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›2010年01月03日

これが最初で最後のかくし芸大会プロレス!カオス状態の中、現れたあの人は…!

Posted by TEAM-angle at 22:01 / Category: 【プ】DDT・マッスル / 0 TrackBack

100103_DDT-1.jpg 3日、後楽園ホールで行われたDDT『第一回 DDT新春!かくし芸大会プロレス』。例年であればこの時期は『マッスル』が開催されるのだが、現在休息中のため代わりに行われたのがかくし芸大会プロレス。その全容はバトル・ニュースでご覧下さい。
 DDT所属選手&レギュラー選手を中心に赤組、青組に分かれてかくし芸を披露して競い合うという大会なのだが、まずは開会宣言代わりに高木三四郎大社長が、ミツボシのカレーを乗せたテーブルの上に敷かれたテーブルクロスを堺マチャアキ大先生ばりに、カレーをこぼさず引き抜いてみせた。そして第1演目は赤軍vs.青軍新春かくし芸ランブル。ステージ上で各選手がかくし芸を披露し、総合司会の鶴見亜門が合格と認めた選手のみがリングに上がって試合(バトルロイヤル)が出来るというルール!
 松永智充と安部行洋がナイツ風漫才を披露すれば、タノムサク鳥羽は哀愁漂うトランペットを披露し、小笠原先生はお馴染みのバット折り(1回失敗!)、澤宗紀はバルーンアート、ポイズン澤田JULIE(以下PSJ)と美月凜音のかなり強引な二人羽織など次々にかくし芸を披露した選手たちが合格し、リング上でバトルロイヤルを展開。異色だったのはヌンチャクアーティストの宏樹! グレート・カブキばりのヌンチャク殺法&毒霧だけでなく、目隠ししての鎖鎌での演舞まで披露! 思わず横に置いてあった(?)中澤神社のマイケルご本尊がビビっているように見えるほど!
 さらに谷口智一と高尾蒼馬の2人は新体操を披露したのだが、長尺を使った割にはあまりにも独創的過ぎて観客に伝わらない感じ……。一度は失格した菊タローや伊橋剛太も再度のトライで合格し、バトルロイヤルに参加。目まぐるしい攻防の末、高尾に合体ブレーンバスターを仕掛けた菊タローと澤を高尾が首固めで丸め込んで失格にさせたところで、PSJは上から高尾を抑え込んで漁夫の利で優勝した。今年こそ蛇界転生は大復活となるのか!?

100103_DDT-2.jpg 第2演目は“奇才”アントーニオ“ルノアール”本多が監督となり、イタリアン・フォーホースメン(現在は3人だが)とベルトHUNTER×HUNTERで後世の残るリアルおとぎ話を作るという。その作品の中は『ホモ太郎』! もちろん主演は男色ディーノ。ただの『桃太郎』のパロディには収まらないと豪語したアントン監督だが、出だしはお婆さん(佐藤光留)が川でパンクラスのジャージを洗濯しながら「お餅を食べる金本浩二」のモノマネをしていると、大きな桃(ディーノの尻)が流れてくる……というもの。
 川から桃を拾い上げたお婆さんは朝から何も食べていなかったため、その桃にもの凄い勢いで食らいついていったのだが、そこに桃太郎(ササキアンドガッパーナ)が現れ、きび団子を落としてしまい空腹なのでその桃を分けてほしいとお婆さんにお願いする。しかしお婆さんは「もしもルパン三世を金本浩二が演じたら」というモノマネをしながら桃太郎のお願いを拒否!
 すると大きな桃は自ら立ち上がり、自分は桃ではなく立派な人間で名をシンデレラだと言い出す。そころがそのシンデレラが突如射殺されてしまう! シンデレラを狙撃したのは『ゴルゴ13』ことデューク東郷(フランチェスコ・トーゴー)! ところが東郷に殺しを依頼した女性の名がシンデレラであることが発覚! そんな重大な事実に気づいたとき、アントン監督の「シンデレラが死んでれら」というダジャレで第2演目は終了!
 結局、出番がなかったマサ高梨がアントンに文句を言ったところから、イタリア軍とベルトH×Hは決別! 結局、6人タッグで対戦することに。すると一旦姿を消していたシンデレラがウェディングドレス姿で戻ってきて(ディーノの女装は超レア!)、桃太郎に男色ドライバーを決めてベルトH×Hが勝利。試合後、光留が今年はデビュー10周年なので2・28新宿FACEで、変態レスラーを集めて自主興行を行うことを発表していると、そこに東京愚連隊が乱入! 愚連隊はベルトH×Hの持つUWA世界6人タッグ王座への挑戦を表明し、両者のタイトルマッチが1・24DDT新木場大会で行われることが決定した。

100103_DDT-3.jpg 第3演目として大家“バター”健主演の映画『汁レスラー』を上映。昨年話題になったあの映画と似ているようで似ていない問題作だったが、その中身はバトル・ニュースでご確認ください。
 そして最終演目として、日曜夕方6時vs.6時半の4vs.4全面対抗イリミネーションマッチが行われた。日曜夕方6時と言えばいまやすっかりお馴染みの『ちびまる子ちゃん』……? まる子(飯伏幸太)、たまちゃん(ヤス・ウラノ)、花輪くん(KUDO)、丸尾くん(ケニー・オメガ)というメンツに対し、日曜夕方6時半はもちろん『サザエさん』……? サザエさん(高木)、波平(長井満也)、タラちゃん(MIKAMI)、タマ(三和太)と、リング上には日本を代表する国民的アニメのキャラクターが大集合!?
 花輪くんは「ヘイ、ベイビー」と言いながら攻撃を繰り出していき、対するタマはかなり太めだが猫パンチや引っ掻きなど意外と忠実! だが、そんなタマに対して容赦ない蹴りを叩き込んでいく“動物虐待?”なまる子。試合中も新聞を読んでいることをサザエに注意された波平さんは、ステテコの下にキチンとレガースを着用しており、ニーリフトやキャプチュードまで繰り出していく! 花輪くんのダイビング・ダブルニードロップを食らったタマが3カウントを取られて失格になると、波平さんが新聞で花輪くんを殴打してオーバー・ザ・トップロープ(以下OTR)で失格にしていく。
 しかしたまちゃんが波平さんの1本しかない頭頂部の髪の毛を掴んでOTRで失格させると、背後からサザエさんがたまちゃんをOTRで突き落とす。さらにサザエさんとタラちゃんは親子合体技で攻撃していくが、サザエさんの大根フルスイングはかわされて愛息に誤爆! すると丸尾くんの波動拳→まる子のジャーマンでタラちゃんはOTRに。さらに丸尾とまる子はサザエさんにPKこころを決めて、2人残しで勝利! だが、試合後亜門さんから「気付いたんですけど、この2チームが争う必要ないんじゃないですかね? 同じ局ですし、視聴者のリレーも出来ているわけですし」と言われ、日曜夕方6時と日曜夕方6時半はあっさりと和解した。

100103_DDT-4.jpg これで全演目終了となったのだが、得点を見てみると赤組も青組もわずか5点で同点! そこで赤組の大鷲透キャプテンと青組の趙雲獅龍キャプテンのかくし芸対決で勝負をつけることになったのだが、そこに「まだ青組は死んじゃいねぇ!」と待ったをかけたのが高木大社長。
 ミツボシのカレー、シャンパングラスタワーと2度のテーブルクロス引きに成功している大社長は、最後に大日本プロレスの伊東竜二&李日韓夫妻が持ってきた“蛍光灯門松”をテーブルに乗せて、テーブル惹きに挑戦するから成功したら青組の勝利にしてくれと提案。場外では絶対に蛍光灯を割ってはいけないという厳しい条件の下、大勝負に挑んだ大社長は見事一発でテーブルクロス引きを成功させた!
 ところが大社長は「これは景気づけだ! 2010年、DDTがうまくいくための景気づけだ! こうなったら赤組と青組のレスラー全員で試合をすればいいじゃねぇか!」と突如言い出す。これを聞いた大鷲と趙雲もまるでセリフを読んでいるかのように大社長の提案を承諾。
 そしてボーナストラックとして赤組15人vs.青組15人、総勢30人ものレスラーが一斉にリング上へ。試合権利のある2名以外の選手はエプロンで待機するのだが、リングを一周するくらいの人数がいるため、観客からはリングが見えないと大不評……。それでも試合は進んでいったのだが、カットプレー1つ取っても14名の選手が一斉にリングに雪崩れ込んでカットするため、袋叩き状態に! これが両軍のレスラーの闘争本能に火を付け、ついには両軍入り乱れての大場外乱闘に発展!

100103_DDT-5.jpg 会場中で30人ものレスラーが大乱闘を展開するという異常事態の中、ステージ上に現れたのは黄色いスーツの男性……おもむろに『空に太陽があるかぎり』を歌い出して、この異常空間をまるで芸能人運動会のような雰囲気に変えたこの男は、何とゴージャス松野!
 体調不良でしばらくDDTのリングから遠ざかっていた松野さんだが、その立ち姿、その歌声、かなり元気になったことが分かり、会場も一気にハッピームードに。それでも30人のレスラーの乱闘は続いていく……。歌い終わった松野さんはそんなのお構いなしでステージを降りようとしたのだが、観客からは「アンコール」が巻き起こる。すると松野さんは再びステージに昇り、『空に太陽があるかぎり』を熱唱。結局、松野さんが4回『空に太陽があるかぎり』を歌っても乱闘は終わらなかったのだが、いつの間にかリング上では赤組の選手たちが青組キャプテンの趙雲にトレイン攻撃。
 しかし趙雲はうまいこと中澤“CEO”マイケルと体勢を入れ替え、今度は赤組の選手たちが一斉にマイケルにトレイン攻撃。そして止めとばかりに趙雲がマイケルに北京式リバースゴリースペシャル・ドライバーを決めようとしたのだが、マイケルはうまいことエビ固めで切り返し、最後は拝みながらフォールして3カウント! この結果、赤組が勝利。
 キャプテンの大鷲が「今年、いまのところ一番嬉しいです!」と喜びの挨拶をすると、最後に大社長が「新年一発目の大会、いかがだってでしょうか? 残念ながら第1回かくし芸プロレスは1年の歴をもって今日終了します! 1回くらいなら怒られないで済むんだよ!」と新年のご挨拶。大盛り上がりだったかくし芸大会プロレスだったが、残念ながらこれが最初で最後の大会になるという。そして2010年一発目の大会で不死鳥の如く復活した松野さんが、「必ずこのリングに戻って来ます。私は1日たりとお客さんのこと、DDTのことを忘れたことはありません。必ずこのリングにレスラーとして帰ってきます!」と力強くファンに約束。
 『マッスル』以上のカオス感満載だったかくし芸大会プロレスだったが、最後はお年玉代わりに選手たちが観客に切り餅を投げてプレゼント。新年らしいハッピームードに後楽園ホールが包まれた。

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