決勝で中西学&大森隆男のワイルドチャイルドを下したバッド・インテンションズ(ジャイアント・バーナード&カール・アンダーソン)vs.同じく準決勝で中邑真輔&矢野通から大金星を奪った現IWGPジュニアタッグ王者コンビのApollo55(田口隆祐&プリンス・デヴィット)。決勝の試合前、TNAで再びIWGPタッグ王者に返り咲いたチーム3Dから11・8両国大会に参戦して誰の挑戦でも受けるというビデオメッセージが上映された。つまりG1タッグリーグ優勝者が自動的にIWGPタッグのベルトに挑戦するというわけだ。
 試合は断然不利と思われたApollo55だが、クイックタッチと機動力を活かして応戦。しかしバッド・インテンションズはデヴィットを捕まえて代わる代わる攻撃していく。何とかピンチを脱して田口にタッチすると、機動力をフル回転させてバッド・インテンションズを分断。バーナードを場外に追いやってデヴィットがトペコンを発射している間に、田口がアンダーソンに必殺のどどんを決めたがカウントは2。
 バーナードがリングに戻ってくると、田口の円盤中毒からデヴィットのダイビング・フットスタンプ、さらにデヴィットの顔面へのガットバスター〜スクールボーイで大金星かと思われたが、これもカウントは2。するとバーナードが一気にバーナードボムで叩き付け、アンダーソンが必殺のガン・スタン。田口が辛くもカットに入ったが、その田口にバーナードがバーナードライバーを決めると、デヴィットにはマジックキラーを決めて3カウント。
 最後は圧倒的なバーナードのパワーとアンダーソンのナイスフォローで、バッド・インテンションズがG1タッグを制覇。試合後、バーナードはチーム3Dの持つIWGPタッグ王座に再び挑戦することをアピールすると、「ニュージャパンプロレスリング、イズ、イチバーン!」と高らかに宣言した。

 さらに試合後、バーナードを主役とした映画『マザコング』の制作発表会見が行われた。映画の内容だが、何と“世界一のマザコン”という設定のバーナードが、母親のもとを離れて日本の旧家のお嬢様を振り向かせようとするロマンティック・コメディとのこと。すでに曙や新日本プロレスの協力が決定しており、お嬢様役の女優などをキャスティングした上で2010年中頃より撮影開始するという。
 この映画の脚本を務めるジェーソン・ハーウィツ氏はバーナードとは30年来の友人。このハーウィツ氏に、写真家・荒木経惟氏のドキュメンタリー映画『アラキメンタリ』などを制作した25th Frame,LLCが協力してこの映画が作られるという。まずは日本のファンに向けて公開できるようにするとのことなので、完成を楽しみに待とう。

 さらにこの日、11・8両国大会で中邑の持つIWGPヘビー級王座に挑戦する棚橋が、自分の試合を終えたあとに中邑を呼び出し、「中邑、お前にタイトルマッチの前に1つだけ聞きたいことがある。お前はIWGPのベルトが輝いていないって言ったな。どうだチャンピオン、いまIWGPのベルトは輝いているか? どうだ、答えろ!」と詰め寄ると、中邑はニヤリと笑って「ちっちゃえー奴が背伸びしてうるせぇな! テメーの挑戦受けたときからかまってやっているだろうが? そんなにベルトが欲しいか? U-30でも巻いてろよ」と吐き捨てた。これには怒り心頭の棚橋だったが、その棚橋を狙ってTAJIRIも来場。
 逆にTAJIRIが棚橋を呼び出した際は棚橋は姿を現さず。「今日は臆病者の棚橋弘至に2つ言いたいことがあってやって来た。1つ、僕からのメッセージにどうして応えようとしないのか? 1つ、今度の両国でお前が中邑のベルトに挑戦するのはおかしい。なぜならお前は僕に負けているからだ! というわけで棚橋弘至、出てこい! 出てこないならお前を臆病者と思う!」と言うTAJIRIに対し、殴りかかっていったのは岡田かずちか。「お前の相手はこの俺で十分なんだよ! 1つだけ言ってやる! お前は新日本のリングに相応しくないんだよ!」と叫ぶ岡田を尻目に、不満を露わにしながら去ってTAJIRIだが……

 また、12月22日と23日には後楽園ホールでジュニアヘビー級のオールスター戦『SUPER J-CUP』が開催されることが電撃発表された。94年に新日本が主催となって第1回大会が開催され、その後95年にWAR主催の第2回、2000年にみちのくプロレス主催の第3回、04年に大阪プロレス主催の第4回が行われたが、今回再び新日本が主催となって第5回大会が開催されることになった。
 発起人でもある獣神サンダー・ライガーは「来る12月22、23日の両日、ここ後楽園ホールでJ-CUPを開催します。協力してくれる団体、参加してくれる団体は追って発表できると思います!」と宣言。以前『PREMIUM』でJ-CUP復活を訴えていたライガーだが、今回も蝶野正洋に相談しながら進めていくとのこと。とりあえず2DAYSトーナメントが開催されることは発表されたが、果たしてどの団体のどの選手が出場するのか非常に楽しみだ。

 そして、この日1番のサプライズは中邑のアントニオ猪木への挑戦&初代IWGPヘビー級ベルト奪還発言を受けて、11・3JCBホール大会への来場を呼び掛けていたIGFが、新日本の会場に現れたことだろう。放送席横のリングサイドからサイモン猪木取締役をはじめ、ジョシュ・バーネットと赤い闘魂タオルを巻いたモンターニャ・シウバが陣取り、別の席にはジョン・アンダーセンとエリック・ハマーの姿も。
 休憩時間には多くのマスコミと熱狂的な新日本ファンに取り囲まれたIGF軍団だが、サイモン氏はほとんど口を開くことなく一緒にいた宇田川強エグゼクティブディレクターが応対。「11月3日、ウチは試合を空けて待ってますから。逆にファンの皆さんから中邑真輔に言っておいてくださいよ」と言う宇田川EDに対し、「初代のIWGPベルト持っているのは誰だ!」と叫ぶ新日本ファン。
 「そんなの新日本のフロントに聞けばいいじゃないですか。そんなのは我々に言うことじゃない」と言いながら苦笑いする宇田川EDを見て、新日本ファンはさらに「新日本のリングに上がる勇気のある奴はいるのかって?」と叫びながら詰め寄る。すると宇田川EDは「逆に(新日本側に)IGFのリングに上がる勇気のある奴はいるのか? そっちのチャンピオンが先に仕掛けてきて、それはないんじゃないんですかって!」と応戦。
 一色触発のムードの中、マスコミに向かって「これぐらいは(熱が)ないとダメでしょ」と余裕を見せた宇田川EDは「逆にファンの皆さんの手で中邑を動かしてくださいよ。向こうから言ってきて、向こうから挑戦したいって言ってきてるのにさ。ジョシュにしろ、モンターニャにしろ、小川(直也)さんにしろやるって言ってんのに」と中邑への不満を吐露。すでに小川やジョシュのカードは決まっているが、「相手を空けていたのに、来なかったのはどっちよ(苦笑)。こっちだって早めに(カードを)決めないといけないからね。ファンの熱を(中邑に)伝えてよ」と、あくまでもIGFとしては「中邑を待っていたのに来なかった」という部分を強調。
 「サイモン帰れ!」といった怒号や中邑コールなどが新日本ファンから起こる中、「ファンがやれやれ言っているんだからやろうよって。ファンの方からどんどん盛り上げていってもらえばいいんじゃないですか。ひと言で言うなら(中邑は)逃げたってことじゃないですか」と、ファンのこの反応は中邑にvs.IGFをやってほしい証だと介錯。だからそのファンの声に応えず出てこない中邑は逃げたという見解を崩さなかった。
 宇田川EDは「当日券で来ただけ。(新日本側の人間との接触は)ない」と語り、新日本サイドもこのIGFの視察に対する反応はとくに見せなかったが、11・3IGFのJCBホール大会で新たな動きはあるのだろうか?