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›2010年02月14日

60-65kgトーナメントは選考試合からスタート!前田は政治家になってもOUTSIDER継続宣言

Posted by TEAM-angle at 21:39 / Category: 【格】RINGS・THE OUTSIDER / 0 TrackBack

100214_Outsider10-1.jpg 14日、ディファ有明で行われたFIGHTING NETWORK RINGS『THE OUTSIDER 第10戦』。全試合の詳細はバトル・ニュースをご覧下さい。
 昨年好評だった65-70kgトーナメントに続き、今年はまず60-65kgトーナメントを開催することになり、今大会ではトーナメント本戦出場に向けての選考試合が多く組まれた。“ヨコハマ・メタルシティ 陵辱のバッドチューニング”土橋政春選手や“青森最強 死神ストライカー”神風飛丸選手、“寝ても立ってもフルボッコ 取手の拳帝”幕大輔選手、“学生プロレス元王者 ジ・ウィンナー”五十嵐充選手といった、OUTSIDERファンにはお馴染みの選手が多数出場する中、優勝大本命と言われているのが“アウトサイダー少子化対策担当大臣 最強保育士”秋山翼選手。
 ところが、選考試合にしてその秋山選手を破り、本戦に進ませないんじゃと思われるほど強敵との対戦が実現! 何と秋山選手の相手は“渋谷連合初代頭 喧嘩破壊堕天録カイジ”平野海志選手! この注目の一戦は当日、やや試合順が変わってしまったが、トーナメント選考試合のメインとしてラインナップされていたほど。
 若干20歳の平野選手だが、秋山選手が前に出てくると何倍もの手数で応戦。やや面食らった様子の秋山選手はタックルでのテークダウンにチェンジするが、足関節を取らせない平野選手は逆に胴絞めスリーパーに持っていく。何とか首に腕が回らないように防御した秋山選手は、体勢を入れ替えて上になりパウンドで反撃。
 2Rに入ると平野選手がパンチを出してきたところにタックルを合わせた秋山選手だが、平野選手のガードが固くてなかなか思うようにパウンドを落とせない。逆にタックルを切った平野選手が再び胴絞めスリーパーを狙う場面があったが、秋山選手も極めさせないまま試合終了のゴング。非常に見応えのあるハイレベルの試合だったが、判定で秋山選手の勝利が告げられた瞬間、平野選手はガックリとヒザをつき項垂れるほどショックを受けていた。
 表彰式のときもショックを隠せない様子の平野選手だったが、前田日明代表はこの試合を「本当にアグレッシブで、そのままプロのマッチメークにスコンと入れて、テレビに映してもレベル的に全然問題ないというか。いい試合でしたよ」と絶賛し、ベストバウト賞に選出した。

 この日行われたトーナメント選考試合に勝った7名+主催者推薦選手の計16名が、4・3第11戦で行われる60-65kgトーナメント本戦1回戦に出場するという(+リザーバー)。前田代表は推薦選手の候補として、ひとまず渋谷莉孔選手、黒石高大選手、清水征史郎選手の3選手の名前を挙げた。

100214_Outsider10-2.jpg シングルマッチ(ワンマッチ)のほうにもバラエティに富んだカードが組まれたが、昨年3・15両国大会に出場し、“Mr.OUTSIDER”黒石選手と対戦し、好勝負の末に勝利した“太田総理の最強ブレーン ザ・タイタン”野口悠介選手が、再びOUTSIDERに出場! 売れっ子放送作家でありながら、OUTSIDERに出ることを担当番組内で爆笑問題やアンチャッブルにイジられていた野口選手だが、今回は元体操選手の走り屋という異色のファイター“ルート298のスピードキング”田中勇士選手と対戦。
 Perfumeの曲に乗って入場した野口選手は、いきなりパンチの打ち合いに。野口選手が首相撲からのヒザにチェンジすると、田中選手は構わずボディブローを連打。さらにフックで野口選手に尻餅をつかせた田中選手はヘッドロックのような体勢で野口選手をグラウンドにねじ伏せる。しかし、野口選手はそのままの体勢でゴロンと転がると、うまく両足を田中選手の脇の間に入れ、そこから一気に腕十字へ! うつ伏せになった田中選手は脱出することが出来ず、これで野口選手が勝利!
 黒石戦に続き、またも鮮やかな関節技で勝利した野口選手はこの勝利は大事な仲間たち、大好きなPerfume、そして今日ここに来れなくなってしまった大事に人に捧げたいと思います」とマイクアピール。もしかして、その大事な人とはラジオ番組内で「応援に行こうかな」と言っていたアンタッチャブルの柴田のことか?

100214_Outsider10-3.jpg また、今大会にはまた新たな個性的ファイターが新規に参戦してきていたが、中でも注目だったのは若干18歳ながらパンクラスの所属し、現在パンクラスのバンタム級1位の川原誠也を実兄に持つ“南斗水鳥拳 正統伝承者”レイ選手。対するは第3戦で吉永啓之輔選手と対戦した際、敗れはしたものの吉永選手をかなり苦しめた“軍鶏”江田雄一選手。
 前田代表曰く「前回見たときは刑務所から出てきて、そのままって感じだったけど、今日普通の姿を見たら、エライシティボーイ風になってて、頭も染めてアカ抜けてビックリしたね」という江田選手だが、まさに軍鶏という'キャッチフレーズがピッタリな粗々しい感じ。開始早々、電光石火の'右ストレートでレイ選手からダウンを奪うと、一気にパンチで仕留めようともの凄い形相でパンチを打ち下ろしていくが、レイ選手も下から突き上げるようなパンチで応戦。
 お互いのパンチが交差するスリリングな展開が続く。2Rに入り、レイ選手は意表を突いたジャンピングパンチ! 辛くもクリーンヒットを逃れた江田選手もジャンピングパンチを返すが、なかなかお互いにパンチが当たらないものの、当たれば一発で倒れそうなパンチをガンガン打っていった。残り10秒でレイ選手のパンチが江田選手の顔面を捕らえたものの、これは踏み込みが浅く決定打に欠けた。結果、判定で江田選手が勝利した。ちなみに今大会にパンクラスの北岡悟が観戦に訪れていた。

 江田選手と似たようなタイプで、前田代表が「前に出たときは、このままOUTSIDER出ている分にはいいんだけど、また何かやらかして塀の中戻っちゃわないか心配だったけど、リングの上で聞いたら毎日練習するのが楽しいって(言ってた)ちょっと嬉しいですよね。そういう意味ではちょっとは貢献出来ているのかな」と感慨深げに語った“リアルマッドタイガー 解き放たれた虎”大山勇樹選手は、“本名 田中太一”人間ターミネーター選手という新参ファイター相手に、終始両手を広げて「打ってこい」と挑発。
 人間ターミネーターが打ったパンチもスウェーでかわしてみせ、ビシビシとローキックを入れていった。その結果、大振りパンチを振りまわしていた人間ターミネーターの心が2R途中で折れてしまい、スタンディングダウンを取られたあとに、そのままレフェリーストップという結果に終わった。

100214_Outsider10-4.jpg オープニングで「毎年大変な世の中になっていきます。これは自分の少年時代、青年時代にはなかった状態です。みんなそれぞれの生活があるので、思いっきり頑張って闘ってください。自分を奮い立たせてください。努力を続ける者が、諦めない者が最後に自分の人生を掴みます」と熱く語った前田日明代表だが、大会終了後の総括の場では間近と言われている選挙についても隠すことなく大いに語ってくれた。
 「自分51(歳)になったんですよ。で、子供がまだ2歳じゃないですか。コイツがハタチになったら68ですよ。たぶん俺らみたいなレスラーやって、総合格闘技やってる奴、黎明期だから試合は月1ですよ。もうボロボロですよ。関節なんかいいところないですしね。いまでも左足はチタンで出来た止める金属が20何本入ってますしね。アバラなんか2本くらい折れて、くっつかずそのままですし、挙げたらキリがないくらいいっぱいあるんですよ。正直言って、日本人平均寿命の78まで生きれるかって言ったら無理だと思うんですよ。まぁ70前後でしょうね。
 そういうのを思いながら、ふと世の中を見ると年末に何十万人の人がいきなり路上生活になったりしている。この間も浅草で、4、500メートルのあいだに10人ぐらいホームレスがいるんですよ。エラいショックでね。そういう風景って俺らが若いときはなかったんです。いまはもう何でも効率、効率、金、金ってね」と寂しそうに語った前田代表。
 前田代表としては40代で結婚、そして子供が出来たことがやはり大きかったようで、「1つの前田日明の族長になったわけです。いろんな意味で彼らに対して責任があると思うんですよ。だから族長として、いまの自分にそういうチャンスがあるのなら、その権利を使って自分の子供と同じ世代の子たちに自分が経験したような豊かな日本を見せたい。このままじゃ坂道転げ落ちているんですよね」と語った。
 なかなか険しい道のりだとは思うが、その辺は十分承知の上のようで「自分1人が手を挙げたってどうなるか分からないけど、何とかしますよ! 皆さんご存じの通り、僕は言い出したら聞かない人間なんで、少々脅かされても大丈夫ですよ。まぁ頑張ります」といかにも前田日明らしい発言も。しかも例え議員バッジを付けることになっても、THE OUTSIDERは続けていくことを宣言! 「もしバッジ付けてて(OUTSIDERを)止めなきゃいけないなら、バッジを止めますよ」とまで語った。もはやTHE OUTSIDERは前田日明のライフワークか。
 ちなみに昨年末、青木真也が対戦相手の腕を故意に折ったことについて、前田代表は「変な言い方ですけど、ウチの子たちはみんなああいうのを狙っていますからね。ある程度実力を揃えてやらないと、ちょっと試合前に揉め事があったときとか、すぐそういうふうになっちゃうでしょ。まぁレフェリーとか、俺らが絶対にさせないですけどね」と語った。

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