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›2010年01月05日

新日本×ノアの対抗戦は2勝2敗!中邑はこだわりのヒザでこだわりの相手を沈める!

Posted by TEAM-angle at 03:00 / Category: 【プ】新日本プロレス / 0 TrackBack

 4日、東京ドームで行われた新日本プロレス『レッスルキングダムIV in 東京ドーム』。毎年恒例、新日本の大一番新春の東京ドーム大会だが、全試合の詳細&試合後のコメントはバトル・ニュースをご覧下さい。
 今年はノアとの対抗戦を中心に、TNAやCMLLの選手やリビング・レジェンドのレスラーも出場。その中でメインを務めたのが、フリーの大物・高山善廣が中邑真輔の持つIWGPヘビー級王座に挑戦した一戦。6年前のドーム大会で激突した際、中邑は高山にボコボコにされながらも最後の最後に関節技で勝利。その後はお互いに交わることがなかったが、中邑は昨年「過去と闘ってなにが悪い! 昔を越えようとして何が悪い! 未来は俺が創る!」と発言。すると高山が「強くなったチャンピオンの中邑真輔と闘いたい」と反応し、両者の対決が実現することになった。
 久しぶりに新日本のリングに立った高山だが、相変わらずニーリフトを中心としてエグい攻撃を繰り出していく。エプロンから中邑の顔を出すと、自ら場外に降りた高山はヒザで中邑の顔面を蹴り上げる。さらにコーナーに逆さ吊りにしてのランニングニー。何度も悶絶した中邑だが、高山が倒れたところにニースタンプを落とすと、飛び付き腕十字で高山の腕を壊しにかかる。
 それでも山のように立ちはだかる高山は、落差のあるバックドロップ、ダブルアーム・スープレックス、さらにはエプロンに出た中邑をロープ越しのドラゴンスープレックスでリング内にぶっこ抜いていった高山は、必殺のエベレストジャーマン! だが、投げられながらも中邑は腕を取って再び腕十字へ。これを顔面踏みつけで逃れた高山は、チャンスと見てタックルに来た中邑に対し、アレクセイ・イグナショフばりにカウンターのヒザ蹴りで迎撃!
 それでも起き上がった中邑は後頭部へのボマイェを返してからダウン。そして最後の力を振り絞ってスリーパーに捕らえるが、高山は背後のコーナーに叩き付けて脱出。すると中邑は最近“奥の手”にしているナックルパンチ! これに対し高山は「お前がそう来るなら」とばかりに、かつて藤田和之やドン・フライとド突き合ったときのようなパンチの嵐。だが、ハイキックからの逆回し蹴りで高山にヒザをつかせた中邑は必殺のボマイェを連打。
 だが、高山は腕でブロック。すると中邑は間髪入れず左のボマイェを発射! そしてダメ押しに渾身のボマイェを叩き込み、高山から完璧な3カウントを奪ってみせた。試合後、すぐに中西学がリングに上がって、中邑に詰め寄って王座挑戦を表明するが、中邑は無愛想に手で払いのける。そこに高山から歩み寄っていき、握手をして中邑の健闘を称えると両者は抱き合った。マイクを向けられた中邑は「自分が少しでも成長した、強くなったと思いたいですね」と言うと、最後に「過去はいまに、いまは未来に続く! いまを生きるしか未来は作れない! 俺は今日を生きている!」と新しいメッセージをファンに向けて送った。

 試合後、インタビュースペースに晴れやかな表情で現れた高山は、6年前の中邑と比べて「力強かったね。闘う前にも言ったけど、前は何かクルクルってやるのが得意なボクちゃんだったけど、身体ごとぶつかってきて、最後はもうヒザ食らってね。ハイキックもすごいのもらったし、素直に強くなった。強くなったって言ったら失礼だね。俺が負けたんだし、チャンピオンだし、つえーよ中邑」と素直に中邑の強さを認めた。
 さらに中邑にとって高山との対戦が大事な一戦だと言うことを公言していたが、高山の口から「戦前から彼はリスペクトしてくれてたからね。その気持ちはすごくありがたかったしね。今だから言うけど、俺が倒れてから結構、要所要所で彼が近くにいるわけよ。それで復活して初めて当たって、俺が言うのもあれだけど、ここまできたかと。スゲーチャンピオンになったなって、素直にね(思う)。今日は叩きのめしてくれてありがとう、と。また俺がカムバックすればいいや。またやるよって。ここに侵略しに来るから。また呼んでくれるかな、新日本」と、高山にとっても中邑は“思い入れのある選手”であることが明かされた。
 一方の中邑はいつも以上に気迫がこもったボマイェを放っていたことについて、「ヒザ、単純な技ですよ。単純な技ですけど、それでいつも単純な技で死にそうな目に遭ってきましたからね。一発一発、容赦なく入れさせてもらいました。自分の声に呼応してくれた高山選手に礼を尽くすのには、唯一それしか方法がなかったんでね」と熱い思いを語ったのだが、高山戦後に対戦要求してきた中西が「レスラーは40代が一番脂がのっている、だから挑戦する」と言っていたことを伝え聞くと、「知らないですね、自分は。40までに11年ある! 俺には今しかないです! 明日生きることなんか出来ないでしょう。いま、この瞬間生きなきゃ明日なんてやって来ない。知らないね、40がどうとか。それだけあの人、生きてきたの? 俺はそうは見えないですね。たまたま今日でしょ。おせーよ!」と冷たく言い捨てた。

 新日本×ノアの対抗戦はまず09年G1クライマックス覇者の真壁刀義が、再三乱入して真壁を襲撃してきたモハメド・ヨネをまったく寄せ付けず、トップコーナーからのキングコング・ニードロップで勝利。
 昨年末の第5回『SUPER J-CUP』で優勝した丸藤正道が、タイガーマスクの持つIWGPジュニア王座に挑戦した一戦は、両者の持ち味が出たジュニアらしい好勝負となったが、タイガーがミレニアム・スープレックスからデストロイ・スープレックスを狙ったところで、辛くも脱出した丸藤が不知火・改! さらにJ-CUPを制したポールシフトを狙ったが、タイガーも必死に防御。すると丸藤が奥の手であるタイガー・フロウジョンでタイガーを叩き付けて勝利。IWGPジュニア王座を奪取した丸藤は、タイガー戦は対抗戦という意識がなかったが、これを機に変わってくるだろうと言うと、防衛戦をノアマットではやるつもりはなく、新日本サイドが新日本のリングに呼ばなければ防衛戦をやらないと注文をつけた。
 棚橋弘至vs.潮崎豪の一戦は一番新日本×ノアの色合いが濃く出た一戦となった。潮崎は師匠・小橋建太譲りのチョップと、故三沢光晴を意識したと思われるエルボーを武器にガンガン攻めていくが、棚橋は潮崎の左ヒザ攻撃を軸にして、三沢さんのような左右のエルボーからタイガードライバーの体勢(結局ダブルアーム・スープレックスだったが)を見せるなど、潮崎だけでなく観客をも驚かせながらうまく試合を組み立てていく。潮崎は豪腕ラリアットやムーンサルトプレスこそ出せたが、どうしても必殺技のゴーフラッシャーが出せない。相手に必殺技を出させないまま、棚橋はドラゴンスープレックス→スリングブレイド→抱え込み式ファルコンアロー→旋回式ハイフライフロー→ハイフライフローと必殺フルコースで潮崎を仕留め、一枚上手なところを見せた。
 大将戦となった杉浦貴の持つGHCヘビー級王座に後藤洋央紀が挑戦した一戦は、過去2度敗れている後藤が奈落式ネックブリーカーや完璧な形で昇天・改まで決めたものの、昨年の新日本参戦を機に力強さがグッと増した杉浦は沈まない。ターンバックル・ジャーマン、ジャーマン、ドラゴンと次々に後藤をブン投げていき、必殺のオリンピック予選スラムを狙ったところで、後藤は昇龍結界で切り返す!
 これがリング中央でガッチリ決まり、後藤に最大のチャンスが到来したのだが、杉浦はロープに脱出。後藤は残るは気迫しかないとばかりに激しい張り手合戦を挑んでいくが、打ち勝ったのは杉浦。フラフラになった後藤をオリンピック予選スラムで投げていった杉浦は、アンクルホールドへ。何とか逃れようとした後藤だが、杉浦は倒れ込み式に移行して後藤を動けなくすると、ついに後藤はギブアップ! 杉浦が王座防衛に成功すると共に対抗戦は2勝2敗に終わった。
 3回連続杉浦に敗れた後藤に対し、同じように2度後藤に勝利しながらも3度目の対決で敗れた田中将斗が「お前の腐った根性、俺がもう一回鍛えなおしてやるわ!」と4度目の対決を要求。後藤は「田中にしてもそうだし、杉浦にしてもまだ終わらない。まだまだこれから2010年始まったばかりですよ。何も心配しなくていいですよ。俺はこっから這い上がりますから、自分の力で」と自力での再起を誓った。

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